IT業界のエントリーシートの対策法を徹底解説
2024年1月26日更新
はじめに
この記事ではITやソフトウェア、インターネットなどのIT業界への就職を目指している就活生を対象に、エントリーシートのライティング方法や書き方のポイントについて詳しく解説しています。
特にIT業界ならではのエントリーシートでのアピール方法から実際の記載例まで、明確かつ分かりやすく紹介しています。
また、IT業界が求める人材の特徴や、選考方法の重要なポイントについても詳しくアドバイスしていますので、IT業界の内定を目指す就活生は、ぜひ最後までお付き合いください。
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IT業界の概要
初めにIT業界とはどんな企業なのかを簡単に紹介します。
IT業界とは
ITとは(Information Technology)の略式で、コンピュータやデータ通信に関連する「情報技術」を指します。
IT業界とはIT(情報技術)を活用したサービスを提供する企業全体を指す総称です。
IT企業にはソフトウェアやハードウェア、情報処理、通信サービス、Web系サービスといった5種類の業種があります。
IT業界の主な職種は、エンジニア職やプロダクトマネージャー、ITコンサル、総合職などが挙げられます。
扱う製品やサービスによって同じIT業界でもさまざまな異なる業務が存在するのが特徴です。
ネームバリューがある日本を代表するIT企業は下記となります。
- 富士通
- NEC
- リクルートホールディングス
- NTTデータ
- 日立製作所
- 大塚商会
- ソニーグループ
- KDDI
- ソフトバンク
- LINE Yahoo
- 東芝
- 日本オラクル
- エムスリー
- TIS
- ZOZO
- 伊藤忠テクノソリューションズ
- GMOインターネットグループ
- サイバーエージェント
- 価格コム
- メルカリ
- グリー
これらの企業を見て分かるように、一度は耳にしたことがあるネームバリューがある有名企業が揃うのがIT業界の特徴だといえます。
IT業界は、今後益々売り上げを伸ばしていく業界であり成長産業だと言われているため、就活生からの人気が高い業界です。
あまりの成長スピードの早さに人材不足が囁かれていますが、注目されている業界であるため年々志望者は増加傾向にあるといわれています。
そのため、就活においての業界・企業研究は徹底して行う必要があります。
IT業界については以下の記事でも詳しく解説していますので併せてご覧ください。
IT業界の採用難易度
IT業界の採用難易度は企業により異なりますが、平均的にいえばかなり高いとされています。
東京大学や京都大学のような最難関の一流大学からも多くの応募があるため、ライバルのレベルは高く、採用への道は険しいといえます。
また、IT業界は職種によっても難易度が異なる傾向にあります。
例えばエンジニア職だと人材不足という背景があるため、学歴以上にスキルが重要視されます。
それゆえ個々のITスキルや伸び代、ポテンシャルを重視することで、幅広い人材の採用に尽力しています。
IT業界の採用大学
IT業界の採用大学の実績は以下の通りですが、難関大学以上の採用実績が多いため、所謂学歴フィルターは存在していると考えられます。
早稲田大学、慶應大学、明治大学、中央大学、法政大学、東北大学、同志社大学、東京都市大学、芝浦工業大学、東京理科大学、青山学院大学、大阪大学、大阪市立大学、神戸大学、同志社大学、立命館大学、東京大学、関西学院大学、京都大学、横浜国立大学、北海道大学、九州大学 |
採用実績のある大学を見ると最低でもマーチレベルの大学となっており、最難関大学と呼ばれる偏差値の高い大学の出身者ばかりで選考難易度は高いです。
また、IT業界では企業が採用したいと希望する大学出身の就活生の受け入れ人数を増やすという「ターゲット校採用」を行うケースも多いです。
これを行うことにより、効率的に優秀な学生を採用することができるというメリットがあります。
以下の記事に学歴フィルターに関する内容を記載しているので、ぜひ記事を参考にしてください。
IT業界が求める人材とは?
IT業界が求める人材は下記のような特徴があります。
- 学習意欲が高い
- 提案力がある
- コミュニケーション能力が高い
- 論理的思考がある
⚫︎学習意欲が高い
IT業界は、技術や情報の進歩や移り変わりが速い業界のため、常日頃から新しい知識を学ぶという前向きな学習意欲がないとIT業界で活躍することは難しいでしょう。
まず新卒時の場合は、基礎的なWeb知識やマーケティングなどの専門的な知識をたくさん覚える必要があります。
企業によって、新人教育で改めて学びの場が設けられないケースもあるため、自分で積極的に先輩たちの仕事を見て学ぶ必要があります。
それゆえ疑問点があれば自分から質問したり、書籍などで学ぶ能動的な学習意欲が必要といえます。
日々移り変わる、IT業界の目まぐるしい変化についていくために日ごろからコツコツ勉強できる人が向いているでしょう。
⚫︎提案力がある
受け身でなく自ら積極的にアイディアを提案できる能力がある人は期待以上の働きができるといっても過言ではありません。
クライアントの課題や問題を解決するシステムなどの考案は、クライアントの要望を通すためにも必要な技能です。
⚫︎コミュニケーション能力が高い
IT業界では、1つのプロジェクトを複数人のチームで進めたり、取引先との打ち合わせが非常に多いため、コミュニケーション力が必要となります。
さらにクライアントの要望をヒアリングし、システムを設計したり構築する業務を担うため、的確な仕事を遂行するためにも丁寧なコミュニケーションは必須です。
⚫︎論理的思考がある
IT業界で、特にプログラミングなどを扱う職種の場合は、論理的に考えることができないと、効率的に作業を進めることができません。
結果から過程を導き出せる論理的思考力を持った人は、サービス開発やトラブルの対応の際に、どのように対処すればよいのか論理的に考えてすぐに答えを見つけ出せるため、重宝されます。
また、IT業界では入社前に取得していたら採用に有利になる資格があります。
下記の記事で詳しく解説していますのでぜひ確認してください。
IT業界各社の採用方向性の違いは?
IT業界各社は新卒採用においてそれぞれの企業のミッションやパーパス、価値観に沿って行動できる人材を求めています。
高い専門性のある技術力や多様な興味や専門性などは入社時に必須ではなく、採用後に用意されているトレーニングやサポートを通じて知識やスキルを身につけることができるため、未経験者でも大歓迎である場合が多いです。
しかし、IT業界で活用できる資格を取得していると、採用に有利に働く場合もあります。
IT業界は、専門性やスキルが求められ研磨する必要がある業界だからこそ、それらの技術を兼揃えているのは大きな強みになるでしょう。
エントリーシートで企業がチェックしているポイント
ポイントの概要
エントリーシートでは、企業が応募者の能力や性格、個性がどれほど自社にマッチしているかを重点的にチェックしています。
そしてしっかり業界・企業研究を行い、的確で簡潔に文章が作成されているかなど、論理的な思考も見られています。
企業は、応募者がどのような人物で、自社でどのように活躍し貢献できるのかどうかを知りたがっています。
エントリーシートの記載内容を通して業界や企業への志望度や熱意、モチベーションがどれほどなのかを判断しているため、自身をアピールするためにも丁寧に文章構成を考えるようにしましょう。
選考を通過しやすいエントリーシートの書き方
エントリーシートは必ず結論から書き始めましょう。
以下の順番を意識すると簡潔な文章構成となり、読み手に伝わりやすいでしょう。
- まず結論を提示する
- 結論に至った理由を書く
- 理由を強調するために具体例を用いる
- 最後に再び結論を強調する
この方法で書くことで、どのようなテーマに焦点を当てているかが伝わりやすく、かつ論理的な構成であるため読み手の理解が深まります。
以下の例文を参考にしてください。
結論:私がIT業界を志望する理由はインターネットを活用し、人々の仕事や生活をより豊かにしたいと考えるからです。 理由:理由としては、インターネットを通じて問題解決をし、世の中の「不」を解消できるであろう私の強みは、IT業界で最大限に発揮されると考えるからです。 具体例: 私の親戚は、地元で小さな飲食店を経営していますが、新型コロナウイルス感染拡大が影響して実家も売上が大幅に縮小してしまいました。一時期は廃業の危機に陥り、どう売上を回復させようかと試行錯誤をしていました。私も力になれないかと思い必死に解決策を探しました。その際に、店で提供している料理の一部をECサイトで販売することを提案しました。そして、ECサイトの立ち上げから運用までを行い、インターネット上での販売をスタートしました。当初はうまくいきませんでしたが、ECに載せる商品の掲載画像や掲載文を何度も改善し続けた結果、コロナ前と同水準の売上まで伸ばすことができました。 結び:この経験を発揮できると考えIT業界を志望します。 |
IT業界の価値観やトレンドを文章に取り入れる
エントリーシートで最も大事なポイントでもある「なぜこの会社を選んだのか」を明確にすると、通過率が上昇するでしょう。
その際に企業がチェックしているポイントは以下となります。
- 志望動機はそれぞれの業種や職種の特徴に合わせて作成できているか
- IT業界で求められる人材やスキルが内容に盛り込まれているか
- 専門知識やIT業界のトレンドなども理解できているのか
- 自社を選んだ志望動機が明確で適切か
専門的な知識が乏しい場合は、IT業界のニュースやトレンドをチェックし記載内容と混ぜ込むのがいいでしょう。
日頃からIT業界や企業のニュースには目を通しておくことも必要です。
また、下記ではIT業界のトレンド分析について解説していますので、ぜひチェックしてみてください。
エントリーシートの位置付け、及び対策方法
エントリーシートの位置づけに関しては、主に文章の構造に問題が見られないかであったり、論理展開に問題がないかを注目してチェックしています。
文章の読みやすさや簡潔さ、オリジナリティがあるかどうかも含めてエントリーシートでは自身をアピールできるセクションだといえます。
文章の内容も評価の対象になっているため、企業に提出する前に必ず論理展開や文章構造に誤りがないか確認してから提出することを推奨します。
また、設問別に企業が見ている点は以下のように分類されます。
(a) IT業界特有の志望動機となっているか。他業界や他企業にも通用するようなありきたりな内容となっていないか。
(b) IT業界で挑戦し成し遂げたいことが現実的であるかどうか。
(c) 受け身のスタンスではなく自ら能動的に学び挑戦する姿勢はあるか。
(d) その他(長所・研究内容)
以上の点を意識しながら、エントリーシートの対策を行いましょう。
また、対策をする上で必要な情報がエントリーシート対策記事にまとまっておりますので、そちらもご参照ください。
過去のエントリーシートの質問内容と記載例
IT業界の選考においてエントリーシートで問われたことがある質問と記載例を紹介します。
システムエンジニア職のエントリーシート
志望動機
・システムエンジニアを志望する理由をご記入ください。(400文字以下)
【記載例】
私が御社のシステムエンジニア職を志望する理由は、日々進化する最新のプログラムの下で働く人々の生活をより豊かにしたいと思ったからです。 私は高校生の頃に、日々携帯電話で使用しているアプリがどんな構造や過程で成り立っているのかと疑問を持ち、さらにアプリ開発に興味を持ちました。それからアプリ開発について独学で学び始め、プログラミングの知識を習得しました。実際にアプリ開発の過程を学び、その難しさや面白さも体感することができました。御社のシステムはこれらの技術を積極的に導入しており、効率化や利便性を追求しているところに感銘を受けました。学生時代に学び体感したプログラミング能力や、IT業界の知識習得を御社で活かしてこれからさらにハイレベルな技術を身につけていきたいと考えています。この経験を生かし、さらに多くの人々の仕事や私生活を豊かにするシステムを開発していきたいと思っています。 |
ポイント:最初に結論ファーストで展開している点や、自身の具体的なエピソードや経験を記載して志望動機に紐付けている点は評価できます。
さらに、自身の能力がどう企業で発揮できるかをそれぞれ関連づけられているので、明確で的確な志望動機だといえるでしょう。
ITコンサル職のエントリーシート
志望動機
・ITコンサル職を志望する理由をご記入ください。(500字以内)
【記載例】
私がITコンサル職を志望する理由は、この仕事を通して御社の発展や、日本経済の発展に貢献したいと考えるからです。学生時代に私は学級委員長を務めた経験があり、その際にクラスや学校生活をより有意義で豊かなものにするために、同級生たちに学校の体制への不満や改善案を募集しました。さまざまな意見に耳を傾けることによって明確な解決策を考案しようと尽力しました。その課題解決を通して、なぜその不満が出ているのかを論理的に考え、最高の結果から逆算して解決案を学校に提案、改善していくことで改善できたことが多く、生徒からの不満の声を聞くことが少なくなりました。御社ITコンサル事業部は多くの優れた実績があり、郊外の飲食店の売り上げを倍以上にするなどITの力で企業を救っていると感じました。私は冷静な性格で物事を客観的に考えることが非常に得意です。それゆえ、課題を詳細に論理的に分析して原因を探し、そこからゴールに向けての道筋を見据えて解決策を組み立てていくことができます。私のこの冷静で論理的な性格で、さまざまな課題を抱えている企業の役に立ちたいと思っています。 |
ポイント:時系列に順序だてて、かつ端的に自身の志望同期を表現している点は評価ポイントに該当するでしょう。
しかし上記の文章では「学級委員長」での経験や成果が必ずしもITコンサルタント職に応募する根拠とはならないので、エントリーシートが通過したとしても面接時に深堀りされる可能性があります。
その際により明確に説得力を持った内容を回答できるよう、準備しておきましょう。
まとめ
この記事では、IT業界の会社概要やES(エントリーシート)の書き方について解説しました。
IT業界は成長産業であるため人材不足が懸念されてはいるものの、需要が今後さらに高まり活躍できるフィールドが増えるであろう業界なので、近年では就活生からの人気が高い業界です。
大手の富士通やNEC、NTTデータなどは志望者が多く採用倍率も高いため、勝ち抜いていくためにはエントリーシート対策は必須だといえます。
エントリーシートを書く際は、今回この記事で紹介した内容やポイントを心掛けることが何より大切です。
この記事が、IT業界の内定に一歩近づくための参考になることを願っています。
上京を志す地方学生ならジョーカツ!
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東京までの交通費サポート付き
首都圏の注目企業への就活ならジョーカツ
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あなたにピッタリのキャリアアドバイザーを選び、
自分にマッチする優良企業をご紹介
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