【完全版】おすすめの面接対策まとめ!持ち物や心構えも解説
2024/8/22更新
はじめに
就活において、最大の難関となるのが面接かと思います。
何度も面接を重ねて、企業側も慎重になり自社にふさわしい適性のある学生を選ぼうとしています。
ライバルが多ければ多いほど、面接でのアピール力が問われることとなるでしょう。
そこで今回は、面接の基本的な流れから具体的な対策、事前にしておくべき準備について解説します。
以下のようなお悩みのある学生は必見ですので、ぜひ最後までチェックしてみてください。
- これから就職活動について考え始める人
- 面接に苦手意識があり、乗り越えたいと思っている人
- 面接でのやりとりや、おさえておくべき点をあらかじめ知っておきたい人
上京を志す地方学生ならジョーカツ!
あなたのキャリアを加速させるチャンス!
無料で利用できる快適な個室シェアハウス、
東京までの交通費サポート付き
首都圏の注目企業への就活ならジョーカツ
首都圏の学生ならスタキャリ!
理想のキャリアを実現へと導く第一歩!
あなたにピッタリのキャリアアドバイザーを選び、
自分にマッチする優良企業をご紹介
首都圏企業のES添削から面接対策まで、就活ならスタキャリ
一般的な採用プロセスの流れ
まず、そもそもの就職活動の流れについて簡単にまとめます。
なお、採用プロセスは企業によって異なるため、ここでは一般的な流れを紹介しています。
実際の流れはそれぞれの会社の募集要項を確認するようにしましょう。
就職活動の流れについては以下の記事もぜひ参考にしてください。
書類選考
最初は、履歴書やエントリーシートを提出する書類選考です。
面接では、書類選考時点で提出した履歴書やエントリーシートの内容ベースで話が進むことが多いため、この時点で面接を想定した内容であることも重要となります。
芸能人のオーディションとは違うので、書類選考だけで落ちることはほとんどなく、適性試験や一次面接までは手続きとして案内される場合が多いです。
適性試験
「SPI」「CAB」「玉手箱」など、現在は多くの企業がweb上の適性試験を採用しています。
試験内容は高校生レベルくらいの国語や英語、数学や課題解決力、あるいは性格や適性を診断する質問事項などです。
企業独自の試験を実施する場合や、面接の日程に合わせて行う場合もあります。
応募者が多い有名企業や人気企業では、適性試験の結果次第では面接にまでたどり着けないかもしれません。
適性試験は問題の傾向をわかっていれば、大学入試を突破している皆さんなら理解できる程度の難易度がほとんどです。
適性試験によって「足切り」とならないように十分注意しましょう。
SPIと玉手箱のどちらから対策すべきか迷っている方は、以下の記事を参考にして効率的に適性試験対策をしましょう。
一次面接
書類選考と適性試験をクリアできれば、第一段階目の面接が行われます。
企業によっては応募すれば一次面接までは必ず実施するケースも多いでしょう。
履歴書やエントリーシートだけでは伝わらない部分の皆さんの熱意や、実際に会った印象を確認することが重要だからです。
一次面接以降に複数面接が行われる場合では、一次面接では採用の人事担当者、現場のリーダークラス(若手)が対応する場合が多いです。
また、1対1の面接ではなく、グループディスカッションや集団面接となる場合もあります。
グループディスカッションは、面接とは少し性質が違いますので、以下の記事をぜひ参考にしてみてください。
二次面接・三次面接
最終面接までに、さらに1~2回面接を行うケースがあります。
ここでは人事部門の責任者や部門統括者など、一次面接よりも高い役職の人が応対するでしょう。
あなた1人に対し、複数人が面接官となるケースもあり、多少なりとも緊張するかもしれません。
面接ではあなたの良さや実力を見出すためのやりとりで、決してあなたと敵対したいわけではないので、落ち着いて受け答えをしてください。
面接官が違うので、一次面接と同じような質問を受ける場合もありますが、同じ質問であれば同じように回答しても大丈夫です。
最終面接
最終面接は、会社役員クラス、場合によっては社長自らが面接に応じてくれる場合もあります。
最終面接は企業によって以下のパターンが考えられます。
- 実質内々定で、経営者との面談の場としての最終面接がある
- 人事担当レベルとして内々定の判定だが、役員クラスに最後の承認を委ねる
- まだ人数を絞り込む余地がある
最終面接は、これまで面接官をしてきた方が「この人なら大丈夫」と後押ししているのですから、自信をもって臨みましょう。
しかし、ここまでどんなに順調でも、最終面接でNGをつきつけられれば、もちろん内定には届きません。
会社役員や社長は、雇用されている社員とは違い、経営者としての極めて敏感な目があります。
緊張からくるミスや小さな失敗で即不合格になることはありませんが、これまでの面接以上に礼儀と適切な緊張感で挑みましょう。
最終面接に関するアドバイスは以下の記事にも詳しく書かれていますので、あわせてご確認ください。
面接までにしておきたい準備
採用プロセスについて把握したところで、では、面接に向けて何もせず、ありのままの自然体でも大丈夫なのでしょうか?
全く準備をしなくても、面接にすんなり通る人もいますが、自分の実績に相当の自信がある場合を除けば、準備をして損はないでしょう。
ここでは、面接に向けて必要な具体的な準備をお伝えします。
身なりの整え
当たり前のことですが、面接に限らず、他人と会うためのTPOに合った身なりを整えておきましょう。
リクルートスーツがあればひとまずは安心です。
洗濯替えや急なトラブル(泥はねによる汚れや破け等)を考えれば、2着は最低でも持っておきたいです。
近年は私服でもOKと言われるケースもあります。
しかし、判断がつきにくい場合ならリクルートスーツを選んだほうが安全ですし、リクルートスーツを着てNGを出す企業はまずないでしょう。
女性の場合は、さらに化粧や髪型のセットなども考慮に入るかもしれません。
男性女性どちらも、よほど奇抜でなければ、最低限の清潔感を持っていればほとんどの場合問題はありません。
「みんな同じような見た目で個性がでない」と考える人もいますが、就職活動は見た目の個性ではなく、実績や人柄の部分の個性で勝負しましょう。
就職活動が進むと面接も重なり、思うような結果も出ないことで疲れが出ると、まず身なりが乱れがちになります。
余裕がないなと思っている時期こそ、基本的な身だしなみに特に注意を払いましょう。
基本的なマナーや身だしなみについては、以下の記事もぜひ参考にしてみてください。
面接に向けて持っておきたいアイテム
必ず購入しなければならないということはありませんが、身なりと合わせて持っておいたほうが良いアイテムをいくつか紹介します。
- かばん(ビジネスバッグ系)
- ハンカチ・ティッシュ
- 腕時計
- クリアファイル
- メモ帳、スケジュール帳、筆記用具
- 雨具
- 受験する会社の履歴書・エントリーシートの写し・採用担当者の連絡先(電話番号)
意外と盲点なのは「受験する会社の履歴書・エントリーシートの写し」です。
エントリーシートの最終稿は、送信する前にコピーを手元に保存しておきましょう。
特に今はweb上で完結することが多いため、場合によってはエントリーシート送信後、どのような内容を書いたのか見直しができない場合もあるので、注意しましょう。
面接に役立つスマホアプリ
いまやスマホも就活には欠かせないアイテムです。
面接や採用試験の場で求められることはありませんが、自身の管理にはスマホアプリをおおいに活用してください。
各種就活サイトのアプリ
リクナビやマイナビなどは、webサイトとともに、専用のアプリが用意されています。
スケジュール管理や企業からの通知などには、アプリのプッシュ通知が役に立ちます。
スケジュール管理アプリ
複数の就活サイトで活動する場合や、就活サイトではなく企業独自の採用ページで予定が進む場合があります。
このような場合、自分の記憶ベースでスケジュールを管理することは難しいので、各種スケジュール管理アプリの活用がおすすめです。
例えば、GoogleカレンダーやMicrosoft Outlook、Yahoo!カレンダーなどがあります。
電子版新聞アプリ
ニュースに関しては新聞社を由来とするアプリがおすすめです。
ネットニュース系アプリは、無料だと広告が多かったり真偽不明の情報が流れてきたりすることもあるので、あまりおすすめしません。
就職活動中は、芸能スキャンダルやゴシップなどの扇動記事から極力離れたほうが精神衛生上も良いです。
面接では時事問題に関する質問が出る場合もあるので、移動時間や待ち時間などでは経済向けニュースを積極的に確認するようにしてください。
面接対策アプリ
面接対策アプリといったものもあります。
面接直前に向けた模擬練習やシミュレーションとして活用するのも良いかもしれません。
以下のようなアプリがあります。
- hanasel
- KnockKnock
- 面接チェッカー
- steach
なお、面接対策アプリと称した偽アプリには注意してください。
以下の記事では役に立つ自己分析ツールをいくつか紹介していますので、あわせて確認してみましょう。
面接に向けた心構え
ここまでは持ち物や利用可能なサービスについて説明しましたが、大事なのは面接に向けた自分自身の心構えといえます。
面接に向けては既に履歴書やエントリーシートを通じて、自己分析や企業分析は一通りできているはずです。
やるべきことは、前向きな気持ちを持つことです。
就職活動では思うように進まないことや、失敗、そして応募した企業からの不採用など、心が穏やかにならないイベントが多く起こるでしょう。
例えネガティブに気持ちが向いたとしても、気持ちを上手に切り替えて、昨日より今日、今日より明日に向けた活動をしていきましょう。
うまくいかないと感じたことは、そこに改善できるポイントがあるからです。
逆に、就職活動が順調で悩みも少ないと思えていれば、それはそれでよいことです。
その勢いで、内定獲得まで走り切ってしまいましょう。
ここでは詳しく取り上げなかった自己分析・自己PRの詳細は以下の記事を参考にしてみてください。
模擬面接をやってみる
可能であれば、模擬面接をやってみましょう。
どのような形式でもよいので「自分の声を出して答える」の練習をぜひ行ってください。
友達と自由にしゃべることと、重要な相手に自分の思いや考えを伝えることは、ほぼ別の技術です。
以下のポイントに注意して、模擬面接をしてみてください。
- 一般的な面接の問題を用意する(志望動機、自己PR、ガクチカなど)
- 練習相手がいる場合は対面に座ってもらい、一人で練習する場合は鏡の前で行う
- スマホがある場合は録画機能を使って自分自身を撮影(自撮りモード)
- 1つの質問について、話しすぎていないか、話すスピードが早すぎないかをチェック
- 話しているときの目線、手、足などが動きすぎていないか、もしくは全く動かず不自然になっていないかをチェック
例えば、上記箇条書き「模擬面接のポイント」は文字数にして190文字、ひらがなにすれば約250文字程度です。
これを読み上げるには40~45秒程度が適切でしょう。
音読と発言は実際は少し違うものですが、緊張したり思ったことを話したいと考えると慣れていないと早く話しがちになります。
そのため、面接では意識して話すスピードをゆっくりにしてください。
ゆっくり話すと、同じような発言でも聞く人にはわかりやすく、耳を向けやすいです。
一人しかいない場合は、スマホの録画を見て自分で振り返り、練習相手がいれば、印象のフィードバックをもらいましょう。
模擬面接は、面接という場の空気に良い意味で慣れて、わかりやすい話し方をして相手により正しく伝わるようにするのが目的です。
面接前日~当日にやっておくべきこと
さまざまな紆余曲折を経て、あなたは面接当日を迎えます。
しかし、ここが正念場です。
ここまでの取り組みを無駄にしないように、気を引き締めていきましょう。
前日は早く寝る
万全を期すためには、面接前日は早く寝ましょう。
睡眠時間はできれば8時間とりたいです。
仮に早く寝すぎても、当日早く起きる分にはデメリットはありません(面接が19時以降になる場合を除く)。
初めての面接や、本命企業を受けるときは、なかなか緊張して眠れないかもしれません。
入眠しやすくするためには、寝る前に軽くストレッチする、深くゆっくり腹式呼吸を繰り返すなどで調子を整えましょう。
それでも寝られないとしても、目を閉じ横になるだけでもいくぶんは休まります。
一方、以下は状況を悪化させるので、眠れないときは意識して避けてください。
- スマホやPC画面を見る
- お酒を飲む
- 勉強や作業など、頭を使う作業をする
面接前は余裕をもって準備する
現地での面接の場合は、唐突なトラブルにそなえて【15分前】には面接会場付近にいるようにしましょう。
もし、電車遅延や渋滞などやむを得ない事情で遅刻する可能性が出てきたら、すぐに採用担当者に連絡し、指示を仰いでください。
早めに面接会場付近に着いてしまったら、会社周辺の環境や通勤・訪問する人たちをみて雰囲気を掴むのも良いでしょう。
一方、いまはオンライン上の面接も多くなっていますので、こちらも【15分前】を目途に、機器やネットワークが問題なく動くかどうか、カメラ位置は大丈夫かなどの入念な準備をしましょう。
突然の機器故障やネットワーク障害が起こることもありえますので、気付いた時点で早めに採用担当者に連絡してください。
面接会場入りの直前準備
冬場の面接の場合は、会場に入る前にコート類は脱いでおきましょう。
面接会場が会社事務所の会議室である場合もあるので、受付し会場内に入室したら案内に従い、フロア内では社員の方々の邪魔にならないように注意してください。
この時間が一番緊張するものですので、鼻で深く深呼吸をして気分を落ち着かせましょう。
面接開始
いよいよ面接です。
まずはその場の雰囲気をつかみながら、質問の意図をしっかりと意識しましょう。
そして、緊張のあまり焦りすぎるのは禁物です。
とにかくゆっくりでいいので、落ち着いてしゃべることを強く意識してください。
今までの準備の成果をしっかり発揮できるように、ゆっくり落ち着いて話して自分の魅力を最大限にアピールしてください。
面接に関するよくある質問
面接におけるFAQをいくつかご紹介します。
Q.座るタイミング、立つタイミングはある?
A.基本は立った状態で、座ることを促されたら座る、と意識すれば安全です。
面接終了時、面接官が先に退出するケースでは、面接官と一緒に立ち上がり見送りましょう。
当たり前ですが、オンライン面接は座ったままで良いです。
Q.ちょっと相手が高圧的に感じる、圧迫面接かも…
A.最近は推奨されませんが、多少のストレス耐性を見るためにあえて意地悪な質問をすることもあれば、面接官が無意識にそういう雰囲気を出しがちなケースもあります。
多少気持ちが揺らぐ質問がきても、冷静に一息置いて、ペースを整えてください。
Q.なんかよくわからない質問をされた…
A.正直に、どういう質問かを確認しましょう。
現場責任者や経営者の人たちは、ついつい日常会話にはないビジネス用語やカタカナ用語を使ってしまうこともあります。
知らないのは恥でない、というのは社会人になっても同じです。
Q.「何か質問はありますか?」には必ずしないといけない?
A.追加の自己アピールの場でもあるので、ぜひ質問しましょう。
あらかじめ会社の紹介や事業内容を興味を持って見ておけば「知りたい」情報があるはずです。
面接が盛り上がったら、用意していた質問もその流れの中で解決できてしまう場合もあります。
そういった場合も「特にありません」で締めるのではなく、「本日の面接の中でひと通り確認できました、ありがとうございます」とすると印象が多少変わります。
さいごに
就職活動の面接に備えたさまざまな準備・対策についてご紹介しました。
面接は自分よりも人生経験が豊富な人と話すことになり、すべてを見透かされているようで苦手に感じたり不安に駆られたりする人も多いのではないでしょうか。
しかし、企業側は採用活動の中で面接が最も重要であり、会社の将来を見極めるためにも、真剣にあなたとやりとりをしたいと考えています。
そのためには、みなさんも万全の準備をして、「志望している企業の人と話ができる!有意義な時間を過ごそう!」くらいに自信を持って臨みましょう。
この記事が、みなさんのより良い就職活動のきっかけになることを願っています。