【企業分析】日研トータルソーシングの就職難易度・採用大学・選考対策を徹底解説
2024/7/23更新
はじめに
日研トータルソーシング株式会社は東京都大田区に本社を置く、IT・ソフトウェア、人材派遣業界に属する企業です。
日研トータルソーシングは、製造、保全、ロボット・FA、IT、研究・開発・設計、化学・バイオ、建設、フィールドサービス、医療・介護・福祉まで、さまざまな業界で「請負」「人材紹介」「人材派遣」「紹介予定派遣」などのサービスを展開しています。
多様化する人材ニーズに「専門力」と「総合力」で応え、社会を支えているのです。
今回はそんな日研トータルソーシング株式会社の企業研究を行うための基礎知識や社風、選考対策などをご紹介していきます。
この記事では日研トータルソーシング株式会社への就職に興味がある以下のような就活生を対象に、企業分析を行っています。
ぜひ最後までご覧ください。
- 日研トータルソーシングの仕事内容が気になる
- 日研トータルソーシングの就職難易度を知りたい
- 日研トータルソーシングの選考対策として何をすれば良いかわからない
また、IT・ソフトウェア、人材派遣業界以外の業界については、以下の記事で概観しているので、ぜひご覧ください。
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この記事の結論
先にこの記事の結論からお伝えすると、日研トータルソーシングの就職難易度は、平均的な難易度であると考えられます。
以下の参照記事で詳しく解説している就職偏差値を参考にすると、標準難易度といえるでしょう。
また、採用大学もさまざまな偏差値帯や、短大・高専・専門学校からの採用実績も多数あるので、選考対策をしっかり行えば内定を獲得できる可能性は十分にあります。
また職種としては、専門・技術職と総合職があり、研究・開発・設計、製造エンジニア、設備保全エンジニア、ロボットエンジニア、プロジェクトマネジメント(施工管理)、総合職の募集を実施。
各職種の業務内容については、「日研トータルソーシングの新卒募集要項について」の項の表をご覧ください。
次の章から各内容や、その他就活に役立つ情報を紹介しますので、ぜひ最後まで読んでみてください。
日研トータルソーシング株式会社について
会社概要
日研トータルソーシングは「不況に強い幅広い事業展開」という大きな強みを持ち、現在11領域の事業を担っています。
日研トータルソーシングは、製造、保全、ロボット・FA、IT、研究・開発・設計、化学・バイオ、建設、フィールドサービス、医療・介護・福祉まで、さまざまな業界で「請負」「人材紹介」「人材派遣」「紹介予定派遣」などのサービスを展開。
さまざまな業種・業務内容における人材活用を総合的にサポートしているのです。
急速な技術革新に対応できる人材のキャリア育成にも積極的に取り組んでいます。
変化する社会環境、あらゆる人材活用のニーズに対応するため、強い現場力を築き、提供することで、人材に関わる課題を解決。
多様化する人材ニーズに「専門力」と「総合力」で応え、社会を支えています。
各事業セグメントの解説
日研トータルソーシング株式会社の主な事業セグメントは以下の通りです。
事業部門 | 活動内容 |
人材派遣事業 | モノづくりをはじめとしたさまざまな業種・職種において人材派遣サービスを提供。 専門スキル・経験が求められる業務から現場の管理まで、顧客の要望に合わせたスピーディーな対応を行う。 |
責負事業 | 製造業をメインに生産工程を一括または一部請け負うサービスを提供。 生産変動に臨機応変に対応し、顧客の業務負担を軽減させる。製造業以外にも清掃業務などの業務請負、設計・開発などの受託業務も行う。 |
企業向けオーダーメイド研修事業 | 顧客の設備保全部門や、新入社員に向けた保全研修の受託。 社員のスキルアップ、資格取得サポートなど顧客の要望に合わせて研修内容を提案する。 |
海外人材管理代行サービス事業 | 海外人材活用における社宅・備品管理、キャリア教育、生活サポート、トラブル・緊急時対応、母国語対応などを幅広くサポート。 |
日研トータルソーシングは、さまざまな業種・業界、専門職種・工程において、スタッフの派遣や紹介および業務請負で豊富な実績を持っています。
派遣においては、現場のニーズや顧客の課題をヒアリングし、派遣後のアフターフォローまで柔軟に対応しているのです。
日研トータルソーシングで働いている社員は?
平均勤続年数は?
日研トータルソーシングの平均勤続年数に関する情報は、残念ながらインターネット上にはありませんでした。
同じソフトウェア業界の平均勤続年数は12.9年であるため、参考にしてみてください。
平均年収は?
日研トータルソーシングの平均年収は、393万円でした。
全国平均の年収が458万円であることを考えると、 全国平均よりも低い水準となっています。
また、同じ「ソフトウェア業界」の平均年収は男性が478万円、女性が393万円となっており、男女平均は436万円でした。
平均残業時間は?
日研トータルソーシングの従業員の平均残業時間は、1ヵ月あたり140時間でした。
同じIT業界で働く従業員の平均残業時間は23.2時間のため、業界内では平均よりも多い残業時間といえます。
平均ボーナス額は?
日研トータルソーシングの従業員の平均ボーナス額は、52万円でした。
同じIT業界の平均ボーナス額は186万円のため、業界内では平均よりも少ないボーナス額といえます。
また、日研トータルソーシングは年に7月と12月の合計2回ボーナスが支給されます。
どんな文化なの?
すべての社員が、大手メーカーでモノづくりの現場を経験する教育プログラムを採用しており、初めは事業所での仮配属となり、約4年にも及ぶ新卒育成プログラムを受けて本配属となります。
仕事が自分に合っているかどうかや、人間関係などを見極めるためにこのような期間を設けているのです。
「信頼と創造力、真実を求め、社会に貢献」を理念に掲げ、教育に力を入れています。
「仕事もプライベートも、どちらも大切!」という考えからワークライフバランスにも注力しているのです。
就職偏差値・難易度および業界での立ち位置
競争が激しい人材派遣業界の中での日研トータルソーシングの立ち位置をご紹介します。
売上高を参照し他社と比較してみると、日研トータルソーシングはあまり目立った業績は挙げていないということがわかります。
しかし、今後の伸びしろに期待できる企業であると考えられます。
その理由としては以下の通りです。
- 2018年からの売上高推移を見ると、右肩上がりである
- 全国に206もの拠点と5,300社との取引実績を持つ
- 多種多様な業界を相手に幅広い事業展開を行い、11領域の事業を展開している
- マイナビ就職企業人気ランキングの「人材サービス部門」で2位を獲得
以上の要素により日研トータルソーシングは今後も活躍が期待できる企業であると考えられます。
参考までに競合4社の情報もまとめてみたので、ご紹介します。
会社名 | 売上高 | 平均年収 | 就職偏差値・難易度 | 社風 |
日研トータルソーシング | 1156億円 | 393万円 | 48 | 多様な価値観や人間性を尊重する社風 |
テンプスタッフ | 4619億円 | 386万円 | 50 | 信頼を重視する社風 |
スタッフサービス | 4217億円 | 337万円 | 48 | 多様性・公平性を大切にする社風 |
リクルートスタッフィング | 2356億円 | 503万円 | 61 | 個性を大切にする社風 |
日研トータルソーシングの新卒募集要項について
以下に日研トータルソーシングの新卒募集要項についてまとめました。
研修制度も新人に対するオンボーディングは勿論のこと、年次毎に設けられたカリキュラムがあり、かなり充実していると言えます。
日研トータルソーシングのテクノセンターでは、専門・技術職に対して未経験から専門技術を身につけることができる実践的な研修を実施。
PCスキル、ビジネスマナー、コミュニケーション能力など、基本研修はもちろん、各職種別に製造業全般で役立つ知識や技術を習得できます。
転勤については記載がありませんが、個々のスキルアップや、経験したい仕事にチャレンジするために可能性があります。
詳細について気になる方は面接や説明会などの際に確認をしましょう。
各項目 | 詳細 |
---|---|
職種 | 【専門・技術職】 ①研究・開発・設計:自動車や家電製品、電気電子素材、情報通信機器、産業機器、医療機器、半導体などさまざまな業界において、設計解析、実験評価、生産技術、品質管理などのエンジニアリング業務や、エンジニアサポート業務として製品開発業務を行う。 ②製造エンジニア:組立、加工、塗装、溶接、検査、梱包、仕分け、ピッキングなど。 ③設備保全エンジニア:工場や設備の保全に携わり、修理や点検を行う。 ④ロボットエンジニア:産業用ロボットや関連機械設備のメンテナンスをメインに、付随する業務を行う。 ⑤プロジェクトマネジメント(施工管理):土木、設備、構造物の分野において、大規模な建設事業やさまざまなプラントの管理を行う。 【総合職】 総合職:主要国内メーカーへの提案営業からスタッフの採用面接、スタッフのキャリアアップサポートなど。 |
給与(2024年度初任給実績) | 【専門・技術職】 ・大学院了:220,000円 ・大学卒:210,000円 ・高専・短大卒:200,000円 ・専門卒 4年制(高度専門士):210,000円 3年制/2年制/1年制:180,000円 【総合職】 ・大学卒:228,000円 ・大学院了:238,000円 ・短大卒:200,000円 (職務給 18,000円を含む。)※研修中、職務給は不支給。 備考:通勤手当、残業代、役職手当等別途支給 |
賞与 | 年2回(7月、12月) |
研修制度 | 新入社員研修、集合研修、OJT、年次別研修、職種別研修、eラーニングの提供、その他 |
福利厚生 | 各種保険完備(雇用・労災・健康・厚生年金)、奨学金返済支援制度、深夜手当、休日出勤手当、地域手当、資格手当、住宅に関する手当・補助制度、NIKKEN POINT制度、日研グループ健康保険組合、ベネフィット・ワン「ベネフィット・ステーション」、その他 |
求める人材
日研トータルソーシング株式会社では、求める人材として下記のものを公表しています。
グループ会社の1つであるため、他のグループ会社でも共通になっている可能性が高いです。
- 前向きで明るいコミュニケーションが取れるポジティブな人
- 責任もって完遂できる誠実な人
- 好奇心旺盛で、とことん本気になれる情熱を持った人
- 心境・状況を感じとる感性を持ち、先読み行動ができる人
- ルールを守り、協力して成果を残せる人
- 成長意欲を持ち、努力を惜しまない人
以上の6つは日研トータルソーシング株式会社の採用メッセージである「学べる・身につく・プロになる。未来を創る旅に出よう」につながっていきます。
エントリーシートや面接中にこれらの意識を持っている人材かどうかを見られるので、ぜひ意識して選考に臨むといいでしょう。
新卒採用のフロー
日研トータルソーシング株式会社の選考は、下記の通りの選考フローとなっています。
面接では志望動機などのスタンダードな質問の他、人柄をチェックする質問も多いのが特徴です。
選考対策として、入社意欲や将来のプランが明確であるかどうかが重視されます。
今後のキャリアを形成していく上で必須事項なので、明確にしておきましょう。
①新卒エントリー
日研トータルソーシングの公式サイトの新卒エントリーボタンより、必要事項を入力し登録を行います。
エントリーシートでは志望動機や自己PR、長所と短所などの一般的な質問について回答し、Web上で入力し送信して終了です。
②会社説明会、適性検査、エントリーシート
会社説明会はWEB形式で90分ほど実施され、「日本のものづくりを支える仕事」について解説します。
適性検査はWEB形式で、一般的なSPIから出題されます。
検査時間は30分ほどで、口コミで確認できた科目は、言語・非言語・性格検査です。
また、同じタイミングでエントリーシートを記入します。
- 志望動機
- ガクチカ
- 自己PR
- 大切にしていること
といったように、基本的なことを聞かれるようです。
以下に参考になる記事を紹介します。
自分史の書き方や適性検査に関しては、下記に記載した関連ページを確認してください。
③一次面接・二次面接
一次面接は個人面接、二次面接はグループ面接となり、面接官は人事の方のようです。
面接では自己紹介や志望理由、IT・ソフトウェア・人材派遣業界を選んだ理由などが聞かれますので、自分の答えを見つけておきましょう。
キャリアプランやエントリーシートに記載した事項とその他について質問されます。
以下に口コミで確認できた質問事項を紹介しますので参考にしてください。
- 自己紹介
- 志望動機
- 学業ではどんなことを学んだのか
- 自分の強み・弱み
- 会社選びの軸
- 日研トータルソーシングにどの程度入りたいと思っているのか
- なぜその大学・学部を選んだのか
- 学生時代に学んだこと
- ガクチカ
- アルバイト経験
④最終面接
最終面接は役員面接となります。
自己PRなどの一般的な質問の他に、入社に対する熱意や意欲について深く確認がされ、具体的な質問が多くなっていることが分かります。
以下に口コミにあった質問事項を紹介します。
- 自己紹介
- 志望動機
- 趣味
- アルバイト経験とそのアルバイトを選んだ理由
- 強み・弱み
- 大学受験の頃はどのように勉強していたか
- 自己PR
- ガクチカ
- ストレスへの向き合い方について
- この業界を選んだ理由
- 10年後どうなっていたいか
最終面接では、基本的にはエントリーシートの内容をもとに、一次面接よりも質問が深掘りされ、実務に適性があるのかを確かめるような質問が多くなされています。
また、自分が実際に現場で働いている姿を想定したり、イメージトレーニングをしておくと良いです。
以下のページも確認してぜひ内定を勝ち取ってください。
⑤内定
複数回の面接を突破して内定が決まります。
採用大学
日研トータルソーシングの採用大学の実績を以下に掲載しますが、難関大学から標準的なレベルの大学まで幅広く採用されており、学歴フィルターはないと考えられます。
<大学院> 岩手大学、岐阜大学、宮崎大学、京都美術工芸大学、玉川大学、近畿大学 <大学> 愛知学院大学、茨城大学、横浜国立大学、岡山大学、下関市立大学、学習院大学、関西大学、関東学院大学、岩手大学、宮城大学、京都外国語大学、京都大学、共栄大学、共立女子大学、近畿大学、金城学院大学、金沢学院大学、群馬大学、慶應義塾大学、広島大学、香川大学、高知大学、成城大学、成蹊大学、同志社大学、徳山大学、徳島大学、大阪大学、日本大学、武蔵大学、明治大学、明星大学、立教大学、立正大学、立命館大学、琉球大学、龍谷大学 |
上記には偏差値が高い大学も採用大学にありますが、日研トータルソーシングは多様な学生層からの就活生を積極的に採用しています。
また、短大・高専・専門学校からの採用実績も多数あり、学歴が原因で不採用になることは考えにくいです。
しっかりとエントリーシートや面接対策をして、内定を獲得できるようにしましょう。
採用大学のランクに関しては以下の記事を参考にしてください。
就職偏差値・難易度
それでは、ここまでの内容を踏まえて、日研トータルソーシングの就職偏差値・難易度を見てみましょう。
結論としては、偏差値・難易度は標準的といえるでしょう。
その理由として以下の3点が挙げられます。
- 選考フローとして特別なものがない
- 採用大学を見ると学歴フィルターがあまりない
- 給与が特筆して良いというわけではない
よって、頻出質問である「ガクチカ」や「志望動機」など基本的な事項をしっかりと対策をしていれば、難しすぎることはないでしょう。
しっかりと対策を行い内定を獲得してください!
就職偏差値・難易度については、以下の記事も参考にしてみてください。
まとめ
日研トータルソーシングは、IT・ソフトウェア、人材派遣業界に属する企業です。
製造、保全、ロボット・FA、IT、研究・開発・設計、化学・バイオ、建設、フィールドサービス、医療・介護・福祉まで、さまざまな業界で「請負」「人材紹介」「人材派遣」「紹介予定派遣」などのサービスを展開しています。
多様化する人材ニーズに「専門力」と「総合力」で応え、社会を支えているのです。
そんな日研トータルソーシングの採用大学を見ても学歴を重視する企業ではなく、特別な選考フローなどもないため、就職難易度としては平均的と考えられるでしょう。
全員に等しくチャンスが与えられているため、対策をしっかり行って選考に臨んでください。
ぜひこの記事を参考にして励んでくださいね。