【企業分析】JTBグループの就職難易度・採用大学・選考対策を徹底解説

2025年10月30日更新

はじめに

JTBグループは東京都品川区に本社を置く旅行業界・サービス業界に属する企業です。
国内外に幅広いネットワークを有し、旅行商品の企画・販売、法人向けのMICE事業、地域振興や観光ソリューションなど多様な事業を展開しています。
今回はそんなJTBグループの企業研究を行うための基礎知識や社風、選考対策などをご紹介していきます。
この記事ではJTBグループへの就職に興味がある以下のような就活生を対象に、企業分析を行っています。
ぜひ最後までご覧ください。

対象
  • JTBグループの仕事内容が気になる
  • JTBグループの就職難易度を知りたい
  • JTBグループの選考対策として何をすれば良いかわからない

また、旅行業界・観光業界以外の企業については、以下の記事で概観しているので、ぜひご覧ください。

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この記事の結論

先にこの記事の結論からお伝えすると、JTBグループの就職難易度は、平均的な難易度と考えています。
以下の参照記事で詳しく解説している就職偏差値を参考にすると、標準難易度といえるでしょう。
また、採用大学も幅広い偏差値帯や学部からの実績があり、選考対策をしっかり行えば内定を獲得できる可能性は十分にあります。
選考対策として特徴的なものは、自己分析を深掘りさせるエントリーシートや、面接でのホスピタリティ経験に関する質問です。
特に「人との関わり」や「チームでの取り組み」に関するエピソードは重要視されるため、事前に整理して臨むと良いでしょう。
また職種としては、営業・企画・法人ソリューションなどが中心となり、業務内容としては旅行商品の提案や企画運営、地域や企業への観光ソリューション提供に従事することになります。
配属先によって国内旅行、訪日インバウンド、法人営業など扱う領域が異なりますが、観光を通じた価値創造がメインになります。
次の章から各内容や、その他就活に役立つ情報を紹介しますので、ぜひ最後まで読んでください。

JTBグループについて

JTBグループ

出典元:JTBグループ

会社概要

JTBグループは、旅行商品の企画・販売、法人向けMICE(会議・研修・イベント)事業、地域振興や観光ソリューションを主な事業内容としている企業です。
JTBは「交流創造事業」を掲げ、人々や地域、企業をつなぐことで新しい価値を生み出すことを使命としており、顧客の多様なニーズに合わせた提案型の営業を重視しています。
旅行会社として、国内外に広がるネットワークと幅広いサービスを活かし、顧客の体験価値を高める「感動の提供」を目指しています。
ビジネスモデルは、旅行販売事業に加え、地域創生を目的としたエリアソリューション事業や、企業の課題解決を支援するビジネスソリューション事業を展開しており、観光を基盤とした総合サービス企業へと発展しています。
また、訪日外国人向けのインバウンド事業や、世界各国の拠点を通じたグローバル事業にも注力しています。
特に海外拠点では、現地法人やパートナー企業と連携しながら、国際交流やグローバルMICEの需要拡大に対応。観光を通じて国内外の人々を結び付け、世界規模での交流創造を進めています。

各事業セグメントの解説

株式会社JTBグループの主な事業セグメントは以下の通りです。

事業部門活動内容
ツーリズム事業(Tourism)国内・海外旅行、訪日旅行、体験型ツアーの企画・販売、宿泊や交通の手配。個人・団体を対象とした旅行サービス全般を提供。
エリアソリューション事業(Area Solution)地方自治体や地域企業との連携による観光資源の開発・活用。地域プロモーションや観光振興、地方創生を目的としたソリューションを展開。
ビジネスソリューション事業(Business Solution)企業向けにMICE(会議・研修・展示会)や法人旅行、出張管理などを提供。顧客企業の課題解決に直結するサービスを推進。
グローバル領域(Global Business including Inbound)訪日外国人旅行事業や海外拠点での国際交流事業。第三国間旅行やグローバルMICEなど、世界規模での交流創造を担う。

 

普段イメージする旅行会社としてのJTBとは違い、地域振興や法人向けソリューションなど幅広い事業を展開していました。
またツーリズム事業をはじめとするメイン事業セグメントは、JTBグループの多角的な事業戦略と市場適応力を示しており、旅行商品の企画販売から、地域創生、法人向けMICE事業、さらにはグローバル領域に至るまで、多様な分野にわたって事業を推進しています。
以下の参照ページを紹介するので、ぜひ確認してみてください。

JTBグループで働いている社員は?

平均勤続年数は?

JTBグループの平均勤続年数は 17.2年 です。
全産業平均(12.6年程度)と比べると、社員が長く勤めやすい環境といえるでしょう。

平均年収は?

2024年度のJTBグループの平均年収は 約600万円前後 とされています。
全国平均の年収(458万円)と比較すると高めの水準であり、旅行業界の中でも安定した待遇を受けられる職場といえます。

平均残業時間は?

公開情報ではJTBの平均残業時間を正確に把握することはできませんでした。
ただし旅行業界全体の傾向として、繁忙期には残業が増える一方、閑散期は比較的落ち着いた勤務となる傾向があります。

平均ボーナス額は?

インターネット上の公開情報だけでは正確な数値は不明でした。
ただし平均年収をもとにすると、賞与額は年間90〜100万円程度と推測されます。
国税庁の調査によると平均給与に占める賞与の割合は約16%であり、JTBも同様の水準と考えられるでしょう。

どんな文化なの?

JTBグループは、「交流創造事業」を掲げ、人と人、地域と地域をつなぐことを使命としています。
社員一人ひとりのホスピタリティを大切にし、顧客や地域に寄り添う姿勢を重視している点が特徴です。
また、国内外に広がる多彩な事業フィールドがあり、旅行・観光にとどまらず、地域振興や法人ソリューションなど多様なキャリアパスを描くことができます。
個人の成長が会社の成長につながるという文化が根付いており、挑戦する姿勢や自主性を発揮したい人に向いた職場環境です。

就職偏差値・難易度および業界での立ち位置

競争が激しい旅行・観光業界の中でのJTBグループの立ち位置をご紹介します。
売上高を参照し他社と比較してみても、JTBはトップクラスの企業であることがわかります。
理由として以下の要因があると考えられます。

要因
  • 多角的な事業戦略
  • グローバルネットワークの展開
  • 法人・地域との強固なパートナーシップ

多角的な事業戦略

JTBグループは旅行商品の販売にとどまらず、MICE(会議・展示会)や法人向けソリューション、地域振興事業など多様なビジネスモデルを展開しています。
これにより、市場の変化に柔軟に対応し、収益源の多角化を実現しています。

グローバルネットワークの展開

JTBは国内外に広がる拠点とパートナーシップを活かし、訪日旅行・海外旅行・第三国間旅行など幅広い分野で事業を拡大しています。
世界規模での交流創造を掲げ、インバウンド需要や国際イベントにも積極的に対応しています。

法人・地域との強固なパートナーシップ

JTBは自治体や地域観光事業者との連携、さらに企業の出張管理やイベント運営のサポートを通じて、旅行会社の枠を超えたソリューションを提供しています。
これにより、旅行業界の中でも独自の強みを築いています。

 

以上の要素により、JTBグループは旅行・観光業界の中でも圧倒的な存在感を示しているといえるでしょう。
参考までに競合4社の情報もまとめてみたので、ご紹介します。

会社名売上高(2024年)平均年収就職偏差値・難易度社風
JTBグループ1兆733億円600万円58「交流創造」を掲げ、挑戦と協働を重視する社風
HIS4746億円570万円55ベンチャー気質で挑戦を歓迎する社風
KNT-CTホールディングス(近畿日本ツーリスト)2566億円540万円53安定志向とチームワークを重視する社風
日本旅行2310億円500万円52地域密着型で協調を重んじる社風

JTBグループの新卒募集要項について

以下にJTBグループの新卒募集要項についてまとめました。
ホスピタリティを重視した企業文化を反映し、研修制度や福利厚生も充実している点が特徴です。
賞与は年2回支給され、評価に基づいた処遇が行われています。
また、配属については全国勤務型とエリア勤務型があり、働き方の選択肢があるのも大きなポイントです。

各項目詳細
職種
  • 総合職(全国勤務型・エリア勤務型)
  • 業務内容:旅行商品の企画・販売、法人向けソリューション、地域プロジェクト、国際交流関連業務など幅広いフィールドでの営業・企画業務
給与(2025年4月入社 初任給実績)
  • 大学院了:240,000円
  • 大学卒:230,000円 
  • 備考:残業手当、通勤手当、諸手当別途支給
賞与年2回(6月、12月)業績・個人評価に応じて決定。
研修制度新入社員研修(集合研修・OJT)、フォローアップ研修、若手社員研修、階層別研修(主任・管理職向け)、専門スキル研修、海外研修、語学研修 など
福利厚生各種保険完備(雇用・労災・健康・厚生年金)、財形貯蓄制度、確定拠出年金制度、産休・育休制度、介護休暇制度、従業員持株会制度、JTBグループ社員割引制度(旅行商品等)、各種自己啓発支援、資格取得支援制度

求める人材

株式会社JTBグループの求める人材

株式会社JTBグループでは、求める人材として下記の資質を掲げています。グローバルに事業を展開する企業であるため、職種を越えて共通の価値観として重視されています。

求める人材
  • 誠実さ
  • 挑戦心
  • 主体性
  • 多様性への理解
  • 協働力

誠実さ

人や社会との関わりにおいて誠実であることを大切にし、信頼される行動を積み重ねます。

挑戦心

現状に満足せず、観光や交流の新しい形を生み出すために果敢に挑戦し続けます。

主体性

自ら考え行動する力を発揮し、責任をもって結果を導くことを求められます。

多様性への理解

異なる文化や価値観を尊重し、多様な人々と協働する姿勢を重視します。

協働力

仲間や地域、顧客と共に目標を達成するために、協力し合いながら成果を創出します。

 

以上の資質は、JTBが掲げる「交流創造事業」の理念につながっており、観光やビジネスの枠を超えて人と人をつなぐ役割を担う人材を求めています。
エントリーシートや面接では、これらの要素を持ち合わせているかどうかが問われるため、意識して臨むことが重要です。

新卒採用のフロー

JTBグループの選考は、下記の通りのフローとなっています。
面接では志望動機や学生時代の経験などのスタンダードな質問の他、「人柄」や「ホスピタリティの姿勢」をチェックする質問が多いのが特徴です。
選考対策として、入社意欲や観光業界での将来ビジョンが明確であるかどうかが重視されます。
今後のキャリアを形成していく上で必須事項なので、しっかり整理して臨みましょう。

①新卒エントリー

JTB公式サイトの新卒エントリーページから必要事項を入力し、登録を行います。
エントリーシートでは志望動機や自己PR、学生時代に力を入れたことなどの一般的な質問に回答し、Web上で提出する形式です。

②会社説明会、自分史ワークシート・エントリーシート

JTBグループの理念や事業内容を理解するための会社説明会に参加します。
説明会と併せてエントリーシートを記入し、自己分析や志望動機を深掘りします。
質問内容は以下の通り、基本的な設問が多いようです。

質問事項
  • ガクチカ
  • 志望動機
  • 強み・弱み
  • JTBグループに興味を持った理由

事前に自己分析を進め、観光業界とのつながりを意識した内容を準備しておきましょう。
以下に参考になる記事を紹介します。
自分史の書き方は下記に記載した関連ページを確認してください。

③一次面接+適正検査(SPI)

JTBグループでは人物を丁寧に知るために、一次面接は学生1名と社員1名の個別形式で行われるケースがあります。
面接では自己紹介や志望理由、観光業界を志す理由などが問われます。
所要時間は30分程度で、オンラインで実施されることもあります。

質問事項
  • 会社説明会に参加して感じたこと
  • 自分を周囲からどのように言われるか
  • 将来どのようなキャリアを築きたいか
  • 観光業界を志した理由

以下のページもぜひ参考にしてください!

④複数回面接(2次・最終面接)

JTBでは、学生にとって「成長できる環境かどうか」を重視して選考を進めます。
そのため面接回数は学生によって異なることがあり、二次・最終と複数回行われます。
最終面接では人事や役員との面接となり、入社に対する熱意や業界への想いを深く問われます。

口コミにあった質問事項
  • 志望動機
  • 他社の選考状況
  • 志望度の高さ
  • JTBのサービスを利用した経験と改善提案
  • 困難な状況に直面したときの対応方法
  • ガクチカ
  • 入社後にどのように貢献したいか

最終段階では、将来のキャリアビジョンや実務に対する適性を確認する質問が多くなります。
自分が現場で働く姿をイメージし、具体的に語れるように準備しておきましょう。
以下のページも確認してぜひ内定を勝ち取ってください。

⑤内定

複数回の面接を突破し、最終的に内定が決定します。

採用大学

JTBグループの採用実績校は、最難関大学から標準的な大学まで幅広く含まれており、いわゆる学歴フィルターは存在しにくいと考えられます。

<大学院>

東京大学、京都大学、慶應義塾大学、早稲田大学、大阪大学 など

<大学>

青山学院大学、中央大学、立命館大学、関西大学、明治大学、法政大学、東洋大学、近畿大学、立教大学、南山大学、福岡大学、北海道大学、東北大学、九州大学 など

※全国の国公私立大学から幅広く採用実績があります。

 

上記には難関大学も含まれていますが、多様な学生層からの採用を行っているため、学歴だけで合否が決まることはありません。
しっかりとエントリーシートや面接対策を行い、自分の想いや経験を伝えることが内定獲得のカギになります。

就職偏差値・難易度

それでは、ここまでの内容を踏まえて、JTBグループの就職偏差値・難易度を見てみましょう。
結論としては、偏差値・難易度は標準的といえるでしょう。その理由として以下の3点が挙げられます。

理由
  • 採用フローとして特別なステップがない
  • 採用大学の実績を見る範囲では学歴フィルターがあまりない
  • 給与や福利厚生が突出して高いわけではない

よって、頻出質問である「ガクチカ」や「志望動機」など、基本的な事項をしっかりと対策していれば、難しすぎることはありません。
しっかりと準備を行い、内定を獲得してください!
就職偏差値・難易度については、以下の記事も参考にしてみてください。

さいごに

JTBグループは、旅行業界およびサービス業界に属する企業で、旅行商品の企画・販売や法人向けMICE、地域振興事業、グローバル交流など幅広い事業を展開しています。
「交流創造事業」を掲げ、人と人、地域と地域をつなぐ役割を担っており、観光業界の中でも存在感が高い企業です。
また、学歴重視をする企業ではないため、全員に等しくチャンスがあります。対策をしっかり行って選考に臨んでください。
ぜひこの記事を参考にして就職活動に励んでくださいね。

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