【実物ESのどこを直す?】ES添削サービスの選び方と依頼から提出までの進め方
2026/09/22更新
2023年度の日本学生支援機構の調査では、回答した大学の69.3%に、キャリアコンサルタント等の資格を取得した就職支援担当者がいました。ESの相談先を探す際には、学内の支援窓口も候補になります。(参考:日本学生支援機構「大学等における学生支援の取組状況に関する調査」、2025年発表)
ESを書き終えても、強みが伝わるか、志望理由が会社の説明だけになっていないか、不安が残る就活生は少なくありません。添削を頼もうとしても、大学の相談窓口、就活エージェント、AIなどの違いがわからず、依頼先を決められない場面もあります。
ES添削サービス選びの軸は、下書きに残っている悩みです。本記事では、相談先の比較と依頼前後の作業を図表で示し、就活ハンドブックに掲載された学生の実際のES・面接回答から、行動や志望理由を具体化する視点を読み取ります。新卒採用のESをこれから作る学生も、提出前の下書きを直したい学生も、相談する箇所を決めるために活用できます。
ES添削サービスの役割と直せる範囲
ES添削サービスは、応募書類を第三者に読んでもらい、設問への答えや経験の伝わり方を点検するための支援です。文章が整っていても、挑戦の設問に活動紹介だけを書いていたり、志望理由が会社の説明だけになっていたりすると、読み手が知りたい内容に答えられていない部分が残ります。例えば、サークルの紹介を短くし、意見が割れた場面で何を提案したかを書くと、本人の役割を伝えることができます。添削を依頼する際は、表現と内容のどちらに迷っているかを伝えてください。
ES添削と文章校正の違い
文章校正では、誤字脱字や言葉の重複、読みにくい表現を点検します。ES添削で相談したいのは、それに加えて、質問に答えているか、経験から強みを読み取れるかという部分です。「読みやすくなった」という感想だけでは、志望する仕事への関心まで伝わったかは判断できません。提出先の設問を添えて、読み手がどこで疑問を持つかを聞くと説明の不足を見つけることができるため、依頼前にサービスが内容の相談まで対応するかも確かめてください。
依頼内容の違いは、下書きのどこを直すかで区別できます。
| 依頼内容 | 点検する部分 | 修正の方向 |
| 文章校正 | 誤字、主語と述語、表記の揺れ | 意味を変えない表現の調整 |
| 内容の添削 | 設問とのずれ、本人の行動、志望理由 | 足りない事実の追加と構成の修正 |
| 面接を想定した相談 | 判断の理由、役割、結果の根拠 | 質問への口頭回答の準備 |
まだ回答全体を書けていない段階なら、設問ごとの書き出しを作るところから始められます。
添削で得たい指摘と選考結果の違い
添削の成果は、合否の予測ではなく、どの記述をどう直すかが明確になる点です。「もっと具体的に」という返答だけなら、場面の説明、本人の行動、結果の根拠のどこが足りないかを聞いてください。修正の理由まで受け取ると、別の企業の設問でも同じ弱点を探すことができます。採用担当者の判断を外部の添削者が代わって決めるわけではありません。サービスの宣伝より、返却見本に理由の説明があるかを読むと、依頼後の作業を想像しやすくなります。
添削を受ける目的が曖昧な段階では、第三者に読んでもらう利点を参照し、相談内容を決めてください。
ES添削サービスの種類と相談先の選び方
相談先は、料金の有無に加え、対話できるか、応募先に合わせた質問を受けられるかで選ぶと、下書きの悩みに合う支援を探せます。例えば、経験の選び方から迷う段階では会話を通じた相談が役立ち、内容が固まった後なら文章を送って表現の指摘を受ける方法を選ぶと、下書きの状態に合う助言を得やすくなります。有料である点だけを、添削の質の根拠にはできません。返却形式、修正後の質問の可否、締切までに対応できるかを、申し込み前の案内で確かめてください。
大学のキャリアセンターと公的な相談窓口
在籍大学のキャリアセンターは、ESだけでなく、応募する仕事や経験の選び方も相談したいときの候補です。大学ごとに予約方法と対応内容が違うため、学内ポータルの就職支援案内を開き、ES相談の受付方法を探してください。同志社大学は、ESに関する相談では予約時に内容を入力するよう案内しています。下書きを先に共有すると、当日の説明を短くすることができます。(参考:同志社大学「個別相談の利用」)
学外の相談先も、選択肢のひとつです。愛知新卒応援ハローワークは、自分で応募した企業のES添削や面接対策だけを希望する場合にも対応すると案内しています。(参考:愛知新卒応援ハローワーク「よくあるご質問」)
学内窓口で相談できる内容を把握しておくと、予約時に希望を伝えやすくなります。
新卒向けエージェントと有料の添削サービス
新卒向けエージェントに依頼するときは、ES添削のみで利用できるか、企業紹介や面談への参加が条件かを読み取り、志望先が紹介対象に入るかも相談前に聞いてください。有料サービスを選ぶ際は、修正文だけが届くのか、修正理由や追加質問への回答も含まれるのかを比較します。「自己PRを直したい」という相談でも、文章表現の点検と経験の聞き取りでは作業が違います。依頼内容を先に伝えると、契約する範囲を選ぶことができます。
申し込み画面では、添削する設問単位なのか、ES全体なのかを確かめてください。料金や返却時間は、利用時点の公式案内で確かめてください。
OB・OG、友人、AIへの相談の使い分け
OB・OGには、仕事の説明にずれがないか、志望理由に書いた働き方が現場の理解と合うかを聞くと、企業研究の不足を探すことができます。友人には、活動を知らない読者として、わかりにくい言葉や場面を指摘してもらえます。AIを使う場合は、設問から外れた文や重複表現の抽出など、作業を絞って依頼してください。誰に相談する場合も、回答を受け取る側で事実と助言を分ける姿勢が必要です。社員の見解だけから、その企業の採用基準を決めつけることはできません。
下書きの状態と依頼先の組み合わせは、次の表を目安に検討できます。
| 下書きの悩み | 相談先の候補 | 伝える依頼 |
| 経験を選べない | キャリアセンター、対話型サービス | 設問に合う経験を一緒に検討 |
| 仕事内容に自信がない | OB・OG、職種に詳しい相談員 | 業務理解のずれの指摘 |
| 文章が長い | 文章返却型サービス、AI | 重複部分と削除理由の提示 |
| 話が伝わるか不安 | 友人、キャリアアドバイザー | 読んで生じた疑問の提示 |
OB・OGに添削を頼む前には、訪問の目的と質問を伝える準備が役立ちます。
ES添削の依頼前に必要な準備
添削を受ける前にそろえたいのは、設問の原文、応募先と職種、下書きに書いた経験の事実です。例えば、「志望理由を直してください」と文章だけを送ると、職種の選択理由まで答える設問なのかが添削者には伝わらないため、応募画面の指定と相談したい箇所も渡してください。未完成でも、書けている部分と迷っている部分を分けて伝えてください。
設問の原文と応募条件の共有
設問は短く言い換えず、応募画面に表示された文章を共有してください。「力を入れたこと」と「困難を乗り越えた経験」では、詳しく書く場面が変わります。字数や改行の指定も含めると、どの説明を残すかを添削者と相談できます。企業名だけでなく応募職種やコースも伝え、現在の募集要項との対応を確かめる必要があります。公開されている過去のESは書き方の参考になりますが、現在の設問や提出条件を確定する資料ではありません。
依頼時のメモには、次の情報を入れると相談が具体的になります。
| 共有する情報 | 記載する内容 |
| 提出先 | 企業名、職種、応募コース |
| 設問 | 原文、字数、入力形式の指定 |
| 期限 | 企業の提出期限、添削を受け取りたい時期 |
| 下書き | 現時点の文章、未記入の部分 |
| 相談内容 | 強みの伝わり方、志望理由の具体性など |
設問の違いがつかめない場合は、質問ごとに求められる回答を比べると、相談する内容を選べます。
経験の事実と添削者への依頼文
経験については、活動名に加えて本人が判断した場面と実行した行動をメモし、サークルの代表を務めた経験なら、誰の意見を聞き、何を決め、どの仕事を担当したかまで書いてください。記憶が曖昧な結果は、当時の議事録や制作物を見直すと、説明できる範囲を確かめることができます。成果を大きく見せるために、チーム全体の実績を個人の実績へ置き換えないでください。うまくいかなかった場面も、行動の理由を説明する材料になります。
迷いを具体的に伝える依頼文の作成例です。
相談内容の記入例
学生時代の取り組みへの回答です。活動紹介が長く、担当した行動が伝わるか不安です。残す説明と補う事実を指摘してください。
このように修正したい箇所を伝えると、次に何を思い出すべきかまで相談できます。
学生の実際のESから学ぶ添削の着眼点
実際のESを読むときは、表現を写すより、設問に対してどの事実が選ばれているかに注目すると、下書きの不足を探すことができます。例えば、自己PRであれば強みを裏づける行動、志望動機であれば応募する仕事への関心が読み取れるかを点検します。ここでは、就活ハンドブックの掲載回答をもとに、添削時に相談したい質問を添えます。掲載回答の選考結果や添削サービスの利用歴は、引用した抜粋から判断できません。回答内容を読むための事例として参照してください。
三井住友銀行のESにある行動と工夫
三井住友銀行の掲載ESには、「プロフェッショナル」「チームワーク」「挑戦」の発揮事例を求める設問があります。このように観点が指定された設問では、活動の華やかさより、どの行動が指定された観点に当たるかを説明したいところです。広告制作の経験なら、「分析に取り組みました」だけでは何を比較したかが伝わりません。分析対象と制作物の変更を結びつけると、課題に対して取った行動を読み手に伝えることができます。
就活ハンドブック内で公開している選考経験者の情報によると、三井住友銀行のES回答には「自社や他社の伸びている記事や広告の数値を元に、自身の制作物の見せ方を変える。」という記述があります。
添削では、変更した対象が具体的に伝わるかを聞いてください。例えば、本人の下書きでも「見せ方」と書いているなら、実際に変更した画像や見出しまで示すと、工夫の中身を伝えることができます。
花王のESにある強みと担当業務
花王の掲載ESでは、責任感を持って最後までやり遂げる力を、サークルでの活動に結びつけています。自己PRを添削してもらう際は、強みの名称と、続く行動の説明が対応しているかを読んでもらってください。代表という役職は担当範囲を伝える情報ですが、それだけでは仕事の進め方までわかりません。企画から完成まで関わった対象が書かれていれば、読み手は責任を持った範囲を具体的に捉えることができます。
就活ハンドブック内で公開している選考経験者の情報によると、花王のES回答には「パンフレットの作成を担当し、内容の企画から完成まで責任を持って取り組みました。」という記述があります。
添削では、制作中の調整や完成までの工夫を質問してもらうと、担当業務に加えて仕事の進め方を伝える自己PRにできます。
強みの言葉が先に決まり、裏づける経験を選べない場合は、自己PRの組み立て方が参考になります。
野村総合研究所のESにある希望職種
野村総合研究所の掲載ESは、志望するキャリアフィールドと志望理由を尋ねています。この設問への添削では、会社を選ぶ理由と、仕事を選ぶ理由を区別して読んでもらってください。「課題を解決したい」という説明だけでは、どの仕事に取り組みたいかが残ります。職種名を明示したうえで、興味を持った業務と経験をつなげると、応募先で実現したい内容を伝えることができます。肩書きへの憧れで終わっていないかも点検したい部分です。
公式の職種紹介には、業務や技術の調査・分析からシステムの設計、構築、運用までの仕事が示されています。(参考:野村総合研究所「職種紹介」)
添削者には「どの業務に関心があるか読めるか」と聞いてください。掲載回答の抜粋で読めるのは希望職種であり、志望理由の中身は補えません。
就活ハンドブック内で公開している選考経験者の情報によると、野村総合研究所のES回答では、希望するキャリアフィールドとして「アプリケーションエンジニア」が挙げられています。
花王グループカスタマーマーケティングのESにある仕事の選択理由
花王グループカスタマーマーケティングの志望理由は、商品を通じて実現したい内容と、担当したい仕事の結びつきを点検する例です。同社の公式説明は、小売業を通じて生活者へ商品と価値を届ける役割を示しています。志望動機に商品への好意を書く際も、売り場への関心や小売業との関わりまで言葉にすると、応募する仕事を選んだ理由を伝えることができます。花王の自己PRとは、企業も設問も別です。(参考:花王グループカスタマーマーケティング「事業内容」)
就活ハンドブック内で公開している選考経験者の情報によると、同社のES回答には「メーカーと小売の橋渡し役として、消費者視点の売り場づくりに携わりたいからです。」という志望理由があります。
添削では、なぜ売り場づくりに関心を持ったかを、経験から説明できるか尋ねてもらってください。例えば、売り場で迷う来店客に対応した経験が実際にあるなら、その場面が関心につながった理由を補えます。企業の仕事と自身の経験が離れている場合は、経験の選び直しから相談できます。
志望理由が企業紹介に寄っている場合は、経験から志望先へつなぐ書き方を参照してください。
JR東日本ビルテックのESにある課題と行動のつながり
JR東日本ビルテックの掲載ESには、アルバイトで調べた情報が使われず、取り組みへの意欲に差が出ていた場面が書かれています。ここで添削の対象にしたいのは、課題と選んだ行動がつながっているかです。「SNSを活用しました」という実行内容だけでなく、なぜその手段を選んだかが読めると、本人の判断を伝えることができます。目立つ活動名がなくても、日々の作業で感じた問題と改善の理由を説明する余地があります。
就活ハンドブック内で公開している選考経験者の情報によると、JR東日本ビルテックのES回答には「SNSにも調べた情報を投稿することでタイムパフォーマンスに囚われることなく情報を発信することができると考えたからだ。」という記述があります。
添削時は、文章だけで行動の理由を読み取れたかを聞いてください。下書きでも業務名を伏せる場合は、公開できる範囲の説明を添えると、読み手の理解を助けることができます。
活動紹介が長くなった場合は、課題から行動へつなぐガクチカの構成が参考になります。
ES添削の指摘を下書きに反映する手順
添削後は、設問への答えを直してから経験の説明と表現を調整し、例えば志望動機に職種の選択理由が足りないなら、語尾を整える前に、関心を持った仕事と経験を補ってください。返却された修正文をそのまま提出せず、追加された事実がないかも確かめてください。修正前の原稿も残すと、変更箇所と修正理由を比べることができます。
修正の優先順位と文章の組み立て方
添削コメントが多いときは、設問とのずれを先に直してください。結論が変わると、後ろに残す経験も変わるためです。次に、本人の行動と理由を補い、最後に長い表現を縮めると、必要な説明を残すことができます。例えば、理由を聞かれた設問に結果から答えている場合は、語尾の調整だけではずれが残ります。設問への答えが冒頭にあるか、添削者と修正方針を合わせてください。文章の見栄えより先に、質問と答えの対応を点検します。
修正する順番は、次の流れで進めることができます。
| 設問への答え | ▶ | 行動と理由 | ▶ | 重複の削除 | ▶ | 表記の点検 |
結論と具体例の順番で迷う場合は、PREP法の構成を参照すると文章の役割を分けられます。
字数超過への対処と記入欄への反映
字数を減らす際は、繰り返した結論や活動の背景説明から削ると、本人の工夫を残すことができます。短くするために行動の理由まで落とすと、何を考えて動いたかが伝わらなくなります。削る前に、その文が設問への答えを支えているかを読んでください。例えば、サークルの活動日程は短縮しても、欠席が続く参加者に聞き取った内容は改善策の理由として残し、企業の応募画面に入力した後は、文字数と文章の欠落を点検してください。
AI・オンラインのES添削で守る利用上の注意
AIやオンラインの添削は、下書きを渡す前と、返却された文章を受け取った後の点検を分けると、利用目的が明確になります。例えば、重複する表現を探したい場合は、全文の書き換えを頼まず、該当箇所と理由を出すように依頼できます。入力するのは、添削に必要な内容に絞ってください。返却された文は、経験の事実と一致するかを原稿と照らし合わせます。
AIへの依頼内容と個人情報の削除
AIには、希望する作業に加えて、経験や成果を補わずに修正候補だけを示すという条件も伝えると、返ってきた提案が依頼内容と合っているかを点検しやすくなります。「経験や成果を追加せず、設問に答えていない箇所と重複部分を示してください」と依頼すれば、全文を書き換える前に修正候補を読むことができます。研究室の未公開情報やアルバイト先の顧客名は、内容を判断できる範囲の説明へ置き換えてください。送信前には、利用するサービスの保存・共有に関する案内も読む必要があります。
修正文の事実確認と文体の統一
AIや添削者が加えた表現でも、経験と一致しない文は採用しないでください。「担当しました」が「統括しました」に変わると、読み手が受け取る役割が違うため、元の原稿と修正文を並べ、役割、行動、成果の変更を探すと、事実のずれを見つけることができます。言い慣れない表現も、面接で自然に説明できる言葉へ戻す必要があります。例えば、作業分担を決めた経験を、内容が曖昧な専門用語で言い換える必要はありません。
提出する文体が混ざった場合は、ES全体の表記をそろえるために言葉遣いのルールを参照してください。
面接につながるESの仕上げ方
提出前の添削では文章を読んだ相手に質問してもらい、例えば「なぜその方法を選んだのか」と聞かれて答えが止まるなら、当時の判断を思い出すと、説明しきれていない事実を探すことができます。ESに書いた強みと、面接で話す経験は同じ事実にそろえてください。質問されても、経験を自分の言葉で説明できる状態を目指します。
JR東日本建築設計の面接回答にある具体的な提案
JR東日本建築設計の掲載面接レポートには、都市部の駅の課題と、何があればよいかを尋ねる質問があります。身近な駅への観察を提案に変える回答は、ESに書いた仕事への関心を面接で説明する際の参考です。添削では、抽象的な「快適さ」だけでなく、場所や使う人の姿が浮かぶかを読んでもらってください。対象を具体化すると、応募先で取り組みたい仕事を説明する練習ができます。例えば、駅で人が立ち止まる場所を観察すると、提案の理由を説明する準備ができます。
就活ハンドブック内で公開している選考経験者の情報によると、JR東日本建築設計の面接回答には「改札周りに一息つけるゆとりがあると良いと思います。」という提案があります。
提出前の読み合わせと相談の焦点
仕上げの読み合わせでは、説明のつながりを確かめながら、なぜ課題だと思ったか、どのように周囲へ働きかけたかを聞いてもらうと、読み手の疑問を解消するために文章へ残す事実を選ぶことができます。話して初めて伝わった説明は、ESにも短く補う候補です。逆に、書いた表現を口頭で説明できない場合は、言葉を変える必要があります。提出期限が近い場合も、応募先の企業名と職種、添付した原稿が一致するかを読み合わせの最後に点検してください。

監修者からのアドバイス
三好 達也(キャリアアドバイザー)
上記の読み合わせで説明が止まった場合は、判断の理由と担当範囲を当時の記録から確かめてください。キャリアアドバイザーとの面談には修正前後のESを持参し、答えに迷った質問を伝えると、補う経験を具体的に相談できます。
ES添削サービスに関する疑問
ES添削を頼む時期や回数は、下書きに残る疑問から判断すると、目的のない修正を減らすことができます。例えば、設問には答えられていても本人の役割が伝わらないなら、その部分を相談する価値があります。文章が未完成な段階では、経験の選び方から相談できる窓口を探してください。依頼時には提出期限を伝え、添削後に書き直す時間も予定に含めてください。
下書きが未完成の場合の相談方法
未完成の段階では、空欄のまま渡すより、設問と候補の経験、迷っている理由を共有してください。例えば、アルバイトとゼミのどちらを書くか迷い、経験を聞いてもらう必要がある段階では、対話型の相談先で各経験の担当業務や判断した場面を伝えると、設問との相性を相談できます。完成原稿の文章修正だけを受け付けるサービスでは、経験選びまで相談できるとは限りません。受付案内を読み、未完成の下書きでも対応可能かを確かめてください。
添削を終える目安と意見が割れた場合の判断
添削を終える目安は、設問に答え、本人の行動を説明でき、指定の形式に収まっている状態です。表現への意見が割れたら、どちらが経験の事実に合うかを先に考えてください。「成果を先に書く」「課題から書く」という提案も、設問が違えば読みやすい順序が変わります。依頼先を増やす前に、現在の指摘に対応できているかを点検し、修正理由を聞いたうえで、読み手の疑問が解消される案を選ぶと、言葉の好みだけに左右されずに助言を判断することができます。
まとめ
ES添削サービスは、設問への答えと経験の伝わり方を点検するために活用できます。依頼先は料金だけで決めず、経験選びから相談できるか、修正理由を受け取れるか、締切までに書き直す時間を確保できるかで選んでください。例えば、花王の掲載ESにあるパンフレット制作のように、担当した対象を具体化すると、強みを裏づける行動が伝わります。三井住友銀行の回答では分析対象と行動、JR東日本ビルテックの回答では課題と手段のつながりに注目すると、下書きにある「工夫しました」という表現を具体化する参考になります。
相談前には設問の原文と応募職種、経験の事実をそろえ、返却後は修正理由を確かめてください。助言に迷った場合は、実際の経験に合うか、面接でも説明できるかを判断基準にすると、提出する文章を選ぶことができます。下書きで説明が止まる箇所を見つけ、次の添削や面談で相談するところから始めましょう。

この記事の監修者三好 勝利(キャリアアドバイザー)
新卒で小学校教員となり、学級担任や学年主任などを務め、1000人以上の生徒の指導に携わる。その後、大手教育企業でのコンサルティング営業を経て、現在は株式会社ナイモノのキャリアアドバイザーとして250名以上の学生の就職支援に従事。未経験IT、総合職、人材など幅広い業界への支援実績を持つ。面接対策や自己PRの指導に定評があり、面接官の経験を生かした的確なアドバイスが強み。学生一人一人に寄り添い、ラフな雰囲気で親身に相談に乗ることを心がけている。










