アルバイトのガクチカで差をつける!書き方や具体例を紹介

2025年2月22日更新

はじめに

学生時代に力を注いだ経験をアピールする「ガクチカ」は、就職活動の面接で必ずと言っていいほど問われる重要な要素です。

飲食業や接客業でのバイト経験をどのように伝えれば効果的になるのか、多くの就活生が悩んでいます。

この記事では以下の内容を詳しく解説していきます。

  • 企業が面接でガクチカを確認する意図
  • 面接官が見ている4つのポイント
  • アルバイト経験が評価される条件3つ
  • 状況別の具体的な回答例5パターン
  • アピールする際の注意点

面接で話すガクチカの準備に不安を感じる方も、記事の内容を参考にすることで自信を持って就職活動に臨めます。

企業がガクチカを聞く理由

面接で必ず聞かれるガクチカ。

面接対策するには、企業が聞く理由を知ることが不可欠です。

ここでは、企業がガクチカを聞く理由を見ていきます。

企業がガクチカを聞く理由
  • 価値観のマッチ度を知る
  • 経験から学びを得られる人物かを知る

価値観のマッチ度を知る

企業がガクチカを聞く一つの理由に、価値観が自社にマッチしているかを知ることが挙げられます。

企業は、学生がどのようなことに価値を見出し、どれだけ頑張れたかを知ることで、自社の価値観に合うか、長く働いてもらえそうかなどを見極めようとしています。

経験から学びを得られる人物かを知る

もう一つの理由は、過去の経験からどのような学びを得て、それをどう活かしていくかを見るためです。

アルバイトでの経験を通じて、どのようなスキルや学びを得たかを伝えることで、成長意欲や実行力をアピールできます。

貴重な経験は人を成長させるものであり、大きなアピールポイントになるでしょう。

ガクチカで見られる4つのポイント

ガクチカでは、面接官が重視していることを意識した内容にすることが大切です。

ガクチカで面接官がみているのは以下のようなポイントです。

ポイント
  • 課題解決能力
  • 社風と合うかどうか
  • 人柄
  • 価値観

課題解決能力

アルバイトに限らず、企業がガクチカを聞く理由として一番にあるのは、「課題解決能力を見たい」ということです。

まだ社会人ではないにしろ、これまでの20年間ほどの人生の中でぶつかった課題や困難を、どのように捉え、どのように行動し、どのようにして乗り越えたかについて、企業は大きな関心を寄せています。

課題を解決するためには「思考力」と「行動力」の組み合わせが必須です。つまり、「思考」と「行動」がかけ合わさった結果、初めて結果が出るからです。

社会人としては必須である「課題解決能力」を学生は現時点でどの程度持ち合わせているのか、その内容から判断しようとしているのです。

社風のマッチ度

学生の人柄、価値観、仕事への姿勢などすべてを含めて、社風にマッチするかどうかは非常に重要視されています。

社風に合っている人材であれば、周りとの協調性など人間関係も円滑にできるでしょう。

逆に社風に合っていないと、能力を存分に発揮できず「自分に合っていない」とすぐに離職してしまう可能性もあります。

ガクチカでは、自分が社風に合っていることをアピールすることが大切です。そのためには、しっかりと企業の社風や求める人物像を分析・研究することが重要です。

人柄

面接官はアルバイトで頑張った経験そのものを知りたいのではありません。その経験を通して垣間見える人柄を重視しています。

いくらアルバイトで成果を上げていても、人間性に問題がある場合、周りとの協調性に欠けて人間関係のトラブルに発展するかもしれません。

企業側としてはそのような人の採用は避けたいので、ガクチカのエピソードからみえる人柄についても判断しているのです。

以下の記事では、性格の書き方について紹介していますので、ガクチカの参考にしてください。

自覚している性格の書き方とは?短く書くコツも徹底解説!

価値観

どのような価値観を持っているかも重視される内容です。同じ価値観を持った人と働きたいと思うのはどの企業でも同じです。企業が求める人物像を理解することが大切です。

企業はアルバイトの経験から「どのようなシーンで力が発揮できるのか」などの動機の根源を探ろうとしています。

組織を引っ張るリーダータイプなのか、それとも周囲を支え、業務を円滑にするサポータータイプなのかなど何を基準に物事を判断してきたかを問うことで仕事への適性を見極められています。

以下の記事でもガクチカの書き方やポイントを紹介していますので、併せてチェックしてみてください。

【例文あり】ガクチカの書き方を学ぶ!書き方は意外と簡単!?

学生時代頑張ったことを魅力的にアピールする方法と探し方を解説

人生で一番頑張ったことを面接でアピールする! 例文を一挙公開

【面接対策】面接官が「高校時代頑張ったこと」を質問する理由は何?回答例や企業例もあわせて紹介します!

評価されやすいアルバイトのガクチカ3つの条件

次に、どのようなアルバイトのガクチカが企業に評価されやすいかを見ていきます。

3つの条件
  • 長く続けたアルバイト
  • 成果や実績をあげたアルバイト
  • 志望職種と関連したアルバイト

長く続けたアルバイト

アルバイトを長く続けてきた経験は、忍耐力や責任感の強さ、信頼性の高さをアピールすることが可能です。

特に、若年層の早期離職傾向が強まっているなか、こうした経験は大きな信頼につながるでしょう。

一見、地味なガクチカですが、有効なアルバイトのガクチカのひとつです。

成果や実績をあげたアルバイト

具体的な成果や実績を示せるアルバイトの経験も、有効なガクチカです。

責任の程度や裁量の低いアルバイトでも、日々の業務の中で小さな改善を重ねることで得られる成果が必ずあります。

業務の効率化や顧客満足度の改善など、具体的な数字や成果を織り込み、適切にアピールすることで、面接官に実行力や問題解決能力を印象付けられます。

志望職種と関連したアルバイト

志望する職種と関連のあるアルバイト経験は、アルバイトのガクチカに最適です。

その経験を強調することで、企業に自分の強みとなるスキルや適性をアピールすることが可能です。

アルバイトで得た経験が、どのように志望職種で役立つかを具体的に示し、いかに自分がその職種に適しているかを積極的に伝えましょう。

たとえ、即戦力とは言えなくても、学んだことや培ったスキルが企業に貢献できる可能性を示すことが重要です。

アルバイトのガクチカで他学生と差別化するコツ

ここでは、どのようなアルバイトのガクチカが企業に評価されやすいかを見ていきます。

3つのコツ
  • 信憑性の高いエピソードにする
  • 顧客など第三者の具体的な評価を盛り込む
  • アルバイトで得た価値観が企業とマッチすることを強調する

信憑性の高いエピソードにする

信憑性の高いエピソードは、他の学生と差別化を図るポイントの一つです。

「売上を20%アップ」「バイトリーダーとしてプロジェクトを主導」などの表現は魅力的に聞こえますが、アルバイトの立場では現実的でなく、信憑性が薄いと面接官に判断されることもあります。

実際に経験した事実に基づき、あなたの取り組みがどれだけ成果を生んだかを示すことが重要です。

顧客など第三者の具体的な評価を盛り込む

顧客や同僚からの具体的な評価を盛り込むことも、差別化の重要な要素です。

単に「〇〇の成果を上げた」「売上を〇%アップさせた」といっても、なぜそのような成果を上げたのか、客観的な評価がなければ説得力に欠けるでしょう。

客観的な評価を伝えることで、面接官は、学生がどのような評価をされていたかを知ることで、より適切に判断できます。

このような第三者の視点を取り入れることで、ガクチカで他の学生との差別化が可能です。

アルバイトで得た価値観が企業とマッチすることを強調する

アルバイトを通じて得た価値観が、志望企業の価値観と一致していることは有効なアピール材料です。

アルバイトを通じて学んだ価値観を明確にし、それが企業の価値観とどのように結びついているかを具体的に伝えることで、面接官に好印象を与えることが可能です。

自分がどのようにアルバイトを通じての価値観を明確にし、それが企業の求める人物像とどう結びつくかをしっかりと伝えましょう。

ガクチカでアルバイトのエピソードを書く際の3つの注意点

アルバイトをガクチカのエピソードにするときのポイントについて解説しましたが、

注意点もいくつかあります。自分のガクチカに当てはまっていないかをチェックしてみましょう。

3つの注意点
  • ありきたりなエピソードにならないようにする
  • 短期間で辞めたアルバイトは書かない
  • 専門的な用語の使用は控える

ありきたりなエピソードにならないようにする

ガクチカ×アルバイトの例としてよくありがちなのが、「常に笑顔で接客しました」「コミュニケーション能力を上げられました」「お客様第一主義で、満足度向上に努めました」といったPRです。

これらのエピソードは、社会人としては当たり前のことです。社会人として長いキャリアを持つ面接官にとって「やって当たり前の事しかアピールできない」と思われてしまいます。

同じアルバイトをしたとしても、経験や学びは千差万別のはずです。差別化を図るためには、オリジナリティのある視点からの文章にしましょう。

短期間で辞めたアルバイトは書かない

アルバイトの中には自分に合ったものもあれば、合わずにすぐ辞めてしまったものもあるかもしれません。

当然ですが、「短期でやめたアルバイト」について書くのは控えた方が無難です。

なぜなら「仕事が合わないと思ったら、すぐに辞めてしまう人物」と採用担当者に評価される可能性があるからです。

企業は、社員を教育するため多くの時間と費用をかけます。そのため、できるだけ継続して働ける人を採用したいと考えるのは当然のことです。

ただし「短期間限定」のアルバイト経験しかない場合、「短期間限定」であることを強調しましょう。

短期間の中でも成長や学びのエピソードがあれば採用担当者も納得できるはずです。

また、短期間でいろいろなアルバイトを経験している人も多いでしょう。

その場合は、ひとつのアルバイト経験に焦点を当てたガクチカにしましょう。

エピソードもひとつに絞った方が伝わりやすいでしょう。

専門的な用語の使用は控える

ガクチカに関わらず、相手に伝えるときに専門用語はできるだけ使わないようにしましょう。

アルバイトでは当たり前のように使っていた言葉が、実は専門用語であることが多いのです。

飲食業界

  • お皿を下げることを「バッシング」
  • 品切れの事を「ヤマ」

アパレル業界

  • 定価の商品を「プロパー」
  • お客の目に触れやすい陳列棚を「フェイス」

このような専門用語は、初対面の相手に対して伝わりにくく、失礼に当たります。

ガクチカを書くときには、注意できますが、面接ではうっかり口にしてしまうことがあります。

アルバイト先でどのような専門用語を使っているのか、チェックしておくと安心です。

就活支援サービス「ジョーカツ」のキャリアアドバイザーとガクチカを掘り下げてみませんか?

ガクチカで書くアルバイトのエピソードはどんなものが良い?

ガクチカでアルバイトを書く際の注意点について解説しましたが、その際、題材選びは非常に重要です。

ガクチカ×アルバイトで選ぶエピソードとしては、

エピソード
  • 最も活躍した経験
  • 最もキツかった経験
  • アルバイトに対する自分の姿勢
  • アルバイトを通して学んだこと

全て含められれば、非常に理想的かつ説得力のあるガクチカになりますので、まずはこのような観点から、エピソードを洗い出してみましょう。

最も活躍した経験

まずわかりやすいのが、自分がそのアルバイトでもっとも活躍した経験を書くことです。

もっとも活躍した経験の裏には、努力や結果をもたらした自分の個性や強みが必ず隠されています。

なぜ活躍できたのかという理由を深掘りし、明確にしておくことで面接官に「この就活生はこんな能力があって、うちの会社だったら活躍できそうだな」という入社の具体的イメージを抱かせられるでしょう。

必ずしもアルバイトで活躍した経験が会社の業務と関係なかったとしても、活躍したというイメージを持たせることは、就活において大変重要なポイントになってきます。

最もキツかった経験

アルバイトをしている間には、必ずキツかった経験や大きな問題に直面することもあります。その経験をガクチカのエピソードとして書くことです。

ただきつかった経験、問題を書くだけではなくて、それに対して自分がどういう姿勢で具体的に何をしたのかというアクションまで書くと、非常に説得力のあるガクチカになります。

社会人としても求められる能力は、その問題に対して自分の頭で考えてどのように対処するかという点です。

その姿勢能力がアルバイトのうちから備わっているということを伝えられると、大きなアピールに繋がります。

アルバイトに対する自分の姿勢

自分がアルバイトに対して、どのような姿勢で臨んだのかを書くことです。

例えば「給料をもらうために働いていた」ということだけではなく「自分で主体的に考えて、お店のために、お客さんのために何をするのかを考えながら働いた」ということが書けていると、面接官にアピールできます。

社会人になって求められることは、学生時代のように与えられた問題、宿題に対して受動的に取り組むのではなく、積極的に取り組む姿勢です。

アルバイトを通して学んだこと

「アルバイトの経験を通して、結果何を学んだのか」ということを書きます。

ガクチカを通して企業が知りたいことは入社した場合にどのようなメリットがあるのかという点も、非常に重要視されています。

アルバイトの経験が自分にどのような気づきを与えてくれたのか、どのようなスキルをもたらしてくれたのかなどの内容が盛り込まれていると、目的意識と主体性をアピールすることが可能になります。

ガクチカでアルバイトを書く際の3つのポイント

実際にガクチカでアルバイトを書く際の3つのポイントを解説していきます。

3つのポイント
  • 結論ファーストで書く
  • 結果や実績は具体的な数字で表す
  • 自分の価値観に重点を置く

結論ファーストで書く

ガクチカでは、結論から書く意識が大切です。

面接官は似たようなガクチカエピソードを多く見ているため、結論から書かれていないと何について書いている文章なのかが伝わりにくくなります。

また前置きが長く冗長的な文章も読み飛ばしてしまうかもしれません。

出だしの一文は非常に重要です。この一文で面接官の興味を引き寄せ「読む気」にさせなくてはなりません。

以下の記事では、ガクチカ作成にも役立つPREP法について解説していますので、ぜひチェックしてみてください。

自己PRに効果的なPREP法の使い方と注意点を解説

結果や実績は具体的な数字で表す

アルバイトのガクチカにありがちな表現として「すごい」「一生懸命」を濫用しがちです。「すごい売り上げを伸ばしました」「一生懸命がんばりました」などです。これではなかなか面接官に伝わりません。

明確な成績や功績があった場合には、具体的な数字でアピールすることが大切です。たとえば、「売上を〇%伸ばした」「コストを〇%下げた」「作業効率を〇%上げた」など具体的な数字で頑張ったことを可視化しましょう。

数字は客観的に共有できるため、面接官にもわかりやすく、イメージしてもらいやすくなります。

自分の価値観に重点を置く

冒頭でも触れましたが、面接官が知りたいのは「エピソードの華やかさ」ではなく、「どのように取り組んだのか」という姿勢や価値観、目的意識などです。

アルバイトするにあたって、何を大切にして働いているのかは、人それぞれの価値観によって変わってきます。

仕事への価値観を伝えることで、企業へのマッチ度や社風との一致をアピールできます。

ガクチカでアルバイトを書く際の流れ

ガクチカの注意点とポイントを押さえたところで、続いて実際に書く場合の流れについて解説します。

流れがしっかりとできていない場合や、冗長的な文章になっている場合、面接官にきちんと伝わらず、そもそも読んでもらえないということもありえます。

ボリュームとしては、トータルで400文字程度になるよう余計な部分を削ぎ落とし、内容がしっかりと伝わるよう、次の流れで要旨を明確にしましょう。

結論から書く

結論ファーストであることが大切です。

ガクチカのテーマを最初に面接官に伝えます。たとえば「私は学生時代に力を入れたことは〜というバイトで、〜ということしたことです。」と結論から始めます。

エピソードからの導入にしてしまうと、回りくどくなって話の要点もぼやけてしまいます。伝えたいことも伝わりにくくなってしまいます。

時間との闘いでもあるビジネスでは、結論ファーストが非常に重要になってきます。

シンプルに相手に伝える能力は必要不可欠ですから、日頃から結論ファーストの習慣を身につけておくとよいでしょう。

困難や起こった問題やもっとも活躍した経験

次に書くことは、そのアルバイトを進めていく中での「困難や起こった問題、もっとも活躍した経験」です。

ガクチカで企業や面接官が知りたいポイントは、

ポイント
  • アルバイトの経験を通して何を学んだのか
  • アルバイトの経験を通して伝わる人間性や価値観

このポイントを押さえた効果的なエピソードがアルバイトをして起こった問題や、もっとも活躍した経験になります。

課題に対しての取り組みや行動と結果

アルバイトのエピソードでは、面接官に伝わりやすいように起承転結を心がけます。

起:アルバイトの問題と行動を起こすきっかけ

承:問題解決のため、どのような行動を起こしたのか

転:行動を起こしているなかで、どのような工夫や苦労があったのか

結:行動によってどのような結果が出たのか

アルバイトをガクチカにする場合、「何をどう頑張って、どのような結果になった」かを伝えることが重要です。

そのためには、行動を起こす前の状況説明が必要になります。

何が行動を起こすきっかけになったのかを説明することで、価値観や人柄を伝えられます。

問題解決のため、実際に行った行動を説明します。ここでは、たくさんの内容を詰め込みたくなりますが、ポイントを絞ってシンプルにわかりやすい文章にすることが大切です。

問題解決のために行動しても、すんなりとうまくいくとは限りません。状況に応じて見直しや工夫しなければなりません。

トラブルが起きたときの苦労もエピソードに盛り込むとよいでしょう。困難に立ち向かう姿勢をアピールできます。

最後に行動による結果を書きます。結果を説明する部分はガクチカでもとくに重要な部分になります。なぜなら企業は結果を出す人材を求めているからです。

結果は、できるだけ相手に納得してもらうためにも具体的に表現します。

たとえば、数字を交えて書くとより実感として相手に伝わります。

今後どう活かせるか

ガクチカの最後のまとめとして、アルバイト経験から得られた学びを今後にどう生かせるかを伝えます。

面接官は、入社後にどのように活躍してくれるのかをイメージしながらガクチカを評価しています。

アルバイトで得た経験が再現できた場合、会社にどのようなメリットや利益があるのかを伝えましょう。自分を売り込むための締めくくりになります。

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ガクチカ×アルバイトの例文を5つ紹介

注意点とポイント、書き方の流れがわかったところで、最後に例文を見ていきましょう。

次の5パターンを紹介します。

5パターン
  • 接客(飲食業)のアルバイトの場合
  • 塾講師のアルバイトの場合
  • リーダーを務めた経験
  • 接客の経験
  • 長く務めた経験

接客(飲食業)のアルバイトの場合

私が力を入れたことは、居酒屋でのアルバイトです。
収容人数は30名ほどと、比較的小さな個人経営の居酒屋ですが、リピーターの方が多く、店内には常に10名以上のお客さんがいる状況で、賑わっていました。
しかし、近くに大手格安居酒屋チェーンができてしまったことで、お客様の足が遠のいてしまい、月に200万円ほどあった売上も160万円ほどに落ち込んでしまっていました。
そこで私はバイト仲間に呼び掛け、店長にも参加してもらい皆でミーティングを重ね、リピーターの方に戻ってきてもらうにはどうすればよいか、案を出し合いました。
その結果、LINEでお店のアカウントを作成し、お客さんに友達登録してもらい、画面を提示すればお店の利用回数に応じて割引特典が受けられることなど、リピーターの方向けに工夫を凝らしました。
すると、少しずつではありますが、お客さんが戻ってきてくれるようになり、3ヶ月後には売上が以前の1.2倍まで伸びていたのです。
この経験から、私は思い切って案を出してみることの大切さ、情報発信の重要性を学びました。

実際に売上アップに貢献しており、オリジナリティのあるアイデアも光っています。

面接官も「発想力があり、問題が起こっても柔軟にさまざまな意見を出してもらえそうだな」と評価されるでしょう。

また、以下の記事では、接客業に向いている人の特徴やおすすめの仕事を紹介しています。

特にアルバイトで培った経験が評価されやすいといえるので、興味のある方はぜひ目を通してください。

接客業に向いている人の特徴とは?おすすめの仕事も紹介

【就活生必見】サービス業の代表的な企業や内定のコツを紹介

塾講師のアルバイトの場合

大学受験の為塾に通っていたとき、素晴らしい塾講師と出会い志望校合格に導いていただきました。今度は自らが講師側として恩返しをしたいとの思いを持って塾講師のアルバイトをしました。
私は中学1年生から2年生を対象とした文系科目の指導を担当し、4名に対して90分の個別授業を週1度のペースで実施していました。
生徒に宿題を課すこともありましたが中には提出しない生徒もいました。
本来であれば勉強する意味を問いただし、机に向かわせることが正しいのかもしれません。
しかし、会話する中で親に通わされているだけで勉強する意味を見いだせていない生徒がいることがわかってきました。さらには勉強以外の会話に脱線しやすいことから、「もしかしたら両親が共働きであり寂しい思いをしているのではないか」と考えました。
この気付き以降は必要な部分は指導しつつ、生徒の話に耳を傾けて会話することと生徒の本質的な部分を理解することに努めました。すると生徒も徐々に真剣に勉強に取り組む姿勢を持つように変化してきました。
この経験から、物事がうまくいかない要因として環境的な因子も含まれており、本質的な解決には本人の努力以外にも見直すべき項目があることを学びました。

まさしく、生徒に親身になって寄り添っていることが伺えますし、「指導よりも、寄り添うことを優先させた」という面に価値観がよく反映されていると言えますね。

指導法については、人によっては意見が分かれるところではあるかもしれませんが、結果きちんとモチベーションをアップさせることに成功しており、実績としても力強いアピールになるでしょう。

リーダーを務めた経験

私が学生時代に力を入れたことは、リーダーを務めた飲食店でのアルバイトです。
バイトリーダーになってからは、チーム全体をまとめることに注力しました。
業績の向上や働きやすい環境を作るためにはチームでコミュニケーションをとる必要性を感じておりました。
そこで、メンバーとの良好な関係を築くことやメンバーの個性を生かすように工夫して全体のモチベーションを高めることを心がけました。
時には反発的な意見を述べるメンバーもいましたが、否定することなく、発言の意図をくみ取ることや自分自身を律することでチーム全体の調和を取れました。
さらには業務の割り振りや新たなメンバーの教育の業務も担当することで、柔軟な対応力や周囲への配慮を身につけました。
バイトリーダーの経験を通じて、自己管理やマネジメントについて学べたと思っています。

バイトリーダーとしての苦悩や工夫などが表現されています。

調和や協力を引き出すために相手に合わせてもらうだけでなく、自分自身も律して成長する姿が共感を呼びます。

ガクチカや自己PRでリーダーシップをアピールしたい方には、必見の内容になっています。

効果的にアピールできるようになる5つの方法から具体的な例文も紹介していますので、

ぜひ参考にしてください。

【例文あり】自己PRでリーダーシップをアピールする5つの方法

ボランティアの経験

地域における環境保護の取り組みに尽力し、清掃活動の主催とPR活動をしてきました。
地元の公園の環境改善に向けて、毎月定期的な清掃活動を企画しています。
地域コミュニティと協力体制を目指し、多くの住民の方々に参加していただける活動を今後も成長させていきたいと考えています。
環境保護への現状を守ってもらうため、地域の皆様に向けてワークショップも定期的に開催しています。
環境問題についてわかりやすく説明する機会を設けることで、人々の意識向上につながりました。
清掃活動やワークショップには回を重ねるたびにボランティアの参加者が増え、地域全体で環境保護に取り組む体制が構築できました。
この経験から、個人やコミュニティの力を結集することで、改善に大きな効果をもたらせることを学びました。
今後は活動の規模を拡大し、より多くの人々とともに環境保護に向けてさらに貢献していきたいと考えています。

地域に根差した環境保護活動を展開し、社会貢献と実践力を示した内容になっています。

特に注目すべき点は、ボランティアの輪を広げながら活動を発展させた点です。

社会的責任ある姿勢と、それを実現するための行動力が効果的に訴えられた文章と言えます。

ボランティア経験をガクチカとしてアピールする方法を例文を交えて解説しています。

採用担当者に刺さるガクチカを作成するために参考になる情報を提供していますので、参考にしてください。

ボランティア活動をガクチカのエピソードとして活用する方法

評価されるボランティア経験のアピール方法と例文を解説!

長く務めた経験

私はカフェのアルバイトを3年間続け、物事に対する継続力を身に着けられました。
元々コーヒーが好きであったこともあり、アルバイトを開始した当初から3年間継続するという目標を掲げていました。
学業やサークル活動と並行して3年間継続することは当初想定していた以上に困難の連続でしたが、達成できたことは大きな自信へとつながりました。
この成功経験がベースとなり、アルバイトのほかにも毎日のブログ運営や3キロのランニングを継続できています。
現在は、貴社に入社したときに戦力として活躍ができるように〇〇の資格を取得することに挑戦をしています。持ち前の継続力を生かして試験合格を目指しています。
今後は貴社の事業発展に貢献できるよう、さらに継続力を磨きたいと考えています。

自分の強みである継続力に焦点を当ててアピールしています。

さらに、身につけた継続力を活かして、資格取得など企業に必要とされる人材になろうとする意欲や努力もうかがえ、好感を持たれるのではないでしょうか。

さいごに

アルバイト経験は就職活動において価値のあるものです。

面接で伝えたいポイントがしっかりと含まれているなら、素晴らしいガクチカになります。

日々の仕事の中で発生する課題に目を向け、解決に取り組むことがガクチカを作り始める第一歩になります。

目標達成の見通しが立たなかったとしても、その過程で得られた気づきやには大きな学びがあります。

心に根付いた考え方や経験したことを率直に語ることで、あなたの人となりが伝わるでしょう。

特別な成果や派手な実績がなくても、仕事への姿勢や問題の解決力を評価してもらえます。

就職活動では、学生生活のさまざまな場面で真剣に考えた経験を話題にできます。

アルバイト以外にも、部活動やサークル、ボランティアなどの経験を活かせるはずです。

 

参考:
ガクチカに長期インターンがピッタリな理由4選

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