【徹底解説】就活のSPI試験対策マニュアル

【徹底解説】就活のSPI試験対策マニュアル

2022年2月22日更新

はじめに

「SPIっていつから対策したらいいの?」

「SPIで点数が悪いと足切りされるの?」

「SPIって、そもそも何?」

 

と1度は耳にしたことがあるSPIですが、SPIを使う企業の中にはSPIの出来栄えで次の選考に進ませるかどうかを判断している会社もあります。

 

文中でもふれているように、SPIは事前に対策を講じておけば就活を有利に進められます

 

本記事ではSPIの意味や企業側の利用目的、対策の仕方を網羅していますので、これさえ読んでおけばSPIに翻弄されることはなくなりますよ。

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1.SPIとは?

SPIとは、リクルートマネジメントソリューションズが開発した「Synthetic Personality Inventory=総合適性検査」の略です。

2020年度実績で年間利用社数13,500社、受験者数203万人と全国で最も利用されている適性検査の1つです。(出典:リクルートの適性検査SPI3

 

また、SPIを利用している企業の65%が従業員数300人未満の中小企業で、近年は大企業だけでなく中小企業にも浸透してきた検査になっています。

 

SPIの受験結果から学生の仕事に対する基礎能力や適性、人柄やどんな組織に馴染みやすいかなどがわかります。

2.SPIの構成

SPIは大きく「能力検査」と「性格検査」の2つに分かれます。

 

また、企業によっては能力検査に加え、英語構造的把握力の問題を出題する場合もあります。

 

 ・基礎能力検査【言語/非言語】(約35分)

 ・英語検査(約20分)

 ・構造的把握力検査(約20分)

 ・性格検査(約30分)

 

今回は、基礎能力検査(言語・非言語)と性格検査について1つずつ解説していきますね。

 

 

2-1.基礎能力検査

基礎能力検査は、仕事で必要となる基礎的な能力を測る検査です。

 

言語問題」と「非言語問題」で構成され、「問われていることが何かを正しく理解し、どういったプロセスで考えれば答えが出そうかを合理的に考え、効率的・効果的に処理していく能力」を測ります。

 

簡単に言えば、国語や算数のような問題で難問ではないですが、問題数が多いので要領よく解かないと時間切れになってしまいます。

 

2-1-1.言語問題

言語分野は、言葉の意味や話の要旨を的確に捉えて理解できる力を測るために下記の問題が出題されます。

 

① 二語の関係

② 語句の意味

③ 複数の意味

④ 文の並び替え

⑤ 空欄補充

⑥長文読解

 

たとえば①二語の関係であれば、以下のような問題です。

 

 最初に提示された二語の関係を考え、同じ関係のものをすべて選びなさい。

 ペン:筆記用具

 

 ア ガラス:コップ

 イ ハサミ:文房具

 ウ 大学:学校 

 

答え:イとウ

→「ペン」は「筆記用具」の1つであるため、最初に提示されたものの関係は「左の言葉が右の言葉に含まれる」という関係です。

 

2-1-2.非言語問題

非言語分野では、数的処理や論理的思考力を測る問題が出題されます。

非言語の問題は以下の項目が出題されます。

 

① 推論

② 順列・組み合わせ

③ 割合と比

④ 損益算

⑤ 料金割引

⑥ 仕事算

⑦ 代金精算

⑧ 速度算

⑨ 集合

 

たとえば、①の推論であれば、以下のような問題です。

 

 ある製品の売り上げは前年に比べて毎年5%ずつ増加している。

 この時、次の推論について正しいといえるものを1つ選びなさい。

 

 この製品の売上はこの3年間で25%増加した。

 

 A:正しい B:どちらとも言えない C:誤り

 

答え C

 

 

いずれにしても、能力検査は得点が高ければ高いほどいいですし、その企業が求める能力水準に満たない場合は足切りされるケースがあります。

3.性格検査

性格検査は、日常の行動や考え方などについて多角的な質問を通じて、その人がどんな人なのか、どのような仕事や組織に向いていそうかなど、人となりを把握する検査です。

 

具体的には物事や人、目標などに対する考え方について2つの選択肢が提示され、どちらが自分にあてはまるかを選択していきます。

 

たとえば、下記のような問題です。

 

A:買い物では良いと思ったらすぐに買ってしまう

B:気に入っても1度店を出て考え直す

 

【選択肢】

Aに近い

どちらかといえばAに近い

どちらかといえばBに近い

Bに近い

 

 

このような問題が行動的側面、意欲的側面、情緒的側面、ライスケール(正直に答えているか)の4つの観点から約300問出題され、30分で答えていきます。

4.SPIは何に使われるの?

「実際問題、このSPIって何に使われているんですか?」

 

SPIを利用する企業側の目的は大きく以下の4つです。

 

①選考の足切りに使うため

➁面接の質問に使うため

③入社後の配属先を決めるため

➃入社後の人材活用に利用するため

 

1つずつ深掘り解説していきましょう。

 

 

4-1.選考の足切りに使うため

1つ目の目的は、足切りフィルターに使用するためです。

大企業をはじめとした人気のある会社では応募者が殺到するため、一定のフィルターにかけて学生を絞り込んでいます。

 

学歴やESの出来栄えでフィルターをかけたり、SPIなどの適性検査でふるいにかけています。

 

 

4-2.面接の質問に使うため

次の目的は、SPIの結果を面接で使うためです。

具体的には、適性検査の結果に妥当性があるのかどうかを確かめています。

 

たとえば、「協調性が弱い」という結果が出ていれば、面接の質問で

「あなたは1人でいることが好きですか、それとも集団で過ごすほうが好きですか?」

といった質問を投げかけて、その受け答えでデータが適正なのかどうかを判断しています。

 

 

4-3.入社後の配属先を決めるため

3つ目は、入社後の配属を決定するための材料として使うためです。

 

最近の適性検査は適材適所を見込めるレベルの精度があるので、たとえば「営業向き」、「生産管理向き」、「事務向き」など、どの職種に高い適性があるのか、面接に加えてデータを参考にしながら配属を決定しています。

 

 

4-4.入社後の人材活用に利用するため

最後の目的は、入社後の育成に活用するためです。

筆者の場合、新入社員を配属する前に部門責任者にデータを配布していました。

 

その際に「この新入社員はこういったところに強みがあって、こういったところは少し弱みが出ています。なので、こういったところに注意して育成してほしい」と部門責任者に依頼していました。

 

配属後1年位経過すると新入社員の素性が見えてきますが、ほとんどデータに誤差がありませんでしたので、その正確性に脱帽していたところです。

5.SPIの実施時期は?

SPIは主に就職活動の初期に実施されます。

 

たとえば、インターンシップの人選や本選考初期のフィルターに使用しますので、おのずと実施時期は大きく3つの時期に分けられます。

 

・6~9月(夏インターン選考)

・10~2月(冬インターン選考)

・3月~7月(本選考)

6.SPIはどこで受けられるの?

SPIの受験方法は以下の4つです。

受験方法は、応募先企業が指定します。

 

 

6-1.テストセンター

リクルートが用意する専用会場のパソコンで受験する形式です。指定された受験期間の中から都合の良い日程・会場を予約し受験します。

 

なお、会場は新卒採用ピーク時は全国47都道府県にテストセンター会場を設置していますが、その他の時期は全国主要会場7都市(東京・大阪・名古屋・札幌・仙台・広島・福岡)の常設会場と臨時会場を併設予定のようです。

 

詳しくはコチラから確認してください。

 

 

6-2.WEBテスティング

インターネット環境に接続できるパソコンから受験できる形式です。指定された受験期間内で都合の良い時間に自宅や学校などのパソコンから受験します。

 

スマートフォンからの受験は認められていませんので注意しましょう。

 

 

6-3.ペーパーテスティング

応募先の企業が用意した会場で、マークシートで受験する形式です。

 

 

6-4.インハウスCBT

応募先企業に出向いて企業内のパソコンで受験する形式です。

7.SPIはどのように対策したらいいの?

SPIは、出題された問題の意味を正しく理解し、正確に処理することが要求されるテストです。

切羽詰まって付け焼刃で勉強しても得点結果はそんなに変わりません。

 

つまり早めに対策し、受験方法や出題形式に慣れておくことが肝心です。

 

具体的には以下の準備を行うといいです。

 

 

7-1.勉強開始時期

SPI対策に費やす時間は、最低でも30時間といわれています。

シッカリと網羅しておきたいなら60時間は必要でしょう。

 

また、3年生の3月以降は企業へのエントリーやESの作成、会社説明会の参加などスケジュールが目白押しでSPIに充てる時間が限られます。

なので、3月以前に始めるのが無難です。

 

仮にシッカリと対策するために60時間の勉強時間を確保しようと思うのであれば、逆算すると1日1時間勉強するのであれば1月から開始、1日2時間であれば2月開始からでも間に合うという計算になります。

 

あなたの1日に費やせる勉強時間を算段して開始時期を設定しましょう。

 

 

7-2.SPI対策のポイント

7-2-1.WEBでの受験に慣れておく

手元で計算して画面上で答えを選択したり、次の画面に進むと前の画面に後戻りできないなど、WEBでの受験には独特の解答方法や形式があります。

 

特に問題ごとに制限時間があったり、正答率で難易度が変わったりしてきますので、シッカリと準備しておくことが大切です。

 

ここで事前にWEBでの受験に備えるために、無料で受けられるテストを2つ紹介します。

 

1つ目は、リクナビオリジナル問題「言語・非言語Webテストです。

リクナビオリジナル問題「言語・非言語Webテスト」は、言語分野・非言語分野を体験できるWebテストです。

総合得点と言語・非言語それぞれの分野別得点、受験者の中での順位、総受験者の平均点などが結果として表示されるので、その時点の自分の実力を相対的に知ることができます。

 

一定期間内に1度だ受けることができますので、実力を把握した後は弱みの部分の対策を講じて弱点を補強しておきましょう。

 

2つ目のおすすめが、「SPIパーフェクト問題集&模試です。

SPIパーフェクト問題集&模試」は問題集で100問、模試で100問、本番形式の問題を収録していますので無料でガッツリSPI対策ができます。

 

問題集を解く→模試で実力をチェック→苦手分野を見つける→重点的に対策

のサイクルで効率よく短期間でレベルを上げていきましょう。

 

なお、本番の受験でも「説明画面」や「練習画面」が用意されていますので安心してください。

 

7-2-2.出題傾向をつかんでおく

どのような形式の問題が出題されるかわからないと、受験のときに焦ってしまい本来の能力を発揮できない可能性があります。

なので、出題される問題の形式をネットや参考書などで事前に把握しておきましょう。

 

参考書は先輩方も薦めている【主要3方式〈テストセンター・ペーパーテスト・WEBテスティング〉対応】 これが本当のSPI3だ! 2022年度版 (本当の就職テスト)がおすすめです!

本書はテストセンター、ペーパーテスト、WEBテスティングの主要3方式対応なので一石三鳥です。

 

特にペーパーテストのSPIとWebテスト版は出題傾向が違うようなので、これ1冊あれば対応可能な優れものですね。

 

また、テストセンターのSPIは、1社につき1回限り受験できるサービスを逆利用し、出題形式に慣れておくという裏ワザがあります。

 

このサービスを利用して本命の受験前に他の企業で受験しておくと、受験の雰囲気に慣れ、実際の問題を解いて要領や時間配分も把握できるので本番の受験を有利に進めることができるのです。

 

 (注)1度受けたSPIの結果は使いまわすことができる。

 テストセンターの同じテストを何回も受けるのは時間がもったいないので、

 前に受けた結果をそのまま適用させることができます。

 たとえば、2社目のSPIテストセンターの予約画面で再受験するか、

 前に受けた結果を転用するかを選択できます。

 

7-2-3.性格検査は正直に答えよう

まず性格検査の対策は、必要ありません自分の思うことに正直に答えてください。

たとえば、その会社の求める人物像に寄せて作為的に答えて回答内容が矛盾していたり、あまりにも現実とかけ離れていたりすると「虚偽性があるという報告が企業の手元に届きます。

 

筆者の経験でもこのような結果が手元に届くと、どうしても「その学生は怪しい」という先入観を持ちますので、面接で関連の質問を投げかけて、その妥当性を確かめていました。

企業側から怪しまれながら面接やその後の選考を受けることになりますので、百害あって一利なしですね。

 

仮に装った性格検査が功を奏して志望企業に入社できたとしても、その企業が合わずに苦労するケースだってあります。

 

なので、そんな作為的な解答に手を染めるのではなく、真の自分を受けいれてくれる企業に出会うためにも正直に答えることが肝心です。

8.習うより慣れろ!!

本記事ではSPIとは何なのか、どのように対策を講じておけばいいのかを解説してきました。

SPIは「能力検査」と「性格検査」で構成されていて、性格検査は出題に対して正直に答えればいいだけなので対策しなくてもOKです。

 

ということは、能力検査だけに注力ればいいということですね。

 

能力検査はいかに一定時間内で正確にたくさん正答するかがポイントになりますので、どれだけたくさんの引き出しを持ち、短時間にポンポン出して解答するかがキーになります。

言語分野は語彙数ですし、非言語分野は解法パターンを使っていかに早く正確に解くかが勝敗を分けます。

 

なので、能力というよりは努力で何とかカバーできるレベルですね。

 

面倒だなと思う気持ちもわかりますが、結果次第で次の選考に進めない会社もあり、人生が狂ってくるケースもありますので、できるだけたくさんの問題にあたって正答率を上げておきましょう。

 

今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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