自己PR完全ガイド!自己PRのやり方・書き方・例文12選
2023年11月28日更新
はじめに
「他の応募者より印象に残る自己PRにしたい」
このように自己PRの作成方法に悩んでいる就活生は多いのではないでしょうか。
この記事では
- 自己PRの重要性
- 自己PRの効果的な書き方
- 自己PRの例文
の3つの内容を紹介します。
書類選考や面接の自己PRに活かせる内容となっていますので、ぜひ最後までお読みください。
自己PRの重要性
自己PRは、就職活動において非常に重要な要素です。
効果的な自己PRを作成することが、書類選考や面接を突破するためのカギとなります。
企業が自己PRを求める理由
企業が求める人材とのミスマッチをなくす
1つ目は、企業が求める人材像と応募者の適合性を判断するためです。
応募者が自己PRで自分の強みや特徴をアピールすることで、企業は適切な人材を採用するための判断材料とします。
応募者の強みや特徴を知るため
2つ目は、応募者の強みや特徴を知るためです。
自己PRでは、応募者が自分自身のスキルや経験をアピールすることができます。
これにより、企業は応募者の能力や適性を把握し、より適切な採用判断を行うことができるためです。
エントリーシートと履歴書それぞれに書く自己PRの内容
エントリーシート
エントリーシートなどの書類選考は選考過程の初期段階の過程で行われます。
採用担当者はたくさんの就活生のエントリーシートを読むことになるので、他のエントリーシートより興味を惹く内容にしなければ選考を突破できないでしょう。
履歴書
履歴書は個人情報、経歴、スキルを伝えることがメインです。
履歴書の自己PR欄はスペースが小さめであることが多く、簡潔に記載することが求められます。
エントリーシートと履歴書の内容に矛盾が出ないようにすることが重要です。
とはいえ、全く同じ内容だと印象が良くないため、根本的な内容は変えず、その代わりに違うエピソードを盛り込むなどの工夫が必要です。
自己PRと強みの違い
自己PRと強みの違いをきちんと理解していない就活生も多いものです。
自己PRは今までの人生経験をその会社でどのように活かすことができるかアピールするもので、自分を採用したときのメリットを伝えるものです。
一方、強みは応募先企業で活かすことができる、自分の優れたことや自信を持ってできることを伝えるものです。
自己PRと強みの違いについての詳細は以下の記事をご覧ください。
自己PRの作成に向けた準備
自己分析
自己分析とは
自己分析は、自分自身を深く理解するための方法であり、自己PRを作成する上で非常に重要です。
自己分析を行うことによって、自分の強みや弱み、スキル、経験などを明確にすることができます。
自己分析のやりかた
まず、自己分析を始める際には、今までの人生で楽しかったことや頑張ったこと、つらかったことなど思いつく限り書き出しましょう。
これによって、自分自身の経験や感情について整理することができます。
その後、「なぜその行動を取ったのか」や「なぜそう感じたのか」といった掘り下げを行うことで、自分の内面や価値観が見えてきます。
例えば、学校で部活動に打ち込んだ理由が「仲間との絆を大切にしたかったから」という場合、人間関係や協力を重視するといった自分の価値観が浮かび上がるでしょう。
自己分析の目的や、やり方についての詳細については以下の記事をご覧ください。
他己分析
他己分析とは
他己分析とは、他人の視点から自分自身を客観的に評価する手法です。
自己分析は主観的になりがちなため、他人の意見や視点を取り入れることで、より客観的な分析が可能となります。
他己分析のやり方
家族や友人など身近な人に自分の性格や特徴について聞くことで、自分自身では気づかなかった側面や強み、改善点を知ることができます。
例えば、友人から「あなたはチームのまとめ役として頼りになる」と言われた場合、自分にはリーダーシップ力があることに気付くでしょう。
ただし、他己分析を行う際には、家族や友人だけでなく、さまざまな人から意見を集めることが重要です。
異なる立場や視点を持つ人々からのフィードバックを受けることで、より精度の高い他己分析が可能となります。
効果的な自己PRの書き方
効果的な自己PRを作成するためには、具体的な経験や成果を強調することが重要です。
自己PRでは、自分自身の実績や経験を具体的に示すことで、読み手にアピールする効果を生み出します。
自己PRに盛り込むべき内容
採用担当者に響く自己PRのポイントを紹介します。
自己PRの構成と書き順
効果的な自己PRを作成するには、構成や順序にも注意する必要があります。
自己PRの一般的な構成と順序
自己PRを書く際は「型」に当てはめて書くことによって迷うことなく、上手な文章を作れます。
自己PRの構成についての詳細は以下の記事をご覧ください。
文字数について
自己PRの文字数については、履歴書やエントリーシートの場合、自己PR欄の8割以上を埋めると良いとされています。
また、企業から文字数の指定がない場合は、300文字程度で書くことが推奨されています。簡潔かつ具体的に自分の能力や経験を伝えることが重要です。
以下の記事では「200文字」の指定がある際の自己PRの書き方を解説しています。
面接での自己PRの効果的な伝え方
面接において自己PRを効果的に伝えるためには、話す内容は結論から簡潔かつ明確に伝えることが重要です。
冒頭で自分の強みや経験、目指す目標などの要点を明確に述べることで分かりやすい説明になります。
相手が自己PRのポイントをすぐに把握できるように、煩雑な説明は避けましょう。
また、相手の反応を見ながら、その都度話す内容を調整してください。
面接官が興味を持っている事柄に関しては、より詳しく具体的に話すと良いでしょう。
さらに、行動に対しての結果を伝える際は、書面での自己PRと同様に数字を活用すると説得力が増します。
自己PRが思いつかないケース
学生時代に特に頑張ったことがない、人より優れていることが見つからない、という人は自己PRの内容が思いつかないかもしれません。
しかし、自己PRは自慢をするのではなく、自分がどのような人間であるかを伝えるものです。
華々しい経験が無くても、なにかしらの長所はあるはずですが、自分では気付いていないだけ、というケースも多いでしょう。
以下の記事では自己PRが思いつかない際の対処法を解説しています。
自己PRの例文12選
ここでは
- コミュニケーション力
- 真面目さ
- 聞き上手
- アピールしたいスキルや経験の記載方法
- 協調性
- 行動力
- 責任感
- 粘り強さ
- 向上心
- 気配り
- 素直さ
- リーダーシップ
の12個のキーワードを使用した自己PRの例文について紹介します。
コミュニケーション力
どこの企業でもコミュニケーション力がある人材を求めています。
「聞く力」「話す力」「伝える力」などを備えていることをしっかり自己PRに書きましょう。
自己PRにおけるコミュニケーション力の伝え方についての詳細は以下の記事をご覧ください。
【自己PR】コミュニケーション力はどんな能力?ポイントを解説
真面目さ
「自分の長所は真面目さ」という人も多いのではないでしょうか。
とはいえ、「真面目」ということが必ずしも好印象を与えるとは限りません。
場合によっては「変化に対応できない人材」だと思われることもあるでしょう。
ただし、公務員や金融業界など信用が重視される仕事では真面目な人材は歓迎されます。
自己PRにおける「真面目さ」の伝え方についての詳細は以下の記事をご覧ください。
聞き上手
「聞き上手」というアピールは有効であることが多いでしょう。
実際に仕事をすることになってから、社内外の人とスムーズにコミュニケーションが取れる、協調性がある、といった印象を持ってもらえるからです。
「聞き上手」を上手くアピールするポイントについては以下の記事をご覧ください。
アピールしたいスキルや経験の記載方法
アピールしたいスキルや経験がある場合は、それを仕事でどう活かせるかを伝えましょう。
また、実績や成果を具体的な数字を用いて表すことも必要です。
以下の記事では例として自己PRで英語力を伝える際の注意点やポイントを解説しています。
協調性をアピールした自己PR
「協調性」があることを示すのは、アピール方法によっては高評価を得られるでしょう。
具体的なアピール方法や例文は以下の記事をご覧ください。
行動力をアピールした自己PR
「行動力」がある人材は企業から重宝されます。
とはいえ、他の応募者と被りやすい内容なので差別化が重要です。
具体的なアピール方法や例文は以下の記事をご覧ください。
自己PRで行動力の印象度を上げる5つのテクニック【パターン別例文】
責任感をアピールした自己PR
「責任感」をアピールする際は客観的な目線や、具体的なエピソードを盛り込みましょう。
具体的なアピール方法や例文は以下の記事をご覧ください。
粘り強さをアピールした自己PR
仕事では順調なことばかりではなく、さまざまな困難もあります。
その際に粘り強さがない人はすぐ諦めてしまい、仕事を辞めてしまうでしょう。
自分は「粘り強さがある人材である」と上手にアピールできれば選考でも有利になります。
具体的なアピール方法や例文は以下の記事をご覧ください。
【選考対策】人事に刺さる自己PR「粘り強さ」のアピール方法とは?
向上心をアピールした自己PR
「向上心」は自己PRとして評価されやすいワードです。
向上心を持った社員がいることにより他の社員に刺激を与え、会社全体の利益につながるためです。
具体的なアピール方法や例文は以下の記事をご覧ください。
【選考対策】就活の自己PR「向上心」を効果的に伝えるコツとは
気配りをアピールした自己PR
「気配り」ができる人は、その場に応じた状況判断能力が高い人です。
自己PRにおいても気配りができることをアピールすることは効果的であるといえるでしょう。
具体的なアピール方法や例文は以下の記事をご覧ください。
就活で自己PR「気配り」をアピールするポイントと注意点を解説
素直さをアピールした自己PR
素直な新入社員は成長の速度が速く、先輩社員からも好感を持たれやすいものです。
ただ、優柔不断、流されやすいといった印象を持たれる可能性もあるため、伝え方には注意が必要です。
具体的なアピール方法や例文は以下の記事をご覧ください。
【例文あり】自己PRで「素直さ」をアピールして人事を唸らせる3つの極意
リーダーシップをアピールした自己PR
現代の若者は役職や責任を嫌がる傾向にあるため、リーダーシップがある人材は企業からも歓迎されるでしょう。
自己PRでは独りよがりのリーダーシップではなく、会社にとってプラスになるリーダーシップを持っている人材であることを伝えましょう。
具体的なアピール方法や例文は以下の記事をご覧ください。
【決定版】自己PRで刺さるリーダーシップをアピールする5つのテクニック