ES添削は誰にしてもらう?完成度をアップさせる方法とは

ES添削は誰にしてもらう?完成度をアップさせる方法とは

2023年12月17日

はじめに

就職活動をするうえで、ES(エントリーシート)を書く機会が増えてきます。ESは時には合否を左右する可能性もある非常に重要な書類です。

そのため自分の経験や強み、アピールポイントをしっかりと伝えることができる内容に仕上げなくてはなりません。

誤字脱字はもちろんのこと、相手に伝わる内容になっているのか、ひとりよがりの文章になっていないかなど、自信が持てるESを書き上げることは難しいことです。

ESの完成度をアップするには、誰かに添削をお願いする必要があります。添削をお願いする人も厳選しないとかえって完成度を下げてしまう可能性もあります。

本記事では、誰にESを頼めばいいのか、そしてそれぞれのメリット・デメリットを解説します。自分に合った添削方法の参考にしてください。



1.ES添削をしてもらうメリット

第三者にESを添削してもらうことには、様々なメリットがあります。ここでは大きく4つのポイントについて解説していきます。

1-1.言いたいことを言語化してくれる

まずは、「自分が言いたいことを言語化してくれる」ということはES添削の大きなメリットであるといえるでしょう。

文章には個人によってそれぞれ、よく使う単語や癖などがあります。

無意識のうちに、伝えたことの言語化ができていないために、文章が回りくどくなっているケースもよく見受けられます。その結果、自分ではESの仕上がりに納得していても、第三者からみると「何が言いたいの?」といったことを投げかけられることになります。

上手く言語化できていない部分が添削によって表面化され、さらに自己理解を深めることにつながります。客観的な視点で添削をしてもらうことで、より端的で分かりやすい文章になるでしょう。 

1-2.客観的なアドバイスがもらえる

「客観的なアドバイスがもらえる」ということもES添削の大きなメリットといえます。自分自身のことを自分の言葉だけで表現していると、間違いに気付けない危険性あります。どうしても、自分のエピソードに対して気持ちが入りすぎてしまうことあるからです。

第三者に添削をしてもらうことで、自分では気付かなかったミスを指摘してもらえます。自分では間違っていないと思っていた表現でも、他の人から見ると違和感があったりおかしいと感じたりすることも珍しくはありません。

1-3.相手に伝わりやすい文章になっているか確認できる。

第三者に添削してもらうことで、相手に伝わりやすい文章になっているかどうかを確認することができます。

採用担当者は、膨大なESに目を通さなくてはなりません。わかりにくい部分が少しでもあると、続きを読んでもらえなくなる可能性もあります。

重要なのは、「他者から見ても伝わる文章を書くこと」です。客観的な視点でのアドバイスをもらうことで、ESの完成度が大きく向上するでしょう。 

1-4.選考通過の確率が上がる

ESを添削してもらい完成度がアップすれば、選考通過の可能性が高くなります。自分自身の主張が明確に表現されるようになり、伝えたいことを的確に相手に伝える内容になるからです。

また、業界に知識のある人やESに精通している人などに添削してもらうと、採用担当者の印象に残る言い回しや文章表現も教えてくれるでしょう。



2.オススメのES添削方法のメリット・デメリット

ESの添削を誰にしてもらうかは、人それぞれです。

大学内で完結するものから、専門のエージェントを利用するものまでさまざまな方法があります。それぞれのメリットやデメリットを紹介しましょう。

2-1.大学ゼミの先生や先輩

 

ES添削の方法として、あなたのことをある程度理解しているゼミの先生や実際に体験した大学の先輩に依頼してみてはいかがでしょう。とくに同じ部活やサークルで、すでに社会人になっている先輩は気軽に相談しやすい相手です。

志望企業に入社している先輩もES添削の強力な助っ人といえそうです。なぜなら、志望する企業の社風や仕事内容などを熟知しているからです。社会人という視点で添削をしてもらえるので、家族や友人よりも実践的なアドバイスがもらえるのがメリットです。

デメリットとしては、添削スピードはそれほど早くないということです。先生も先輩も自分の仕事で忙しいはずです。休日などに対応してもらうことになるため、ES提出まで間に合うように余裕を持って添削を頼むことが大切です。

2-2.大学のキャリアセンター

ES添削として、大学のキャリアセンターを利用してみてはいかがでしょう。大学のキャリアセンターでは、学内での就活イベントの開催だけでなく、就活相談や面接練習、そしてESの添削なども対応してくれます。

大学のキャリアセンターのスタッフは、学内事情にも精通しています。専門分野でのアピール方法やガクチカの伝え方などがよくわからないという場合には、よいアドバイスをもらえるでしょう。

デメリットとしては、1~3月の就活時期には、相談やES添削で予約が集中します。ES添削してもらおうとしても、予約できたのが1~2週間も先ということもあります。キャリアセンターに添削を依頼する場合には、できるだけ混みあう時期を避け、余裕のあるスケジュールを立てることです。

2-3.ES添削カメラ

ES添削カメラは、「自分が実際に書いた自己PRについて400時程度のESをスマホカメラなどで撮影して送信するだけで添削をしてもらえるサービス」です。

このES添削カメラは、非常に有名な就活エージェントであるdoda(Benesse)が運営しています。ES添削カメラでは累計2万人の就活生を指導したプロが個別に添削・評価してくれます。→https://doda-student.jp/app/es.html

送信したESはES添削カメラのアプリを通してフィードバックされるため、全てスマホ上で完結できる点が最大のメリットであるといえます。そのため、就活で忙しい時期であったとしても同時進行でES添削サービスを受けられるというメリットがあります。

デメリットとしては、1回しか添削してもらえないことです。また短大生や専門学校生は利用することができません。

2-4.ビズリーチ・キャンパス

https://br-campus.jp/

 

ビズリーチ・キャンパスといえば、「OB・OG訪問を行うために社会人と就活生を結びつけることに特化したサービス」であり、ES添削に特化したサービスではありません。

 

しかし、OB・OG訪問の際にESの添削を依頼するということはメジャーなことですし、また、OB・OGたちは働いている会社や業界のことをよく知っています。

 

デメリットとしては、 ES添削のためだけにOB・OG訪問を行うということは難しいかもしれないという点です。

2-5.AIを利用してES添削をする

ChatGPTを代表とするAIを利用したES添削の最大のメリットは、スピードの速さです。提出期限が迫っていて、誰に添削してもらったらいいのか困っている場合などに有効です。

誤字脱字、文章表現のミスなど、デジタルデータで判断できます。すでに作成した文章を文字数制限に合わせて調整するという方法もあります。

デメリットとしては、その人らしさが伝わりにくいということです。まとまったスマートな文章になりすぎるため、熟練の面接官にはAIで作ったことを見抜かれてしまいます。

AIを利用してES添削をするなら、最終段階で自分らしさが出るようにブラッシュアップすることが必要になります。

2-6.友人や家族にES添削を依頼する

身近にいる友人や家族は、いつでも気軽にESを添削してもらえます。身近にいるので、自分の特徴など本音で指摘してくれるというメリットがあります。すぐに添削をしてもらえるため、スピード感があります。

デメリットとしては、専門家ではないということです。企業の採用担当者からの目線で添削することは難しいでしょう。全体的な印象や誤字脱字といったダブルチェックの添削をするときにお願いするといいでしょう。



3.キャリア支援一体型のサービス

ここまでは、ESの添削に特化した方法を紹介してきました。しかしES添削だけでなく、キャリア支援も一体になったサービスもあります。ここでは主に2つのサービスを紹介します。

3-1.キャリアチケット

キャリアチケットは、「転職エージェント事業などを展開するレバレジーズが運営する無料の就活サポートサービス」です。

https://careerticket.jp/

就活のプロが個別にあらゆる相談に乗り、軌道修正してくれます。質問に回答するだけで自分の強みや弱みが明らかになるカウンセリングは、自己分析に役立ちます。

ES添削だけでなく、面接対策やカウンセリングの内容からあなたに合った企業の情報も紹介してくれます。

就活のプロの目線での添削になるため、非常にクオリティの高いESが作成できるのがメリットです。

デメリットとしては、キャリアチケットは対面のみでの利用となることです。そのため、カウンセリング場所が限定的になります。地方の就学生には利用しにくいサービスかもしれません。

3-2.ジョーカツ

ジョーカツは、「株式会社ナイモノが運営する就活サポートエージェント」です。地方の就学生が関東圏内で働きたい場合、上京しながらの就活になります。見知らぬ都会で就活をするのは情報を得るだけでも大変です。交通費や宿泊費も負担になります。

このような上京就活生を支援するのがジョーカツです。ジョーカツを利用するとキャリアアドバイザーがつき、就活に関してトータルサポートを行ってくれます。

東京での宿泊先を無料で用意、交通費の支給、カフェの無料利用などなど、さまざまな形で上京就活生をサポートしてもらえるメリットがあります。

デメリットとしては、紹介してもらえる求人にはベンチャー企業が多いという点です。ジョーカツの特徴は、ベンチャー企業を中心とした求人情報を取り扱っていることです。

ベンチャー企業を志望する方にはピッタリですが、安定した企業を志望する方にはあまり向いていないかもしれません。ベンチャー企業以外の求人情報も得たいという方は、他の就活サービスも利用したほうがいいでしょう。

おわりに

いかがだったでしょうか?

誰にESの添削をお願いしたらよいのか、いくつかの方法とメリット・デメリットをご紹介しました。

さまざまな方法を紹介してきましたが、ESの添削に正解はありません。人によって表現方法も異なりますし、読み手によって伝わり方も変わってきます。

完璧な添削を求めていると、前に進めなくなってしまう恐れもあります。自分が信頼できる人の添削とセルフチェックが終わったら、切り上げることも重要です。

最終的には自分のESに自信を持つ」ということ重要なポイントになるでしょう。

 

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就活ハンドブック編集部

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