自己PRで英語力を伝えるのはアリ?注意点やポイントは?

自己PRで英語力を伝えるのはアリ?注意点やポイントは?

2022年12月26日更新

はじめに

就活の自己PRで英語力があることをアピールしたいと思っている方もいるのではないでしょうか。今回は就活の自己PRで英語力をアピールするのは効果的かどうか、注意点やポイントについて紹介していきます。

 

「就活の自己PRで英語力を伝えることはできるかな?」

「就活の自己PRで英語力を伝える時のポイントはある?」

「就活で英語力をアピールできる基準の点数は何?」

 

今回はこのような疑問を持つ就活生に向けて、自己PRで英語力を伝えるポイント等について紹介していきます。

就活の自己PRで英語力を伝えるのはアリ?

結論、就活の自己PRで英語力を伝えるのはアリです。近年、様々な分野でグローバル化が進んでいるため、英語力がある方は重宝される傾向にあります。

 

英語力をアピールするためには、様々な注意点やポイントが必要になるためよく考えて事前準備を行うようにしましょう。

就活で評価される英語力とは?自己PRで企業が就活生に求めている英語力は?

英語力といってもどのくらいの程度の英語力が評価されるのか分からない方も多いと思います。

 

自分が持っている英語力が就活でアピールできるものなのかという疑問を持っている方も多いのではないでしょうか。

企業の中には、企業独自に英語力のボーダーラインを設定していることもあります。次は就活で評価される英語力について詳しく見ていきます。

 

英語の資格や試験のレベル

就活で評価される英語力の一つとして、下記が挙げられます。

 

・英検:2級以上

・TOEIC:700点以上

 

面接などの短時間で就活生の英語力を見るためには、英語の試験(英検、TOEIC等)の点数などを参考情報として、英語力を判断することが多いです。

 

例えば、英検(実用英語技能検定)2級以上は、「聞く」「読む」「話す」「書く」バランスよく実用レベルでなければなりません。

 

社会や日常生活で必要な英語を理解し、使うことができるレベルです。

 

英検2級以上を持っていれば、基礎的な英語力はあると評価され、自己PRで強みとして伝えるのに効果的です。

 

また、TOEICについては「聞く」「読む」スキルを中心にビジネスシーンや日常会話などにおける英語力を計る試験となります。

 

英語で日常会話が問題なく使えるスキルと思ってもらえれば良いです。

 

英検と少し違う特徴としては、基礎的なスキルだけでなく、ビジネスシーンで求められるような英語力が必要です。

 

基本的にTOEICについては、700点以上スコアがあれば、就活で英語力としてアピールできる点数であり、自己PRに効果的です。

 

英語を必要としない業種などにおいてもTOEIC500点以上が求められることが多いようです。

自分の志望企業や業種によって求められる英語力が変わってくるため、自分の持っている英語力やスキルが自己PRの内容に値するかどうかをしっかりと確認しておきましょう。

 

会話レベル

英検2級以上やTOEIC700点以上取得をしている人は、英語で日常会話ができるレベルと考えることができるでしょう。

 

しかし最近では日本のみで実施される英検よりも、国際的に使用されているTOEICやTOEFLを重視する企業も増えています。

自分の受ける企業の情報は常に確認しておきましょう。

自己PRで英語力を効果的に伝える4つの要素

就活の自己PRで英語力を伝えるのは効果的なのですが、より効果的に伝える要素を4つ紹介します。

 

ただ英語力があることをアピールするのではなく、英語力を身につけるまでのプロセスなどについても伝えることでより評価されやすい自己PRに繋がります。

 

英語の資格や試験などのスコア

本記事で前述しましたが、英語の資格や試験などのスコアは必ず伝えるようにしましょう。

 

英語力を表す一つの基準となります。

 

英語力を身につけようと思った理由

ただ英語力を持っているだけでも素晴らしいことですが、英語力をなぜ身につけようとしたのかという理由が人それぞれあると思います。

 

どんな理由があり英語力を身につけたかを面接官に伝えることで、人柄や価値観、考え方などを企業に伝えることができます。

また、具体的に理由を答えることで、他の就活生とも差がつくでしょう。

 

英語を身につけようとした理由が明確であったり、目的をもって英語を勉強してきたことが伝わるとさらに好印象につながります。

 

目的意識を持って英語を勉強したという内容にすることがおすすめです。

 

 

英語力を身につけるまでに行ってきた努力

 

英語力を身につけるまでには様々な努力を行ってきたと思います。

英語力を身につけるためにどのような努力を重ねてきたか、どのような過程を経て身につけたのかを分かりやすく伝えましょう。

 

ポイントとしては、具体的に実施してきたことを具体的な数字を使って説明することです。

 

具体的に説明することで面接官に地道な努力の様子が伝わるでしょう。

 

英語力があることに継続性や粘り強さ、計画性などの強みを一度にまとめて伝えることも可能です。

効果的な努力としては、海外留学や海外ボランティア活動、英会話教室、語学勉強などがあります。

 

英語力を入社後どのように仕事に活かすか

 

ただ英語力があることをアピールするだけでは、今後どのように活かしていくのか伝わりません。

たくさんの努力を経て身につけた英語力を入社した後、どのように仕事に活かすかを考える必要があります。

 

企業は就活生の英語力がどの程度のものかを知りたいのではなく、英語力を自社でどのように活用して行けるかを知りたいと思っています。

 

そのため、英語力を入社後にどのように仕事に活かそうと思っているかを明確にしておくことが重要です。

自己PRで英語力が評価されない場合

企業によっては、自己PRで英語力をアピールしても評価されない場合もあります。

 

自分が志望する企業が英語力を評価しているかどうかをチェックしていく必要もあります。

なぜ英語力が評価されないかを紹介していきます。

 

英語力はあって当たり前と思っているから

企業の中には、英語力があって当たり前と思っており、英語力を就活の自己PRで伝えても評価されない場合もあります。

 

その理由は大抵、仕事上英語を使うことが多い企業は、英語力があるのは大前提として考えていることもあるため、評価にはあまり反映されないということもあるようです。

 

英語力が不要な企業だから

どの企業も必ずしも英語力を就活生に求めているわけではありません。

 

企業の中には、仕事上英語を使用しない企業もたくさんあるでしょう。

そのような英語を使用しない企業に自己PRで英語力をアピールしたとしても、評価はされませんよね。

 

企業は、入社後どのように活躍してくれるかを就活生を見て見極めているため、英語力が不要な企業にとっては、英語力がある就活生を採用しても大きなメリットはなさそうです。

 

このように英語力が不要な企業に英語力を一生懸命アピールしても評価されないことがあるため、あらかじめ英語力が必要な企業かどうかリサーチしておくことも大切です。

 

<英語力が必要ない場合が多い業界や職種>

・建設業界、金融機関、インフラ業界、エンジニア

英語力が必要な業界や職種は?

就活で英語力をアピールする際に注意しなければならないことは、英語力を必要としている業界、企業、職種かどうかをしっかりと見極めることです。

英語力を求めていない業界の企業や職種を募集している企業に英語力のアピールをしても響きません。

 

<英語力が求められる企業や職種>

・キャビンアテンダント、ホテルスタッフ、ツアーコンダクター、グランドスタッフ、通訳、貿易事務、バイヤー、外資系企業

英語で面接を行うこともある?

英語力をアピールすると企業によっては英語で面接の一部を行うことがあります。

また、英語を日常的に使う企業であれば、英語で面接を進めていくこともあります。

 

英語での自己紹介を求められることがある

企業によっては、就活生に英語で自己紹介をさせるところもあります。

外資系企業や商社など英語を日常的に使用している職場であれば、英語面接は珍しくありません。

 

よくある例は、自己紹介を英語で求められることです。

あまり複雑に難しく考えなくて良いですが、簡単な自己紹介を英語ですることで企業は就活生の英語レベルをチェックしています。

 

突然自己紹介を英語で行うことになり戸惑うことのないように事前に英語での自己紹介ができるように準備をしていきましょう。

 

日本語でも面接になると緊張してしまいますが、英語ではより一層準備を行い、スムーズに面接を迎えられるようにしましょう。

英語面接の場面でスムーズに答えられると他の就活生と差を付けられます。

ハキハキ分かりやすい発音で答えることを意識しましょう。

 

面接が英語で行われることがある

外資系企業など英語力が必要な企業の採用選考では、面接がすべて英語で行われることがあります。

面接がすべて英語で行われるときは、面接官が外国人であることも珍しくありません。

 

英語でのコミュニケーション能力がチェックされるため、事前にしっかりと準備をしておきましょう。

逆に英語での面接で上手くコミュニケーションが取れればかなり大きなプラス点となります。

自己PRで英語力を伝える時のポイント

自己PRで英語力を伝える時の要素については上述の通りですが、次は英語力を伝える時の文章のポイントを紹介します。

 

自分の人柄と絡めて説明する

ただ英語力を伝えるだけでなく、自分の性格や人柄と結びつけて英語力を伝えることを心がけましょう。

 

企業に入社したあと、英語力だけが必要になるわけではありません。

重視されるのはどんな場面でも人柄や積み重ねてきた努力になります。企業で活躍するためには人柄や努力を認めてもらえるかどうかも重要になります。

 

したがって、ただ英語力を伝えるだけでなく、英語力を自分の人柄に結びつけながら面接を受けましょう。

英語力を身につけるためには、継続力、コミュニケーション能力、柔軟性、適応能力等が必要になってくると思うので、これらの力も同時にアピールすると良いです。

 

挫折経験を交えて説明する

英語力を伝える際には、英語に関する挫折経験を織り込んで面接官に説明できると好印象を狙えるかもしれません。

 

何事もなく英語力を身につけるのではなく、英語力を身につける過程で様々な苦労や挫折経験があったと思います。

どんなに小さなことでもよいので、英語に関する挫折経験も自己PRに交えて説明するとより効果的です。

具体的には、挫折経験を味わった時に感じたことやどのように立ち向かい、乗り越えたかを分かりやすく答えます。

 

困難な課題にも一緒に乗り越えていけられる存在だと思ってもらえるような文章をしっかりと組み立てていきましょう。

 

エピソードを具体的に説明する

英語力を自己PRで話す際は、なるべく具体的なエピソードを話すようにしましょう。

具体的な英語のスキルを数字で表すだけでなく、成果や英語力を身につけるまでの過程をしっかりと考え、説明するようにすると良いです。

 

英語力を身につけるためにどのような苦労、努力をしたかを説明できることが大切です。

 

具体的なエピソードを答えることでまわりの就活生とは一味違った印象を持たせましょう。

 

将来のキャリアビジョンも説明する

英語力を身につけた後、具体的に仕事ではどのような役割につきたいか、どのように英語を活かしていきたいかを考えるきっかけを作ります。

自分の英語力を見つめなおし、どのように将来の仕事につなげられるかをよく考えることが必要です。

 

英語に対する前向きさを伝える

 

ただ単に英語力をアピールするのではなく、英語に対する前向きさなどの姿勢も大切になってきます。

英語を身につけようと思ったきっかけや身につけた英語で今後どのようなことをしたいか等を前向きに考え、説明することが重要です。

 

英語に対して前向きであることが分かると、企業も入社後にどんなことで活躍をしてもらおうかとイメージがつきやすくなります。

終わりに

今回は、就活の自己PRで英語力をアピールすることが効果的かどうか、アピールする際の注意点やポイントなどについて紹介してきました。

 

就活の自己PRで英語力をアピールする就活生は少なくはありません。

 

そのため、まわりの就活生と差をつけるためにも、構成の段階から細かな部分を意識して具体性のある自己PRにしていきましょう。

 

スキルを数値化した英語力だけでなく、スキル習得までの道のり(苦労や努力)を面接官にしっかりと伝えられるように準備をしておくことが大切です。

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就活ハンドブック編集部

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