【26卒最新】文系・理系・公務員別就職偏差値ランキング!

【26卒最新】文系・理系・公務員別就職偏差値ランキング!

2024/8/24更新

印出実生(キャリアアドバイザー チーフ)

この記事の監修者

印出実生(キャリアアドバイザー チーフ)

現在は株式会社ナイモノのキャリアアドバイザーとして、ショーカツ・スタキャリなどの就活支援サービスを担当。社会人1年目で最年少MVP獲得、新卒採用プロジェクトに抜擢されるなど高い評価を得ている。自身の就活経験を活かし、業界・仕事・企業探しから逆算した年内スケジュールの組み立て方まで、二人三脚で就活生に寄り添ったサポートを心がけている。 

現在は株式会社ナイモノのキャリアアドバイザーとして、ショーカツ・スタキャリなどの就活支援サービスを担当。社会人1年目で最年少MVP獲得、新卒採用プロジェクトに抜擢されるなど高い評価を得ている。自身の就活経験を活かし、業界・仕事・企業探しから逆算した年内スケジュールの組み立て方まで、二人三脚で就活生に寄り添ったサポートを心がけている。 

はじめに

企業を選ぶ際、難関度や人気度から内定難易度を図る指標として用いられているのが「就職偏差値」です。

就活をするうえで、自分の志望する企業はどのくらいの偏差値なのか気になりますよね。

そこで本記事では、就職偏差値を文系・理系・公務員に分けてランキングを紹介します。

入社が難しい有名企業から内定を勝ち取るポイント、就職偏差値を上げるうえで着目すべき適性検査の偏差値などもくわしく解説します。

志望する企業の適性レベルを知っておくためにも、ぜひ最後まで読んでみてください。

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就活生が知りたい!就活偏差値の信ぴょう性はどのぐらい?

就活生が知りたい!就活偏差値の信ぴょう性はどのぐらい?

企業や公務員の就職難易度を、大学偏差値のようにランキング付けしたものが就職偏差値です。

ここでは、就職偏差値の意味や信ぴょう性を解説します。

就職偏差値とは?

就職偏差値とは、企業の入社難易度や人気度を偏差値で表した指標のことで、就職偏差値ランキング委員会などによって発表されています。

高い就職偏差値の企業であるほど入社難易度が高く、就活生における企業選びの指標の一つとなっています。

就職偏差値の信ぴょう性はどのぐらい?

就職偏差値は、格付け機関によって評価基準が異なります。
企業の人気度や入社難易度のほか、企業規模や業績、社会的評価などから決められています。
就活の指標としては参考となりますが、評価時期や評価基準の相違から、発表機関ごとに就職偏差値が異なることもあることに留意が必要です。

就職偏差値ランキングー文系版

まずは文系の就職偏差値について見ていきましょう。

こちらは「就職偏差値ランキング委員会」をもとに作成しました。
最初にランキングをすべて紹介します。

ランキングはSSからBまでランク分けされており、SSからAまで各ランクごとに説明していきます。

【就職偏差値-文系】SSランク(65~69)

SSランクは偏差値65から69までの企業です。

政府系金融機関や日本を代表する総合商社などがランクインしています。

知名度・人気度が高く、採用枠を大きく上回るほど多くの応募がある企業群です。

事業規模が大きいために社会への影響も大きく、高い年収も期待できます。

SSランクの企業は、30歳で年収1,000万円となる企業が大半です。

その反面、社員採用は総じて高学歴など学歴フィルターにより狭き門となっており、毎年高い倍率を誇っています。

続いて、就職偏差値Sランクの企業群を見ていきましょう。

 

【就職偏差値-文系】Sランク(60〜64)

Sランクは偏差値60から64までの企業です。

SSランクよりも知名度は劣りますが、やはり人気のある企業が並びます。

年収のレベルとしてもSSランクと同等であり、こちらも30歳ほどで年収1,000万円ほどです。

業界としては、マスコミやメディア、石油・海運などの貿易関係、元々が国の専有機関といった、業界シェアNo.1の企業が占めています。

出版やテレビなどの媒体は、近年は衰退傾向にあるため、必ずしも将来が安泰であるとは言えない現状もあります。

とはいえ、企業によってはやはり不動の人気を誇る業界です。

貿易関係はコロナでダメージを受けたとはいえ、元々の年収水準が高く、島国である日本は今後も貿易に頼らざるを得ません。

将来的にグローバル人材として第一線で活躍したい学生にとって、魅力的な業界であることに変わりはないと言えるでしょう。

JRや日本郵便など、民営化以前は国によって運営されていた機関などは、現在も国とのつながりが深く、安定した企業と言えます。

業界シェアNo.1の企業群は、かなりの学歴フィルターがかかっていることは確かですが、その分圧倒的な事業規模で優位に立てることは間違いありません。

次は、Aランクの就職偏差値をマークする企業群についてみていきましょう。

 

【就職偏差値-文系】Aランク(55〜59)

Aランクは偏差値55から59までの企業です。

こちらも、誰もが知っている企業が数多くランクインしており、やはり競争倍率もそれ相応に高くなっています。

しかしながらこのランクになると知名度のある企業だけでなく、学生からするとあまり聞いたことのない企業も入ってきます。

しかし、どちらにせよ優良企業であることには変わりありませんので、視野に入れておきましょう。

 

就職偏差値ランキングー理系版

さて、次は理系の就職偏差値について見ていきましょう。

こちらも文系と同じく「就職偏差値ランキング委員会」を基に作成しています。

理系は文系と比較し、ランク付けが少し特徴的です。

文系ではSSからAというランクに分けていましたが、理系では文系のSSにあたるランクを「頂点」、Sを「自慢し放題レベル」、Aを「人生勝ち逃げ」、そしてもう1つ「勝ち組の壁」と名付けて分けています。

ここでは、分かりやすいように文系と表記を同じくSSからBランクまでとして、各ランクごとに説明していきます。

【就職偏差値-理系】SSランク(70)

世界でも名だたるグローバル企業が、名を連ねています。

このランクの企業に入れば、世界でも活躍できる人材としてスタートを切れることは間違いないでしょう。

当然ですが入社は困難を極めます。

就活偏差値はあくまで指標に過ぎず、景気動向によっても変化することが多い中、これらSSランクの企業は不動の高難易度となっています。

特に新卒入社は、相当の実績がないとまず厳しいといえます。

どうしてもこれらの企業に入社したい場合は、大学生活の過ごし方や研究室の選び方など、人脈作りから徹底的に意識し、対策をしておく必要があるでしょう。

また、スキル面ではネイティブと対等に渡り合っていけるだけの高い語学力は当然のこと、専門分野について論理的にプレゼンできるほどの論理的思考力や、コミュニケーション能力なども必要になってきます。

さらには、新卒入社は諦め、他の会社に入社しそこで実績を磨いてから中途入社を狙うという手段も考えられます。
このためには、日頃から英語やプレゼンの機会を意識的に増やし、高い目的意識を常に持つことが重要であると言えるでしょう。

 

【就職偏差値-理系】Sランク(67~69)

SSランクはグローバル企業でしたが、Sランクは国内の名だたる企業系の研究所がメインとなっています。

しかし、相当の難易度であることには変わりはありません。

製品化やビジネスへの転用を前提とした機関であるため、専門性は必須です。

将来はグローバル展開を狙っている企業も少なくないため、まずは語学力などを磨いておくと、将来の活躍の幅が広がるかもしれません。

研究発表の機会も多いので、論理的思考力やプレゼンテーションスキル、コミュニケーション能力はあるに越したことはないでしょう。

以下に参考記事を紹介するので、ぜひ目を通してください。

 

【就職偏差値-理系】Aランク(60〜66)

こちらはSSやSランクには劣りますが、誰でも名前を知っている有名企業、特に業界においてリーディングカンパニーの地位を誇る企業が並びます。

理系の場合、これらAランクでも、相当の難易度であると言えます。

また、これらの企業もやはり専門性は求められるでしょう。

多少上位クラスに比べると門戸は広くなり、採用人数も多くなるとはいえ、その分毎年多数の就活生が応募しています。

企業研究や自己分析を重ねるなどの努力を怠らないことが、内定への近道であると言えるかもしれません。

 

【就職偏差値-理系】Bランク(58〜59)

Aランクほどではないものの、やはり人気企業であることには変わりありません。

業界でのトップ、という位置付けではありませんが、上位に入っていることは確かです。

また、教授が企業とパイプを持っているというケースも少なくありません。

日頃の態度や成績によっては、教授推薦を受けられ、別枠で選考を進められることも可能です。

ただし、他にも教授推薦枠を受ける人はいますので、「教授推薦だから大丈夫」と高をくくらず、通常の選考と同様に企業研究や自己分析を進めることが重要です。

就職偏差値ランキング―公務員版

次に、公務員の就職偏差値について見ていきましょう。

こちらは日本の資格(国家資格・公的資格・民間資格)を紹介しているサイト「資格の取り方」のランキングを参考に作成しました。

この元となるランキングはこれまでの文系、理系と異なり、資格になります。
数も多く、まとめ方・分け方が異なっています。

このため、本記事で独自に出ている資格の一部を取り上げ、SSSランクからDに分類しました。

【就職偏差値-公務員】SSSランク(77)

国家公務員の場合は、総合職と一般職に分かれており、試験は人事院が実施します。

ここに挙がっている国家公務員(総合職)は、かつての「国家公務員Ⅰ種」に該当し、財務省、外務省、経済産業省といった、いわば超エリートの「キャリア官僚」です。

なかでも、財務省や外務省の入庁は、圧倒的な高さの難易度で、語学はネイティブレベルで求められます。

東京大学の首席卒業レベルでも、入庁するにはたいへん難しいと言われるほどです。

一概に、公務員と一括りにされていますが、上位ランクの就職先の突破はかなり難しく、一般企業の難易度SSランクよりも難関と言われています。

キャリア官僚と呼ばれる立場での就職を希望するのであれば、大学進学前から就職設計を立てる必要があります。

試験の形式は、一般企業と違い、1次試験は筆記、2次試験は面接や論文、最後の3次試験は各官庁訪問での面接です。

このレベルになると、努力や才能だけでの突破は難しく、OBやOG訪問を重ね、体験談や人脈を広げることが必要です。

1次試験や2次試験を突破するためにも、専門の予備校や通信教育を活用して入念に対策しておきましょう。

 

【就職偏差値-公務員】SSランク(70~75)

SSSランクほどではないものの、就職難易度の高いランクです。

専門的な知識を必要とした職種が挙げられており、専門性が求められる就職先になります。

自衛官等採用試験(自衛官幹部候補)のほとんどは、防衛大学校出身が多いのが特徴です。

早い段階から自衛隊幹部を目指し、防衛大学に進学した方の経験は、他の大学より知識の差があるのでしょう。

SSランクも1次試験や2次試験を突破するには、SSSランク同様に予備校などで対策した方がよいでしょう。

【就職偏差値-公務員】Sランク(65〜69)

Sランクも、専門的な知識を必要とした専門職が多い傾向にあります。

やはり、国家公務員の偏差値レベルは高く、独学で勉強するより予備校などを利用した方がよいでしょう。

傾向と対策がしっかり学べます。

【就職偏差値-公務員】Aランク(61〜64)

このランクから、地方公務員がランクインしてきました。

地方公務員の難易度は上級・中級・初級の3段階に分かれており、このランクに挙げられている「大卒」は上級にあたります。

また、国家公務員(一般職)は、かつての「国家公務員Ⅱ、Ⅲ種」に該当し、国家機関の事務を担います。

このランクからは、難関大学でなくとも努力次第では就職できそうなレベルですが、やはり独学よりは、予備校などを利用した方が賢明です。

【就職偏差値-公務員】Bランク(58〜59)

このあたりから、ある程度の偏差値のある大学卒業レベルであれば独学で狙える範囲です。

しかし、専門的な問題が出ますので、傾向と対策をしっかり把握しましょう。

【就職偏差値-公務員】Cランク(50~54)

このランクであれば、偏差値に関係なく専門的な知識を持って勉強すれば、何とか合格ラインに届きそうです。

ただし、警察官の場合は、警察学校を卒業しなければなりません。

警察学校への入学に必要な対策をすることが大切です。

他の職種は、時間はかかってしまうかもしれませんが、独学でも何とか狙える範囲でしょう。

過去問など専門書を購入し、傾向と対策はしっかりと把握しましょう。

【就職偏差値-公務員】Dランク(36~49)

このあたりのランクは、独学でも狙える範囲です。

警察官以外は、過去問や公務員面接の対策をしっかり行っていれば突破しやすいでしょう。

他の記事で公務員試験に関する内容を紹介していますので、あわせて確認しましょう。

入社が難しい有名企業から内定を勝ち取る6つのポイント

入社が難しい有名企業から内定を勝ち取る6つのポイント

これまで、文系・理系・公務員別に就職偏差値ランキングを紹介しました。

自分の志望企業のランクは、見つかりましたでしょうか?

もし、その就職先がSランク以上の「入社が難しい有名企業」であった場合、毎年応募が殺到します。

入社への思い
  • ここで働きたい
  • 入ってこんなことをしたい
  • 給料がいいから

というただの思いだけでは、残念ながらまず内定までたどり着けません。

志望の就職先が企業の場合なら、まずは適性検査やエントリーシートなど初歩的なポイントをしっかり押さえましょう。

自らの志望理由を明確にし、熱量をアピールすることが大前提です。

ですが、それ以上に「自分を雇うメリット」を論理的に伝えなければ、志望者に困っていない人気企業の面接官を納得させることはできません。

そのためには、どのようなポイントに留意すれば良いのでしょうか。

以下の「入社が難しい有名企業」から内定をもらうための6つのポイントを、事前にチェックしておきましょう。

「入社が難しい有名企業」から内定をもらうためのポイント
  • 自己分析を徹底し、自分の強みを分析
  • 早いうちからインターンシップへ積極的に参加
  • OB・OG訪問で抜かりない情報収集
  • 万全の適性検査・エントリーシート対策
  • 志望動機を明確に(特に理系の場合)
  • 本番を想定した面接練習

自己分析を徹底し、自分の強みを分析

難関企業へ入るために、まず絶対に必要となるのが「自己分析」です。

熱量だけで内定を出してくれるほど、世の中は甘くありません。

自分の強みの分析
  • 自分には、こんな強みがある
  • そしてその強みは、この企業のこんなところをカバーできる
  • そのため、入社後はこのように活躍できる

上記のように、自分の強みを基軸とし、「自分へ内定を出すと、こんなメリットがある」と、相手へ論理的にアプローチしましょう。

3年後や5年後、10年後のキャリアイメージや、どのような人物になって、どのような業務がこなせるようになっているのかなどの未来像を伝えることも大切です。

自分の長所の延長線上にあり、かつ具体的に描けているほど好印象です。

自己分析についてはこちらの記事でも解説しているので、気になる方はご覧ください。

 

早いうちからインターンシップへ積極的に参加

インターンシップは皆さんご存じの通り、実際の仕事を通して、企業や仕事への理解を深めるための体験です。

また、そこで出会う社員さんや他大学の就活生と話すことで、貴重な情報を入手できます。

何よりも就活が本格化する前に、本番を模擬体験できる良い機会です。

面接やグループワークなどは練習量が重視されるので、早期から積極的に参加し、実践力を高めておくようにしましょう。

 

OB・OG訪問で抜かりない情報収集

就活は、ご存じのように「情報戦」とも言われています。

多くの情報を得た者が勝利を手にする、というわけです。

企業説明会や面接の質問タイムと比べて、より深い質問やグレーゾーンの質問をしやすいのがOB・OG訪問の魅力です。

就職偏差値の高い企業を狙うのであれば、この機会を活かさない手はないでしょう。

実際、「入社が難しい有名企業」であればあるほど、OB・OGのつながりが重視されているというケースも多くあります。

先輩にきちんと敬意を払い、マナーを守ってお伺いするようにしましょう。

OB訪問の詳しいやり方については、以下でも解説しています。

 

万全の適性検査・エントリーシート対策

選考における最初の関門が、適性検査やエントリーシート(エントリーシート)と呼ばれる「書類選考」です。

企業の採用担当者は、このような書類やテストの結果を通して、「その学生が面接に値するかどうか」を判断しています。

極端にテストの結果が悪かったり、内容の薄い履歴書やエントリーシートを提出したりすると、見限られてしまいます。

面接にすら進むことができなくなるでしょう。

適性検査や履歴書、エントリーシート対策は基本中の基本です。

初歩段階で足をすくわれないよう、計画を立てて知人や家族、先輩にチェックしてもらい、面接官に納得させられるクオリティに仕上げましょう。

最近では「エントリーシート添削サービス」も存在しています。

便利なサービスを賢く利用し、役立てましょう。

また、適性検査もしっかりと対策を行いましょう。

いくら面接でパフォーマンスを発揮できても、その前段階で参加権を失っては元も子もありません。

以下の記事を参考に、しっかりと適性検査の対策を進めましょう。

 

志望動機を明確に(特に理系の場合)

文系の場合ももちろんですが、特に理系の場合は、志望動機づけが重要になります。

なぜなら、各社がそれぞれ異なる独自の技術を有しているからです。

したがって、「どうしてうちの会社なのか?」という疑問に対して、明確に答えを返す必要があります。

その技術を用いて、どのように社会に関わりたいのか。

どのように企業に貢献していきたいと思っているのか。

企業に「うちじゃなくてもいいよね」と突っ込まれてしまうことのないように、改めて明確に深掘りしておくことが重要です。

理系の志望動機の回答例については、IT業界となりますがこちらの記事でも解説しています。

本番を想定した面接練習

就活において、良質な正しい情報をつかむことは大切ですが、「実戦練習」を積んでおくことも、同じくらい大切です。

面接の場で十分に発揮できなければ、伝わっていないも同然だからです。

友人やキャリアセンターで面接練習を積むのも手ですが、無意識のうちに気が緩んでしまい、本番のような空気感を作れていないことが多いのではないでしょうか。

志望度が高い企業を受ける前には、ほかの企業で面接を重ね、「本番の空気感」に負けないようにしておきましょう。

予想外の質問をされたときも慌てず、冷静に対処できるはずです。

万全の状態で面接に臨むための準備のやりかたを知りたい方は、以下の記事をご覧ください。

また、入社が難しい有名企業を手っ取り早く知りたいという方は、以下の記事もおすすめです。

 

志望動機に関する記事はこちら。

就活生が知っておきたい適性検査の偏差値「標準得点」

前章では、万全の適性検査・エントリーシート対策が必要であることを解説しました。

ここでは、就職偏差値を見るうえでも参考となる、適性検査の偏差値に相当する「標準得点」について見ていきます。

適性検査の偏差値に相当する標準得点

適性検査は、偏差値に相当する「標準得点」で評価されます。

偏差値と同様、平均を50とし、それより高い得点であれば、受検者の能力的水準が高く、低い点であれば能力的水準が低いと判断されます。

こうした仕組みから、正答した率や数だけで評価されるものではないことに注意してください。

知っておこう!標準得点の分布

適性検査の標準得点は得点ではなく、20から80の偏差値で評価されます。

偏差値は次のように、各段階の出現率に応じて、正規分布に基づき7段階に分類されます。

適性検査の標準得点の分布

標準得点が46〜53.5の範囲にある場合、この段階の分布は全体の31%を占め、平均的な成績に位置付けられます。

適性検査の能力得点は、能力的な水準を指しますが、性格検査は、各尺度が持つ性格特徴の強さを表します。

得点の高さが良し悪しを示すものではないことに留意してください。

 

把握すべき企業の適性検査実施目的

ここでは、自身の就職偏差値をあげる要素である適性検査の企業の実施目的を見ていきます。

企業の適性検査実施目的①(スクリーニング)

企業が適性検査を実施する第一の目的は、スクリーニングです。

多くの就活生の適性と能力を評価し、自社にマッチした人材を選定するため、適性検査は、スクリーニングツールとして多くの企業に活用されています。

適性検査の結果によって、選考の初期段階で就活生を絞り込むことが一般的でしょう。

企業の適性検査実施目的②(基礎学力の確認)

適性検査は、就活生の基礎学力を確認するためにも活用されています。

企業にとっては、就活生が必要な基礎的知識や能力があるか否かを見極めるための重要な手段です。

企業は、適性検査を通じて、就活生の論理力や数学的処理能力などを判断し、職務遂行上、必要な基礎的な能力が備わっているかを判断します。

企業の適性検査実施目的③(面接時の参考材料収集)

適性検査の結果は、面接時の参考材料としても企業で利用されています。

また、性格検査で、自社にマッチした性格特性と判断された就活生にミスマッチがないかなど、確認する材料にもなります。

このように適性検査を活用することで、企業は、客観的な面接評価を行っているのです。

就職偏差値の高い企業に受かるには|適性検査の得点アップは有効?

就職偏差値の高い企業の内定を勝ち取るには、適性検査の得点アップが求められるでしょう。

特にスクリーニング段階では、適性検査の得点で足切りされないよう、能力得点については適性検査の得点アップが重要になります。

ただし、性格検査は得点の良し悪しではなく、自身の性格特性と企業の求める人材像のマッチ度による評価となることに留意してください。

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そんな学生のためにまとめたものがSPI頻出問題集です。

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まとめ

本記事では、就職偏差値を文系・理系・公務員に分けてランキングを紹介しました。

入社が難しい有名企業から内定を勝ち取るポイント、適性検査の偏差値や企業の実施目的、就職偏差値の高い企業に受かるためのポイントを解説しています。

就職偏差値は、企業の選定をするうえで参考となる指標ですが、就職偏差値はあくまで「一つの指標」に過ぎません。

しかし、就職偏差値の高い志望企業を目指すうえでは、意識すべき指標と言えます。

適性検査の得点アップは、自身の就職偏差値を引き上げる手段のひとつです。

本記事で紹介した適性検査模擬頻出問題集などを活用して、自身の就職偏差値を上げていきましょう。

 

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