【業界研究】オフィス家具業界とは?|志望動機・職種を徹底解説
2023年11月15日更新
はじめに
就職を考えるうえで、オフィス家具業界に興味を持つ人はいらっしゃいますか?
オフィス家具業界とは、従業員が創造性を発揮しながら働ける環境を整えるために、クリエイティブなオフィスを各企業に提案し、実現する事業を行う業界です。
しかし、コロナ禍でオフィスの縮小が進み、2020年のオフィス家具の売上は2019年比で10%減の2442億円となりました。
各企業が景気の悪化を見込んで、オフィスへの投資を控えたことが原因です。
しかし、2022年以降はコロナ禍も落ち着き、オフィスへの出社率も回復したうえ、個室ブース事業も堅調に売上を伸ばしています。
そんなオフィス家具業界での職種や企業・志望動機の例文など、オフィス家具業界に興味がある就活生にとって有益な情報をまとめています。
出典:https://www.nikkei.com/compass/industry_s/0379
また、オフィス家具業界以外の業界についても知りたい、という人は下記サイトで
他業界についても確認してみましょう。
また、就活を始めるにあたって、業界を絞り込むことはとても重要なことです。
なぜなら、業界を定めることで就活の目的がはっきりと見え、行動することができるからです。
下記サイトでは業界研究、志望の業界を決めるポイントをいくつかご紹介しています。
さまざまな業界が存在することをまず確認することから始めましょう。
オフィス家具業界の主な仕事
オフィス家具業界における主な職種をみていきましょう。
すべての仕事が連携し、はじめて顧客へ満足してもらえるサービスが提供できる仕事です。
営業職
オフィス家具業界の営業職の仕事内容は主に、顧客の要望を汲み取り、カタチにする仕事です。
提案から実現、アフターフォローまでを行います。
社内のデザイナー、生産・物流部門、または外部の関連会社などと連携し、顧客のニーズに応えます。
顧客や内部とのやり取りの中、オフィスや店舗を形にする高いコミュニケーション能力が求められます。
また、オフィス家具業界では海外営業がある企業が存在します。
世界で活躍をしたい人には、下記サイトで他業種も紹介しています。
やりたいことを実現するためには、やはり業界研究と企業研究は欠かせない手段となります。
ぜひ、参考にして、行動に移してみましょう。
【海外勤務のある仕事は?】世界で活躍できる業界や職種を解説 |
技術職
オフィス家具業界での技術職をみていきましょう。
設計
オフィスの空間を想定し、最適なスペースを考える仕事です。
デザイン案を提案し、現場調査、図面作成などを行います。
特注品など、CADを用いて製品自体の設計図も作成します。
生産技術
生産ラインの企画、保守や新技術の開発をする仕事です。
製品を生産するラインを、効率化を考慮しながら構築します。
生産管理
生産計画と原価計算を行い、製造にかかわる全てをプランニングします。
施工管理
顧客へ製品を納入し、空間を設計図通りに作り上げる仕事です。
工事業者の手配、現場確認などを行います。
デザイン職
顧客目線で空間をデザインする仕事です。
空間のコンセプト作りから、レイアウト、内装デザインなどを行います。
顧客へのプレゼンテーションも担当することもあります。
企画職
プロジェクト全体をコンサルティングする仕事です。
企画・現状調査・要件整理・設計・工事調達・入居後調査・改善活動などPDCAサイクルに基づき、プロジェクトを進行します。
事務スタッフ
オフィス家具業界における一般的な事務の仕事を紹介します。
IT・情報システム
社内や販売会社、代理店向けに作られたシステムの管理・運用・保守に加え、ITを駆使した業務改革や、新しい技術・サービスを取り入れた新しい働き方を提案していきます。
経理・財務
経理・財務スタッフとして、財務諸表の作成と内部統制活動、経営管理、資金管理などの業務遂行に加えて、さまざまな経営課題に対して経理・財務面からその解決に貢献する仕事を担います。
法務・知財
法務・知財スタッフとして専門知識をベースに、社内外のカウンターパートとコミュニケーションを図りながら、ビジネス法務・経営法務・知的財産等に関する業務をおこないます。
オフィス家具業界の職種をご紹介してきました。
ご自身に合った職種は見つかりましたか?
自分に合った職種を見極めることは就活を進めるうえでとても重要です。
ご自身の特性を知るためにも、自己分析に取り組みましょう。
下記サイトでは、自己分析をこれから始めようとする人、まだ自己分析に自信がない、という人に、その方法を紹介しています。
ぜひ、参考にしてみてください。
オフィス家具業界の主な企業
オフィス家具業界の主要な企業を紹介します。
オカムラ
株式会社オカムラは家具、産業用機器等の製造を主な事業とする会社です。
東京のホテルニューオータニにショールームを有しています。
オカムラの製品に興味がある人は訪れてみるといいでしょう。
応募資格 | 大学・大学院・高等専門学校を2024、25年3月に卒業見込みの人 |
勤務地 | 本社(横浜市) 販売部門 首都圏、仙台、名古屋、大阪、福岡他 工場 神奈川、茨城、山形、静岡、大阪 |
事業内容 | オフィス環境事業 商環境事業 物流システム事業 |
主力商品 | オフィスチェア、デスク 冷凍冷蔵ショーケース 冷凍機内蔵型ショーケース リカー陳列用什器 多段式独立水平回転棚 |
資本金 | 約186.7億円 |
売上高 | 約2,770億円(連結2023年3月期) |
募集職種 | 営業 技術 事務 |
初任給 | 大卒 営業職:227,000円 |
企業理念 | 人を想い、場を作る |
メッセージ | 社会を変える創造力で、活きるを創れ |
標準労働時間 | 販売部門:8:40~17:20※フレックスタイム制あり |
休日 | 年間休日122日 |
研修制度 | 新入社員教育 部門別研修 ミドルリーダー研修 女性リーダーシッププログラム キャリア支援他 |
福利厚生 | 社員寮、従業員持株会、育児・介護・傷病休業 |
昇給賞与 | 昇給:年1回 賞与:年2回(6月・12月) |
応募方法 | 公式サイトの採用ページからエントリー |
出典:https://saiyo.okamura.co.jp/recruit/
オカムラでは、オフィスや店舗、病院や図書館、劇場など、多彩なフィールドで力を発揮できます。
オカムラでは総合的な視野をもって、現状を打破していけるチャレンジ精神を持つ人が求められています。
イトーキ
株式会社イトーキは、1890年、大阪に伊藤喜商店として創業した、ワークプレイス事業の売上高が70%を占める企業です。
応募資格 | 大学・大学院・高等専門学校を2024、25年3月に卒業見込みの人 |
勤務地 | 営業:全国営業拠点(首都圏、大阪、仙台、名古屋、広島、福岡他) 空間デザイン:本社(東京、大阪、仙台、名古屋、広島、福岡他) |
事業内容 | ワークプレイス事業 設備機器・パブリック事業 IT・シェアリング事業 |
主力商品 | CLソファ ロビーチェア ブース家具 ロッカー ローパーテーション、間仕切他 |
資本金 | 約52.9億円 |
売上高 | 約1,233.2億円(2022年12月期) |
初任給 | 大卒:216,000円 |
賞与 | 年2回 |
募集職種 | 営業 空間デザイン プロジェクトマネージャー 設計監理・工事管理 商品企画 プロダクトデザイン 機械設計・機構設計 回路設計 ソフト設計 生産技術 事務 |
求める人物像 | イキイキと新しい価値を生み出しお客様に感動をもたらす人財 ~今何をすべきか、自ら考え、周囲を巻き込み、最後までやりきる~ |
研修制度 | 階層別研修 選択型研修 |
所定労働時間 | 本社・営業拠点 9:00~17:35(休憩60分) 生産拠点 8:30~17:30(休憩65分) |
休日・休暇 | 年間休日125日 生産拠点は130日 完全週休2日制(土・日) 創立記念日(10/1) 祝日・年末年始・年次有給休暇・慶弔休暇 |
福利厚生制度 | 借り上げ社宅、従業員持株会、財形貯蓄、企業年金基金、確定拠出型年金、共済会制度、保養所、独身寮(滋賀県) |
応募方法 | 公式サイトの採用ページからエントリー |
出典:https://www.itoki.jp/recruit/
イトーキは、官公庁、病院、ショッピングモール、図書館など、あらゆる空間つくりをサポートしています。
私たちの生活に身近な空間を作っていることに親近感を感じますが、そのバリュエーションの広さに驚きも感じますね。
「求める人財」にもあるように、新しい価値を生み出す力は必須だと考えられます。
コクヨ
コクヨ株式会社
応募資格 | 大学・大学院・高等専門学校を2024、25年3月に卒業見込みの人 |
勤務地 | 大阪本社・及び他支店 |
事業内容 | 文房具の製造・仕入れ・販売 オフィス家具の製造・仕入れ・販売、空間デザイン・コンサルテーションなど |
主力商品 | デスクチェア(AGATA) デスク ブース かどけし Campasノート |
資本金 | 158億円 |
売上高 | 約3,009億円(2022年12月期) |
募集職種 | 営業 技術 事務 |
初任給 | 大卒 総合職:222,000円 |
企業理念 | 100年以上貫き続ける「顧客起点」を軸に実験を繰り返して未来を描く |
求める人物像 | こだわる/工夫する 楽しむ/面白がる 誠実である/チームで協業していく |
標準労働時間 | 8:45~~17:30(実働8時間)※フレックスタイム制の導入 |
休暇・休業制度 | 産前産後休暇 配偶者出産休暇 育児休業 子の看護休暇 産後パパ育休 介護休業・休暇 |
研修制度 | 新入社員導入プログラム チューター制度 若手フォローアッププログラム コクヨマーケティング大学・大学院 Will塾(自分自身のWillを発見するプログラム) 社内副業制度(20%チャレンジ) |
昇給賞与 | 昇給:年1回 賞与:年2回(6月・12月) |
応募方法 | 公式サイトの採用ページからエントリー |
出典:募集要項・選考プロセス|
コクヨでは、全国で実際に稼働しているオフィスが見学できるライブオフィスを設けています。
見学には予約が必要ですが、顧客に具体的な提案を感じてもらうには、効率的な方法ですね。
コクヨの空間デザインをより深く知るためにも、ライブオフィスやショールームを訪れてみるのも就活の一端だといえるでしょう。
オフィス家具業界の主な企業を紹介しました。
3社とも大企業で、海外での事業展開にも積極的なので今後の展望も見込まれ、就活生にとって魅力的な企業ですね。
人気企業であれば、他の就活生に少しでも差を付けたいと考えることは間違いはないでしょう。
下記サイトではインターンシップ参加について、メリットや内容を紹介しています。
インターンシップへの参加を迷っている人は読んでみてくださいね。
志望動機
オフィス家具業界は大きく分けるとになります。
ぜひ、ご自身の経験などを交えて、しっかりと伝わる志望動機をつくりましょう。
オフィス家具業界への志望動機で抑えておくべきポイントは以下の5つです。
- なぜオフィス家具業界なのか。
- その中でもなぜ、その企業なのか
- 志望する職種
- どのような貢献ができるのか
- 入社後、どのようになりたいか
下記サイトでは印象に残る将来性を使った志望動機の作成方法を紹介しています。
企業や業界の将来性を志望動機に使うことは、企業・業界研究を深めているというアピールにもなり得ます。
志望動機をより、熱意あるものに作りこむためにも、ぜひ参考にしてみてください。
オフィス家具業界への志望動機・例文を紹介
私が御社を志望する理由は、学生時代に講師のアシスタントとして「空間のデザイン」と「人の行動」の相互関係について人に教える機会がありました。
その一環で”働きやすさ”にオフィス環境が大きな影響を与えることを知り、オフィス空間を手がける仕事がしたいと考えるようになりました。
そこで、御社のショールームを訪れた時、御社の空間デザインに触れ、その効率的な動線の配置、かつセンスの良さに感動しました。
私は、この感動を、さまざまな場所で表現したいと考えます。
御社に入社することができれば、顧客の働く環境についての悩みや、要望を最大限に叶え、アイデアを形にしていきたいと思います。
上記は一例ですが、オフィス家具業界の企業は、それぞれインターンシップの参加や、ショウルーム見学など、企業についてより深く知ることが出来る場所が用意されています。
実際、企業の空間デザインに触れた時の感想などを伝えることで志望動機がより現実味を感じやすいでしょう。
下記サイトでは企業理念への共感を効果的に伝えた志望動機の例文を紹介しています。
ただ、就職を希望するのではなく、効果的に伝える方法を見つけましょう。
まとめ
この記事ではオフィス家具業界についてまとめてみました。
オフィス家具業界は、新しい働きかたを提案する事業だともいえます。
空間を創り上げる過程には、多くの職種の協力の元に成り立っていることがわかりましたね。
コロナ禍など、社会情勢も大きく影響するので、常に新しい情報も必要です。
そんな魅力的なオフィス家具業界で、自分をどのように成長させたいか、深く考えてみましょう。
そのためには自己分析をしっかりと行うことが大切です。
下記サイトでは自己分析の大切さを経験した体験談を紹介しています。
自己分析の本質を考えてみましょう。