【企業研究】JTBグループの就職難易度・採用大学・選考対策を徹底解説

2026/07/07更新

JTBへの就職を目指す就活生が最初にぶつかるのは、「旅行業界トップ企業としての知名度と人気が高い分、競争も激しい」という現実です。国内最大の総合旅行会社として、観光・MICE・インバウンド・地域創生と幅広い事業ドメインを持つJTBグループは、「旅が好き」「人と関わる仕事がしたい」という動機を持つ就活生にとって、第一志望に挙がりやすい企業です。 

しかし、JTBの選考で評価されるのは、旅行経験の豊富さやサービス精神の高さだけではありません。JTBが掲げる「交流創造」というドメインへの深い共鳴と、具体的な課題解決エピソードを組み合わせた志望動機が、ES(エントリーシート)・面接の各段階で繰り返し問われます。「ホスピタリティが好き」という情熱だけでは選考突破は難しく、「なぜJTBで、どのように社会に貢献できるのか」という問いに答えられる論理構成が求められます。

この記事では、JTBグループへの就職を目指す就活生に向けて、企業概要・就職難易度・採用大学の傾向・選考フロー・ES対策・面接対策を網羅的に取り上げます。就活ハンドブックに寄せられた実際の選考体験(一次・二次・最終面接)をもとに、選考で問われた質問と評価ポイントを具体的に紹介しています。JTBグループへの就職を検討している就活生はもちろん、旅行・観光業界の志望先を検討している3・4年生にとっても参考になる構成を目指しました。

本番で問われる“リアルな質問”まで把握できていますか?

企業理解の基礎を押さえることは大切です。
しかし、選考で評価されるのは「何を知っているか」ではなく、実際にどんな質問がされ、どう答えられたかです。

ネット上の情報や口コミでは見えない、
本当に選考で問われた内容・評価された回答・深掘りの傾向まで把握することで、準備の質は一段変わります。

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JTBグループとはどんな会社か

JTBグループ

出典元:JTBグループ

JTBは「日本最大の総合旅行会社」として広く知られていますが、その事業内容は旅行商品の販売にとどまりません。法人向けMICE(会議・インセンティブ旅行・国際会議・展示会)事業、地方自治体や企業と連携した地域創生コンサルティング、訪日外国人向けの観光受け入れ支援、観光DXの推進まで手掛ける「総合交流産業の担い手」として自らを定義しています。 

国内外に広がるグループネットワークの規模感と事業の多様性は、一般的な「旅行代理店」から連想される範囲をはるかに超えており、新卒就活生にとって多彩なキャリアパスを描ける就職先のひとつです。採用競争は激しいですが、そのぶん業界内では採用の間口が広い企業でもあります。

「交流創造」を掲げる国内最大手の旅行会社

JTBのコーポレートスローガンは「感動のそばに、いつも。」であり、企業ドメインとして「交流創造」を掲げています。この「交流創造」とは、「デジタル基盤の上に人の力を活かし、地域や組織の価値を共創することで、人と人、人と地域、人と組織の出会いと共感をサステナブルに作り続けること」と定義されています。

つまり、単に旅行を売る会社ではなく、人と地域を繋ぎ、社会課題を解決する事業者としての自己認識があります。ESや面接で志望動機を語る際、この「交流創造」への自分なりの共鳴を具体的なエピソードで表現できるかどうかが、選考通過の大きな分岐点になります。(参考:株式会社JTB「会社概要」

4つの事業セグメントと主な仕事内容

JTBグループの事業は主に4つの領域で構成されており、それぞれ異なるターゲットや業務スタイルがあります。

第一が、個人向け旅行商品の企画・販売を担う「観光領域」で、店頭カウンターやオンライン旅行商品の提案が主な業務です。第二が、自治体や地域企業と連携して観光まちづくりや交流人口の増加を支援する「エリアソリューション領域」です。第三が、法人の研修旅行・MICE・出張管理を担う「ビジネスソリューション領域」で、法人営業のキャリアを築きたい就活生に人気の分野です。第四が、訪日外国人向けのツアー造成や受け入れ支援を行う「グローバル領域」で、語学スキルを活かしたいという学生が集まりやすい傾向にあります。

希望するキャリアの方向性と各領域の業務を整理した上でES(エントリーシート)や面接に臨むと、志望動機の説得力が大幅に増します。

近年の業績と経営方針

JTBグループの2025年3月期連結売上高は1兆733億円(前期比1.2%減)で、2期連続して売上高1兆円を超えました。同期の連結純利益は86億円の黒字を計上しましたが、前期比では61%減となっています。

この減益の背景には、将来の成長に向けた戦略的投資(観光DXへの先行投資や海外事業への資本投入など)があります。グループ全体の従業員数は19,376名(2025年3月31日現在)、連結対象会社は国内22社・海外72社・持分法適用17社の計111社に上ります。コロナ禍からの回復を経て積極的な攻めの経営に転じており、グローバル領域での事業拡大も継続しています。(参考:JTBグループ「2025年3月期 連結決算概要」、2025年5月発表)

ここまで読んで「具体的にどう対策すればいいのか」と感じた方もいるかもしれません。内定者1万人以上への直接取材から作られた以下の資料が参考になります。

JTBグループの就職難易度と採用動向

JTBグループの就職難易度は「中程度〜やや高い」の水準にあります。旅行・観光業界の中でも知名度と人気が群を抜いているため、エントリー数は多く、書類選考の時点から相応の競争となります。

一方で、特定の大学や学部に偏らない採用方針を取っており、選考で問われるのは学歴よりも「自分の強みとJTBのドメインをどう接続できるか」の質です。「旅行が好き」という情熱を出発点に、地域課題・チームワーク・課題解決のエピソードをJTBの事業テーマに繋げられる就活生が、書類・面接ともに通過しやすい傾向があります。

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採用競争の激しさと採用傾向の変化

JTBへのエントリー数は例年多く、選考の競争は激しい水準で推移しています。コロナ禍での採用縮小期を経て、2024年・2025年採用では採用規模が段階的に回復傾向にありますが、各社ごとの採用人数は年度によって変動します。そのため、志望する会社・職種の最新情報は、JTBグループの採用公式サイトで毎年度の公表値を必ず確認することが前提です。

採用プロセスは「書類選考(ES・適性検査)→AI面接→個人面接(複数回)→最終面接」と段階的に進みます。どのステップで差がつくかを把握した上で対策を立てることが、効率的な準備につながります。(参考:JTB新卒採用「応募・選考フロー」

学歴フィルターの有無と採用大学の実態

JTBグループの新卒採用では、全学部・全学科を対象としており、特定の大学を優遇・排除する学歴フィルターは実質的に存在しないとみられています。採用実績を見ると、早慶・MARCHや関関同立といった難関私立大学から、地方国公立大学・中堅四年制大学まで幅広い大学名が確認できます。出身大学が選考の足切り条件になることはなく、ES(エントリーシート)の完成度と面接でのパフォーマンスが選考結果を左右する構造です。どの大学からでも、十分な準備と企業理解があれば選考を突破できる可能性があり、対策の質が合否を大きく左右します。

求められる人物像

JTBが新卒採用で重視する要素は、「誠実さ」「主体性」「多様性への理解」「協調性」の4つです。これらはどの業界でも求められる資質ですが、JTBの場合は特に「多様な人々と協働した経験」と「課題解決型の行動力」が面接で繰り返し問われます。

「どんな困難をどう乗り越えたか」「チームの中でどう役割を果たしたか」といったエピソードが深掘りされるため、過去の経験を具体的に語れる準備が欠かせません。旅行経験やホスピタリティ関連のエピソードは活かせますが、そこから「何を学び、どう成長したか」まで言語化できているかどうかが評価の分かれ目になります。

JTBグループの選考フロー(2026年卒対応)

JTBグループの選考フローには、他社にはない独特の仕組みが複数あります。グループ共通の「Club JTB」システムによる複数社同時応募、AI面接の導入、適性検査「eF-1G」の採用など、事前に把握しておかないと準備が追いつかない要素が多いのが特徴です。

2026年卒の選考では、2026年7月にも追加クールの受付が行われており、現在も選考が続いている段階です。グループ内の複数社・複数職種を比較しながら、戦略的に応募先を絞ることが内定への第一歩になります。

応募から内定までの全ステップ

JTB公式サイトが公表する2026年卒の選考ステップは以下のとおりです。

選考ステップ(2026年卒)
  • STEP 1 Club JTBに会員登録し、アカウントを作成する。
  • STEP 2 マイページで応募したい会社・職種を選択する。JTBグループの複数社に同時応募が可能だ。
  • STEP 3 「JTBグループ共通エントリーシート」「顔写真」「応募会社のエントリーシート」の3点を提出する。複数社に応募する場合も、共通ESと顔写真の提出は1回のみでよい。
  • STEP 4 適性検査(所要時間70〜90分)を受検する。JTBへの応募者はこの段階でAI面接も実施される。
  • STEP 5 書類・適性検査・AI面接の結果をもとに個人面接が複数回実施される。
  • STEP 6 最終面接を経て内定通知。

一度ES(エントリーシート)を提出した会社への再応募はできないため、応募前に志望順位を整理しておくことが大切です。提出後の修正も不可能なため、誤字や内容の薄さがないか第三者にチェックしてもらってから提出しましょう。 (参考:JTB新卒採用「応募・選考フロー」

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エントリーシート(ES)の提出と書類審査

JTBのESは、「JTBグループ共通ES」と「応募会社固有のES」の2種類を提出する形式です。共通ESでは主に「自己PR」「学生時代に力を入れたこと」「志望動機」が問われます。

応募会社ごとのESでは、デジタル職ならIT・データ関連の経験、法人営業職なら課題解決事例など、職種ならではの設問が加わる場合があります。ESの通過率を上げるためには、共通ESと会社別ESを有機的につなげ、一貫したストーリーとして仕上げることが求められます。「なぜ旅行業界か」「なぜJTBグループか」「なぜその会社・職種か」という3層の問いに、明確に答えられる状態にしておく必要があります。

適性検査(eF-1G)とAI面接の概要

JTBの適性検査には「eF-1G(エフワンジー)」が採用されており、言語・非言語の能力検査と性格検査で構成されています。所要時間は70〜90分と比較的長く、SPIとは出題形式が異なります。

よりスピードと独自の発想力が問われる問題が多いため、初めて受検する場合は事前に公開されているサンプル問題で形式に慣れておくことが有効です。AI面接は、カメラを通じた発話内容・表情・話し方を総合的に評価するもので、繰り返し練習して録画で自分の話し方を確認しておくと、本番の緊張が和らぎます。「自分の言葉で自然に話す」ことを意識すれば、本質的な評価は変わりません。

「なぜこの業界なのか」を面接で聞かれたとき、自分の性格特性と結びつけて答えられると説得力が増します。まずは自分のタイプを確認してみましょう。

性格診断

JTBグループのES・志望動機の書き方

JTBのES選考で落ちる就活生に共通するのは、「なぜ旅行業界か」という業界志望理由は語れても、「なぜJTBか」「JTBで自分はどう貢献できるか」という企業・職種への具体的な回答が薄い点です。JTBの採用担当者が見ているのは旅行への情熱そのものではなく、情熱の先に「JTBの交流創造ドメインをどう体現するか」というビジョンです。ESの段階でこのビジョンを言語化できていれば、面接でも一貫した話ができます。

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ESで問われる主な設問

JTBグループのESで頻出する設問は以下のとおりです。 

ES頻出設問例
  • 自己PR:自分の強みを、具体的な行動と結果を示しながら記述する
  • 学生時代に力を入れたこと(ガクチカ):どんな課題に取り組み、どう解決し、何を学んだかを構造的に書く
  • JTBグループを志望した理由:「交流創造」や具体的な事業テーマとの接続を必ず盛り込む
  • 入社後に実現したいこと:職種・事業領域と自分のキャリアビジョンを繋げる

字数制限は設問や応募会社によって異なりますが、いずれも「STAR法(状況→課題→行動→結果)」で構造化すると、採用担当者に伝わりやすい回答になります。設問ごとに「エピソードの核」を先に決め、それをSTARのフレームワークで展開する順序で書くと、一貫性のあるESに仕上がりやすくなります。

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「学生時代に力を入れたこと」の書き方

ガクチカ(学生時代に力を入れたこと)は、JTBの選考全体を通じて最も繰り返し問われる設問です。旅行業界志望であるために「旅行に行ったエピソード」を書きがちですが、それだけでは他の志望者との差別化が難しくなります。

もし旅行経験を使う場合は、旅先で遭遇した課題や出会い・交流を掘り下げ、JTBの掲げる「交流創造」の文脈に接続する形で書くと説得力が増します。「課題→自分の行動→変化・成果」という流れを明確にし、学んだことをJTBの仕事と接続して締めくくると、採用担当者が「この学生はJTBで同じように活躍してくれそうだ」とイメージしやすくなります。

就活ハンドブックに寄せられた学生の声によると、JTBの一次面接でガクチカとして「ゼミ長として18名を統括し、埼玉県の高齢化が課題の地域に若者を呼び込む地域活性化プロジェクトを推進した」という経験を話した学生がいます。LED使用のスカイランタンと氷柱のライトアップを組み合わせた体験型イベントを企画・実施した結果、集客が前年比約4倍(約4,000人)に拡大し、20代参加者の割合が20%から40%に向上したという内容です。地域と若者を繋いだこの経験は、JTBの「交流創造」ドメインと高い親和性があり、選考で大きな強みになるガクチカの典型例といえます。

JTBの一次面接で実際に聞かれた質問・回答の詳細を読む

志望動機で差別化するための視点

JTBの志望動機で「旅行が好き」「人に関わる仕事がしたい」という切り口は、多くの就活生が使う共通のフレーズです。そこから周りと差別化するためには、以下の3つの視点を盛り込むことが有効です。 

①なぜJTBでなければならないのか(競合との差別化)

H.I.S.やKNT-CTホールディングスとJTBの違いを、自分の言葉で語れるかどうかが重要です。JTBの事業規模・グループ会社の多様性・地域創生への関与度を踏まえた、JTBならではの志望理由を用意しましょう。 

②どの事業テーマに共鳴しているのか(具体性)

「MICE事業で法人の課題解決に関わりたい」「インバウンド支援を通じて地方の観光資源を世界に発信したい」など、事業領域との具体的な接続を示します。 

③入社後に何を実現したいか(ビジョン)

5年後・10年後の姿を、JTBの事業ドメインと結びつけて語れる状態にしておきます。入社直後にやりたいことだけでなく、長期的なキャリアビジョンまで描けていると、面接官への印象が格段に変わります。

就職活動で成果を出す学生の多くは、早い段階で自己分析を済ませています。適職診断を使って、自分に向いている仕事の方向性を把握しておきましょう。

適職診断

JTBグループの面接対策

JTBの面接は、旅行業界らしくホスピタリティと対人コミュニケーション能力が重視されると同時に、ビジネスパーソンとしての論理的思考力も問われます。面接は一次・二次・最終と段階を追って深掘りが進み、各フェーズで求められるものが変化します。

就活ハンドブックに寄せられた選考体験からは、JTBの面接が「過去の行動への徹底した深掘り」を中心に進む傾向があることが読み取れます。単にエピソードを準備するだけでなく、「なぜそう行動したのか」「どう考えて判断したのか」まで語れるよう、事前に自己分析を深めておくことが求められます。

一次面接:実際に問われた質問と評価ポイント

就活ハンドブックの調査によると、JTBの一次面接はWeb形式で行われるケースが多く、所要時間は30分前後、面接官1名・学生1名の個人面接形式が一般的です。面接時間が短いため、端的かつ具体的に話す練習が事前に必要になります。

実際にJTBの選考を受けた学生の声によると、一次面接では以下のような質問が出されています。

一次面接の質問例
  • 「学生時代に力を入れたことを教えてください」
  • 「その取り組みの中で、特に苦労したことと、どう乗り越えたかを教えてください」
  • 「JTBを志望する理由を教えてください」

ガクチカ(学生時代に力を入れたこと)を中心に、過去の行動をSTARフレームワークで語り、「なぜJTBか」への接続を明確に示すことが一次面接通過のカギです。面接官は回答内容だけでなく、話し方・表情・言葉選びからホスピタリティの素地を測っている点も意識しておきたいところです。 

JTBの一次面接の選考体験レポートを読む

二次面接:自己理解の深さが問われる

就活ハンドブックに寄せられた学生の声によると、JTBの二次面接もWeb形式が多く、所要時間は30分程度、面接官1名との個人面接形式が確認されています。一次面接で話したガクチカ(学生時代に力を入れたこと)や志望動機への深掘りに加え、「自己紹介」「自己PR」「JTBで実現したいこと」が問われるケースがあります。

一次面接の振り返りをもとに、「答えが抽象的になった部分」や「深掘りされて言葉に詰まった部分」を具体化してから二次面接に臨むことが有効です。「この学生はJTBで何をしたい人なのか」を面接官が一言で語れるくらい、ビジョンが明確になっているかどうかが評価の重点となります。

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最終面接:志望度と長期ビジョンが問われる

就活ハンドブックの調査では、JTBの最終面接はオフィスでの対面で行われるケースが確認されており、面接官2名・学生1名の形式で、所要時間は30分前後です。結果の通知は電話で行われることが多くなっています。

最終面接では、志望度・入社意欲・JTBで働く長期的なビジョンが重点的に問われます。「他社の選考状況」や「志望順位」を確認される場面もあります。JTBへの志望度を誠実に伝えつつ、入社後5年・10年で成し遂げたいことを具体的に語れる準備をしておくことが、最終面接を通過するための近道です。

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監修者からのアドバイス

監修者からのアドバイス
三好 達也(キャリアアドバイザー)

上記で紹介した一次・二次・最終の各面接の傾向を踏まえると、JTBの選考ではガクチカと志望動機を「交流創造」という企業ドメインで一貫して接続できているかが合否を大きく左右します。特に最終面接では「なぜJTBでなければならないか」が厳しく問われるため、競合他社との差別化ポイントを自分の言葉で語れる状態にしておくことが求められます。面接の回答を一人で深掘りするのが難しいと感じたら、キャリアアドバイザーへの相談を積極的に活用してみてください。

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JTBグループの採用大学と学歴傾向

JTBグループの採用実績は、特定の大学・学部に偏ることなく幅広い層に開かれています。旅行・観光業界は全国各地の就活生にとって身近な志望先であり、JTBの採用もその傾向を反映して、多様な大学からの採用実績が確認できます。

ただし、それは「どの学生でも通る」ということとは別の問題であり、選考の土台となるのはあくまで自己分析の深さと企業理解の精度です。学歴よりも「JTBで何をしたいか」を言語化できているかどうかで差がつく選考構造になっています。

採用実績大学の全体像

JTBグループの採用実績では、早稲田大学・慶應義塾大学・上智大学・立教大学などの有名私立大学から、MARCH(明治・青山学院・立教・中央・法政)・関関同立の中堅難関校、地方国公立大学、中堅四年制大学まで、広い範囲からの採用が確認されています。

観光・旅行・国際系の学部が有利に働くケースもありますが、文系・理系・学部を問わず、自分の専門と事業領域を繋げたES(エントリーシート)が書ければ十分に戦えます。採用実績に自分の大学名が見当たらなくても、諦めずに選考対策を進めることが大切です。

地方大学・中堅大学からの採用実態

地方の国公立大学・私立大学からも継続的に採用が行われており、大学のブランドが選考の足切り条件になることはありません。Web面接が多い現在の選考形式は、交通費の負担なく地方から参加できるメリットがあります。

出身地が地方であることは、「地域創生」や「インバウンド振興」などの文脈で、ポジティブなエピソードに転換できる場合もあります。地元地域への愛着や問題意識を、JTBのエリアソリューション事業と接続した志望動機に落とし込む工夫をしてみると、周りとの差別化につながる可能性があります。

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文系・理系別の採用傾向

JTBの総合職・基幹職は文系学生が主体ですが、近年はデジタルマーケティング・観光DX・システム開発を担う「デジタル職」での理系・情報系学生の採用も積極化しています。

JTBは観光プラットフォームのデジタル化を経営の柱のひとつに据えており、データ分析やシステム開発のスキルを持つ就活生にとって、選考で強みを発揮できるフィールドが広がっています。文系・理系を問わず、自分のスキルセットがJTBのどの事業領域で活かせるかを具体的に描いてESに反映させることが、採用への近道です。

JTBグループと旅行業界他社の比較

旅行・観光業界で就職活動をする際、JTBとH.I.S.、日本旅行、KNT-CTホールディングスを比較検討する就活生は多いです。各社の特徴を正確に把握した上で、自分のキャリアビジョンに最もフィットする志望先を選ぶことが大切になります。

JTBの最大の強みは、国内最大の拠点網と総合事業の幅広さにあります。グループ規模が大きい分、入社直後の業務範囲や裁量感は配属先によって異なりますが、長期的には非常に多彩なキャリアを描ける環境が整っています。

JTBとH.I.Sの違い

JTBが法人・個人・地域創生まで手掛ける総合旅行会社であるのに対し、H.I.S.は個人旅行・格安航空券・ハウステンボスの運営などを手掛ける企業です。

就職先としての大きな違いは、JTBが「地域社会への貢献・交流創造」を採用メッセージの核に据えているのに対し、H.I.S.は「旅を通じた感動体験・コスト競争力での革新」を強みとする文化がある点です。MICE・法人ソリューションに関心がある就活生はJTBに優位性を感じやすく、個人旅行の最前線で幅広い顧客と接したい就活生はH.I.S.を志望するケースが多くなっています。

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JTBと日本旅行の違い

日本旅行はJTB・H.I.S.に次ぐ旅行業界の上位企業で、JR西日本グループ(西日本旅客鉄道)の傘下として、鉄道を活かした旅行や法人向け出張・研修旅行に強みを持っています。JTBと比較すると規模や知名度では差があるものの、JRグループとしての安定性や、法人ソリューションの深みを重視する就活生にとっては魅力的な選択肢になります。

旅行業界で複数社を比較検討している就活生は、両社の差別化ポイントを自分の言葉で語れるように整理しておくと、面接での説得力が増します。複数社を同時に対策する場合、「各社に共通する業界志望理由」と「各社固有の志望理由」を分けて言語化しておくと効率的です。

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テストセンターやWebテストで足切りにならないよう、事前に頻出問題を解いておくことをおすすめします。

SPI対策集

JTBグループ入社後のキャリアパス

JTBグループへの就職を検討する際、入社後のキャリアパスを具体的にイメージしておくことは、志望動機の説得力を高める上でも、実際の働き方を考える上でも大切です。

JTBグループは多様な事業領域と111社のグループ会社を持つため、入社後のキャリアは画一的ではありません。個人旅行の店頭営業から始まり、法人MICEの企画立案、海外駐在、グループ会社への出向まで、幅広い展開の可能性があります。「JTBに入って何をしたいのか」を面接で問われたとき、複数の選択肢を踏まえた上で、自分の志向を語れることが求められます。

総合職・基幹職の仕事内容の違い

JTBグループの新卒採用では、主に「総合職」と「基幹職(エリア基幹職)」の2種類の職種区分があります。

総合職は全国・海外への転勤を前提に、より広い業務領域を担う職種で、管理職への昇進ルートが開かれています。一方、基幹職はエリアを限定した勤務地で、地域密着の営業・店頭カウンター・法人担当などの業務を担います。どちらを選ぶかによって、転勤の有無・異動範囲・昇進のステップが大きく変わります。

入社後のライフプランや「どんな働き方を実現したいか」という観点から、職種選択を事前に検討しておくことが大切です。就職活動の段階から職種の違いを把握し、志望動機や自己PRにその方向性を反映させておくと、面接での一貫性が増します。

JTBグループ会社へのキャリア展開

JTBグループには、J&Jヒューマンソリューションズ(HR・人材派遣)、JTBビジネストラベルソリューションズ(法人出張管理)、JTBグローバルマーケティング&トラベル(インバウンド専業)、JTBメディアリテーリング(EC・デジタル)など、専門性の異なるグループ会社が多数あります。

これらのグループ会社への出向や転籍を通じて、特定の領域のスペシャリストとして成長するキャリアパスも存在します。入社時点では自分の専門領域が未確定であっても、業務経験を重ねながら方向性を定めていける環境が、JTBグループの特徴のひとつです。(参考:JTB新卒採用「応募・選考フロー」

JTBの選考を受けた学生の声をさらに読む

選考プロセスを“構造”から理解する

合否を分けるのは、各選考段階で何が評価されるのかを正しく理解しているかどうかです。

この資料では、

  • ES提出から最終面接までの全ステップを時系列で整理
  • 面接官の構成と各段階の評価ポイント
  • 志望動機/自己PRの組み立て方
  • 大手20社の横断比較情報

を、すべて内定者1万人以上の実体験から導き出しています。

「どの段階で何を準備すべきか」が明確になり、対策の優先順位を正しく立てられます。

まとめ

JTBグループは「交流創造」を掲げる日本最大の総合旅行会社として、観光・MICE・地域創生・インバウンドと多岐にわたる事業フィールドを持っています。就職難易度は中程度〜やや高い水準にありますが、学歴フィルターの影響は実質的に低くなっています。

選考の各ステップでは、「なぜJTBなのか」「どのように貢献できるのか」をストーリーとして一貫して語れるかどうかが評価の核となります。一次面接から最終面接まで、過去の行動への深掘りとJTBのドメイン(事業領域)との接続が繰り返し問われる傾向があり、ガクチカ(学生時代に力を入れたこと)と志望動機を企業のビジョンに紐づけた形で言語化しておくことが合否を分けます。

また、適性検査やAI面接など、独自の選考プロセスにも事前の対策が必要です。旅行・観光業界に関心がある就活生は、まず業界全体の理解と競合他社との比較を深め、JTBならではの志望理由を自分の言葉で語れる状態を目指してほしいと思います。

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