
就活のOpenESとは?選考に通る書き方から写真の選び方まで解説
2022年7月26日更新
はじめに
企業の選考に応募する際に使用されているOpenES。
普通の履歴書やエントリーシートとどう違うのかよくわかっていない就活生も多いのではないでしょうか。
この記事では、以下のような悩みや疑問にお答えしています。
- 就活で使われるOpenESとは?
- OpenESの書き方は?
- OpenESの写真ってどうすればいいの?
この記事を読めば、こういった悩みや疑問はすべて解決できます!ポイントを押さえて書くことで、OpenESの通過率は爆上がりしますよ!最後までお読みいただければ、OpenESで効率的に就活を進めることができるようになるはずです。それでは以下の「もくじ」に沿って解説していきます。上京を志す地方学生ならジョーカツ!
もくじ
1.就活のOpenESとは?
まずは就活で使われるOpenESとはどのようなものなのか確認しておきましょう。
以下4つの観点から解説していきます。
①OpenESとは?
OpenESとは、リクナビが提供するサービスで、Web上で一つのESを一括して複数の企業に提出することができる機能のことです。
OpenESを使えば、企業毎に異なるESを作成する必要がなくなるため、その分の時間を企業研究等にあてることができるようになります。
提出できる企業はリクナビに登録された数千社となっていることもあり、とにかく効率的に選考へ応募することができるわけですね。
さらにリクナビに登録している就活生なら誰でも無料で使える機能ですので、多くの就活生に利用されています。
②OpenESと普通の履歴書やエントリーシートの違い
普通の履歴書やエントリーシートは、企業毎に異なるものを作成しなければならないため、作成に多大な労力を要します。
一方でOpenESは、一度作成してしまえば多数の企業に使い回すことができて効率的です。
またWeb上で完結することもあり、郵送代金や証明写真代金も必要ありません。
加えて証明写真以外に「自己PR」と「学生時代に最も打ち込んだこと」の欄に写真を添えることができ、文字だけのESよりも効果的に自分をアピールできます。
③OpenESの記載事項
OpenESに記載する事項は以下のとおりです。
- 氏名、現住所、休暇中の連絡先
- 学歴
- 保有資格・スキル、趣味・特技など
- 学業、ゼミ、研究室などで取り組んだ内容
- 自己PR
- 学生時代に最も打ち込んだこと
応募先の企業によっては、上記にプラスして「志望動機」など記載事項を増やしている場合もあります。
④OpenESの記載例
OpenESの記載例は以下のとおりです。
(画像引用:リクナビ公式サイト)
2.OpenESの注意点
就活生にとってとにかく利便性の高いOpenESですが、以下のような注意点もあります。
①OpenES非対応の企業もある
②クオリティが低いと選考に落ちまくる
①OpenES非対応の企業もある
すべての企業がOpenESに対応しているわけではありません。
数千社以上の企業に提出できるとはいえ、あくまでリクナビに登録している企業のみが対象となっています。
OpenES非対応の企業もあることに注意しましょう。
②クオリティが低いと選考に落ちまくるOpenESの最大のメリットは、一度作成すればたくさんの企業に使い回せるという部分ですが、これはリスクにもなり得ることを認識しましょう。
というのも、作成したOpenESのクオリティが低ければ、いくら多くの企業に応募しても選考を通過できる可能性は低いからです。
OpenESの作成は時間をかけて行い、高いクオリティを目指しましょう。
3.選考を通過するにはポイントを押さえること!
OpenESで選考を通過するために意識すべきポイントは以下の4つです。
①企業が採用基準で重視する項目を意識する
②文字数が限られているので簡潔に
③主張を伝える最強の方法「PREP法」を使う
④OpenESの最重要項目は自己PR
それぞれ見ていきましょう。
①企業が採用基準で重視する項目を意識する
1つ目のポイントは、企業が採用基準で重視する項目を意識することです。
これを意識することで、闇雲に内容を考えるよりも圧倒的に選考通過率が高まります。
リクナビの調査によれば、企業が採用基準で重視する項目のTOP3は以下のとおりです。
- 人柄
- 自社/その企業への熱意
- 今後の可能性
(出典:リクルート「就職活動・採用活動に関する振り返り調査」データ集2021年卒)
これらの項目で高い評価を受けるような内容を書くように意識しましょう。
②文字数が限られているので簡潔に
OpenESは文字数が限られています。
具体的には以下のとおりです。
- 趣味・特技など(120字以内)
- 学業、ゼミ、研究室などで取り組んだ内容(250字以内)
- 自己PR(400字以内)
- 学生時代に最も打ち込んだこと(400字以内)
就活生としては自分のセールスポイントをできるだけ多く伝えたくなるかもしれませんが、少ない文字数の中で色々伝えようとしても内容が薄くなり逆効果になります。
内容は可能な限り絞り、簡潔に書くようにしましょう。
③主張を伝える最強の方法「PREP法」を使う
文字数の限られているOpenESは、最速で自分の主張を相手に伝えられる「PREP法」を使って作成しましょう。
PREP法
- Point:要点(結論、主張)
- Reason:理由(結論や主張の理由)
- Example:具体例(理由に説得力をもたせる具体例やデータ)
- Point:要点(結論、主張)
PREP法とは、最初に要点(結論や主張)を伝え、次にその理由と具体例を出し、最後にもう一度要点(結論や主張)を述べる論理的手法のこと。
PREP法には「論理的なので主張が明確になる」、「簡潔に主張を伝えられる」というメリットがあるため、文字数の限られたOpenESにうってつけです。
PREP法の具体例は以下のとおりです。
- Point:OpenESではPREP法を使うべきです。
- Reason:なぜなら、限られた文字数で読み手に自分の主張をわかりやすく伝える必要があるからです。
- Example:PREP法には、「主張が明確になる」、「簡潔に主張を伝えられる」というメリットがあります。
- Point:したがって、OpenESにおいては、自分の主張を明確かつ簡潔に伝えることができるPREP法を使うべきなのです。
④OpenESの最重要項目は自己PR
人事がOpenESを見る時、最初に、あるいは最も重点的に見る可能性が高いのが自己PRの部分であると言われています。
自己PRの項目に対して一番時間をかけるようにしましょう。
4.OpenESの各項目の書き方
ここまでに紹介したポイントを押さえた上で、OpenESの各項目の書き方を解説していきます。
①OpenES「趣味・特技」の書き方
②OpenES「学業、ゼミ、研究室などで取り組んだ内容」の書き方
③OpenES「自己PR」の書き方
④OpenES「学生時代に最も打ち込んだこと」の書き方
⑤OpenES「志望動機」の書き方
①OpenES「趣味・特技」の書き方
「趣味・特技」では、企業が重視する項目No.1である「人柄」を意識しつつ、PREP法を用いて以下のような流れで書いてみましょう。
- Point:趣味(特技)は◯◯
- Reason:〇〇が趣味(特技)である理由
- Example:理由を補足するエピソードや具体例
- Point:◯◯が趣味(特技)
②OpenES「学業、ゼミ、研究室などで取り組んだ内容」の書き方
ここでは「人柄」や「今後の可能性」が伝わるような形で書いていきましょう。
選考を受ける企業の事業に関係がある場合は「自社/その企業への熱意」もアピールできますね。
具体的な書き方は以下の記事で詳しく解説しています。
【例文付き】エントリーシートに「ゼミ活動」を書く際のポイント
③OpenES「自己PR」の書き方
先述のとおり、OpenESで最も重要な項目は「自己PR」です。
文字数は400字と限られていますので、自分が一番伝えたいことに絞って記載しましょう。
その際は「人柄」、「自社/その企業への熱意」、「今後の可能性」を意識してくださいね。
具体的な書き方は以下の記事で徹底解説しています。
④OpenES「学生時代に最も打ち込んだこと」の書き方
いわゆるガクチカですね。
この項目は「学業、ゼミ、研究室などで取り組んだ内容」と似たような感覚で書くことができるでしょう。
ガクチカの書き方は以下の記事をご参照ください。
【例文付き】ガクチカでアルバイトを題材とする際の注意点と書き方を解説!
⑤OpenES「志望動機」の書き方
「志望動機」はOpenESの共通項目ではありませんが、多くの企業が追加項目としています。
以下の記事で「志望動機」の書き方はマスターできますのでぜひご一読ください。
5.就活でOpenESの写真はどうすればいい?
普通の履歴書やOpenESと違ってOpenESでは証明写真以外にも好きな写真を添えることができ、就活生それぞれの個性を効果的にアピールできるようになっています。
ここでは写真に関して以下3つの観点から解説していきます。
①OpenES用の写真の選び方
②OpenESで写真ない人はどうする?
③OpenESで使う証明写真をデータ化する方法
①OpenES用の写真の選び方
写真の選び方の基本は、記載内容に沿ったものを選ぶことです。
記載したエピソード等に関わる自分の姿を掲載するのが間違いありません。
もしくは、記載内容に沿っている前提で、インパクトのある写真(人事が強い興味を抱きそうな写真)を選ぶのもおすすめです。
「この写真は何?」、「なぜこの写真を選んだの?」と関心を抱かせることで、強く印象づけることができるとともに、面接時の話のネタにもなるからです。
②OpenESで写真ない人はどうする?
「OpenESで写真ない人はどうすればいいの!?」と悩む方もいるようですが、心配はいりません。
OpenESで使う写真は、必ず自分が撮った写真でなければいけないわけではないのです。
こういった人は著作権フリーの画像サイトを利用しましょう。
記載内容を補完できる写真を必ず見つけられるはずです。
③OpenESで使う証明写真をデータ化する方法
OpenESで使う証明写真をデータ化する方法で悩む就活生も少なくないようです。
主に以下2つの方法がおすすめです。
【写真館で撮影する】
写真館で撮影すれば、無料でデータも一緒にもらえます。
費用はかかりますが、プロの撮影なのでクオリティは折り紙付きです。
【スマホで撮影してPCに送る】
時間やお金が無い場合はこの方法がおすすめです。
ただし写真のクオリティはあまり期待できません。
6.よくある質問
よくある質問 |
Q.OpenES、履歴書のダウンロード方法は? Q.OpenESでバイトの写真を選ぶ時に気をつけることは? Q.OpenESの学業や趣味はどうやって書けばいい? Q.リクナビのOpenESは、提出済みの内容を確認できるの? |
Q.OpenES、履歴書のダウンロード方法は?
A.OpenESの公式サイトからダウンロード可能です。
Q.OpenESでバイトの写真を選ぶ時に気をつけることは?
A.記載内容に沿った写真を選ぶようにしましょう。
Q.OpenESの学業や趣味はどうやって書けばいい?
A.企業が採用基準で重視する項目である「人柄」、「自社/その企業への熱意」、「今後の可能性」が伝わるように書きましょう。
Q.リクナビのOpenESは、提出済みの内容を確認できるの?
A.OpenES公式サイトから確認可能です。
7.まとめ
今回は就活で使われるOpenESについて解説してきましたが、いかがだったでしょうか?
記事の内容をかんたんにまとめます。
- OpenESとは、リクナビが提供するサービスで、Web上で一つのESを一括して複数の企業に提出することができる機能のこと。
- 企業毎に異なるESを作成する必要がなくなるため、その分の時間を企業研究等にあてることができる。
- 選考を通過するには「企業が採用基準で重視する項目を意識する」、「PREP法を使う」等のポイントを意識して書くこと。
- OpenESの特徴である写真は、記載内容に沿った内容のものを選ぶこと。
OpenESを上手に使って効率的に就活を進めていきましょう。
最後までお読みいただきありがとうございました!