【企業分析】小田急百貨店の就職難易度・採用大学・選考対策を徹底解説

【企業分析】小田急百貨店の就職難易度・採用大学・選考対策を徹底解説

2024/5/27更新

はじめに

小田急百貨店は、1962年に新宿で営業を開始した百貨店です。東京都新宿区に本拠地を置き、小田急グループに属する株式会社小田急百貨店が運営しており、新宿、町田、藤沢で店舗を展開しています。

今回は、そんな小田急百貨店の企業研究を行うための基礎知識や社風、選考対策などをご紹介していきます。

この記事では、小田急百貨店への就職に興味がある以下のような就活生を対象に、企業分析を行っています。

ぜひ最後までご覧ください。

今まで挙げられた疑問
  • 小田急百貨店の仕事内容が気になる
  • 小田急百貨店の就職難易度を知りたい
  • 小田急百貨店の選考対策として何をすれば良いかわからない

 

また、小売業以外の業界については、以下の記事で概観しているので、ぜひご覧ください。

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この記事の結論

先にこの記事の結論からお伝えすると、小田急百貨店の就職難易度は、標準難易度です。

以下の参照記事で詳しく解説している就職偏差値を参考にすると、標準難易度といえるでしょう。

また、採用大学も様々な偏差値帯や種類の学校の実績があるので、選考対策をしっかり行えば内定を獲得できる可能性は十分にあります。

グループディスカッションや終始落ち着いた面接があり、深い内容の質問も多いため、十分な備えが必須です。

職種は、新宿、町田、藤沢の各店舗で総合職を募集しています。

商材は配属される部門によって異なります。

次の章からは、各内容やその他就活に役立つ情報を紹介しますので、ぜひ最後まで読んでください。

小田急百貨店について

小田急百貨店とは

出典元

小田急百貨店

会社概要

小田急百貨店は、小田急グループに属する百貨店で、食料品や化粧品、インターナショナルブティック、家庭用品、レストランなどを展開しています。

ライフスタイルやニーズが目まぐるしく変化する現代で、小売業の枠を超えた新たな価値を提供し続けることを体現し、百貨店業をはじめ、営業代行事業や中国向けの事業を展開してきました。

小田急百貨店は、東京都新宿区に本拠地を置き、小田急グループに属する株式会社小田急百貨店が運営しており、新宿、町田、藤沢で店舗を展開しています。

小田急電鉄が東京メトロ等と共同して推進する国家戦略特別区域の都市再生プロジェクト「 新宿駅西口地区開発計画」の進捗に伴い、新宿店が一時閉店になっています。

また、小田急百貨店は「お客さまのかけがえのない時間とゆたかなくらしの実現」というビジョンを、国内に向けて発信。

小田急百貨店のビジネスモデルは、女性を主なターゲットとした「インターナショナルブティック」「デパコス」などの展開やイベント開催を行っています。

商品売買や賃貸借以外の収益創出につながる新たなビジネスモデルを共創する企業や、既存顧客のLTV向上や新規顧客獲得につながるお客様への新たな価値・サービスの提供を共創できるパートナーを求めているのです。

また、当社が保有する有形・無形のリソースとスタートアップ企業や異業種の方のノウハウやアイデアを掛け合わせ、百貨店業のアップデートを目指しています。

これらの事業は、顧客の多様なニーズに応えるための戦略の一環として展開されています。

他企業とのマッチングにより、新たなサービスや商品を展開して、利益を増大させているのです。

さらに、小田急百貨店は環境に配慮した商品、サービスの提供、省エネ・省資源、廃棄物削減、リサイクル等の目的・目標を定めて実行しています。

 

各事業別の売上規模

2022年3月期2023年3月期対 前年度 金額対 前年度 増減率
売上高319億9,600万円293億8,500万円-26億1,100万円-8.2%
営業利益-6億7,500万円3億2,500万円+10億円+148%
経常利益-7億3,800万円3億7,500万円+11億1,300万円+150%
当期純利益-5億2,500万円7億円+12億2,500万円+233%

 

小田急百貨店の2023年通期連結決算の売上高は、319億9,600万円で、純利益は7億円でした。

この売上は新宿店、町田店、藤沢店の各収益によって構成されています。

それぞれの店舗での売上高に関する記載はありませんでした。

 

小田急百貨店で働いている社員は?

平均勤続年数は?

小田急百貨店の平均勤続年数は15.5年です。

小売業の平均勤続年数は15.8年であることから、業界平均よりも社員の出入りが多い職場といえるでしょう。

平均年収は?

2023年度の小田急百貨店の平均年収は、490万円でした。

全国平均の年収が458万円であることを考えると、 全国平均よりも高い水準です。

また、同じ「小売業」の上場企業平均年収497万円でした。

 

平均残業時間は?

小田急百貨店の従業員の平均残業時間は、1ヵ月あたり6.6時間でした。

小売業界で働く従業員の平均残業時間は10.8時間のため、業界内では平均よりも多い残業時間といえます。

平均ボーナス額は?

インターネット上の情報だけでは分かりませんでした。

しかし、小田急百貨店の平均年収から、小田急百貨店は年に2回のボーナスが支給され、平均ボーナス額は110万円程度と推測可能です。

理由としては、国税庁の民間給与実態統計調査によると、平均給与に占める賞与額の割合は約24.1%だからです。

あくまで参考程度にしておいてください。

どんな文化なの?

小田急百貨店は、独自の社風としてのんびりした人が多く会社の雰囲気や風通しがとてもよい企業です。

のんびりとした社風や風通しの良さにより、退職したくないと考える人も多く、比較的長い平均勤続年数になっています。

小売事業を主軸に据えつつも、幅広い分野で多岐にわたるキャリアパスを実現できます。

小田急百貨店は、独自の歴史的文化と新たな革新のマッチを重要視し、クリエイティブな考え方ができる人に向いているでしょう。

新たなイノベーションは会社の発展と捉え、個人の成長は会社の成長に繋がるとして奨励しています。

限界なく成長できる環境が整っています。

 

就職偏差値・難易度および業界での立ち位置

小売業界の中での小田急百貨店の立ち位置

競争が激しい小売業界の中での、小田急百貨店の立ち位置をご紹介します。

また、以下の3つ店舗による事業戦略を徹底し、新たなビジネスを展開しています。

店舗別事業戦略
  • 新宿店
    小田急百貨店は、ECとリアル店舗の相互送客強化や手数料ビジネスの開拓などリアル店舗のみに依存しない新たな事業モデルの確立を目指しています。
  • 町田店
    小田急百貨店は、豊富な売場展開を活かした店づくり」や「地域共生」を強化ポイントとし、町田エリア唯一の存在価値を高めた百貨店を実現しています。
  • 藤沢店
    小田急百貨店は、ODAKYU湘南GATEにおける”中核テナント”として館の価値最大化へ貢献、商業施設へ出店する最適なモデル構築を目指しています。

以上の要素により小田急百貨店は店舗やエリアに合わせた事業戦略で売上高を生み出しています。

参考までに競合3社の情報もまとめてみたので、ご紹介します。

会社名売上高(2023年)平均年収就職偏差値・難易度社風
小田急百貨店293億8,500万円490万円61のんびりした人が多く風通しが良い
京王百貨店729億1,500万円451万円62お客様との繋がり・喜びを大切にする
東急百貨店1,285億5,400万円390万円62支え合い、共に歩んでいく

 

小田急百貨店の新卒募集要項について

以下に小田急百貨店の新卒募集要項についてまとめました。

応募資格は、2024年4月~2025年3月までに4年制大学もしくは大学院を卒業・修了見込みの方、2022年3月〜2024年3月に4年制大学もしくは大学院を卒業・修了し、エントリー時点で正社員として就労していない方です。

小田急百貨店は、毎年4月に昇給制度がある点や購買割引制度、ベネフィットステーションといった福利厚生が充実しています。

研修制度は、新人に対するオンボーディングはもちろん、年次毎や役職毎に設けられたカリキュラムがあり、かなり充実しているでしょう。

自己啓発援助金制度などの自主トレーニングに対する補助などもあります。

研修制度による成長しやすい環境がある点は非常に嬉しい点です。

新卒での転勤の可能性はありません。

気になる方は面接や説明会などの際に確認しておきましょう。

各項目詳細
職種総合職:ショップ運営・管理・誘致、ECサイト運営、新規事業創造の推進、外商部門など
給与(2023年4月入社 初任給実績)初任給実績 225,100円
賞与年2回
研修制度新入社員研修、階層別研修、業務特性別研修、キャリア開発研修、自己啓発援助金制度等
福利厚生購買割引制度、財形貯蓄、共済組合、カフェテリアプラン制度、ベネフィットステーション(福利厚生代行契約)、産前休職制度、育児休職制度、介護休職制度、産前短時間勤務制度、育児短時間勤務制度、ストック年休制度、永年勤続表彰制度、リフレッシュ休暇、退職金制度等

 

求める人材

小田急百貨店の求める人材

小田急百貨店では、求める人材として下記のものを公表しています。

グループ会社の1つであるため、他のグループ会社でも共通している可能性が高いです。

先を読む力

「自分が行う業務」だけでなく、もう一歩にある相手や他のメンバーの業務を瞬時にどれだけ考えられるかで、頼られ、物事がスムーズに進み、成果が上がるビジネスパーソンになります。

変革す

周囲の状況や環境の変化に応じて自分を変革し柔軟に対応する力、そして周囲に影響力を発揮して変革を牽引する力を指します。

巻き込む力

目標に向かって事を進める際に周囲の人から主体的な協力を引き出し、成果を出す力を指します。

 

以上の3つは、小田急百貨店の社風と密接につながっています。

エントリーシートや面接の中で、これらの意識を持っている人材かどうかが見られるでしょう。

ぜひ意識して選考に臨んでください。

新卒採用のフロー

小田急百貨店の選考は、下記の通りの選考フローになります。

面接では志望動機などのスタンダードな質問の他、人柄やその人の経験をチェックするような質問も多いです。

今後のキャリアを形成していく上で必須事項なので、明確にしておきましょう。

①新卒エントリー

小田急百貨店の公式サイトの求人ページより、必要事項を入力し登録を行います。

エントリーシートでは志望動機や自己PR、自身の経験などの一般的な質問について回答し、Web上で入力し送信して終了です。

②会社説明会、自分史ワークシート・ES

小田急百貨店のイメージを具体的に理解するための会社説明会です。

小田急百貨店とミスマッチがないのか深堀りしていきます。

また、自由討論型のグループディスカッションがあるため、自分の役割を瞬時に把握することが大切です。

あらかじめ、イメージトレーニングを徹底的に行いましょう。

以下に質問事項を記載します。

質問事項
  • ガクチカ
  • 志望動機
  • 会社の強み・弱み
  • 小田急百貨店に興味を持ったところ

このように基本的なことが聞かれるでしょう。

会社説明会で書くことになるので、参加する前に準備して臨んでください。

 

以下に参考になる記事を紹介します。

③面接+性格診断(SPI)

小田急百貨店では、個別にて面接が行われます。

自己紹介や志望理由、この業界を選んだ理由などが聞かれるでしょう。

自分の答えを見つけておくといいです。

以下に、口コミで確認できた質問事項を紹介します。

質問事項
  • ガクチ力
  • 将来の自分の理想像
  • なぜ小田急百貨店なのか
  • あなたの行動で結果を出したこと

 

以下のページもぜひ参考にしてください!

④複数回面接

小田急百貨店では、「その場の対応力や経験・将来性」を重要視して面接を実施しています。

個々に合わせて選考を行うため、回数は人によって異なるでしょう。

最終面接はグループにて行われます。

自己PRなどの一般的な質問の他に、入社に対する理由や熱意について深く確認されます。

以下に口コミのあった質問事項を紹介します。

質問事項
  • 志望動機
  • 他社の選考状況
  • 志望度はどのくらいか
  • 新宿・町田・藤沢の店舗にいったことはあるか。それぞれの印象を教えてください
  • ガクチカ
  • 小田急百貨店をどうしていきたいか
  • 小田急百貨店の中でどんな仕事がしたいか

最終面接になるにつれて、圧迫面接や深い質問が増えてきます。

実務に適性があるのか確かめるような質問が多くなされるでしょう。

企業が求めるイメージに寄り添うために、実際に店舗に行くなどしてイメージを付けてください。

 

以下のページも確認してぜひ内定を勝ち取ってくださいね。

⑤内定

複数回の面接を突破して内定が決まります。

採用大学

小田急百貨店の採用大学の実績を以下に掲載します。

最難関大学から標準的なレベルの大学まで幅広く採用されており、所謂学歴フィルターはないと考えられるでしょう。

青山学院大学、桜美林大学、大妻女子大学、國學院大學、駒澤大学、相模女子大学、成蹊大学、専修大学、玉川大学、東洋大学、日本大学、日本女子大学、法政大学、武蔵大学、明治大学、明治学院大学、立教大学、立命館大学、早稲田大学、成城大学、東京富士大学

 

上記には偏差値が高い大学も採用大学にありますが、小田急百貨店は多様な学生層からの就活生を積極的に採用しています。

よって、学歴が原因で不採用になることは考えにくいです。
しっかりとエントリーシートや面接対策をして内定を獲得してください。

就職偏差値・難易度

ここまでの内容を踏まえて、小田急百貨店の就職偏差値・難易度を見てみましょう。

結論としては、偏差値・難易度は標準的です。

その理由として、以下の3点が挙げられます。

就職難易度の理由
  • 採用人数が20人前後である
  • 採用大学を見る範囲では学歴フィルターがあまりないから
  • 給与や福利厚生が特筆して良いという訳ではないから

頻出質問である「ガクチカ」や「志望動機」など、基本的な事項をしっかり対策をしていれば、難しすぎることはないでしょう。

 

就職偏差値・難易度については、以下の記事も参考にしてみてください。

まとめ

小田急百貨店は1962年に新宿で営業を開始した百貨店です。

東京都新宿区に本拠地を置き、小田急グループに属する株式会社小田急百貨店が運営しており、新宿、町田、藤沢で店舗を展開しています。

小売業界に属する企業で、主に3つの店舗で食料品や化粧品、インターナショナルブティック、家庭用品、レストランなどを展開しています。

ライフスタイルやニーズの変化に対応して、小売業の枠を超えた新たな価値を提供し続けることを体現し、百貨店業をはじめ、営業代行事業や中国向けの事業を展開してきました。

顧客ニーズや環境保全に合わせた高品質を目指している会社です。

企業研究を行っているか否かで就活での結果は変わるでしょう。

しかし、学歴重視をする企業ではないので全員に等しくチャンスがあります。

対策をしっかり行って選考に進みましょう。

ぜひこの記事を参考にして励んでください。

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