【26卒】SPI試験の対策法!言語・非言語の出題傾向
2024/8/24更新
はじめに
SPI試験は就活で、避けては通れない試験です。
SPIにはまとまった勉強時間が必要で、準備しているのとそうでないのでは、結果が違ってきます。
この記事ではSPI試験の対策法や出題傾向を紹介します。
この記事は以下のような点を知りたい就活生を対象にしています。
- SPI試験はどんな問題があるの?
- SPI試験の対策法が知りたい
- SPI試験の対策を知り、無事に選考を突破したい
SPI試験に興味がある方は、ぜひ最後までご覧ください。
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SPI試験とは?
正式名称は「SPI総合検査」と呼ばれ、リクルートマネジメントソリューションズが提供する適性検査です。
主に企業の入社試験において採用されることが多く、性格と能力の2つの側面から測定します。
受験方法としては、ペーパーテストはもちろん、Web上で完結するものから、実際に来社して企業のパソコンで行う場合など、さまざまなスタイルがあるのが特徴です。
最も一般的な適性検査がSPIですので、対策は必須なだけでなく、早期から対策を行う必要性もあります。
そこで本記事では、SPIの言語試験と非言語試験の特徴や問題構成、対策の方法などを解説していきますので、ぜひ最後までご覧ください。
また、ほかにもSPIの記事を書いていますので、そちらとあわせてご覧ください。
SPI言語試験の特徴と問題構成
まずは、言語試験についてです。
内容としては国語の問題をイメージしてもらうと理解しやすいかと思います。
難易度的には中学校の教科書レベルのものが多く、ある程度の受験勉強をしてきた学生にとって対策は難しいものではありません。
しかし、普段使わない単語の意味を問われたりするため、語彙力の強化は必須といえるでしょう。
問題構成は以下のとおりとなっています。
- 二語関係
- 熟語
- 語句の用法
- 文の並べ替え
- 空欄補充
- 長文読解
特に前半部分の1〜3は語彙力を問われます。
後半は文章問題が中心です。
文章問題のほうが難しい問題が多く、速やかに文章の要点を押さえる力が求められます。
なので、なるべく後半に時間を使うことが大切です。
そのためにも、語彙力を強化して前半部分をすばやく解くことが重要となります。
さらに詳細を知りたい方は、以下の記事で解説をしていますので参考にしてください。
SPI非言語試験の特徴と問題構成
次に非言語試験についてです。
内容としては、算数と数学をイメージしてもらうとわかりやすいかと思います。
難易度的には、言語試験と同じく小中学校の教科書レベルです。
同様に対策もさほど難しくはありませんが、センター試験の数学のように時間不足になることは間違いないので、すばやく解くための対策が必要になってくるでしょう。
問題構成は以下のとおりとなっています。
- 推論
- 順列、組み合わせ、確率
- 割合と比
- 損益計算
- 料金割引
- 仕事算
- 代金清算
- 速度算
- 集合
最初は時間不足になる人がほとんどだと思いますが、対策本で早い時期から問題に慣れ、コツさえ掴んでしまえば、大半の問題は簡単に解くことが可能です。
量が多いからといって、焦らずに解いていきましょう。
また、SPIは練習するほど高得点が期待できる検査ですが、その傾向は非言語試験のほうが強く、実際に非言語試験では言語試験と比較して受験者の得点に差がつきやすくなっています。
言い換えると、早期からきちんと対策をしていたかどうかが、一番顕著に表れる部分でもあるのです。
詳細は以下の記事でも解説しています。
特に図形問題について知りたい方は、以下の記事もあわせて読んでください!
まだ選考まで時間がある時期こそ、何度も繰り返し問題を解き、傾向に慣れておきたいものですね。
SPIのテスト方式は4種類
SPIのテスト方式について紹介します。
ペーパーテスト
ペーパーテストは、同じテスト会場に集まり、マークシートを解く試験です。
会場は、企業が用意した会場で受けます。
紙に印刷されたテスト用紙を使い、マークシートに記載する方法です。
テスト時間は、次のとおりです。
- 基礎能力検査→70分(言語30分/非言語40分)
- 性格検査→30分
同じ試験会場に集まるため、試験が公平的というメリットがあります。
時間配分や回答の正確性を重視する企業では、ペーパーテスト方式が使われることが多いです。
テストセンター
テストセンターは、全国で設置のテストセンターでの受験となっています。
SPI試験の専用会場です。
試験時間は次のとおりです。
- 基礎能力検査→35分
- 性格検査→30分
テストセンターには監督者がいて、不正防止対策が万全です。
指定の日程から都合の良い日を選ぶことが可能です。
Webテスティング
Webテスティングはインターネット上から試験を受けます。
試験時間は次のとおりです。
- 基礎能力検査→35分
- 性格検査→30分
自宅や学校などインターネットが使える場所で受験が可能です。
しかし、スマートフォンからの受験は不可で、パソコンが必要になってきます。
いつでも、どこでも受験が可能なので利便性が高く、導入する企業も多いです。
インハウスCBT
インハウスCBTは企業を訪問して、テストを受けるという方式です。
電卓などの持ち物が必要になる場合もあります。
試験時間は次のとおりです。
- 基礎能力検査→35分
- 性格検査→30分
こちらは企業のニーズに合わせた試験を実施できるという、企業側にメリットがあります。
SPIについては下記の記事でも紹介しています!
就活生必見:SPI試験の対策方法
これまで言語・非言語問題の特徴と構成について見てきました。
ここからは、具体的な対策方法、対策はいつから始めるべきかおすすめの対策方法についてご紹介します。
対策はいつから始めるべき?
SPIは選考の初期、つまりエントリーシート提出時など、面接に進む前の段階で行われるケースが多いです。
就活時期でいうと、多くの学生が就活本番を迎える3月頃には、すでにSPIが行われているといっても過言ではありません。
もちろん、それよりも前の時期である夏のインターン選考(6〜9月)や冬のインターン選考(10〜2月)に向けての対策も必要になってきます。
「いつから始めればいい」という具体的な時期はありませんが、OB訪問や自己分析といったほかの選考対策や、部活や学業といった活動も考慮すると、なかなか思うようにSPI対策にばかり時間がとれないことが考えられますね。
それぞれのスケジュールに合わせ、十分な時間がとれるよう、早め早めから対策を始めるようにしましょう。
SPIには40時間ほどの勉強が必要
SPIには40時間前後の勉強が必要です。
そのため、勉強時間を確保する必要があります。
就活のSPIの試験がある前に、試験対策の勉強を行いましょう。
受験日の3カ月前からの対策がおすすめです。
SPIにはいくつかの科目があります。
苦手な科目があれば、その科目に時間をかけなければならないので、さらに時間を要するでしょう。
おすすめの勉強法
SPI試験のおすすめの勉強法を紹介します。
SPIの勉強方法はいくつかありますが、おすすめの勉強法は次のとおりです。
- 問題を繰り返し解く
- 間違った問題は解答を見てノートに移す
- 公式を暗記する
- 苦手な問題を反復する
まずはSPIの問題集を一冊買い、可能ならある程度間違えなくなるまで解くということが大切です。
間違った問題があるなら、解き方などをノートに移すのも良いでしょう。
また、公式があれば暗記しましょう。
苦手な問題や科目があったら、徹底的に復習してください。
ある程度勉強したら、本試験でも安心してテストに向き合えます。
SPIのおすすめの対策本5選
SPI対策の基本は、対策本です。
まずは本で、問題の量を担保するようにしましょう。
SPIの大半の問題は小中学校の知識で解くことができますが、問題に慣れることは必要ですし、奇抜な問題は出題されないので、SPIは練習をすればするほど高得点を取ることができるタイプの検査です。
量をこなすことで慣れていきましょう。
もう1つ重要なのは、「時間を測って解く」ことです。
SPIでは時間管理が重要となってきます。
早いうちから時間を意識して対策を行いましょう。
本の選び方としては、発行年度が新しいものを選ぶと良いでしょう。
年によって傾向・対策が微妙に違っていたりするので、そのあたりも含めて対策することが可能です。
また、自分が「これなら解きやすそうだ!」と感じた本を選ぶことも大事です。
書店まで足を運び、実際に手にとって選ぶことをおすすめします。
以下に対策本を紹介しますので、参考にしていただけると幸いです。
これが本当のSPI3だ!【2026年度版】
著・編/SPIノートの会 出版社/講談社
(出典:amazon)
この本は、付属している解説が非常に細かく丁寧であることで有名です。
また、さまざまな受験方式に対応しているため、まだ業種や業界が決まっていない就活生におすすめの1冊です。
最初の1冊にはもってこいでしょう。
ただ、SPIをある程度理解している就活生には、あまり向いていないかもしれません。
2026年度版本気で内定!SPI&テストセンター1200題
著者/ノマド・ワークス 出版社/新星出版社
(出典:amazon)
1200題の問題がある本です。
とにかく問題量をこなしたい人におすすめの1冊です。
「学習」より「トレーニング」をしたい人に向いています。
SPIをある程度理解したら、トレーニングが大切になってきます。
たくさんの問題を解いて、試験に役立てたい人に向いている本ですので、詳しい解説がほしい人には向いていないかもしれません。
7日でできる!SPI必勝トレーニング2026年度
編/就職対策研究会 出版社/高橋書店
(出典:amazon)
1週間でSPI対策ができるように設計された網羅的な本です。
とにかく時間がない人におすすめの1冊となっています。
短時間でできる内容なので、ガッツリ勉強したい人には向いていないかもしれません。
2026年度版大手・人気企業突破SPI3問題集【完全版】
著者/SPI3対策研究所 出版社/高橋書店
(出典:amazon)
大手や人気のある難関企業の先行を受けようとする人に向けた対策本です。
問題の難易度は高く設定されており、解説も多くないので、初心者というよりは基礎知識のある人におすすめです。
0からわかるSPI3の教科書これさえあれば。2026年度版
著者/就活塾ホワイトアカデミー採用テスト対策室 出版社/TAC出版
(出典:amazon)
表や図、イラストが多く用いられており、分かりやすい解説がされているので初心者でも手に取りやすいレベルです。
最新の出題傾向を反映した問題が掲載されており、「テストセンター」「Webテスティング」「インハウスCBT」「ペーパーテスト」の4形式に対応しています。
オプション検査の「英語能力検査」「構造的把握力検査」にも対応しているため、これ1冊でSPI対策を網羅できます。
SPIの参考書について知りたい方は、こちらの記事もぜひご覧ください。
SPIの対策方法:Webページ
Webで調べてみると、無料で問題を解くことができるページがいくつか存在します。
Webページで解くメリットとしては、パソコンの画面を見ながら問題を解く練習になることです。
実際の試験でもパソコンを使うことが多いので、本番に近い環境で対策することができます。
例えば、非言語試験で問題を紙で計算したあとにパソコンに入力する場合、慣れていないと入力作業に多くの時間を費やすことになったり、入力ミスが起こったりする可能性も高くなります。
その結果、得点が低くなってしまうことも珍しくありません。
また、操作方法になれるという点においても意味があるでしょう。
しかし、本に比べると絶対的な問題量は少ないことも事実です。
そのため、本でSPIのおおまかな傾向を掴んだあとに、Webページでチャレンジしてみるのが良いでしょう。
Webページでの対策の最大の目的は、あくまでも「パソコンに慣れること」です。
SPI対策おすすめアプリ4選
SPI対策におすすめのアプリを紹介します。
SPI対策 非言語 就活・転職対策アプリ
言語、非言語、英語を合わせて382問の問題を無料で解くことができるアプリです。
得意・不得意を分析できる機能や、おまかせ復習・カスタム復習といったモードも搭載しています。
(出典:App Store)
SPI言語しっかり解説の資格試験問題集
シリーズ累計100万ダウンロードされたアプリ。
問題はレベルごとに分けられており、1〜3へとステップアップしていきます。
復習ページではテーマ別に問題を解くことも可能です。
(出典:App Store)
SPI非言語|スキマ時間で合格率アップ!
上記のアプリの非言語バージョンになります。
レベル1は無料、レベル2以上は課金が必要です。
計算問題で頻出の「代金計算」「確率」「順列・組み合わせ」などの問題も収録されています。
(出典:App Store)
SPI言語・非言語対策問題集
多くの問題を解きたい人向けで500問以上が収録されています。
暗記モードが備わっており、非表示にすることで解説文や図表などが隠れ、暗記する際に便利な機能となっています。
分野は「非言語」「言語(国語)」「言語(英語)」の3つに分けられています。
(出典:App Store)
SPIの対策方法:テストセンターでの受験
結局のところ、「実際にエントリーしてしまって本番の試験を経験しておきましょう!」ということです。
自分の志望業界・志望企業以外にエントリーして、本番環境を経験しておきましょう。
いきなり本命企業を受けてしまうと、経験がない分、失敗する可能性はどうしても高くなります。
エントリーという作業は必要になってしまいますが、本番の雰囲気を経験することで、自分の実力を発揮することができるようになる確率はかなりアップするはずです。
また、志望業界・志望企業ではないとはいえ合否も出ますので、自分がSPIをどの程度できているかという習熟度もざっくり把握することができます。
ほかにもSPIの記事を書いていますのでぜひご覧ください。
まとめ
SPIでは「難しい問題をじっくり解く」のではなく、「簡単な問題を速やかに解く」ことが求められるので、時間管理や効率が求められる試験です。
とはいえ、各個人の性格や能力によって適切な参考書も違いますし、スケジュール管理も全く異なるので対策を始める時期にもばらつきが出ることは当然です。
就職活動が本格的に始まると、エントリーシートや説明会、面接などでSPIにかける時間が限られてしまいます。
その結果、SPIを十分に対策したとはいえない状態で適性検査を受験する学生が存在することも事実です。
そのような事態にならないためにも、自分の時間を正確に把握して、対策計画を立てることが重要です。
何より、SPIは練習量がモノをいうタイプの検査です。
繰り返し問題を解いてコツを掴み、問題に慣れるまでの対策をしっかり行って受験するようにしましょう。
今回は、SPI試験について、どんな問題があるか対策法などを紹介しました。
ぜひ対策を行い、内定を勝ち取ってください。