【就活攻略】就活では平均何社落ちるの?適切なエントリー数も紹介!

【就活攻略】就活では平均何社落ちるの?適切なエントリー数も紹介!

2022年5月25日更新

はじめに

就活で落ちることは、辛く苦しいものです。

 

お祈りメールが続いて心が折れそうになっている就活生も少なくないでしょう。

 

今あなたは以下のような悩みや疑問を抱えてはいませんか?

 

・就活で落ちて辛い・・・。就活生は平均何社落ちるの?

・就活は何社エントリーすればいいの?

・どうすれば選考を通過できるの?

 

この記事を読めば、こういった悩みや疑問はすべて解決できますよ。

 

この記事でわかること

・就活生の平均的な「エントリー数」、「落選数」、「内定数」

・適切なエントリー数の考え方

・選考を通過するために押さえておくべきポイント

 

記事を読むメリット

・就活で落ちることは当たり前であることがわかり、不安やショックが軽減される。

・選考を通過する可能性が高まる。

 

難しい内容ではありませんので、気軽に読んでくださいね!

 

1.就活における「エントリー」とは

はじめに就活における「エントリー」という言葉の定義を確認しておきましょう。

 

エントリーには2種類あります。

 

1.プレエントリー

2.本エントリー

 

それぞれの意味をきちんと把握しておきましょう。

プレエントリー

プレエントリーとは、企業に就活情報サイト等を通じて個人情報を提供、登録することを意味します。

 

プレエントリーすることにより、企業説明会や選考に関する情報を得られるようになるわけです。

 

プレエントリーの目的は、あくまで情報を得ることであり、プレエントリーするだけでは選考へ参加することにはならないことに注意しましょう。

 

なお、その性質上必然的に本エントリーの数よりもプレエントリーの数の方が多くなります。

本エントリー

本エントリーとは、企業の選考に参加するためにエントリーシートを提出することを意味します。

 

本エントリーをして初めて選考のスタートラインに立てるというわけです。

 

就活中によく話題に上がる「何社受けた?」という質問は、「何社に本エントリーした?」という趣旨であり、プレエントリーの数を聞かれているわけではありませんよ。

 

プレエントリー、本エントリーそれぞれの意味をしっかりと理解しておきましょう。

2.就活生は平均何社落ちるの?

ここでは就活生は平均何社落ちるのかについて、以下2つの観点から解説します。

 

1.就活生のエントリー数と内定数の平均(2022年卒)

2.文系と理系で違いがある

就活生のエントリー数と内定数の平均(2022年卒)

リクルートの就職白書によると、就活生のエントリー数と内定数の平均は下記のとおりです。

 

就活の段階2022年卒(参考)2021年卒
プレエントリー29.74社27.54社
本エントリー17.33社14.75社
内々定・内定を取得2.46社2.17社

(出典:リクルート 「就職白書2022 就職活動・採用活動の振り返りと今後の見通し」

 

2022年卒の就活生の状況は、平均して「17.33社受け」、「14.87社に落ち」、「2.46社から内定取得」ということになります。

文系と理系で違いがある

「エントリー数」や「何社落ちたか」といった数値は、文系と理系で大きく異なることも覚えておきましょう。

 

以下の表は、全国求人情報協会の調査から文系と理系の数値の違いを抜粋したものです。

 

文理プレエントリーした書類選考を受けた内定(内々定)取得
文系26.7社14.1社2.0社
理系14.7社8.1社2.0社

(出典:全国求人情報協会「2021年卒学生の就職活動の実態に関する調査」

 

最終的な内定取得社数は同じですが、プレエントリーで12社、書類選考で6社分の違いがあることがわかります。

 

理系の場合、大学からの推薦枠を利用する学生が多いため、エントリー数が文系よりも少なくなるものと考えられます。

 

「就活で平均何社落ちるのか」は、文系と理系で数値が変わるということを知っておきましょう。

3.就活の選考段階ごとの通過率は?

ここでは各種調査や就活情報サイトの情報を元に、就活の選考段階ごとの通過率を記載します。

 

選考段階ごとにどれくらい通過し、あるいは落ちてしまうのかを把握しておきましょう。

 

1.エントリーシート

2.適性検査

3.面接

4.最終面接

エントリーシート

マイナビの「2022年卒 学生就職モニター調査」によれば、エントリーシートの通過率は約65%です。

 

選考のスタートとなるエントリーシート提出時点で、35%の就活生が落ちています。

適性検査

適性検査に関しては、結果を足切りに使用する企業と、面接等の補助材料として使用する企業があります。

 

足切りに使用する場合の通過率は、約60%です。

 

約40%の学生が適性検査の結果で足切りされることになります。

面接

面接に関しては、何次面接なのかによって通過率が異なります。

 

・1次面接:70%程度

・2次面接:50%程度

 

1次面接で30%の学生が落ち、2次面接では約半数の学生が落ちることになります。

最終面接

最後の関門である最終面接の通過率は、約50%です。

 

「最終面接は入社の意思確認が目的だから基本的に通過できる」と言われることもありますが、実際には約半数の学生が最終面接で落ちています。

4.何社受ければいい?就活の適切なエントリー数は?

就活の適切なエントリー数はどれくらいなのでしょうか?

 

次の4つの観点から解説していきます。

 

1.無理のない範囲でエントリーすることが重要

2.就活でエントリー10社は少ない

3.就活ではエントリーしすぎも良くない

4.就活で同時進行が可能なのは何社まで?

無理のない範囲でエントリーすることが重要

結論から言うと、多すぎず少なすぎず、自分にとって無理のない範囲でエントリーすることが重要です。

 

エントリー数が多い場合、少ない場合それぞれのメリットとデメリットを以下に記載します。

 

エントリー数が多いメリット

・場数を踏めるため、面接慣れすることができる。

・選考に落ちたとしても、他にもたくさん受けているのでショックが少ない。

 

エントリー数が多いデメリット

・1社あたりにかけられる企業研究の時間が短くなる。

・面接等のスケジュール管理が難しくなる。

 

エントリー数が少ないメリット

・1社あたりにかけられる企業研究の時間が長くなる。

・エントリーシートや面接の準備をじっくりとできる。

 

エントリー数が少ないデメリット

場数を踏めないので、面接慣れすることができない。

・手駒が少ないため、選考に落ちた時のショックが大きい。

・無い内定のリスクが高くなる。

 

上記のメリットとデメリットを踏まえて、自分に合ったエントリー数を考えてみましょう。

就活でエントリー10社は少ない

就活で10社前後しかエントリーしない人もいますが、実際には10社ではリスクが高いと言えるでしょう。

 

リクルートの調査では、平均17.33社受けて14.87社落ちているというデータがあるからです(内定2.46社)。

 

10社では無い内定のリスクがかなり高くなってしまうため、もう少し多く受けたほうが良いでしょう。

就活ではエントリーしすぎも良くない

エントリー数が少なすぎるのが問題である一方、とにかくたくさんエントリーするという考え方も危険です。

 

先述のとおり、エントリー数が多すぎると1社にかけられる企業研究の時間が短くなってしまいます。

エントリーしすぎて本命企業への対策が疎かになるのは避けましょう。

就活で同時進行が可能なのは何社まで?

企業研究の時間や面接スケジュールの調整などを総合的に考えると、就活で同時進行が可能なのは5社程度です。

 

先述した「就活生の平均エントリー数17.33社」と「同時進行は5社程度」という数値を参考にして、無理のない範囲でエントリーするようにしましょう。

5.どうすれば就活の選考を通過できるの?

ここでは、就活の選考を通過するにはどうすればいいのかについて、2つの観点から解説します。

 

1.企業が選考で何を重視しているかを知ろう

2.選考に通過する方法

企業が選考で何を重視しているかを知ろう

選考を通過するために最も大切なことは、企業が採用基準で何を重視しているのかを把握することです。

 

企業が重視していることを押さえた上でエントリーシートの作成や面接に臨むことができれば、選考で高い評価を受けることができるからです。

 

下図をご覧ください。

(引用:リクルート「就職活動・採用活動に関する振り返り調査」データ集2021年卒

 

この図は、リクルートが調査した「企業が採用基準で重視する項目」と「学生が面接等でアピールする項目」のそれぞれの割合を表したものです。

 

企業が採用基準で重視する項目として、以下3つが群を抜いて高い割合を占めていることがわかります。

 

・人柄:93.1%

・自社/その企業への熱意:78.3%

・今後の可能性:68.9%

 

つまり、選考を通過するためには、上記3つの項目を企業が重視していることを把握しておく必要があるのです。

選考に通過する方法

企業が採用基準で重視していることがわかったら、今度はそれに合わせて準備していけばOKです。

 

具体的には、3つの項目それぞれにおいて高く評価されるような内容でエントリーシートを作成していきましょう。

 

面接は基本的にエントリーシートの内容を元に行われます。

 

エントリーシートの段階で企業が重視するポイントを押さえておけば、面接も突破しやすくなりますよ。

 

・企業が採用基準で重視する項目を把握する。

・それに合わせたエントリーシートを作成する。

 

この2つのポイントを押さえておけば、選考の通過率が上がるはずです。

6.よくある質問

よくある質問をまとめました。

 

よくある質問
Q.就活で最終面接は何社受けた人が多い?

Q.就活で何社受ける人が多かったの?(2022年卒)

Q.就活で平均何社受けているの?(理系)

Q.就活で100社受ける意味はあるの?

Q.就活でエントリー数が5社は少ない?

Q.就活で何社も受けられないんだけどどうすればいい?

Q.就活で何社受ける人が多い?(地方学生)

Q.就活で最終面接は何社受けた人が多い?

A.全国求人情報協会の調査によると、就活生は平均して4.0社の最終面接を受けています。

Q.就活で何社受ける人が多かったの?(2022年卒)

A.リクルートの調査によれば、2022年卒の就活生は平均17.33社に本エントリーしています。

Q.就活で平均何社受けているの?(理系)

A.全国求人情報協会の調査によると、理系の学生は平均8.1社の書類選考を受けています。

Q.就活で100社受ける意味はあるの?

A.100社は受け過ぎです。

エントリー数が多すぎると、1社あたりにかけられる企業研究の時間が少なくなったり、スケジュール管理が難しくなったりといったデメリットが生じます。

Q.就活でエントリー数が5社は少ない?

A.リクルートの調査によれば、2022年卒の就活生は平均17.33社に本エントリーして14.87社の選考に落ちています。

5社では無い内定のリスクがかなり高いでしょう。

Q.就活で何社も受けられないんだけどどうすればいい?

A.むやみにたくさん受ける必要はありませんが、エントリー数が少なすぎるのも危険です。

就活で同時進行できるのは5社程度ということを考慮しつつ、エントリーしてみましょう。

Q.就活で何社受ける人が多い?(地方学生)

A.全国求人情報協会の調査によると、地方学生が書類選考を受けた企業等の数は以下のとおりです。

 

・北海道・東北:8.3社

・中国・四国:9.3社

・九州:9.6社

・(参考)関東:14.2社

おわりに

今回は、就活のエントリー数や平均何社落ちるのかなどについて解説してきましたが、いかがだったでしょうか?

 

記事の内容を簡単にまとめます。

 

・就活における「エントリー」は、「プレエントリー」と「本エントリー」の2つがある。

・2022年卒の就活生の状況は、平均「17.33社受け」、「14.87社落ち」、「2.46社から内定取得」となっており、数値は文系と理系で大きく異なる。

・選考ごとの通過率は、「エントリーシート:65%」、「適正検査:60%」、「1次面接:70%」、「2次面接:50%」、「最終面接:50%」。

・就活のエントリー数は、多すぎず少なすぎず、自分がコントロールできる範囲でエントリーすることが大切。

選考を通過するためのポイントは「企業が採用基準で重視している基準を把握すること」、「その基準に合わせたエントリーシートを作成すること」の2つ。

 

就活の選考に落ちるのは当たり前のことであり、過剰にショックを受ける必要はありません。

 

それよりも落ちた理由を分析して次に活かすことを考えましょう。

 

その際にはこの記事で紹介した選考を通過するためのポイントを思い出してみてください。

 

きっと役に立つはずです。

 

あなたの就活が上手くいくことを願っています。

 

最後までお読みいただきありがとうございました!

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就活ハンドブック編集部

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