
【就活生必見】サービス業の代表的な企業や内定のコツを紹介
2022年8月31日更新
はじめに
サービス業と聞くと、接客業を思い浮かべる学生もいるかもしれませんが、実はそれだけではありません。
種類は幅広く「これもサービス業に含まれるんだ」と新たな発見ができるでしょう。気になる企業があれば、エントリーしておくのをおすすめします。
今回はサービス業の代表的な企業を紹介しつつ、内定をもらうコツや知っておくべき注意点をまとめました。
「サービス業はどんな企業があるんだろう」「サービス業は誰でもできるのかな?」と気になっている就活生に必見です。サービス業への就職を検討している方はぜひ参考にしてみてください。
もくじ
1.そもそもサービス業とは
サービス業とは、顧客が求めている要望を叶える仕事。種類や専門度合いも業種によって異なるため、提供するサービスが豊富です。
サービス業は、顧客と接点がつくりやすいのが大きなメリットでもあり、やりがいでもあります。求めているモノを提供できれば、そのまま喜びが返ってくるため、高い満足度が得られるでしょう。
現在では、顧客のニーズも人によって大きく異なるので、一人ひとりに寄り添った対応が求められています。目の前の人に適切な価値提供ができるかが大事になってくるのではないでしょうか。
サービス業の種類
「総務省 日本標準産業分類」により、サービス業を下記8つに分類しました。
- 学術研究
- 専門・技術サービス業
- 宿泊業
- 飲食サービス業
- 生活関連サービス業
- 娯楽業
- 複合サービス業
- サービス業(他に分類されないもの)
実務で接客を伴うにしても、業種は小売業であればサービス業ではありません。「接客をする=サービス業」ではないのです。
他には「デザイン」「美容」「協同組合」などもサービス業に含まれています。
就活をする際は「サービス業の定義」に捉われず、企業が「どんな仕事を提供しているのか」をきちんと調べるのが大切です。自分の軸にあいそうな業界・企業を選んでいきましょう。
出典:総務省 日本標準産業分類
2.サービス業の代表的な企業一覧
8つのサービス業の分類に基づき、代表的な企業をそれぞれ表にまとめましたので、参考にしてみてください。
サービス業の種類 | 代表的な企業 |
学術研究 | 自然科学研究機構、株式会社新日本科学 |
専門・技術サービス業 | 西村あさひ法律事務所 |
宿泊業 | 西武ホールディングス、アパグループ |
飲食サービス業 | ゼンショーホールディングス |
生活関連サービス業 | 白洋舎、阪南理美容 |
娯楽業 | オリエンタルランド |
複合サービス業 | 日本郵便株式会社、日本生活協同組合連合会 |
サービス業(他に分類されないもの) | ダイセキ、エンビプロホールディングス |
3.サービス業に向いている人の特徴
下記の特徴に当てはまれば、サービス業に適しているかもしれません。自分の就活軸と照らしあわせてみてください。
- コミュニケーションを取るのが得意
- 人を喜ばせるのが好き
- 臨機応変に行動ができる
顧客からの喜びを直に受け取れるのは何よりのメリットです。やりがいのある仕事を求めている方にはピッタリと言えます。
コミュニケーションを取るのが得意
サービス業は業務内容が異なるとはいえど、顧客と触れあう機会が多い職種。人と会話するのが苦じゃない人やコミュニケーションを取るのが得意な人に適しています。日常のコミュニケーション能力を活かせるかもしれません。
仮に現時点でコミュニケーションを取るのがそこまで得意でなくても、興味があればチャレンジしてみるといいでしょう。話し方・会話の仕方は、後天的に身につけられるスキルだからです。
入社時点ではぎこちない雰囲気だった人も、業務をこなしていくことで次第に立派な社員へと変化を遂げていきます。
人を喜ばせるのが好き
「人の笑顔が見たい」「人を喜ばせるのが好き」といった方もサービス業に向いています。顧客の満足する姿が見られれば、これほど嬉しいことはないでしょう。
企業によっては、顧客のニーズをより多く叶えた社員には歩合で報酬をプラスするそうです。もちろん簡単ではありませんが、やってみる価値はあります。
また、人を喜ばせることを体系化できれば、企業を繁栄できる重要な人材として重宝されるはずです。貢献すればするほど、自分に還ってくるため、やりがいを実感できるのではないでしょうか。
臨機応変に行動ができる
サービス業には臨機応変に対応できる柔軟な思考が求められています。仕事をおこなううえで、ある程度のマニュアルは存在しますが、顧客はマニュアル通りに行動するわけではありません。
ときに急な要望を言ってくるケースもありますし、その場での即断即決をしなければならないこともあるでしょう。
相手目線に立ちつつ、企業目線でも考えて行動ができるとなおよいです。はじめから柔軟である必要はないですが、少しずつ身につけられるといいかもしれません。
4.サービス業は人間性を高めるのにおすすめ
顧客との距離感が近いサービス業は、自分の人間性を高められます。人間性が高まれば、自分自身がもつ「思いやり」や「気遣い」なども向上し、よりよい人間関係を築いていけるはず。
加えて、顧客の深層心理に寄り添うことができるため、高いレベルのサービスを提供できるようになります。企業にとってもそれは繁栄を意味しますし、自分にとっても高い満足感が得られるでしょう。
人間性が高い人材は、どの業界でも重宝されやすいため、一度身につけておいて損はありません。
5.サービス業で内定をもらうコツ
これからサービス業での就活を検討している学生は下記3つをしっかりおこなってください。
- 自己分析・企業分析をおこなう
- 具体性のあるエントリーシートを作成する
- 面接対策をおこなう
特化した対策は希望職種にもよるため、まずは基本的なことを押さえていきます。
自己分析・企業分析をおこなう
これから就活を控えている方は、自己分析・企業分析を重点的におこなっておくのが大切です。
自分がどんな働き方を望み、何をやりたいのかを具体化していきます。「志望するサービス業」と「自分の軸があっているかどうか」も照らしあわせるとよいです。
「顧客と接点がある仕事に就きたい」と考えるのもよいですが、サービス業は業種が多くあります。そのため「どんな仕事をやりたいか」を先にイメージしておくと、自分の軸を具体化できます。
まだ細かく決まっていないなら「どんな環境で働きたいか」「何をやりたいのか」などを、少しずつ書き出しておくのがおすすめです。
具体性のあるエントリーシートを作成する
就活の要とも言えるエントリーシート。効果的なエントリーシートを書くためには、数字や賞などの具体的なキーワードを盛り込む必要があります。
たとえば「大会で好成績を収めた」ではなく「大会で2位に入賞した」など、ハッキリさせるのが大切です。
具体性を意識していないと「高得点」「いい結果になった」といった曖昧な表現になるため、インパクトが伝わりません。読み手に響くエントリーシートの多くは、具体的なエピソードであるので、ぜひ意識して書いてみてください。
関連記事:【例文付き】就活で内定率がアップするエントリシートの書き方と注意点
面接対策をおこなう
最後に、面接対策を忘れないでおきましょう。学生は特に「面接」などの形で誰かと話すのに慣れていません。場数が少ないと不利になりやすく、多ければ就活で有利に働きます。
志望動機・自己PR・ガクチカなどは、何度も練習して身体に染みこませてください。頭の中でスラスラと言えるまでおこないます。加えて、逆質問や想定質問への対策をおこなうのもおすすめです。
いろんな先生と話して面接の形式に慣れておくのが、内定ゲットの近道になります。
6.就活生が知っておくべきサービス業の注意点
顧客と直接かかわれたり、やりがいを大きく感じられたりしますが、実はいくつか注意点もあります。
- 相手に寄り添う姿勢が必要
- 専門性を磨くことが難しい
- 生活リズムが不規則になりやすい
「人対人」の仕事が多い職種は当てはまりやすいかもしれません。順に見ていきましょう。
相手に寄り添う姿勢が必要
顧客のニーズを満たすためには、顧客の声に寄り添う必要があります。
「この人が本当に求めているものはなんだろうか」といったことを常に考えなければいけません。顧客のニーズを満たせれば大きな喜びが得られますが、簡単にいかないときもあります。
相手と接するときは想像力を働かせるのが大切です。何度も反復することで「相手に寄り添う姿勢」が得られるため、あきらめずに頑張っていきましょう。
専門性を磨くことが難しい
職種にもよりますが、専門性を高められない業種も中にはあります。たとえば、宿泊・洗濯・クリーニング業などは一定の水準まで達すると高めるのが難しい可能性も。
ただし、同じ業態でも企業によって仕事が異なるため、中にはスキルを磨くことができるのもたくさんあります。外国人と接する機会が多いなら語学力が必要ですし、学術研究であれば専門知識が必要です。
具体的なスキルを高めたい学生は、志望する企業で高められるかどうかも確認しておきましょう。
生活リズムが不規則になりやすい
サービス業の多くは、土日祝日も営業している業態が多いです。
休みも不規則になりやすいため、慣れていないうちは生活リズムが乱れるかもしれません。夜勤などがある企業は、特に注意が必要です。
一方、会社員が働いている日に休みを取得できるため、どこに行っても空いている可能性が高いです。混雑を避けた休日を過ごせるでしょう。
考え方次第では、あまり気にならない注意点とも言えます。