エントリーシートの長所・短所の見つけ方4選!【例文あり】

エントリーシートの長所・短所の見つけ方4選!【例文あり】

2024/8/15更新

はじめに

エントリーシートや履歴書には、長所と短所を書く場合が多いです。

また、面接の際にも聞かれることが多いでしょう。

「長所や短所の書き方を知りたい」
「長所や短所の書き方で迷っている」
「長所や短所の正しい書き方を知って企業に受かりたい」

など、長所や短所の書き方や答え方に迷う就活生はいるのではないでしょうか。

長所や短所は診断ツールを使ったり、人に聞いてみたりなど、いくつかの方法で見つけ出すことが可能です。

そこで本記事では、就活をするために必要となる次の4つを紹介します。

この記事から分かること
  • 自分の長所・短所を見つける方法
  • ESで長所・短所を書く際の注意点
  • 企業が見ているポイント
  • ESの長所・短所のNG例文

この記事を読めば、エントリーシートや履歴書に書く長所や短所を見つける方法が分かります。

またこの記事は、次のような就活生に向けています。

この記事の対象
  • エントリーシートの長所や短所の書き方が知りたい
  • 長所や短所の書き方について悩んでいる
  • 長所や短所の例文が知りたい

具体的に解説していきますので、ぜひ最後までご覧ください。

 

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企業が長所や短所を聞く理由は?

企業が長所や短所を聞く理由は?

企業が長所や短所を聞く理由は、その人の特徴を聞き、企業に合った人物か見極めたいからです。

例えば、システムエンジニア系の会社で、忍耐強くシステム開発に取り組める人を求めている企業があるとします。

すると、忍耐強い人や慎重な人といった特徴の人だと、この会社でやっていけるかもしれないと判断されます。

また、就職活動の際、自己分析を行う場合が多いですが、そこがしっかりできているかの確認の意味もあるのです。

自己分析をしっかりしている就活生は、自分の強みは何で、克服する点は何かなどがはっきりしています。

そのため、実際に働いた際、長所は強みとして活かせたり、短所は対策をして取りかかることが可能です。

エントリーシートに書く長所・短所の5つの見つけ方

エントリーシートの各長所や短所の見つけ方を紹介します。

5つ紹介しますので、是非試して長所や短所を見つけてください。

  1. 診断ツールを使うこと
  2. 紙に書き出す
  3. 人に聞いてみる
  4. 自己分析を行う
  5. 短所を言い換える

 

詳しく見ていきましょう。

1.診断ツールを使う

ネット上には、長所と短所が分かる診断ツールがあります。

いくつか質問が用意されており、それらの質問に対して、直感的に近いと思うものを答えることで、あなたの長所と短所を診断することが可能です。

診断ツールは、さまざまな就活サイトで受けることができ、トータルで30個以上あります。

簡単な質問に答えるだけのものや、ゲーム感覚で受けることが可能なものとありますが、なかでも厚生労働省が公表している診断ツール『マイジョブ・カード』がおすすめです。

マイジョブ・カードは強みや弱みのほか、適する職業等の診断もありとても参考になります。

加えて、例えばエントリーシートの長所の欄内に「私の長所は○○です。厚労省の診断ツールでも自分の強み(長所)は○○だと診断されました」と書き加えることがおすすめです。

客観的な視点という要素がプラスされ、自分が主張する長所の真実味を高める効果が期待できるでしょう。

また、厚労省という信頼度の高い情報ツールを使用しているという事実は、面接官の印象アップにもつながります。

無料でできますので、ぜひ試してみてください。

ほかには「リクナビ診断」や「エニアグラム無料診断」などもあります。

自己分析のために、エントリーシートに書かなくても、1個だけではなく複数の診断を受けてみるのも良い方法です。

 

2.紙に書き出す

紙に書き出すのは、長所や短所を見つけるのに良い方法です。

ノートやメモ用紙など何でも良いので、紙に長所や短所を思いつく限り書いてみましょう。

この段階では、受ける予定の企業に見せるわけではありません。

そのため、受ける予定の企業のことはあまり考えないで書いてみるのがおすすめです。

今までの学生生活での勉強、部活、家に帰ったあとの余暇の使い方などから考えてみると考えやすいのではないでしょうか。

例えば、部活で毎日懸命に練習に励めていたなら、継続的に頑張れるなど。

これで立派な長所につながります。

ほかにも、アルバイトやボランティア活動、友人関係などから長所を考えてみるのも良いでしょう。

3.人に聞いてみる

自分の長所や短所を、家族や友人などに聞くことも有用ですが、ここでは「就活成功者が就活時にどんな長所、短所を書いたのか?」を聞くことをおすすめします。

前述のように、エントリーシートに記載する場合は、単純に長所と短所を書くだけではなく、そこに「魅せる要素」が必要です。

そのため、実際に就活成功者となった先輩方が何を書いたのかを知ることは、自分の長所と短所を書くうえで重要な手掛かりとなります。

家族やきょうだい、学校の先生や先輩、サークルなど入っているチームの人、アルバイト先の仲の良い人などに聞いてみると良いでしょう。

また、自分の周囲だけでなく、インターネット上にある「先輩の声」も参考になります。

まずは自分で考えられる分だけ長所と短所を挙げておき、次に先輩方が実際に記入した長所、短所と照らし合わせてみてください。

おそらく、そこで不足する情報=魅せる要素が見えてくるはずです。

例えば、あなたがエントリーシートに記載しようと考えていた長所が以下のⒶであり、先輩方が記載した長所がⒷである場合、Ⓐ(あなた)に不足する情報は「強みによって得た成果」ということになります。

【長所の例文】

Ⓐ私は約4年間にわたり、〇〇クラブをやり遂げ、忍耐力と協調性というスキルを磨くことができました。

Ⓑ私は約4年間にわたり、〇〇クラブをやり遂げ、忍耐強さとチームワークの大切さを学びました。

これが大きな強みとなり、今では仲間と助け合いながら、険しい登山にも挑戦し、難易度の高い名峰への登頂も成功させることができました。

以下は短所の例文です。

Ⓐ(あなた)に不足する情報は「具体的な短所」・「ソリューション(解決策)」・「長所に昇華する一文」です。

【短所の例文】

Ⓐ私の短所は几帳面なところです。学生生活のなかでも、友人に指摘されることがあり、もう少し柔軟な思考が必要だと反省しています。

Ⓑ私の短所は几帳面なところです。

特に、ルールや規範からはみ出すことが苦手で、学生生活のなかでは、友人に「もう少し楽に考えてはどうか?」と指摘されたこともありました。

そこで、もう少し柔軟な思考がもてるよう、これまでは話したことがなかったタイプの人と話してみたり、興味がなかったさまざまな分野の本を読むなどして視野を広げる努力をしてきました。ですが、ルールやコンプライアンス遵守が強く求められる現代では、こんな私の短所も生かせるのではないかと思い、柔軟な思考をもちながらも、重要な場面では几帳面のままでありたいと考えています。

このように、長所や短所は「就活成功者に聞く」ことも有用であり、その目的は、自分がエントリーシートに書くべき情報の収集と精査です。

経験に勝るスキルはありません。

就活用の長所と短所に迷ったときは、周囲からインターネットまで幅広い範囲で就活成功者の声を探してみてください。

4.自己分析を行う

自己分析を行うということも、長所や短所を見つけることにつながります。

自己分析は次のような方法がありますので、ぜひやってみてください。

方法
  • モチベーショングラフを書く
  • 自分史を書く
  • マインドマップを書く
  • 自己分析診断ツールを使う
  • キャリアアドバイザーに相談する

自己分析を行うことは、長所や短所に気づきをもたらします。

自己分析を行ってから、あらためて長所や短所について考えると良いでしょう。

5.短所を言い換える

上述の『短所の例文』にもあるように、マイナスイメージを与えやすい短所は、言い換えることで好印象に転換することが可能です。

短所なら分かるという就活生は多いのではないでしょうか。

なかなか長所を就活の際に伝えるのは、難しいものです。

ある程度自分を表しているキーワードが集まったら、まずは全体をさらっと見て、エピソードと結びつけられそうなキーワードをいくつかピックアップします。

その際、特長をよく表していると思うものを「長所」、ネガティブにも言い換えられるものを「短所」としましょう。

というのも、物事の良し悪しは表裏一体なため、自分は短所だと思っていることでも、人から見れば長所と取れることがあるからです。

具体的には次のようになります。

短所を長所に転換する方法
  • 飽き性→好奇心が旺盛
  • 優柔不断→慎重
  • お節介→世話好き
  • 流されやすい→柔軟な思考
  • 頑固→意志が固い
  • 心配性→計画性がある
  • 負けず嫌い→向上心が強い
  • 楽観的→ポジティブ
  • マイペース、大雑把→おおらか
  • 協調性がない→主体性がある
  • 引っ込み思案→話をよく聞く
  • 繊細、気が弱い→思いやりがある
  • 短気→裏表がない
  • せっかち→仕事が早い

これはあくまでも一例ですが、上記のように短所を長所に言い換えればプラスイメージを与えることが可能ですよね。

対人関係に関する長所と短所であれば、サークルや部活、アルバイトの経験を振り返りましょう。

自分の経験から、長所と短所が見えてくるはずです。

自分を売り込まなければならない就活の場では、何でも正直に、自分の短所をありのまま見せる必要はありません。

例えば、「自分では意志が固いと思っているのですが、人から見ると頑固に思われてしまうこともあるようです。

そのため、積極的に人の意見を聞くように心がけています」など、短所が必ずしもネガティブなものではないこと、自分でも短所の改善に取り組んでいることなどを交えながら伝えることで、面接官の印象も大きく変わります。

以下の記事には、短所の伝え方と23個の例文が掲載されているほか、面接で短所を聞かれたときの答え方も紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。

 

エントリーシートの長所や短所についてもっと知りたいという方は、以下の記事を参考にしてください。

エントリーシートに長所・短所を書く際の注意点と5つのポイント

エントリーシートに長所・短所を書く際の注意点と5つのポイント

長所・短所の見つけ方について解説しましたが、実際に書く前に、いくつかのポイントと注意点を見ていきましょう。

1.最初に結論を述べる

「私の長所(短所)は、〜という点です」と最初に結論を述べ、そのあとで具体的な理由について言及する手法です。

まず結論から入ることで面接官の興味を引き、次にその理由を伝える=面接官のなぜ?に応えることで順序よく、わかりやすく自分の長所と短所を伝えることができます。

また、結論から書くと、説得力が増し、伝わりやすくすることが可能です。

自分語りから始まり、一番最後に結論(長所)がくると、分かりにくいと感じる面接官もいます。

ビジネス文書では結論から書き、その次に伝えたい内容や要点を書いたほうが良い場合も多いです。

ビジネスの世界では、プレゼンテーションなどの重要な場面においても、このように「結論ファースト」で語ることが常識となっています。

今回はエントリーシートでしたが、ほかにも面接でよく聞かれるのは、学生時代に力を入れたことや自分の強みなどです。

これらを語る際にも、結論ファーストで話すことを徹底するようにしましょう。

なお、学生時代に注力した経験、エピソードが必要なときは、以下のURLを参考にするといいでしょう。

 

また、自分の強みを伝える際は、以下のURLを参考にしてください。

 

2.自己PRとの混同を避ける

ありがちなのが、エントリーシートに記入する際、自己PRと長所が混ざり完全に同じ内容になってしまうことです。

自分をアピールするという意味では共通するものがありますが、それぞれ書く内容や目的は異なります。

その違いを端的にいうと、以下のようになります。

違い
  • 長所:過去から現在のこと
  • 自己PR:現在から未来のこと

長所は、過去の自分が経験して得たもの、失敗を経て昇華させたものといった「すでに自分に備わっているもの」を、その成果とともに記載します。

自己PRは、上記の「長所」という武器をもって、「入社後(=未来)にどんな活躍ができるのか」を具体的に記載します。

前述した「長所の例文」を基に、長所と自己PRの違いを見てみましょう。

▼長所の場合

私は約4年間にわたり、〇〇クラブをやり遂げ、忍耐強さとチームワークの大切さを学びました。これが大きな強みとなり、今では仲間と助け合いながら、険しい登山にも挑戦し、難易度の高い名峰への登頂も成功させることができました。

▼自己PRの場合

私の長所は、〇〇クラブや登山などで培った忍耐力と、チームワークの形成および維持する能力ですが、これらの強みは、レッドオーシャン市場で成果を挙げられている御社の営業活動にも十分貢献できるものと自負しております。

【ポイント】

過去の経験によって得た能力とその成果を伝える長所に対し、自己PRは「企業情報」「将来的に自分の長所が企業に与えるメリット」も記す必要があります。

また、自己PRにおいては「入社の本気度を示すこと」も肝要になります(後述します)。

このように、長所と自己PRは似て非なるものといえますが、難しく考えすぎると逆に何も書けなくなり、それでは本末転倒です。

長所という土の上に自己PRという木が生えているようなイメージで、長所・短所・自己PRをそれぞれ完成させてみてください。

自己PRと強みの違いについて知りたい方はこちらの記事を読んでください。

 

3.企業が求める人材の特徴とマッチしているか

長所と短所を書く際には、企業が求める人材の特徴とマッチングするかも頭に入れなければなりません。

企業の求める人物像にあわせて、長所を書くようにします。

同じ長所でも、企業によって言い方を変えると良いでしょう。

例えば、コンサル業界では顧客に対して、数字を用いて論理的に説明し、顧客を納得させる力が必要です。

そのため、コンサル業界を志望する場合は、論理的思考に長けていることが長所として認められるでしょう。

このほかにも、営業職なら物怖じしない、接客業ならコミュニケーション能力が高い、製造業なら一つのことを黙々とやり遂げる集中力があるなど。

自分だけでなく、企業側の特徴をリサーチしたうえで、それに沿った人物像をエントリーシートの長所短所に記入することも、好印象を与える重要な要素になります。

4.数字を使って具体的に書く

長所や短所も数字などを使って具体的に書くと良いでしょう。

アルバイトを5年ほど行っていて、接客能力も上がり、人と関わるのが得意など、具体的な数字があると面接官の想像も膨らみます。

また、固有名詞を書くのも具体的に書くのには有効です。

例えば、◯◯という授業で、◯◯という特徴に気づきました、などがあります。

より詳しく書いて、情報を吟味すると良いでしょう。

さらに、長期にわたった長所のほうが良いということもあります。

アルバイトも数週間というよりも、2年など長いほうが説得力につながるでしょう。

5.長所と短所で一貫性をもたせる

エントリーシートに書く際、長所と短所で一貫性を持たせるということも大切です。

また、ほかの志望動機や面接での回答とも一貫性をもたせましょう。

一貫性にかけると、信頼性にかけてしまいます。

例えば、長所では粘り強いのに、短所では飽きっぽいなど。

同じ企業の人がエントリーシートを見るため、一貫性をもたせましょう。

エントリーシートの長所・短所欄から企業が見ている3つのポイント

企業はエントリーシートの長所・短所の欄を通して何を見ているのでしょうか。長所や短所から企業が見ているポイントを紹介します。

1.業務内容についてどこまでリサーチしているのか

企業は、自社の業務内容についてどこまでリサーチしているのかということも長所や短所から見ています。

例えば、自社の業務内容について触れて、こういった業務に活かせそうなどと書いてあれば、企業や業務についての理解度が高いとされます。

また、複数あるなか、自社の業務に合わない長所や短所を書いてしまうと、あまり企業理解を行っていないのではないかと判断されることも。

長所や短所を書く際には、企業理解も大切です。

長所や短所では、自社や自社の業務内容についてどこまでリサーチしているかについても見られています。

2.なぜ自社に入りたいのか

なぜ自社に入りたいのかということも、長所や短所の欄で見られるところです。

どんな長所を活かして自社に入りたいのか、どんな短所があるからこの職種に決めたのかなどを見られます。

よって、長所や短所の欄では、この長所を活かしてどういった業務に貢献したいかなどを書くと良いでしょう。

3.どの部署でどんな成果を出す自信があるのか

長所や短所の欄で、どの部署でどんな成果を出す自信があるのかということも見られるポイントです。

長所によって、向いている職種や、成果を出しやすい部署などがあります。

その希望の部署で、こういった良いところがあるから、どんな成果を出す自信があるのか書くと良いでしょう。

エントリーシートの長所・短所の例文

エントリーシートの長所・短所の例文

実際にエントリーシートに記入する構成や例文を見ていきましょう。

1.長所と短所の構成

構成は指定文字数が少ない場合と、多い場合で違います。

少ない場合の構成は次のとおりです。

箇条書きでの記載がおすすめ

①長所:◯◯
②長所が分かるエピソード

 

文字数が多い場合の構成は次のとおりです。

①短所
②短所が分かるエピソード
③短所をどう克服しようと考えているか

 

また、結論→ エピソード→ まとめのように結論ファーストで書くと分かりやすく、伝わりやすいです。

2.ESで書く長所の例文

私は持ち前の人の話を聞く能力で、チームとして高いパフォーマンスを出すことができます。

私は高校時代、未経験のメンバーが多かったにも関わらず3年次にユニットリーダーを務め、関東大会に出場することができました。

メンバーも多くかなり意見の対立などがありましたが、私はしっかりとメンバーからの話を聞き、信頼を集め、皆が納得感を持って練習や試合を進められるようにマネジメントし、最終的には高い成果を出すことができました。

このように、先に結論を伝えることで、読み手に「その理由はなにか?」と興味を惹かせることが可能です。

また、具体的な自分の体験をベースに話を進めていくと、読み手の脳内にその情景が浮かび、より訴求力が増します。

これらの簡単なテクニックを使うことで、文章が説得力をもち読みやすくなります。

3.ESで書く短所の例文

逆に短所は、どのようにエントリーシートに書いていけば良いのでしょうか?

まずは長所と同様に結論を書き、ストーリーを書いてみましょう。

私の短所は人よりも深く考えすぎてしまい、結論を出すのが遅くなってしまうことです。大学のゼミであるテーマについてまずは数分ほど考えてから、皆でディスカッションをする機会がよくありました。私は深く考えすぎてしまい、時間内に結論を出すことができず、ディスカッションに参加することができないことが多かったのです。ただこの短所を克服するため、先に仮説思考で考えることを実践しています。先に結論を出して、それに対して根拠や意見を述べることで期限に間に合わせるように心がけています。

自分でも改善にあたって努力していることを、しっかりとアピールできていますね。

また、「結論を出すのに時間がかかる」ということは「それだけ思考力や内省力がある」とも捉えることができますので、面接官に指摘されても、フォローすることが可能です。

このように、短所を述べる際には繰り返しにはなりますが、次の3つを意識することが大切です。

意識すること
  • 長所ともとれる短所にする
  • ソリューション(解決策)を提示する
  • 短所を長所に昇華する

書き方についてはこちらの記事もどうぞ!

 

4.NG例文3選

例文について押さえたところで、最後に「これはNG」という例文を紹介します。

●「私は時間にルーズで、いつも集合時間に遅れてしまう」

フォロー不可能な短所はNGになります。会社で働く以上、時間を守ることは最低限のルールです。時間にルーズだと、取引先にも迷惑をかけてしまうので、時間を守れないという短所は書かないほうが無難です。

●「すぐにカッとなって手をあげてしまう」「昔はやんちゃでよく殴り合いもした」

どの会社でも暴力は認められません。そもそも暴力行為は犯罪です。特に現代はパワハラなどを防止するため、アンガーコントロール研修(怒りの感情を抑制するためのプログラム実施)を義務付ける企業も増えています。物理的な暴力だけでなく「つい失言してしまう」といった言葉の暴力をにおわすような内容、そして過去の出来事でも、暴力を連想させる短所はすべてNGです。

●「自分の非を認めることができない」

仕事をするうえでは、誰にでも間違いやミスはあります。ミスをしたときは、素直に謝罪することが大切です。しかし、自分の非を認めることができず、謝罪もできない人は一定数存在します。その場合、周囲との調和を乱すだけでなく、上述のパワハラ等のトラブルに発展する可能性もあり、業務環境の快適化を進める企業としては、とても歓迎できるタイプではありません。

このように、非常識であったり、トラブルの元となりそうな短所を伝えてしまうと、たとえ悪気はなかったとしても採用が遠のいてしまいます。

就活は、自己アピール力にかかっているといっても、過言ではありません。

知人や家族、キャリアセンターや先輩など、頼れるものはすべて活用し、自分を客観的に見つめ直し、面接に備えておきましょう。

さいごに

本記事を読んでくださっている就活生や大学生は、「エントリーシートの長所・短所には何を書けば良いのか?」という方が多いと思いますが、人には必ず長所・短所があります。

特に短所は「これを言っても大丈夫だろうか?」と思いがちですが、企業は短所自体をみているのではなく、短所を自分でどう理解して、その改善のために自分がどう対処しているのか。

そして何より「自社に入社するあなたの本気度」を確認しているのです。

就活成功者のエントリーシートや、その長所・短所などを参考にしながら、「魅せる要素」を漏らさず加えて、自分の言葉で自分自身の魅力を最大限に伝えることを意識しましょう。

この記事では、長所や短所の見つけ方について詳しく解説してきました。

長所や短所を見つけるのは難しいですが、この記事を見てぜひ試してみてください。

エントリーシートの例文についても紹介しましたので、参考にして自分なりに書いてみると良いでしょう。

就活のエントリーシートをきっかけに、自分の長所・短所、また自分自身について知ることは、今後の人生をより充実させるための良い機会にもなります。

学生から社会人へと上がる節目の「人生の振り返り」としても、あなたの長所と短所を探し、鉄壁のエントリーシートを作成して、ぜひ先輩方のような就活成功者を目指してください。

 

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