Rubyのスキルを武器に、理想の職に近づくコツ

Rubyのスキルを武器に、理想の職に近づくコツ

2024年2月25日更新

はじめに

プログラミング言語は多くの種類があり、それぞれに特徴と長所があります。
自身が目指す業界や職種に合わせて、適切な言語を選択することは、まさしく欠かせないことだと言えるでしょう。

この記事では、Rubyの特徴とともに、Rubyのスキルを就活に活かすにあたって、欠かせない知識をご紹介します。

 

Rubyのスキルを就活に活かすには「Ruby」がどのようなプログラミング言語なのかということに加えて「Ruby」はどのような分野で使われているのか、また「Ruby」にはどのようなメリットを持っているのかということを理解することが欠かせません。

 

この記事では以下のようなお悩みをお持ちの就活生にとって、有益な知識を紹介しています。

  • 就活に向けて、Rubyのスキルを獲得するかどうか迷っている
  • Rubyのスキルを、どのように就活に活かせばいいかわからない

 

ぜひこの記事を通じて得た知識を活かして、IT分野への就活をより有利なものにしてくださいね。

また当サイトでは、IT分野に限らず、就職活動を行う就活生にとって、役に立つ記事を多数公開しています。

併せて、ご覧ください。

 

参照ページ

【25卒】就活って何から始めればいいの?超初心者用やることリスト | 就活ハンドブック

【25卒向け】就活はいつから?やばいって本当?早めの動き出しが鍵 | 就活ハンドブック

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Rubyとは

Pcの画面を見て笑い合う女性二人

Rubyは日本人の「まつもとゆきひろ」氏によって開発されたプログラミング言語です。

多くのプログラミング言語がアメリカで開発されている中で、アメリカのように英語を第一言語としていない日本で生まれたプログラミング言語という点で、Rubyは注目されています。

プログラミング言語の人気比較グラフ

上のグラフはGoogleやYahooをはじめとした検索エンジンで、各プログラミング言語がどれほど検索されているか、その観測によってそれぞれのプログラミング言語の人気の調査を行っているオランダのソフトウェア品質ベンダー「TIOBE」の調査結果を元に、2024年2月時点の、各プログラミング言語の人気ランキングをグラフ化したものです。

しかしながらこのグラフの中に、Rubyの名前はありません。

つまりRubyのシェア率は、世界全体では、限りなく低いということになります。

 

しかしそれは言い換えると、あらかじめRubyのスキルを獲得することで、ニッチな需要や開発環境に対応できるようになるということでもあります。

 

プログラミング言語は、「スクリプト言語」と「コンパイラ言語」の2種類に分けることができます。
Rubyは前者のスクリプト言語に該当します。
対してコンパイラ言語には、C++や、Javaなどが当てはまります。

スクリプト言語の大きな特徴は、書いたプログラムを、コンパイルと言われる作業を行うことなく、そのまま実行できることです。
その場ですぐにプログラムを試せますし、ちょっとした変更も簡単です。
手軽に素早く開発したい時は、Rubyのようなスクリプト言語が適していることでしょう。

 

一方コンパイラ言語は、コンパイルを行う必要があります。
このコンパイルはどのような作業なのかというと「人間が書いたコードを、機械が読める形に翻訳する作業」のことを言います。
コンパイラ言語は、スクリプト言語と比べると、工数が多いことから、手間と時間が必要以上にかかってしまいます。

そのようなコストを削減したい方にとって、スクリプト言語であるRubyは、最適なものだと言えるでしょう。

 

またRubyは、オブジェクト指向の高いプログラミング言語のため、誰にとっても比較的読みやすいプログラムを書きたい方や、大人数での作業をより効率的に進めたい方、プログラムのメンテナンスにかかるコストを削減したいと考えている方にとっては、おすすめの言語です。

 

参照ページ

TIOBE Index – TIOBE

Ruby を利用してできることの一覧

ではRubyは、実際にどのような分野で活用されているのでしょうか。

またRubyを利用することで、どのような処理が可能になるのでしょうか。

具体例を見ていきましょう。

 

SNSの開発

RubyはSNSなどに代表されるサーバーサイドプログラムを得意としています。

SNSにはRubyが多く採用されており、マイクロブログサービスや民泊サイト、ビジネスSNSなど、国内で運用されているサービスの多くは、Rubyで開発されています。

 

また関連サービスであるRuby on Railsを使うことで、ユーザー登録やログイン、投稿データの管理などに使われるデータベースの構築を比較的簡単にできるほか、他のSNSのユーザーデータを利用したログイン機能なども実装できるようになります。

以上のことから開発経験が浅い学習初心者でも、Rubyを用いることで、高機能なSNSを開発することが可能です。

 

WebAPIが作れる

API は異なるプログラムやシステムが互いに情報をやり取りするための共通のルールのようなものです。

現在はAPIを通じたデータ連携によって、多くのシステムが接続し、運用されています。

 

たとえば大手ECサイトの最安値情報やテレビの番組表なども提供されているAPIをプログラムから呼び出すことで情報を取得、表示しています。

このAPIは、Rubyで開発することが可能です。

 

スクレイピングができる

スクレイピングとはWEBサイトから取得した情報を、指定した形に加工、整理して新しい情報として生成することを指します。

このスクレイピングも、Rubyを用いることで簡単に、かつ手早く行うことができます。

 

既存のものを何も使わない状態でスクレイピングをするのは、いささか時間がかかるかもしれませんが、パッケージのひとつである「Nokogiri」を利用することで、1時間程度で開発を終わらせることができます。

このような開発を補助するための機能が豊富に揃っていることもまた、Rubyのひとつの魅力だと言えるでしょう。

 

スマホアプリの開発

Rubyの機能のひとつであるRuby Motionを利用することで、IOS、Andoroid、OSXの3つのプラットフォームに対応したアプリケーションを作成できます。

スマホアプリを開発する場合、AndroidとiOS、2つのOSごとに異なる環境で開発を行うのが一般的ですが、RubyMotionを用いることで、その両方をカバーする

Rubyと他の言語の違い

PCを使う手

Rubyと他の言語との違いは、なんといってもその汎用性の高さにあります。

 

現在RubyはWeb開発などの分野において多用されていますが、もともとRubyはWeb開発に限らず、さまざまなことに使えるよう設計されたプログラミング言語です。

 

このためRubyを利用してアプリ開発をすることもできますし、Rubyを利用することで数値シミュレーションやデータの処理を効率化している例は少なくありません。

実際に流体力学の分野では、データの処理および可視化にRubyが使われています。

 

このようにRubyはアイデア次第でさまざまなことに活用できます。

汎用性が高くスクリプト言語で簡単に実行できるRubyは「ちょっとしたことを実現したい」といった際に最適な存在だと言えるでしょう。

 

また拡張機能が豊富に用意されているからという理由で、Rubyを利用する人は少なくありません。

中でも誰もが読みやすいプログラムを書くための機能を提供している「Ruby on Rails」は、世界的に有名なサービスで利用されるなど多くの実績があり、これを利用するために、Rubyを用いているというプログラマは少なくありません

 

参照ページ

地球流体科学における Ruby の利用 | プラズマ核融合学会誌4月【84-4】

Rubyのスキルを習得するメリット

以上の項目からRubyがどのようなプログラミング言語なのか、またRubyを利用することで、どのようなものを開発することができるのかということがお分かりいただけたかと思います。

しかし仮にRubyのスキルを習得したとしても、それによるメリットを適切にアピールできなければ、就活においては意味がありません。

この項目では、Rubyを習得するメリットをご紹介します。

 

文法がシンプルで書きやすい

例えば、画面上に「Hello,World」という文章をを表示したい場合、Javaにおいては

「public class HelloWorld{

 

   public static void main(String[] args){

     System.out.println(“Hello World”);

   }

}

」というコードを書く必要があり、また、これらひとつひとつの構文の役割や、単語の意味を正確に理解することが求められます。

しかしながら、Rubyを利用した場合、これらの処理を「print “Hello World”」の一行で行えるため、時間を短縮、および業務を効率化できます。

またコードを構成する単語も、極めてシンプルなものが多く、初学者であっても習得が容易です。

 

視認性が良いという理由から、Rubyを導入しているエンジニアは多く、コードの美しさを重視する方にとって、これらはまさしく無視することのできない要素だと言えるでしょう。

 

このようなシンプルさは、Rubyを利用するメリットのひとつです。

 

 Ruby技術者認定試験

企業によっては、Ruby技術者と認定されていることを採用にあたっての必須条件としているところも少なくありません。
このような企業から採用を得る機会を失わないためにも、Rubyの習得は欠かせないものだと言えるでしょう。

 

Ruby技術者として認定されるには、Rubyアソシエーションが実施するRuby技術者認定試験を受験および合格する必要があります。

Ruby技術者認定資格には2種類あり、それぞれの特徴は以下のようになります。

 

Ruby Association Certified Ruby Programmer Silver version 3:

Ruby Association Certified Ruby Programmer Silver version 3:(以下、Silver)は、受験者がRubyの文法知識、Rubyのクラスとオブジェクト、標準ライブラリの知識について、基本的な技術レベルを持っていることを認定する資格です。

これに認定されるには、試験を受験する必要があり、その概要は以下のようになります。

 

試験時間90分
試験方法コンピュータ試験(CBT:Computer Based Testing)
問題数50 問(選択式)
合格ライン75 %
対応バージョンRuby 3.1.x
出題範囲文法

コメント

リテラル(数値、真偽値、文字列、文字、配列、ハッシュ等)

変数/定数とスコープ

演算子

条件分岐

ループ

例外処理

メソッド呼び出し

ブロック

メソッド定義

クラス定義

モジュール定義

キーワード引数

組み込みライブラリ

よく使用されるクラス、モジュール

(Object、数値クラス、String、Array、Hash、Kernel、Enumerable、Comparable等)

オブジェクト指向

ポリモルフィズム

継承

mix-in

料金16,500円(税込) 

 

Ruby Association Certified Ruby Programmer Gold version 3:

Ruby Association Certified Ruby Programmer Gold version 3:(以下、Gold)は、受験者がSilverで求められる範囲(文法、オブジェクト指向、組み込みライブラリ、実行環境など)を更に掘り 下げた知識や、標準添付ライブラリ知識やアプリケーション設計に必要となるクラスやオブジェクトに関する知識を持っており、Rubyによるプログラム設計技術を持つことを認定する資格です。

これに認定されるには、試験の受験に加えてSilverとして認定されていることが必要になります。
まだSilverとして認定されていないという方はまず、Silverとしての認定を目指して、勉強をするようにしましょう。
試験の概要は以下のようになります。

 

試験時間90 分
試験方法コンピュータ試験(CBT:Computer Based Testing)
問題数50 問(選択式)
合格ライン75 %
対応バージョンRuby 3.1.x
出題範囲実行環境

組み込み変数/定数

文法

リテラル

変数と定数

演算子

ブロック

例外処理

大域脱出

キーワード引数

ナンバードパラメータ

ラムダ式(->)

パターンマッチ

ヒアドキュメント

オブジェクト指向

メソッドの詳細

メソッドの可視性

クラスの詳細

クラスの継承

モジュールの詳細

Module#prepend

Refinements

メタプログラミング

eval、define_method、instance_variable_get等

組み込みライブラリ

よく使用されるクラス、モジュール

(Object、Module、Kernel、Enumerable、Comparable等)

数値

正規表現

Proc

Enumerator

標準添付ライブラリ

time、date、singleton、forwardable等

料金16,500円(税込) 

 

当サイトでは、Ruby技術者認定試験以外の資格は、どのようなものがあるのか、またそれらの資格は就職にどのような影響をもたらすのかということもご紹介しています。

ぜひ、この記事と合わせてご覧ください。

 

参照ページ

【ES・面接】企業が求める資格ランキングは?就職に有利な資格は? | 就活ハンドブック

資格があると就活が有利になるってホント?資格の活用方法まとめ | 就活ハンドブック

Ruby技術者認定試験

まとめ

この記事では「Ruby」のスキルを習得することは、就活においてどのようなメリットがあるのか、またRubyとはどのようなプログラミング言語なのかといった、Rubyのスキルを用いて就活を有利に進めるにあたって欠かせない知識をご紹介しました。

 

  • Rubyとは、日本人のまつもとゆきひろ氏によって開発されたプログラミング言語のひとつ。
  • Rubyを利用することで、SNSやWebAPIの開発、スクレイピングなどが可能になる。
    また、複数のプラットフォーム、およびOSに対応したスマホアプリも開発できるため、広範に渡ってビジネスを展開できる。
  • Rubyはシンプルな言語であり、プログラミング初心者がはじめに習得する言語として最適なものだと言える。
  • またRubyにはRuby on Railsに代表される拡張機能が数多く取り揃えられており、このことがまた、Rubyの人気に貢献している。
  • Rubyを習得するメリットとしては、文法がシンプルで記述がしやすいことに加えて、採用にあたってRuby技術者として認定されていることを条件としている企業が少なからず存在していることなどが挙げられる。
  • Ruby技術者認定試験にはGoldとSilverの2種類があり、それぞれ試験の内容が異なるため、注意が必要。

 

いかがでしたか。
Rubyをどのように就活に活かすべきか、そのアイディアにつながる知識は提供できましたでしょうか。

 

また当サイトでは、キャリア形成や就活に関する悩み事を抱えている就活生をターゲットにした記事を多数ご用意しています。

当記事と併せて、ぜひ、ご覧いただければ幸いです。

 

参照ページ

【24卒・25卒】SPI試験対策!言語・非言語の出題傾向とおすすめの対策法 | 就活ハンドブック

【例文あり】エントリーシート長所・短所の見つけ方とポイント | 就活ハンドブック

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