【回答例あり】面接の面白い質問6選!選考突破の回答法も解説
2024/10/22更新
はじめに
就活で面接官に、一風変わった質問をされて困った経験はありますか?
対策していない質問は、面接でうまく返答することができません。
本記事では、就活の面接で実際に使われた面白い質問例と、答え方について紹介します。
以下のような悩みを抱える就活生に、本記事はおすすめの内容です。
- 面接でイレギュラーな質問をされた
- トリッキーな質問をされたらどう答えるべき?
- 対策のため、面白い質問の例と具体的な回答例が知りたい
とっさの対応力を面接官に見せて、志望企業の内定を勝ち取りましょう。
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面接官が面白い質問をしてくる意図は?
就活生が予想だにしていないようなトリッキーな質問には、どのような意図があるのでしょうか。
結論からいうと、面接官が就活生の「とっさの対応力」を見たいからです。
「イレギュラーな事態に対して、あせらず対応できるかどうか」
「建前ではなく、学生の本性はどんなものなのか」
を、面白い質問を通じて確かめる意図があります。
さらに言えば、「とっさの対応力」は次の2つに分類することができます。
ここでは。とっさの対応力の具体例として瞬発力と柔軟性を解説します。
とっさの対応力
- 瞬発力
- 柔軟性
瞬発力
まったく予想していない質問を受けたときに、その質問の要旨・意図をくみ取り、相手が求めているものを瞬時に返すことができる能力が「瞬発力」です。
この瞬発力は、ビジネスにおいて必要不可欠であるとされています。
例えば、あなたが社会人になったとします。
企画を任されたり、営業先でプレゼンをしたりする機会もあるはずですよね。
その際に、予想もしていなかった質問を受けることや、不測の事態が起こることもあるでしょう。
大切な場面で受けた質問に答えられず、沈黙してしまったら、相手へ良い印象を残せるはずがありません。
むしろ、
「この担当者は、本当に大丈夫なのだろうか」
「本当に、自社サービスのことを理解しているのだろうか」
と、相手へ不信感を与えてしまいかねません。
「学生がイレギュラーな質問に答えられるか」を図ることは、企業にとっても大きな意味があるのです。
柔軟性
2点目にあげられるのは、柔軟性です。
先述の通り、トリッキーな質問に答えなければいけないケースはよくあります。
その際に必要なのは、瞬発力だけではありません。
「話の引き出しを持っているかどうか」
「臨機応変に対応できるかどうか」
といった「柔軟性」も、問われているのです。
例えば、商談のシーンにおいて、提案したA案もB案も、相手に受け入れられなかったとします。
このシーンで必要なことは、問題点をヒアリングして相手のニーズをきちんとくみ取り、新たな提案をしてあげることです。
柔軟性を持って「C案」を提案できるかどうかというのは、とても大きな意味を持ちます。
ビジネスのシーンでは、多くの場面でとっさの判断が必要とされます。
将来、会社で大きく活躍の幅を広げられる人材というのは、「突然の質問」に瞬発力と柔軟性を持って、瞬時に対応できる人となるわけです。
面接で不安なことを聞かれても瞬時に答えるためのコツは以下の記事でも紹介しています。
実際に面接で就活生がされた面白い質問例6つ
では、実際に聞かれた面白い質問には、どのようなものがあるのでしょうか?
特に「答えるのに困惑した」という質問を6つ、厳選してご紹介します。
- 友達は何人いますか?嫌いな人は何人いますか?
- 私の名前を憶えていますか?
- 動物に例えるとしたら何だと思いますか?
- 100万円あったら、何に使いますか?
- 隣の人の話を聞いてどう思いましたか?
- 弊社にとってあなたが入社するメリットは何だと思いますか?
「友達は何人いますか?嫌いな人は何人いますか?」
この質問をされたときに、正直企業が何を聞きたいのか、さっぱりわからない人も多いことでしょう。
ですが、実は企業の意図はとてもシンプルなものです。
面白い質問をする企業の意図
- 社交性があるかどうか
- 何をもって友達というのか
- 抽象的な言葉を具体化する習慣があるのか
といった内容を面接官は確認したいのです。
この質問に答えるには、以下のように回答しましょう。
まず、「友達とは何か」「嫌いな人は何か」を定義します。
そのあとに、この定義に該当する友達は〇人、嫌いな人は〇人、と数値を入れ込んだ具体的な回答をしましょう。
ただし、定義づけが甘かったり、友達が少なすぎたりすると「この人は社交的でないのかな?」と思われてしまう可能性がありますので注意が必要です。
「私の名前を憶えていますか?」
この質問の意味がわかりますでしょうか?
質問しているのは面接官ですので、ここでいう「名前」とは、もちろん面接官の名前のことです。
本番でパニックにならないためにも、面接官の名前ぐらいは、頭の片隅に入れておくようにしましょう。
また、もし忘れてしまったとしても、嘘をついてはいけません。
開き直って「忘れました」と言う方が、はぐらかすよりもずっと印象は良いはずです。
「動物に例えるとしたら何だと思いますか?」
「こんなことを聞いて何になるんだ?」と思う人もいるかもしれません。
「自分を色に例えると、何だと思いますか?」というような問いだと話しやすい人もいるかもしれませんが、動物となると難しいですよね。
この問いの意図は、「自分の特徴を理解しているか」「特徴を抽象化できるか」の2点です。
自分を客観的に理解し、相手にわかりやすく伝えられるかどうかを見ているので、「動物」以外も質問の対象になります。
食品の会社であったら、食べ物かもしれませんし、電気製品のメーカーの会社であったら、電化製品かもしれません。
どんな問いが来ても、ある程度答えられるように、自分を客観的に捉えるようにし、抽象化してみましょう。
「100万円あったら、何に使いますか?」
「100万円って急に言われても」と、思ってしまった就活生も多いのではないでしょうか?
いきなり言われても、いまいちピンと来ないですよね。
この問いで企業が聞きたいのは、就活生の価値観です。
企業が聞きたい就活生の価値観
- 100万円にどれほどの価値を置くか
- そのお金で何をするのか
- そのような行動をとる理由は何なのか
このように深掘りしていくと、就活生がどのような価値観を形成しているのかが、なんとなく見えて来ます。
この問いに対しての回答は、100人いれば100通り出てくるでしょう。
回答はなんでも構いませんが、必ず「理由」を提示するようにしましょう。
例えば、「将来に備えて半分を貯金、半分を途上国に寄付したい。なぜなら、日頃から途上国に対して支援したいと思っていたから」と答えたとします。
回答としてはやや抽象的ですがこれらの回答で以下の内容が分かります。
回答から分かること
- 将来のことをきっちり考えている、真面目な性分であること
- 途上国に対して意識があること
もちろん、無理に自分を取り繕う必要はありません。
嘘をついたところで、百戦錬磨の面接官には見破られてしまうでしょう。
あくまで自分の考えを正直に伝えることが大事です。
「隣の人の話を聞いてどう思いましたか?」
グループ面接を何度もしていくと、一度はこの質問に当たるかもしれません。
冷静に隣の人の意見を聞くことができれば、かんたんな質問でしょう。
しかし、不慣れな状態でこの質問を受けてしまうと大変です。
ただでさえ、自分の志望動機と自己PRを間違えずに言うことで必死なのに、隣の人の意見など、耳に入っているわけがありません。
すると、質問に答えることはできず、「相手の話に耳を傾けることができない人」と、ネガティブな印象を持たれてしまいます。
こればかりは、グループ面接の数をこなし、冷静に受け答えができるようになるまで練習を重ねる以外に、残念ながら方法はありません。
まだ慣れていない状態だとしても、最低限、隣の人がどのような話題に触れていたかぐらいは、抑えておくようにしましょう。
「弊社にとってあなたが入社するメリットは何だと思いますか?」
一見すると、とても冷たい質問に聞こえてしまうかもしれません。
就活生にこんな質問をされても「メリットなんて思いつかない」と感じてしまうでしょう。
しかし、正直に「メリットはありません」などと言ってしまえば、企業は採用する気がなくなってしまいます。
そもそも、面接官はなぜこのような質問をするのでしょうか?
面接官が見ている点は、大きく分けて以下の2つです。
面接官が見ている点
- 自分の強みを理解しているか
- その強みが会社にどう活かされるかを理解しているか
企業側も、この質問が就活生にとって難しい問いであることは分かっています。
答えづらいことを承知のうえで「就活生はどのようにアピールしてくるか」を見るために、あえて聞いているのです。
質問に対する回答が事実に即し、明確に根拠を提示した論理的なものであれば十分です。
「お、この学生は、自分のことをきちんと理解しているし、うちの会社のこともわかっているな」と、好印象を持ってもらえるでしょう。
この質問は面接の最終質問で聞かれるケースが多いため、前もって準備しておきましょう。
ほかにも知りたい!実際にあった面白い質問例
上記では6つの質問を中心に面白い質問例をくわしく紹介しましたが、それ以外にもまだまだユニークな質問はたくさんあります。
以下では実際にあった面白い質問例を紹介するので、どんな質問が来るのかイメージをつかんでおきましょう。
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面接での面白い質問に回答する3つのコツ
面白い質問に対してどのように答えれば良いか、なんとなくイメージがついた方も多いかと思います。
ですが、答えるときの態度や心構えも、同じぐらい重要です。
イレギュラーな質問が飛んできたときには、下記の3つの点を意識しましょう。
- 慌てない
- 繕いすぎない
- 自分のフィールドに持っていく
イレギュラーな質問への対応
- 慌てない
- 繕いすぎない
- 自分のフィールドに持っていく
慌てない
まず心がけたいのが、トリッキーな質問をされても「慌てない」ことです。
自己PRや志望動機、将来やりたいことなどは用意すれば答えられる反面、一風変わった質問だと、準備そのものがしづらいでしょう。
なかには、想定外の質問を急に受け、思考停止状態になってしまった、という方も少なくありません。
そうならないためにも、まずは冷静に相手の意図を探り、自分の言葉でしっかりと返しましょう。
取り繕わない
先ほども述べましたが、「取り繕わない」という姿勢もとても大切です。
トリッキーな質問に対して奇抜な回答をしようとすると、空回りになってしまうこともあります。
1点目の「慌てない」とは逆説的になってしまいますが、意図を考えず直感で答えた方が良い場合もあります。
イレギュラーな質問を切り抜けるためには、「そもそも困らせる目的で質問して来ているな」と考え、開き直って答えましょう。
会社選びは、就活生がいかに会社の風土に合わせるか、だけが重要なのではありません。
自分と企業の双方の価値観がマッチするかどうかが重要です。
正直に答えて面接の結果が思わしくなかったとしても、その企業はあなたの価値観と合わなかっただけのことです。
決して落ち込む必要はありません。
すぐに気持ちを切り替えて、より自分に合う企業を探しましょう。
考える時間をもらう
トリッキーな質問で困惑してしまったときは、面接官に頼んで考える時間をもらいましょう。
「よりよい回答をしたいので、3分ほど考えさせてください」とお願いをしてみてください。
素直に伝えれば、面接官も悪い気はしないはずです。
「わかりました」と快諾してくれるでしょう。
とはいえ、「考える時間をもらうなんて失礼じゃないの?」「印象が悪くなりそう」と心配になる方もいるかもしれません。
しかし、面接においてもっともNGな行為は、答えられずに黙ってしまうことです。
就活生が何もしゃべらないと、面接官は話題を深掘りしたり広げたりすることができません。
その場で面接が一時停止してしまうのです。
沈黙が続いてしまったら、面接官が就活生に対してポジティブな印象を抱くことはないでしょう。
沈黙によって悪いイメージを与えるくらいなら、いっそのこと面接官に「少しだけ考える時間をください」と頼んでみてください。
そのほかに、面接で答えにくい質問への対処法が知りたい方は以下の記事を参考にしてください。
面接官に「面白いね」と言われる意図
ユニークな質問への回答に対して、時に面接官が「面白いね」と声をかけることがあります。
その意味は一体どのようなものがあるのでしょうか?
面接官に「面白い」と言われたときの意図について解説します。
興味関心がある
面接官に「面白い」と言われたら、それはあなたへの興味関心がある証拠でもあります。
人を惹きつけるユーモアがあると感じたり、あなた自身のことをもっと知りたいと思っているのかもしれません。
この場合は面接官から好印象を持たれているため、選考通過できる可能性もあります。
面白い=採用とは限らない
「面白い」は一見ほめ言葉のように思いますが、皮肉の意味でネガティブに使う面接官もいます。
身だしなみやマナーに問題がある場合や、面接官の気に障る言動をしてしまった場合などに用いられることもあります。
「個性的」という枠を通り越してマイナス評価につながることもあるので要注意です。
【面接頻出質問集】100種類の回答例をいつでもスマホからチェックできる!
面接対策に悩んでいる方にピッタリの面接頻出質問集を用意しました。
質問と回答例は、全部で100種類あります。
さいごに
本記事では、面接で面白い質問例や、答えるときのポイントを紹介しました。
イレギュラーな質問は、冷静に対応していくことが重要です。
もちろん準備をすれば回答できそうなものもありますが、何しろ数が多すぎます。
それぞれのベストな回答を用意していたらキリがありません。
したがって、イレギュラーな質問への対策は、普段から物事を抽象化して捉えるようにしたり、転用したり、「なぜそう思うのか」を意識して考えることです。
時間はかかるかもしれませんが、日々そのような思考を心がけるようにするだけでも効果的です。
そうすることで、トリッキーな質問が飛んできても、冷静に対応できるようになります。
面白い質問にもスマートに対応し、内定を勝ち取りましょう。