就活に模擬面接は必須?模擬面接もポイントやメリットとは

就活に模擬面接は必須?模擬面接もポイントやメリットとは

2022年12月22日更新

はじめに

無事にESが通ったら、次なる就活の壁は面接です。

ESは提出以前に内容を整えることができますが、即座に質問に回答しなければならない面接は、苦手意識を持っている人は多いのではないでしょうか。

 

そんな時、役に立つのが模擬面接です。

 

「本当に模擬面接って役立つの?」

 

「どのような点に注意して模擬面接をすれば良いんだろう…」

 

「どんなメリットがあるの?」

 

しかし、日常で行うことがないからこそ、模擬面接について不明な点がたくさんあるはずです。

 

そこで本記事では、模擬面接の基礎知識やメリット、実施する上でのポイントや注意するべき点を詳しくご紹介します。

 

これから就活を始める人や、今後面接が本格化していく人は、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。

模擬面接とは

模擬面接とは、本番のような環境で行う面接練習を指します。

一つの質問だけを切り取って行うのではなく、最初から最後まで、本番同様の流れで行います。

模擬面接のメリット

では、模擬面接を行うことで、どのようなメリットがあるのでしょうか。

 

①面接の雰囲気に慣れることができる

②あらゆる質問を想定できるようになる

③適切な長さで回答できるようになる

④改善点を見つけることができる

 

代表的な4点をご紹介します。

 

①面接の雰囲気に慣れることができる

最も大きなメリットは、面接の雰囲気に慣れることができる点です。

 

面接の場では、日常とは異なる緊張感ある空気の中で面接官と対峙します。

面接に慣れていない人の場合、空気に飲み込まれてしまって何も話せなくなるということも少なくありません。

 

そんな人にとって、疑似体験だとしても、面接の雰囲気を体感しておくことは非常に重要です。雰囲気に慣れた結果、面接本番ではリラックスして臨むことができるでしょう。

 

②あらゆる質問を想定できるようになる

模擬面接を行わなくても、自分自身で質問を用意し、回答案を作ることで面接対策をしている人は多いのではないでしょうか。もちろん定番の質問には、そのように回答をまとめておくことが重要です。

一方で、自分目線の質問だけでは、面接本番で全く想定していなかった質問をされ、面食らってしまう可能性がゼロではありません。

 

模擬面接を行っておくことで、自分以外の面接官役の人から質問をしてもらうことができます。自分以外の人の質問は、自分とは異なる質問であることが多いため、面接に向けて質問のバリエーションを増やすことができます。

 

事前に質問を想定できれば、ある程度回答を用意できるため、面接本番はあらゆる質問に臨機応変に対応できるでしょう。

 

③適切な長さで回答できるようになる

面接の場で質問され、いざ回答してみると、適切な長さの回答に迷ってしまうことがあります。結論ファーストで結論から話すと、そのまま面接官が次の質問をしてきたり、理由まで添えると面接官が「長い…」という表情をしているなど、最適な回答の長さが分からないと苦労をしがちです。

 

模擬面接を行うことで、適切な回答の長さを知ることができます。第三者視点で「長い」「短い」を評価してもらうことができるため、想定外の質問が来ても、適切な長さで回答することができるようになるでしょう。

 

④改善点を見つけることができる

自分の癖には、案外自分では気付くことができません。そのため、模擬面接という第三者目線を介することで、自分の改善点を見つけることができます。

 

先にご紹介した回答の長さをはじめ、話し方の癖や目線、表情の改善点を見つけることが可能です。

 

自分では相手の目を見て話していると思っても、相手は自分の頭を見られているように感じるかもしれません。面接のような緊張感がある場では、自分が「できている」と思ったことが、案外「できていない」ことは少なくありません。

 

「できている」に変えていくために、模擬面接が非常に重要なのです。

模擬面接のポイント

では、実際に模擬面接を行う際には、どのようなポイントがあるのでしょうか。

 

①面接経験者の協力を得る

②本番同様の流れで行う

③途中で止めない

④まずは自分で気になった点を言語化してみる

 

模擬面接実践におけるポイントを4点、ご紹介します。

 

①面接官経験者の協力を得る

模擬面接において最も重要なのは、面接官役です。友人や家族に依頼するのはもちろん良いですが、面接官としての観点を持っていない人の模擬面接は正しい練習にならない可能性があるため、あまりおすすめできません。

そのため、面接官役は面接官経験者であることが望ましいでしょう。

 

「身近にそんな人がいない」と思うかもしれませんが、大学内のキャリアセンターをはじめ、意外と近くに「面接官役のプロ」がいます。

 

模擬面接の際は正しい練習を行うために、まずは近くの面接官経験者を見つけるところから始めましょう。

 

②本番同様の流れで行う

模擬面接は、一部の質問だけ実施するのでは意味がありません。必ず入室から退出を想定した、面接における一連の流れで実施しましょう。

 

一部分だけを切り取って行う場合、面接対策にはなりますが模擬面接としては不十分です。

また、面接特有の緊張感を醸成することもできません。

 

必ず最初から最後まで行い、入室時や退出時のフィードバックも貰うようにすることが大切です。

 

③途中で止めない

「今の質問への回答に失敗した…」「上手く答えられなかったのでもう1回やり直したい」という気持ちから、模擬面接を途中で止めてしまうのはNGです。面接本番同様、途中で止めることができない想定で行わなければ意味がありません。

 

「失敗した」と感じた部分は模擬面接終了まで心に留めておき、面接官役には気になった部分をメモするなどしてもらい、模擬面接終了後にフィードバックを貰えるようにしましょう。

 

④まずは自分で気になった点を言語化してみる

模擬面接終了後は、面接官役へいきなりフィードバックを求めるのではなく、まずは自分の感想や気付きを言語化することをおすすめします。

 

模擬面接のメリットには、客観的な目線で自分を知ることができるという点があります。

自分の意見を伝えた上でフィードバックを貰うと、自己認識と第三者目線のギャップを知ることができます。

 

もちろんフィードバックによって客観的な視点を知ることはできますが、自己認識との差分を明らかにした上でフィードバックを受けると、より改善点が鮮明になるためおすすめです。

模擬面接はどこで受けられる?

では、ぜひ模擬面接を受けたいと思った時には、どこで受けることができるのでしょうか。

 

①大学のキャリアセンター

②就活エージェント

③就活イベント

④OB・OG訪問サービス

 

4つの例をご紹介します。

 

①大学のキャリアセンター

最も身近な存在で模擬面接を受けることができるのは、大学のキャリアセンターです。

これまで利用したことがないという人は多いかもしれませんが、模擬面接をきっかけにぜひ利用してみてはいかがでしょうか。

 

キャリアセンターでは、在学生の大学生活だけではなく、就職に関する内容も支援しています。そのため、ESの添削や模擬面接などを積極的に行っているケースが多く、活用しない手はありません。

 

大学によっては「模擬面接練習day」などを設けている場合がありますが、ほとんどの場合は、学生の都合に合わせて実施してくれます。まずは自分の大学のキャリアセンターへ直接相談してみましょう。

 

②就活エージェント

就活エージェントも、模擬面接を積極的に行ってくれます。

就活エージェントとは、様々な企業との出会いを繋いでくれる企業です。

多くの場合、専任のキャリアアドバイザーが付き、適宜就活状況のヒアリングやES添削、面接対策などを行ってくれます。

 

質問に対する回答を添削する面接対策だけではなく、より実践を想定した模擬面接も得意としているため、ぜひ活用するのがおすすめです。

企業内部の情報にも詳しいため、より実践的なアドバイスを受けることができるでしょう。

 

③就活イベント

就活イベントの中には、模擬面接に特化したイベントが存在します。とにかくたくさんの面接官役を相手に模擬面接を行いたい場合、イベントに参加するのがおすすめです。

 

イベントにはほとんどの場合人事が参加しているため、あらゆる企業の人事目線のフィードバックを受けることができます。

 

また、周囲の学生の質問に対する回答も参考にすることができるため、実践の場として非常におすすめです。

 

④OB・OG訪問サービス

近年急速に普及したOB・OG訪問サービスでも、模擬面接を実施してくれる場合があります。実施可能なOB・OGはプロフィールなどに「模擬面接可能」などと記載していることが多く、もしそのような人がいた場合、積極的に活用するのがおすすめです。

 

相手が人事の場合、実際の面接のような雰囲気で実践ができるほか、人事ではない面接経験者の場合、自社の基準に基づいた評価を行ってくれるはずです。立場が異なる様々な視点からフィードバックが貰えるため、模擬面接可能なOB・OGを発見した場合は積極的に活用してみてはいかがでしょうか。

模擬面接でチェックするべきポイント

では最後に、模擬面接でチェックするべきポイントをご紹介します。

 

①身だしなみ

②姿勢や表情

③話し方

④会話のテンポ

 

この4点について、積極的に面接官にフィードバックを貰うようにしましょう。

 

①身だしなみ

まず確認してもらうべきは身だしなみです。リクルートスーツを着用する場合とそうではない場合の2つのパターンを確認してもらうことがおすすめです。

 

リクルートスーツの場合、スーツの着方に違和感がないかということや、服のシミやシワ、汚れなどに気になる点がないかを確認してもらいましょう。

 

リクルートスーツ以外の服装の場合、面接に相応しい服装になっているか、不要な小物はないかなど、「社会人として相応しいか」という観点で確認してもらうのがおすすめです。

 

②姿勢や表情

姿勢や表情についても、きちんと確認してもらいましょう。より実践に近づけるのであれば、面接官が1人の場合と、複数人の場合という2つのパターンで実践するのがおすすめです。

 

姿勢については、自分自身では問題ないと思っていても、日常生活の癖がつい出てしまうことが多いでしょう。気付くと片足に重心が乗っている、つい猫背になってしまうなど、自分では気付きにくいことは、客観的な視点で指摘してもうことが大切です。

 

また、表情については、緊張からつい表情が堅くなっていないか、目線が泳いでいないかなどを確認してもらいましょう。

 

面接は日常の場面とは異なる独特な雰囲気があるため、いつも通りにいかないことが少なくありません。模擬面接を通じて指摘してもらったことに重点を置くことで、面接本番にスムーズに臨むことができます。

 

③話し方

話し方は無意識に自分の癖が出やすいポイントです。

面接の場では、普段使い慣れないであろう敬語を使うことから、話し方がおかしくなってしまう人は少なくありません。模擬面接の機会を通じて、自分の話し方の癖を把握するだけでなく、敬語にも慣れておくことが大切です。

 

また、つい相槌で「うん」と言ってしまうなど、面接の場では不適切な言葉遣いにも気付けるかもしれません。ぜひ相槌や返事などに対してもフィードバックを貰うようにしましょう。

 

④会話のテンポ

面接の場は、ただ質問に答える場ではありません。コミュニケーション能力を問われる場と言っても過言ではないでしょう。そのため、会話のテンポが非常に重要です。

 

ただし、質問にすぐ回答できない場合もあるでしょう。そのような場合も想定し、どのような返答をするのが良いかを模擬面接で確認しておくと、いかなる場合でもスムーズなテンポでコミュニケーションを取ることができます。

模擬面接を有効活用して本番に備えよう!

いかがでしたか?

 

本記事では、模擬面接の基礎知識やメリット、実施する上でのポイントや注意するべき点を詳しく紹介してきました。

 

「本当に模擬面接って役立つの?」

「どのような点に注意して模擬面接をすれば良いんだろう…」

「どんなメリットがあるの?」

といった不安や疑問を、解消することはできたでしょうか?

 

面接本番にいきなり臨むと、自分が思っている以上に緊張してしまうはずです。

緊張を楽しむことができる人は問題ありませんが、実際うまく対応できない人がほとんどではないでしょうか。

 

模擬面接は、面接の練習だけではなく、自分にとっても大きな安心材料となります。

 

この記事を読んで興味を持った方は、ぜひこの機会に挑戦してみてはいかがでしょうか。

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就活ハンドブック編集部

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