【企業分析】三菱電機エンジニアリングの就職難易度・採用大学・選考対策を徹底解説
2024/7/23更新
はじめに
三菱電機エンジニアリング株式会社は東京都千代田区に本社を置くエンジニアリング会社です。
日本全国に事業所や事業部は31拠点があります。
事業所ごとに取り扱っている製品は違い、IOTや空調機器などの取り扱いがあります。
設計・開発から製品化までモノづくりをトータルサポートしている企業です。
今回はそんな三菱電機エンジニアリングの企業研究を行うための基礎知識や社風、選考対策などをご紹介していきます。
この記事では三菱電機エンジニアリングへの就職に興味がある以下のような就活生を対象に、企業分析を行っています。
ぜひ最後までご覧ください。
- 三菱電機エンジニアリングの仕事内容が気になる
- 三菱電機エンジニアリングの就職難易度を知りたい
- 三菱電機エンジニアリングの選考対策として何をすれば良いかわからない
また、エンジニアリング以外の業界については、以下の記事で概観しているので、ぜひご覧ください。
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この記事の結論
先にこの記事の結論からお伝えすると、三菱電機エンジニアリングの就職難易度は、平均的な難易度と考えています。
以下の参照記事で詳しく解説している就職偏差値を参考にすると、標準難易度といえるでしょう。
また、採用大学も様々な偏差値帯や種類の学校の実績があるので、選考対策をしっかり行えば内定を獲得できる可能性は十分にあります。
選考対策として、独特なものは特にありませんが、面接は事務系はWebと対面で一回ずつあります。技術職は、Web面接と、Webか対面どちらかの面接です。どちらもWeb面接があるため、Webでの見え方を確認してみるなど対策を行いましょう。
また職種としては、事務系総合職と技術系総合職があります。
事務系総合職の仕事内容は、総務・人事、経理、資材、営業などです。
技術系総合職は、電気電子設計、基板・LSI設計、機械設計、ソフトウエア設計、システム設計、クリエイティブ制作などの仕事を行います。
次の章から各内容や、その他就活に役立つ情報を紹介しますので、ぜひ最後まで読んでください。
三菱電機エンジニアリング株式会社について
出典元:Metoree
会社概要
三菱電機エンジニアリング株式会社は、設計や開発、オリジナル製品の企画から販売までを手がけている企業です。
三菱電機エンジニアリングは、通称「MEE」とも呼ばれています。
三菱電機エンジニアリングは、身近な空調機器から、宇宙の人工衛星に携わる仕事まで様々な業務があります。エンジニアリングを通して、社会の役に立ちたいという人に向いているでしょう。
三菱電機グループに入っており、三菱電機の共通の企業理念などもあります。
エンジニアリングというと、男性の活躍が多いイメージですが、女性の活躍も推進していて女性も働きやすい職場です。総務はもちろん、エンジニアとして設計業務などにあたる女性も多くなっています。また、女性の管理職もいて、女性も活躍がしやすい会社です。
働く環境としては、福利厚生もしっかりとしていて、選択型福利厚生制度などもあります。また、会社内のサークル活動や親睦会などもあります。チームワークを築いていける会社です。
各事業別の売上規模
三菱電機エンジニアリング株式会社の2023年度の総売上高は
1,159億円です。また、純利益は 86億5,400万円でした。
この売上はデジタル家電専門店運営事業、キャリアショップ運営事業、インターネット事業、および海外事業からの収益によって構成されています。
各事業セグメントの解説
三菱電機エンジニアリング株式会社の主な事業セグメントは以下の通りです。
事業部門 | 活動内容 |
設計・開発 | 電子・電気設計、機械・構造設計、EMC・安全認証取得サービス、マニュアル取説制作、産業システム、映像・表示、メカトロシステム、FA関連製品、試験・検査・研究、音響システム、監視・オフィス・冷蔵庫、リハビリ機器 |
オリジナル製品の企画から販売 | 機械、電気機器、ICT、サービス、コンサルティング |
三菱電機エンジニアリングは、設計・開発、オリジナル製品の企画から販売の主に2つのセグメントから成り立ちます。
設計や開発は様々なジャンルのものを行っています。オリジナル製品の企画から販売は、「ケーブル中継ユニット」などがあります。
以下参照ページを紹介するのでぜひ確認してみてください。
三菱電機エンジニアリングで働いている社員は?
三菱電機エンジニアリングで働いている社員について紹介します。
平均勤続年数は?
三菱電機エンジニアリングの平均勤続年数は17.3年以上です。
全体の平均勤続年数は12.7年であることから、業界平均よりも社員の出入りが少ない職場といえるでしょう。
平均年収は?
2022年度の三菱電機エンジニアリングの平均年収は、650万円でした。
全国平均の年収が458万円であることを考えると、全国平均よりも高い水準となっています。
また、同じ技術系(電気/電子/機械)の上場企業平均年収は380万円でした。
平均残業時間は?
三菱電機エンジニアリングの従業員の平均残業時間は、1ヵ月あたり22.4時間でした。
Webエンジニア業界で働く従業員の平均残業時間は17.4時間のため、業界内では平均よりも多い残業時間といえます。
平均ボーナス額は?
年間ボーナス額は300万円ほどです。インターネット上の口コミでは、三菱電機エンジニアリングのボーナス額は高いという噂です。あくまで参考程度にしておいてください。
また、三菱電機エンジニアリングは年に6月と12月の合計2回ボーナスが支給されます。
どんな文化なの?
三菱電機エンジニアリングは、職場の雰囲気は明るく、ベテランと若手の風通しも良い、と公式ホームページにはあります。
三菱電機エンジニアリングには、「三菱電機エンジニアリングは人と技術と品質で信頼を築きます。」を企業理念に掲げています。
事務系か技術系かによっても違いますが、入社後にスキルを伸ばしていけ、様々な仕事を経験できます。
そのため、三菱電機エンジニアリングでは、新卒採用の際に学校の成績を選考の判断材料に入れています。
それは、企業に入社してから勉強意欲の高い方に入社してもらいたいという気持ちがあるからです。様々な研修制度がありますが、勉強の意欲によっては同期の方と差が開いてしまうことを防ぐためでもあります。
就職偏差値・難易度および業界での立ち位置
エンジニアリング業界の中での三菱電機エンジニアリングの立ち位置をご紹介します。
売上高を参照し他社と比較してみても、三菱電機エンジニアリングはトップクラスの企業だということがわかります。
理由として以下の要因があると考えています。
- 様々な製品のエンジニアリングを行っている:三菱電機エンジニアリングは様々な製品のエンジニアリングを行っています。そのため売上も伸びています
- 創業30周年のノウハウがある:三菱電機エンジニアリングは創業から30年になる会社です。そのため今までの運営からのノウハウが多くあり、売上にも貢献しています
- 日本全国の事業所でそれぞれの製品を開発:三菱電機エンジニアリングは日本全国に事業所がありますが、それぞれ取り扱っている製品が違います。より広範囲な売上につながっています
以上の要素により三菱電機エンジニアリングはエンジニアリング業界の中でもトップクラスの売上高を生み出していると考えられます。
参考までに競合4社の情報もまとめてみたので、ご紹介します。
会社名 | 売上高 | 平均年収 | 就職偏差値・難易度 | 社風 |
三菱電機エンジニアリング | 1,135億円(2023年3月実績) | 650万円 | 57 | 個性と主体性を大切にする社風 |
アウトソーシングテクノロジー | 1,624億円 | 354万円 | 55 | 風通しが良い社風 |
東洋エンジニアリング | 714.52億円 | 958万円 | 60 | 挑戦を歓迎する社風 |
日揮ホールディングス | 6068億8900万円 | 788万円 | 59.7 | 情熱と挑戦を大切にする社風 |
三菱電機エンジニアリングの新卒募集要項について
以下に三菱電機エンジニアリングの新卒募集要項についてまとめました。
募集は技術系総合職と事務系総合職に分かれています。
福利厚生がかなり整っている点は非常に嬉しい点です。また、賞与に関しても6.3ヶ月分とかなり高い設定となっています。
研修制度も新人に対するオンボーディングは勿論のこと、年次毎や役職毎に設けられたカリキュラムがあり、かなり充実していると言えます。
転勤は、事業環境の動向や本人の能力・適性等を踏まえて転勤を行うので人によって異なる、とあります。新卒募集の場合は、転勤はありますので転勤が可能な方のみ応募しましょう。
各項目 | 詳細 |
---|---|
職種 | 技術系(総合職) 事務系(総合職) |
給与(2024年初任給実績) | 大学院卒280,000円 大学卒255,000円 高専卒240,000円 |
賞与 | 支給年2回(6月、12月)平均6.3か月(2024年度予定) |
研修制度 | ステップアップカレッジ制度(入社から3年間) 階層別研修 スキルアップ研修 自己啓発奨励制度 能力開発ポイント制度 技術教育 課題業績申告制度 ジョブチャレンジ制度 |
福利厚生 | 退職金制度、独身寮、財産形成貯蓄制度、選択型福利厚生制度(カフェテリアプラン)、健康診断など |
求める人材
三菱電機エンジニアリング株式会社では求める人材として下記のものを公表しています。グループ会社の1つであるため、他のグループ会社でも共通になっている可能性が高いです。
- 自ら考えられる人
自分から考えられ、行動できる人を求めています - コミュニケーション能力がある人
コミュニケーション能力があり、周りの人と良好な人間関係を築いていける人がもとめられています - 技術力やスキルがある人
技術力やスキルが大学や自主的に学んできて高い人が求められます - 常に学ぶ姿勢がある人
企業に研修制度もありますので、常に学ぶ姿勢がある人が求められます - しっかりと企業研究を行っている人
しっかりと企業研究を行っている人に入ってほしいと公式ホームページにはあります
以上の5つは三菱電機エンジニアリングの企業理念の『三菱電機エンジニアリングは人と技術と品質で信頼を築きます。』につながっていきます。
エントリーシートや面接中にこれらの意識を持っている人材かどうかを見られるので、ぜひ意識して選考に臨むといいでしょう。
新卒採用のフロー
三菱電機エンジニアリングの選考は、下記の通りの選考フローとなっています。
面接では志望動機などのスタンダードな質問の他、人柄をチェックする質問も多いのが特徴です。
選考対策として、入社意欲や将来のプランが明確であるかどうかが重視されます。
今後のキャリアを形成していく上で必須事項なので、明確にしておきましょう。
①新卒エントリー
三菱電機エンジニアリング公式サイトの新卒エントリーボタンより必要事項を入力し登録を行います。
エントリーシートでは志望動機や自己PR、長所と短所などの一般的な質問について回答し、Web上で入力し送信して終了です。
②会社説明会・事業所説明会
三菱電機エンジニアリングのイメージを具体的に理解するための会社説明会です。
③エントリーシート提出
説明会が終わったら、エントリーシートを記入します。質問事項は
- ガクチカ
- 志望動機
- 強み・弱み
- 三菱電機エンジニアリングに興味を持ったところ
といったように、基本的なことを聞かれるようです。
会社説明会で書くことになりますので、参加する前に準備して臨んでください。
以下に参考になる記事を紹介します。
自分史の書き方は下記に記載した関連ページを確認してください。
④適性検査
三菱電機エンジニアリングでは、適性検査もあります。可能だったら、ある程度対策をしておいたほうが良いでしょう。先輩などに適性検査の内容について聞くという方法もあります。書店などで、適性検査のテストの問題などが売られている場合もあります。そちらを使って勉強しておくのも良いでしょう。
⑤一次面接
三菱電機エンジニアリングでは、技術系総合職の一次面接はWebか対面で行なわれます。事務系総合職の一次面接はWebにて行われます。
面接では自己紹介や志望理由、エンジニアリング業界を選んだ理由などが聞かれますので、自分の答えを見つけておきましょう。
和やかな雰囲気の中、キャリアプランやエントリーシートに記載した事項とその他についての回答が求められます。
以下に口コミで確認できた質問事項を紹介します。
- 会社説明会に参加してどう思ったか
- 他人に自分のことをどういわれるか
- 自分を何色に例えますか?
- 10年後何になりたいですか?
以下のページもぜひ参考にしてください!
⑥複数回面接(2次面接)
三菱電機エンジニアリングでは、技術系総合職の二次面接はWebで行なわれます。事務系総合職の一次面接は対面にて行われます。
自己PRなどの一般的な質問の他に、入社に対する理由や熱意について深く確認がされます。
以下に口コミにあった質問事項を紹介します。
- 志望動機
- 他社の選考状況
- 志望度はどのくらいか
- ガクチカ
- 入社後にどんな風に貢献できるか
- なぜこの業界、この会社なのか
最終になるにつれて質問が深堀されたり、実務に適性があるのかを確かめるような質問が多くなされていることが分かります。
自分が実際に現場で働いている姿を想定したり、実際に本社の前まで下見に行くなどしてイメージを付けられるようにしましょう。
以下のページも確認してぜひ内定を勝ち取ってください。
⑦内定
複数回の面接を突破して内定が決まります。
採用大学
三菱電機エンジニアリングの採用大学の実績を以下に掲載しますが、最難関大学から標準的なレベルの大学まで幅広く採用されており、いわゆる学歴フィルターはないと考えます。また、理系大学や電気系の大学からの採用も多いです。
<大学院> 同志社大、京都大学、東京電機大学、茨城大学、東京大学、 <大学> 武蔵大学、武蔵野大学、室蘭工業大学、明治学院大学、明治大学、名城大学、明星大学、山形大学、山口大学、山口東京理科大学、大和大学、山梨大学、横浜市立大学、立教大学、立正大学、立命館大学、琉球大学、龍谷大学、和歌山大学、早稲田大学、同志社大学、獨協大学、長岡技術科学大学、長崎総合科学大学、長崎大学、古屋工業大学 |
上記には偏差値が高い大学も採用大学にありますが、三菱電機エンジニアリングは多様な学生層からの就活生を積極的に採用しています。
よって学歴が原因で不採用になることは考えにくいです。
しっかりとエントリーシートや面接対策をして、内定を獲得できるようにしましょう。また、理系大学や大学院、電気系の大学からの採用も多いです。また採用の学校の中に、高専からの内定もありました。そのためエンジニアスキルをしっかりと持っている方でしたら、あまり学歴は重視されにくいです。
採用大学のランクに関しては以下の記事を参考にしてください。
就職偏差値・難易度
それでは、ここまでの内容を踏まえて、三菱電機エンジニアリングの就職偏差値・難易度を見てみましょう。
結論としては、偏差値・難易度は標準的といえるでしょう。その理由として以下の4点が挙げられます。
- 採用フローとして特別なステップがない
- 採用大学を見る範囲では学歴フィルターがあまりない
- 技術系総合職は理系のスキルが必要
- 転勤もあるため、転勤が難しいという方は応募しない場合が多い
よって、頻出質問である「ガクチカ」や「志望動機」など基本的な事項をしっかりと対策をしていれば、難しすぎることはないでしょう。
しっかりと対策を行い内定を獲得してください!
就職偏差値・難易度については、以下の記事も参考にしてみてください。
まとめ
三菱電機エンジニアリングは、東京都千代田区にあるエンジニアリング会社です。身近な空調機器や、宇宙の人工衛星に関する製品までのエンジニアリングを取り扱っています。
三菱電機エンジニアリングはエンジニアリング業界の中でもレベルが高い企業なので、企業研究を行っているか否かで就活での結果は変わってきます。
しかし学歴重視をする企業ではないので、全員に等しくチャンスがあります。対策をしっかり行って選考に臨んでください。
ぜひこの記事を参考にして励んでくださいね。