【企業分析】日新の就職難易度・採用大学・選考対策を徹底解説
2024/6/21更新
はじめに
株式会社日新は東京都千代田区に本社を置く物流業界に属する企業です。
日新は1938年に創業し、港湾運送業からスタート。
創業以来85年以上にわたる物流のノウハウによって、現在では、航空・海上・倉庫・港湾をはじめとする、さまざまな物流サービスを提供しています。
今回はそんな日新の企業研究を行うための基礎知識や社風、選考対策などをご紹介。
この記事では株式会社日新への就職に興味がある以下のような就活生を対象に、企業分析を行っています。
ぜひ最後までご覧ください。
- 日新の仕事内容が気になる
- 日新の就職難易度を知りたい
- 日新の選考対策として何をすれば良いかわからない
また、物流以外の業界については、以下の記事で概観しているので、ぜひご覧ください。
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この記事の結論
先にこの記事の結論からお伝えすると、日新の就職難易度は、平均的な難易度と考えています。
以下の参照記事で詳しく解説している就職偏差値を参考にすると、標準難易度といえるでしょう。
また、採用大学も様々な偏差値帯や種類の学校の実績があるので、選考対策をしっかり行えば内定を獲得できる可能性は十分に有り得ます。
面接では、志望動機や自己PR、ガクチカなどの基本的な質問のほかに、下記のような独特な質問もあるので、事前に対策しておくのがおすすめです。
- フォワーダーの仕事を理解しているか
- 成功体験から学んだことをどう活かすか
- もしいくらでもお金が使えるとしたら、何に使いどのようなことをするか
- 周囲の人にやる気を出させるためにどんなことをしたら良いと思うか
- 海外勤務は可能か
- 駐在してみたい国とその理由
- 就職活動の軸
職種としては、総合職となっており、業務内容は、貿易事務、一般事務、法務、営業、通関、経理、倉庫管理、システム管理になります。
次の章から各内容や、その他就活に役立つ情報を紹介しますので、ぜひ最後まで読んでください。
株式会社日新について
出典元:国際物流|株式会社日新
会社概要
日新は国内外に数多くの拠点・ネットワークを持ち、国際複合一貫輸送、海上・航空・陸上貨物輸送、プラント輸送、倉庫業務、通関業務、引越貨物輸送、港湾運送など物流全般に関わる事業を幅広く展開している総合物流企業です。
豊富な知識と経験を活かし、あらゆる輸送形態や貨物に対応した物流サービスを提供し、顧客のニーズに応えています。
世界24の国と地域に約150拠点のロジスティクス・ネットワークを構築しており、海外現地法人も36社保有しているのです。
各事業セグメントの解説
株式会社日新の主な事業セグメントは以下の通りです。
事業部門 | 活動内容 |
物流事業 | 「国際複合一貫輸送」をはじめとした、物流サービスの開発・提供。 海上輸送(日本・海外)、航空輸送、鉄道輸送(日本・海外)、陸上輸送(トラック輸送)、保有倉庫の入出庫・保管サービス、国内・海外の引越サービス、展示会における展示品の搬入・据付と会期終了後の返送サポート |
旅行事業 | 法人企業向けの海外出張手配サービス、全国の教育機関の短期・長期の語学研修やホームステイに関わる各種専門的手続き、短期就労および駐在員証の取得支援、スポーツ・エンタテイメント関連の団体旅行の手配など |
不動産事業 | 土地・建物等の賃借 |
物流のイメージが強い日新ですが、旅行事業や不動産事業など幅広く事業を展開していました。
メインの物流事業では、世界24の国と地域150拠点以上のネットワークを駆使して、陸海空全ての輸送手段を最適に組み合わせた輸送ルートを構築。
さまざまな分野の貨物について、その分野のプロフェッショナルが高品質の輸送サービスを提案・提供しています。
以下参照ページを紹介するのでぜひ確認してみてください。
日新で働いている社員は?
平均勤続年数は?
日新の平均勤続年数は14.1年です。
物流業界の平均勤続年数は8.4年であることから、業界平均よりも社員の出入りが少ない職場といえるでしょう。
平均年収は?
日新の平均年収は、717万円でした。
全国平均の年収が458万円であることを考えると、 全国平均よりも高い水準となっています。
また、同じ「物流業界」の上場企業平均年収は642万円でした。
平均残業時間は?
日新の従業員の平均残業時間は、1ヵ月あたり8.5時間でした。
運送業で働く従業員の平均残業時間は84.2時間のため、業界内では平均よりも少ない残業時間といえます。
平均ボーナス額は?
日新の平均ボーナス額は110万円でした。
物流業界の平均ボーナス額は102万円のため、業界内では平均よりも多いボーナス額といえます。
また、日新は年に6月と12月の合計2回ボーナスが支給されます。
どんな文化なの?
日新は、その独自の社風「よき企業市民として社会の継続的な生長に貢献することを使命とし、高いモラルを維持しつつ、グローバルに、自由で公正な企業活動を行う」を掲げています。
物流全般に関わる事業を幅広く展開しているため、営業・一般事務・貿易事務・通関・システム管理・倉庫管理・経理・法務・海外駐在などさまざまな職種に携われます。
海外を拠点にグローバルに活躍することもできるでしょう。
日新は、個人の成長を会社の発展と捉え「論理的思考力を持ち、主体的に行動するグローバル人材の育成」を目標に掲げており、社員のキャリアアップを推進・支援しています。
ライフステージの変化に合わせた研修や諸制度の整備を行うなど、ライフワークバランスを整える活動にも積極的に取り組んでいるのも特徴です。
就職偏差値・難易度および業界での立ち位置
競争が激しい物流業界の中での日新の立ち位置をご紹介します。
売上高を参照し他社と比較してみても、日新はトップクラスの企業だということがわかるでしょう。
理由として以下の要因があると考えています。
- 強固なグローバル・ネットワーク:世界 24の国と地域に約150拠点の豊富なネットワークを構築し、産業界の物流ニーズに応じたきめ細やかなサービスを展開している。
- 環境負荷低減ソリューション:ハード・ソフトの両面から環境負荷低減に取り組んでいる。
- システム・DXサービス:DXを活用して、デジタル社会に対応した物流サービスの革新に積極的に取り組んでいる。
- 専門性の高い人材:産業や輸送形態ごとに専門知識と高度なスキルを備えた人材を保有している。
以上の要素により日新は物流業界の中でもトップクラスの売上高を生み出していると考えられそうです。
参考までに競合3社の情報もまとめてみたので、ご紹介します。
会社名 | 売上高 | 平均年収 | 就職偏差値・難易度 | 社風 |
日新 | 1699億3400万円 | 717万円 | 55 | 協調性や熱意を歓迎する社風 |
丸和運輸機関 | 1778億円 | 464万円 | 50 | カスタマーファーストな社風 |
トランコム | 1678億円 | 467万円 | 50 | 挑戦心を歓迎する社風 |
飯野海運 | 1413億円 | 1143万円 | 58 | 社会貢献を大切にする社風 |
日新の新卒募集要項について
以下に日新の新卒募集要項についてまとめました。
退職金制度、企業年金制度、団体保険など、福利厚生がかなり整っている点は非常に嬉しい点です。
研修制度も新人に対するオンボーディングは勿論のこと、フォローアップ研修や海外研修員制度もあり、かなり充実しているといえるでしょう。
勤務地については、国内では東京、横浜、千葉、大阪、神戸などがあり、海外赴任の可能性もあります。
入社後の勤務地について気になる方は、面接や説明会などの際に確認をしましょう。
各項目 | 詳細 |
---|---|
職種 | 総合職 業務内容:貿易事務、一般事務、法務、営業、通関、経理、倉庫管理、システム管理、その他 |
給与(過去入社月実績) | 短大・専門・高専卒:203,500円 大学卒:242,000円 大学院卒:247,500円 備考:残業手当、交通費、家族手当他別途支給 |
賞与 | 年2回(6月、12月) |
研修制度 | 社内インターンシップ制度、新入社員研修、フォローアップ研修、海外研修員制度、入社3年目研修、、実務研修(他部門の業務知識を深める)、ITリテラシー育成プログラム、通関研修、各種語学研修、その他 |
福利厚生 | 退職金制度、企業年金制度、団体保険、団体長期障害所得補償保険、財形貯蓄制度、各種慶弔見舞金(結婚・出産祝い金など)、社員持株会制度、その他 |
求める人材
株式会社日新では求める人材として下記のものを公表しています。
- 先入観に捉われず、多角的な視点から物事を考え、新しいことにチャレンジできる人
- 相手の意見を尊重し、協調性や意欲をもって目標達成に向け自主的に取り組める人
新卒採用サイトでは、求める人物像に「BE A CHALLENGER」のメッセージの記載があり、上記の人物を対象に人柄重視の採用を行っています。
パーパスやビジョンなどは非常に重要視される内容なので、改めて参照ページから確認してください。
各採用プロセスにおいても、就活生と求める人材像がマッチングしているか否かをよく確認していることが分かるでしょう。
また、入社前に必要な知識やスキルは入社時に必須ではなく、協調性や物事に真剣に取り組む姿勢が重視されていることも書かれています。
新卒求人サイトでは、オンボーディングのカリキュラムや社内検定制度、自己啓発支援があることも記載されているのです。
この観点から、株式会社日新の門をくぐりたい人は事前にコンサルティング関連のナレッジが無くてもよい事も読み解けます。
エントリーシートや面接中には、上記の人物像に当てはまる人材かどうかを見られるので、ぜひ意識して選考に臨むといいでしょう。
新卒採用のフロー
日新の選考は、下記の通りの選考フローとなっています。
面接では志望動機などのスタンダードな質問の他、人柄をチェックする質問も多いのが特徴です。
選考対策として、入社意欲や将来のプランが明確であるかどうかが重視されます。
今後のキャリアを形成していく上で必須事項なので、明確にしておきましょう。
①新卒エントリー
日新の公式サイトの新卒エントリーボタンより必要事項を入力し登録を行います。
エントリーシートでは志望動機や自己PR、長所と短所などの一般的な質問について回答し、Web上で入力し送信して終了です。
②エントリーシート、会社説明会
日新のイメージを具体的に理解するための会社説明会です。
また、同じタイミングでエントリーシートを記入します。
- 学業、ゼミ、研究室などで取り組んだ内容
- 長所やそのエピソード
- 趣味や特技
- 企業選びで大切にしていること
- 就職活動を行うにあたって大切にしていること
- 自己PR
- 物流業界の志望動機
- 選考と研究課題
- 日新を選んだ理由
- 入社後にやりたいこと
- ガクチカ
- 志望動機
といったように、基本的なことを聞かれるようです。
以下に参考になる記事を紹介します。
自分史の書き方は下記に記載した参照ページを確認してください。
③面接+筆記試験・適性検査
一次面接はオンラインのグループ面接形式で実施されます。
面接では自己紹介や志望理由、物流業界を選んだ理由などが聞かれますので自分の答えを見つけておきましょう。
以下に口コミで確認できた質問事項を紹介します。
- 志望動機
- なぜ物流業界なのか・なぜ日新なのか
- ガクチカ
- 自己PR
- 将来何をしたいか
- 入社後どんなことをしたいか
- 入社後に活かせる自分の長所
以下のページもぜひ参考にしてください!
④複数回面接
日新では、二次面接はグループ面接形式、最終面接は個別形式のようです。
個々に合わせて選考を行うため、回数はその方によって異なります。
自己PRなどエントリーシートに記載した内容をメインにした一般的な質問の他に、入社に対する理由や熱意について深く確認がされるでしょう。
以下に口コミのあった質問事項を紹介します。
- 自己紹介
- 志望動機
- なぜ物流業界なのか・なぜ日新なのか
- フォワーダーの仕事を理解しているか
- 成功体験から学んだことをどう活かすか
- 入社後にどんな仕事をやってみたいか
- もしいくらでもお金が使えるとしたら、何に使いどのようなことをするか
- 周囲の人にやる気を出させるためにどんなことをしたら良いと思うか
- 強み
- ガクチカ
- 海外勤務は可能か
- 駐在してみたい国とその理由
- 就職活動の軸
最終になるにつれて質問が深堀されたり、実務に適性があるのかを確かめるような質問が多くなる傾向があります。
自分が実際に現場で働いている姿を想定したり、イメージトレーニングしておきましょう。
以下のページも確認してぜひ内定を勝ち取ってください。
⑤内々定
複数回の面接を突破して内々定が決まります。
採用大学
日新の採用大学の実績を以下に掲載しますが、再難関大学から標準レベルの大学まで採用実績があり、いわゆる学歴フィルターは存在していないと考えられます。
<大学院> 東北大学、東京大学、一橋大学、横浜国立大学 <大学> 東京外国語大学、山形大学、福島大学、新潟大学、筑波大学、成城大学、成蹊大学、慶應義塾大学、早稲田大学、上智大学、明治大学、茨城大学、千葉大学、横浜国立大学、静岡県立大学、大阪大学、京都外国語大学、神戸大学、神戸市外国語大学、鳥取大学、島根大学、熊本大学、琉球大学、横浜市立大学、奈良県立大学、大阪市立大学、立教大学、法政大学、青山学院大学、明治学院大学、学習院大学、獨協大学、東海大学、日本大学、駒澤大学、多摩大学、拓殖大学、武蔵大学 |
上記には偏差値が高い大学も採用大学にありますが、日新は多様な学生層からの応募者を積極的に採用しています。
よって学歴が原因で不採用になることは考えにくいです。
しっかりとエントリーシートや面接対策をして、内定を獲得できるようにしましょう。
採用大学のランクに関しては以下の記事を参考にしてください。
就職偏差値・難易度
それでは、ここまでの内容を踏まえて、日新の就職偏差値・難易度を見てみましょう。
結論としては、偏差値・難易度は標準的といえるでしょう。
その理由として以下の2点が挙げられます。
- 採用フローとして特別なステップがない
- 採用大学を見る範囲では学歴フィルターがあまりない
よって、頻出質問である「ガクチカ」や「志望動機」など基本的な事項をしっかりと対策をしていれば、難しすぎることはないでしょう。
しっかりと対策を行い内定を獲得してください!
就職偏差値・難易度については、以下の記事も参考にしてみてください。
まとめ
日新は、物流業界に属する企業で、日新は国内外に数多くの拠点・ネットワークを持ち、国際複合一貫輸送、海上・航空・陸上貨物輸送、プラント輸送、倉庫業務、通関業務、引越貨物輸送、港湾運送など物流全般に関わる事業を幅広く展開している総合物流企業です。
豊富な知識と経験を活かし、あらゆる輸送形態や貨物に対応した物流サービスを提供し、顧客のニーズに応えています。
採用難易度としては標準的であり、学歴重視をする企業ではないので、全員に等しくチャンスがあるはずです。
対策をしっかり行って選考に望んでください。
ぜひこの記事を参考にして励んでくださいね。