
就活生で自己PRがない時はどうしたらいい?に答えます!
今就活をしている方や、これから就活を始める方の悩みとして
「もしかして私、就活用の特筆して書けるような自己PRがないかも?」「私が大学時代にやったことはバイトしかないし、それほど意識をして何か改善したとかはなかった、、、どうしよう」ということをよく聞きます。
確かにそれまで大学生活に一生懸命で就活のことを意識していなかった人にとって考えるのが、探し出すのが難しい課題かもしれません。
もちろん自分で考えて自己PRになるようなことが出てくればいいのですが、悩み続けてしまい「私本当に就活で使えるような自己PRが本当にないのかも」と感じて、落ち込んでしまうこともあるでしょう。
では思いつかない人は本当に自己PRがないのでしょうか?
実績を伴った自己PRがないと就活に不利になってしまうのでしょうか?という疑問に答えていきます。またない場合にどうしたらいいのかという探し方のポイントまで解説していこうと思います。
これから就活をする大学生、すでに始まっている就活生は参考にしてみてください。
1.就活の自己PRは自慢ではない。自分を伝えるもの
大学生や就活生の中には自己PRは「自分の実績を自慢するもの」という勘違いをしている方も多いと思うのですが、全くそうではないです。
なので結論から言ってしまうと自己PRは「自分とはどういう人間なのかを伝えるもの」であって例えば実績を伝えるものでも、自慢をするものでも全くありません。
次項で詳しく解説していきますが、企業は「自己PRを通して就活生が企業にあっているのか、入社後に活躍できるのか」などを測っています。
なので特筆した実績がなくても大丈夫です。自分が伝わるようなエピソードだけ用意できれば全く問題はありません。
2.企業は何を求めてる?
では企業は実際自己PRを通して何を知りたいと思っているのでしょうか。これを理解しておくとそもそも自慢が必要なのではなく、自分がどんな特性を持っていて、どんな人間なのかを伝えることができればいいと判断できます。
なので下記で詳しく解説しますので、まずはこの要素を押さえておきましょう。
2-1.どんな特性があるのか
まず企業が自己PRを通して知りたいと思っていることは就活生がどんな特性があるのかということです。
特性というのはその人が持っている価値観や思考の癖、強み、弱みみたいなものです。
なぜ特性を知りたいのかと思っているかといえば、簡単でわかりやす例を挙げますが「うちの会社は行動力が足りないから行動力がある学生を採用したいな」と考えているとします。
その企業は自己PRというエピソードを通してその就活生が行動力がある人間かどうかを測っています。
なのでもちろん「わかりやすい実績」があればいいのですが、行動力が伝われば実績は関係なく、「採用したいな」と思わせることができます。
2-2.性格が社風とあっているのか
次に企業が知りたがっていることとして「性格が社風とあっているかどうか」ということです。
実は会社をやめてしまう人の多くの理由としては業務が合っていないということももちろんのこと、会社の「人」「社風」「雰囲気」などが合っておらず、辛くなって辞めてしまうということも多いのです。
すぐに辞められてしまうと採用した側の会社としてはやはりそれまでにかけてきた教育のコストなどが無駄になってしまうため採用の時点でなるべく会社と合っている就活生を採用したいと考えています。
その際には自己PRで語られる実績が大切なのではなく、その文章や口頭から伝わる人間らしさみたいなところが見られています。
2-3.入社後活躍できるのか
また企業が求めていることとしては自己PRを通して「この就活生は入社後に活躍できるのかどうか」というポイントです。
例えば
自己PRを通して社会人として必須のスキルであるPDCAができているのかどうかを判断します。
基本的に会社に入って仕事をしだすと正解がない業務や状況が著しく変化することも多いのです。すると自分のやり方をどんどん改善していく必要が合ったり、一からやり方を見つけながら進めていかないといけないことも多いのです。
その場合に必要となるのがPDCAを回す力です。
色々行動をしてみて、よかったやり方、ダメだったやり方を研究し改善しながら進めていくことが大切になります。それを学生時代からできていて、的確に伝えられると「こいつは活躍できそうだな」となります。
3.自己PRがない場合どうやって見つけたらいい?
では就活生の中には「どうしよう、自己PRがない・・・」という悩みを抱えている人も多いでしょう。その場合はどうやって探して行ったらいいのでしょうか?ポイントと解説をしていきます。
3-1.他己分析をお願いする
まず自分で自己PRを頑張って探しても見つからない場合には他己分析をお願いすることもいいでしょう。
他己分析をすると「自分でも気がつかなかった自分」や「知ってはいたけれどもそれが自己PRになるかどうかわからないこと」を発見することができます。
他己分析は色々な人にお願いしてみるといいです。
例えば両親、親友、幼馴染、逆にそれほど仲が深くない知り合いなどです。
お願いの仕方としては「就活用に自分の分析をしているのだけれども、もしよかったら私の強みや弱みを教えて欲しい」と頼むと大抵の人は心よく引き受けてくれます。
初めは少し頼むのが恥ずかしいと感じることもあると思いますが。非常に有効な手段なのでぜひ使ってみてください。
3-2.いつもやっている習慣の中から探す
実はいつもやっている習慣が自己PRに変わる可能性もあります。
これから解説するのですが「継続」は企業からしても非常に強い魅力的な言葉です。
私が合った就活生の中でいいなと思ったのは大学時代は欠かさず家計簿を付け続けているという方がいました。それはすごくいい自己PRになります。
確かに目を引くような実績ではありませんが継続をしてやっていたことに価値がありますし、意思の強さを感じます。
なので自己PRが見つからないと悩んでいる就活生は自分が普段何気なくやっていることにスポットを当てて探してみるのもいいかもしれません。
3-3.他人の自己PRを参考にする
これも一つの有効な手段ですが、他人の自己PRを参考にしてみるのもいいです。例えばグーグルなどで「自己PR 事例」などで調べると色々な人の自己PRをみるけることができます。
もちろん自分に当てはまらないことがほとんどですが、中には自分が言語化できていなかったことが他人の書いた自己PRで「ああ、もしかしたら自分が持っているいいものってモヤってしてたけどこれなのかもしれない」という気づきを得ることができます。
もちろん全てを真似るということではありませんが、参考にしてみるのも新しい気づきを得るという意味でいいかもしれません。
4.自己PRを伝える際のキーワード
もちろん企業によっては欲しい人材や求めている人物像は違うのですが、一般的に必要な人材というのは決まっています。
それを意識しておくことで印象に残る自己PRを作ることができます。では解説していきます。
4-1.継続力
まずは先ほどもちらっと解説しましたが、「継続力」が伝わると印象に残る自己PRを作ることができます。
社会人として成功している人の特徴として常に継続ができている人であります。
すぐにやめてしまったり、続かなかったりしてしまうとやはり結果が出ないことが多いのです。なので学生のうちから何か長く継続していた経験などがあり、それを伝えることができると「この就活生は活躍できそうだな」と感じさせることができます。
4-2. 問題解決の能力
次に印象の強いワードとしては問題解決の能力です。社会に出てて仕事を初めて行くと自分では解決できなさそうな問題や時間をかけて勉強をしなければ解決できない問題に直面することが多々あります。
その力を自己PRで伝えられるとすごく印象に残ります。
・例えば伝え方の例として
「最初はこんな問題に直面しましたが、私の〜という力によってこれが最終的に改善しました。」みたいな感じで伝えると相手としても納得感を持って聞くことができます。
4-3. やりきる力
最後に印象に残りやすいワードとして「やりきる力」が挙げられます。
たとえば社会人になったとしてあなたが営業職についたとします。
目標は5件と決められていて達成ができないこともあるでしょう。
ただそこで目標のためにやりきった人とそうではない人では圧倒的な差が生じてしまうのです。
やりきった人にはそうでない人が得られないような経験値を積むことができるでしょうし、次の月に遅れて結果が出ることもあります。その意味でやりきる力が伝わると面接官にいい印象を与えることができます。
5.こんな自己PRだと厳しい
ここでは逆に「こんな自己PRだと厳しい」という例を挙げていきたいと思います。これを理解しておくことで自分がそう書かない、言わないという意識を産むことができます。
では詳しく解説していきます。
5-1.実績ベースの自慢
まず受け入れられない自己PRとしては実績だけが書かれていて、就活生のことが全く伝わらないような自慢チックの文章になってしまうと印象がよくありません。
先ほども解説をしていますが、企業が知りたいと思っているのは実績ではなくてその人がどんな就活生で、入社した場合に活躍できるのかどうかです。
また社会人から見て学生の実績など本当にちっぽけなものです。なのでそれを自慢するのではなく、その結果を出すためにどうしたのかがわかるといいでしょう。
5-2. 昔すぎる話がベース
自己PRはそれがわかるような経験やエピソードがあると非常に説得力を持ったものになるのですが、それが昔すぎる話だと全く聞いている人も納得感を持つことができません。
確かに人間の性格や思考などはほとんど変わることがありませんが、昔の話過ぎてしまうとダメです。なので基本的にエピソードとしては高校生以降のものを使うといいでしょう。
まとめ 就活の自己PRは見つかる!しっかり自分を見つめ直してみよう
基本的に自己PRがない人はいないと思います。
自己PRがない場合というのは自分がそれに気が付いていないだけか、それを言語化できていないだけです。
皆が様々な個性を持っていて、それを必要としてくれている会社は必ずあります。もし見つからないという場合は今回の記事で解説した方法などを参考にしてみてください。ではみなさんが納得のいく就活ができることを願っております。