就活で高校名を聞かれる理由とは?内定をつかむコツと注意点

就活で高校名を聞かれる理由とは?内定をつかむコツと注意点

2022年8月24日更新

はじめに

就活で高校名を参考にする企業があるそうです。

 

就活生からすれば「すでに卒業した高校名で判断されるのは不利なのでは?」と思う方もいるでしょう。もちろん「高校名だけ」が選考の判断材料となるわけではありません。

 

しかし、高校名を参考にするということは、企業としても何かしらのメリットを感じているのです。

 

そこで今回は、就活で高校名を聞かれる理由を解説しつつ、就活を成功させるコツ・注意点を紹介していきます。

 

「偏差値の高い高校に通っていなくても内定を獲得したい」「就活の基本的なことをおさらいしたい」といった方にもピッタリの内容ですので、ぜひ参考にしてみてください。

1.就活で高校名を聞かれる理由

結論から伝えると、次の2つが主な理由です。

 

・大学名が個人の学力を決めるものではないから

・高校名による学歴フィルターをおこなっているから

 

企業も優秀な学生を採用したいため、大学名以外の参考資料があれば目を通したいと考えているのでしょう。

 

大学名が個人の学力を決めるものではないから

入社してから即戦力となるように、企業もなるべく学力の高い学生を採用したいと考えるのが自然です。

 

面接であればお互いのコミュニケーションで、論理的思考力・話し方・自己PRなどがわかりますが、面接の前段階であればそうはいきません。

 

また、2020年度の大学の入試状況を見ると、一般入試が52.3%、AO入試13.5%、推薦入試33.7%でした。他には、高校からエスカレーター式で入学した学生もいるでしょう。

 

つまり、大学へ入学をする時点で学力に大きな差がすでに生じていて、大学名が個人の学力を反映するとは限らないのです。

 

これは、推薦入試やエスカレーター式で入学した学生が劣っていることを述べるのではありません。

 

しかし、客観的に見たときに企業からすると「推薦入試で入学した学生より、一般入試で入ってきた学生のほうが地頭がいいのでは?」と疑問を抱く材料になります。

 

高校名による学歴フィルターをおこなっているから

「推薦入試やエスカレーター式で入学した学生は、一般入試の生徒より学力が低い可能性がある」といった背景から、高校名による学歴フィルターをおこなっている企業があります。

 

特に、競合企業よりも優秀な人材を採用するのであれば、同じことをしていても意味がないと考えるかもしれません。そのため、大学名だけではなく高校名による判別がおこなわれるのでしょう。

 

すべての企業が学歴フィルターをおこなっているわけではないですし、選考では学歴だけではわからないことのほうが多いです。

 

しかし、膨大な就活生に対して、一枚一枚じっくりと目を通す時間はあまりないはず。少なくとも、企業側の参考にする指標に「高校名」が入っていても不思議ではありません。

2.高学歴の高校でなくても就活で不利になるわけではない

企業としてはたしかにあらかじめ優秀な人を確保できたら嬉しいです。

 

しかし「優秀な人かどうか」は、履歴書・エントリーシートだけで判断できるとは限りません。面接をしてみてはじめてわかる思いや仕事への取り組み方も見えてくるでしょう。

 

加えて、高学歴な学生だとしても、会社に貢献してくれる人材であるかは話が別です。

 

「志望動機」「入社してから何をやりたいのか」「どんな未来を描いているのか」などを明確にもっている就活生のほうが、きっと企業に貢献してくれます。

 

企業としてもそういった就活生に将来性を感じますし、一緒に仕事をしたいと考えるはず。

 

高校はすでに卒業し過去を変えることはできませんが、これからの想いやビジョンは変えることができます。

 

興味のある業界、入りたい企業を入念にリサーチしていけば、無事に就活を成功させることができるでしょう。

3.就活を成功させるコツ

ここでは、無事に就活を成功させるためのコツを紹介していきます。下記5つをご覧ください。

 

・自己分析をおこなっておく

・働く軸を決めておく

・業界(企業)研究をおこなう

・エントリーシートは早めに完成させておく

・興味がある企業はインターンシップに参加する

 

就活は下準備がとても大切ですので、メモを取りながら読み進めていってください。

 

①自己分析をおこなっておく

就活でもっとも大切と言っても過言ではない自己分析。

 

自分のことを深く知ることで「やりたい仕事」「興味のある分野」「自分の強み・弱み」などが見えてきます。

 

逆に、自分のことをきちんと理解できなければ就活の軸がブレてしまうため、一貫性を失います。芯の強い志望動機・自己PRが作れなくなるでしょう。

 

そうならないためにも「自己分析ノート」を書き続けておくとよいです。

 

たとえば、興味をもった業界・企業に対して「なぜ自分は興味をもったんだろう」「なぜいいと思ったんだろう」と疑問をぶつけていきます。

 

「なぜ」を2〜3回繰り返していくと「自分が大切にしている価値観」が見えてくるはずです。

 

加えて、同級生などから「自分はどういう人間なのか」を分析してもらうのもいいかもしれません。自分のことを自分で客観視するのは難しいからです。

 

まずは色々と試しながら、ノートに「自分の情報」をまとめていきます。

 

②働く軸を決めておく

これから働く予定であろう企業に「どんな働き方」を求めているのかを明確にしておくのがおすすめです。具体的には次をご覧ください。

 

・在宅ワークを希望

・フレックスタイム制を希望

・スキルアップをどんどんしていきたい

・福利厚生がしっかりしている会社がいい

・好きなことを仕事にしたい

 

上記はあくまで一例ですが「働く軸」があると、業界・企業選びでブレることがないので、就活がおこないやすいです。

 

事細かく決めすぎるとかえって視野が狭くなるため、2〜3つほど決めて徐々に調整していくといいかもしれません。

 

就活を進めていくと、はじめた当初より企業への捉え方も変わるので、より肯定的に物事が見られるからです。

 

「就活を始めた当初は絶対に在宅ワークがいい」と考えていても、途中で変わるかもしれません。働く軸がブレすぎるのはよくないですが、少し視点を変えてみると、今以上によい企業に出会える可能性もあります。

 

就活は「めぐりあわせ」でもあるため、チャンスを逃さないようにしましょう。

 

③業界・企業研究をおこなう

「自分が何をやりたいのか」「何に興味があるのか」を知るためには、多くの企業に目を通してみる必要があります。

 

プレエントリーをして資料を集めるのもいいですし、大手企業からリサーチしてみるのも一つの手です。

 

チェックしてほしい項目がいくつかありますので、次をご覧ください。

 

・業界(企業)の基本情報

・業界(企業)がどんなサービスを扱っているか

・業界(企業)がどんな未来を描いているのか

 

業界で大枠をつかみ、個別で企業研究をおこないます。業界研究はそこまで深くやる必要はないですが、企業はそれぞれ特色が異なるので、入念なリサーチが必要です。

 

特に面接では「当社が他社と比べて劣っている点はどこか?また、それを改善するためには?」といった質問もされるでしょう。

 

志望する企業や競合を調べていないと回答できない質問ですので、下準備が大切。

 

基本的な情報は会社のホームページに記載されていますが、より深く知るなら書籍を購入したり、インターンシップに参加したりするのがおすすめです。

 

④エントリーシートは早めに完成させておく

遅くとも就活が本格的にスタートする1ヶ月前には、エントリーシートを完成させておきたいところ。

 

自己PRやガクチカの形式は多くの企業で共通するため、早めに仕上げておけばそのまま選考でも使用できます。

 

企業によっては少し形式は異なりますが、前もってエントリーシートの型を自分の中で構築しておけば、臨機応変に対応することが可能です。

 

また、就活はやることが他にもあるため、エントリーシートばかりに時間を割いてはいられません。完成させられるものは早めに済ませ、企業研究や面接対策に時間を使っていきましょう。

 

⑤興味がある企業はインターンシップに参加する

「ここに入社したい」「社風があいそうだから興味がある」といった動機があれば、インターンシップに参加するのをおすすめします。

 

リアルな社風や具体的な業務内容を目で感じ取れますし、モチベーションアップに繋がるでしょう。

 

または、早い段階で「思っていた感じとちょっと違った…」と断念できれば、他の企業に対象を切り替えられますよね。

 

ただし、インターンシップに参加をすると時間を費やすことになるので、参加中は他の物事と並行しづらいです。就活時期に影響が出ないように、早めに参加するのがいいかもしれません。

4.就活をおこなう際の注意点

最後に、就活をおこなっていくにあたっていくつか注意点をまとめました。

 

・選考で落ちたら原因分析をおこなう

・周りと比べすぎない

・適当にエントリーしない

 

ではそれぞれ具体的に見ていきましょう。

選考で落ちたら原因分析をおこなう

就活生の中には選考で落ちても分析をおこなわず、どんどん他の企業を受ける方もいますが、あまりおすすめはできません。

 

落ちた原因がわからないと次も同じ理由で落ちてしまう可能性があるからです。事前に防げるなら対策をおこなうのがいいですよね。

 

書類選考で落ちるなら「内容はわかりやすいのか」「企業が求めている人物像であるのか」などのチェックが必要です。

 

面接で落ちる場合は、質問されたことに対して適切に答えられていたのかが重要になってきます。

 

特に面接を受けたあとは内容を忘れてしまうケースもあるため、終了後に質問とその答えをメモしておくのがいいかもしれません。

周りと比べすぎない

早い人だと1ヶ月ほどで内定が出る就活生もいるので、内定をもらっていない学生からすると少々焦りを感じるかもしれません。しかし、目指している業界も違えば企業も異なります。

 

隣に座っている友達が内定をもらったとしても、自分の選考には関係がないことを胸に刻んでおいてください。

 

就活は一斉スタートするといっても、最終的には個人個人のたたかいです。焦らず、自分のペースを守っていきましょう。

適当にエントリーしない

エントリー数を増やすのはいいですが、適当におこなっても意味がありません。特に、志望する業界とまったく関係のない業界などにエントリーをすると時間を消耗します。

 

場数を踏むためにエントリーするのであれば、志望するものに近い業界・企業にしましょう。他の選考に活かそうとする心がけが大切です。

5.まとめ

就活で高校名を重視されたとしても、それだけが選考に影響するわけではありません。企業は、優秀な学生がほしい以上に「貢献してくれる・活躍してくれる人材」を求めています。

 

そのため、大学で学んだことをしっかりアピールすれば、企業へその想いを伝えられるはず。

 

ESやガクチカの添削は私たちジョーカツでもおこなっているので「自分の想い」を形にしたい就活生は、ぜひ気軽にお問合せくださいね。

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就活ハンドブック編集部

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