【25卒版】玉手箱の練習ができる企業を90選
2023年7月26日更新
はじめに
就活においてテストが難関だと感じている方もいらっしゃるのではないでしょうか。実際に、テストは1つの種類でなく複数のものがあるため、選考に進む企業が用意しているテストの対策をしなければなりません。そして、テストで高得点を取るためには本番を何度か受け、そのテストの特徴や流れを把握しておくことが重要です。
そこで、ここでは玉手箱の練習ができる企業を90選ご紹介します。第一志望群の企業の選考に進む前にテストに慣れておきたい方はぜひご確認ください。
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玉手箱の概要
そもそも玉手箱とはどのようなテストなのでしょうか。ここでは概要にくわえてSPIとの違いやボーダーラインをご紹介していますので、ぜひご確認ください。
玉手箱とは
玉手箱は日本エス・エイチ・エル(SHL社)が提供している試験です。玉手箱はWebテストのなかでトップシェアを誇っているほど多くの企業が導入しています。
出題内容は能力テストと性格テストの2種類と一般的なテストと変わりません。しかし、玉手箱は他のテストと比べても制限時間がシビアであり、スピード感が求められます。そのため、玉手箱は素早い判断と正確性が測られるテストです。
玉手箱は業種や業界に関係なく採用されています。とくに、金融業界、コンサル業界で多く導入されています。
玉手箱の出題分野
出題分野は以下のとおりです。
計数理解テスト
計数理解テストでは以下の3つが形式としてあり、企業はこのなかから1つを選択して出題します。
四則演算(50問/9分)
図表の読み取り(29問/15分または40問/35分)
空欄の推測(20問/20分または35問/35分)
とくに、空欄の推測は独特な問題であり慣れが必要なため、就活性が苦手だと感じることの多い形式です。計数理解テストについてより詳しく知りたい方は、下記の記事をぜひご確認ください。
【対策すれば簡単!!】玉手箱・計数問題の解法テクニックを一挙公開
言語理解テスト
言語理解テストの形式は以下の2とおりです。
論理的読解/GAB形式(24問/10分)
長文読解(24問/10分)
こちらも1つの形式からの出題となります。言語理解テストについてより詳しく調べたい方は、ぜひかきの記事をご覧ください。
【就活生必見】玉手箱の言語問題の特徴やコツを紹介!
英語理解テスト
英語理解テストの出題形式は以下のとおりです。
論理的読解/GAB形式(24問/10分)
長文読解/IMAGES形式(24問/10分)
英語理解テストはオプションであり、すべての企業で出題されるわけではありません。選考に進む企業において英語が出題されるかどうかは口コミサイトなどから確認しておきましょう。また、具体的な問題例や攻略ポイントについては下記の記事をご確認ください。
【玉手箱の英語特化】苦手な英語を攻略する5つの「コツと対策法」を伝授
性格適性検査(68問/20分)
自分の性格や志向性を診断するテストです。性格検査はSPIは特段変わりはなく、正直に答えることで会社にマッチしているのかを確認することができます。
玉手箱とSPIの違い
よく聞くテストとしてSPIがありますが、玉手箱はSPIとどのような点が異なるのでしょうか。ここで違いについて確認しておき、玉手箱に対する対策法を考えていきましょう。
違い①測定される能力
SPIは基礎学力を図るためのテストですが、玉手箱は論理的思考力を図るためのテストだと言われることが多いです。実際に出題分野の1つである空欄の推測は公式などを覚えても解くことはできず、その場その場で考えていかなければなりません。
SPIと玉手箱は測定される能力が異なるため、玉手箱はSPIとは別途対策が必要です。SPIを勉強しているから玉手箱も解けるわけではありませんのでご注意ください。
違い②1問あたりの解答時間
SPIは1問50秒程度の解答時間であるのに対し、玉手箱は1問30秒程度と解答時間が短いです。そのため、じっくりと考えて答えを出すことに慣れている方は、素早く答えを出す練習をしていかなければなりません。
玉手箱は解答時間の速さが難しいと感じる就活生はかなり多いため、練習の段階から時間を測定して問題を解いていきましょう。
1問当たりにかける回答時間が長いと、後半が総崩れするなど一気に苦手意識がつきますよね。そんなWebテストの苦手を総合的に対策する記事が以下になります。
違い③出題ジャンル
SPIのWeb試験は正答率によって出題される問題に変化が生じるため、比較的多くのジャンルを解く可能性が高いです。それに対し、玉手箱は企業が定めた分野が出題されるため、正答率によって問題が変化することがありません。その結果、SPIは多ジャンル、玉手箱は特定のジャンルを解いていくといった違いが出てくるのです。
違い④対策のしやすさ
前述のとおり、玉手箱は問題構成パターンが複数あります。具体的には言語・計数・英語問題にはそれぞれ8パターンあり、組み合わせが企業によって異なっています。
そして、どの問題構成パターンが出るかは企業のみが知っている情報です。このように各分野において1つの形式しか出ないことから苦手分野に当たると一気に点数が下がってしまう可能性があります。そのため、玉手箱は苦手分野をなくすために全域的な学習が必要です。
勉強時間の目安
玉手箱の勉強時間の目安は以下のとおりです。
問題集を1周する
30時間
苦手分野を再度解く
7時間
苦手分野の反復練習
20時間
模擬試験を解く
3時間
合計
60時間
このように玉手箱を完璧にするためには60時間程度の勉強時間が必要です。確保できる勉強時間は人によって異なりますが、少なくとも試験の1か月前には始めておきましょう。
まずは下記のURLから例題を確認し、玉手箱の内容が苦手であるのか得意であるのかを確認することから始めることがおすすめです。
【玉手箱 完全攻略】例題から対策法までこれを読めば解決!!
玉手箱のボーダーライン
玉手箱において各企業のボーダーラインは明確化されていません。しかし、就活生の口コミなどから大まかなボーダーラインは図ることができます。代表的な企業のボーダーラインは以下のとおりです。
9割
PwCコンサルティング/アクセンチュア/ベインアンドカンパニー/JPモルガン/三菱地所/Amazon
8割
野村アセットマネジメント/モルガンスタンレー証券/任天堂
5割
大和証券/みずほ証券/野村証券/三井住友銀行/SMBC/KDDI
その他の会社についても口コミによって大まかなボーダーラインが見つかる可能性があるため、内定を獲得したい企業に関しては念入りなリサーチをおこないましょう。
玉手箱の攻略ポイント
玉手箱は時間が限られているため、電卓に慣れておくことが必須です。理解ができているのに計算が間に合わないと点数を取ることはできないため、普段から電卓を使って使用方法に慣れておきましょう。
また、玉手箱は論理性を見られるため、感性ではなく文章を論理的に理解する訓練をしておくことも必要です。さらに、英語は単語や文法の基礎を再度学び、英語の文章がスラスラと読めるようにしておきましょう。
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SPIなどの適性検査に自信がない学生は多いでしょう。
「何を勉強したらいいのか…」「どんな問題が出るか知りたい」そんな学生のためにまとめたものがSPI頻出問題集です。
SPIの出題範囲である言語/非言語/英語といった問題を完全網羅しています。
この問題集を解けば、一気に自信がつき内定へと近づくこと間違いなしです。
この機会にぜひ、問題集を解いて対策しておきましょう。
玉手箱を受けることができる企業90選
参考書などで練習をしていても、本番だと解けないことがよくあります。また、紙で出題されるのとパソコンの画面上で出題されるのは感覚的に異なります。そのため、内定を獲得したい企業の選考を受ける前に本番同様の環境で練習をしておくことは必須です。
ここでは適性検査として玉手箱を用いている企業を90社ご紹介していますので、ぜひご確認ください。また、業界によって出題傾向が似ていることも多いため、練習はできるだけ同じ企業でしておくことをおすすめいたします。
- あおぞら銀行(金融)
- アクセンチュア(コンサル)
- 旭化成(化学メーカー)
- アサヒビール(食品)
- 味の素(食品)
- ウエルシア薬局(ドラッグストア)
- SMBC日興証券(金融)
- エステー(トイレタリー)
- NEC(電気機器)
- NTTグループ
- ENEOS(石油)
- オイレス工業(機械)
- オムロン(電子部品)
- オリックス
- 関西エアポート(航空)
- 関西テレビ放送(メディア)
- 関西みらい銀行(金融)
- 杏林製薬(製薬)
- きらやか銀行(金融)
- 京王電鉄(インフラ)
- KDDI(通信)
- 五洋建設(建設)
- サントリーホールディングス(飲料)
- ジェイテクト(自動車部品)
- 滋賀銀行(金融)
- シティグループ証券(金融)
- 島津製作所(精密機器)
- シャープ(メーカー)
- JALUX(航空)
- 商船三井(海運)
- 昭和電工マテリアルズ(化学メーカー)
- スズキ(自動車)
- 住友不動産(不動産)
- 住友林業(不動産)
- スリーエムジャパン
- 西武鉄道(インフラ)
- 積水ハウス(不動産)
- 全国共済農業協同組合連合
- 中央労働金庫(金融)
- 中京テレビ放送(メディア)
- 千代田化工建設(不動産)
- TDK(電子部品)
- TBSテレビ(メディア)
- 東映(メディア)
- 東急(インフラ)
- 東京海上日動火災保険(金融)
- 東京ガス(インフラ)
- 東京建物(不動産)
- 東芝テック(電子部品)
- 東武鉄道(インフラ)
- 東邦ガス(インフラ)
- 栃木銀行(金融)
- 中日本高速道路(インフラ)
- ニコン(精密機器)
- 西日本旅客鉄道(インフラ)
- 日産自動車(自動車)
- ニップン(食品)
- 日本通運(運送)
- 任天堂(ゲーム)
- 野村証券(金融)
- 博報堂(広告)
- 阪和興業(商社)
- PwCコンサルティング(コンサル)
- 東日本電信電話(通信)
- 日立グローバルライフソリューションズ(販売メーカー)
- 日立製作所(電機メーカー)
- 百五銀行(金融)
- 富士通(電機メーカー)
- 富士通総研(コンサル)
- フューチャーアーキテクト(コンサル)
- 北陸銀行(金融)
- 北海道電力(インフラ)
- 丸紅(商社)
- みずほ銀行(金融)
- みずほ証券(金融)
- 三井住友銀行(金融)
- 三井不動産商業マネジメント(不動産)
- 三越伊勢丹グループ(不動産)
- 三菱ケミカル(化学メーカー)
- 三菱地所(不動産)
- 三菱UFJ信託銀行(金融)
- 三菱UFJモルガン・スタンレー証券(金融)
- ミリアルリゾートホテルズ(サービス)
- 持田製薬(製薬)
- 安川電機(産業用ロボットメーカー)
- ヤンマー(機器メーカー)
- ユニ・チャーム(トイレタリー)
- 横浜銀行(金融)
- りそな銀行(金融)
- ルミネ(サービス)
ESなしで玉手箱を受けることができる企業
玉手箱を受けるためにES作成をすることが手間に感じる方もいらっしゃるかと思います。しかし、いくつかの企業はES提出なしで玉手箱を受けることができるため、比較的容易に本番環境を体験することが可能です。具体的な企業は下記のとおりです。
- アサヒ飲料
- エム・シー・アイ
- コーセー
- 日立物流
- 伊藤忠ネクサス
- 三越伊勢丹
- NTT西日本
- KPMGコンサルティング
- ADL
- DeNA
- KDDI
- ニトリ
このようにESなしで玉手箱を受けることができる企業は多くはないため、テストを受験する際は1つ1つ目的意識を持って挑戦していきましょう。
玉手箱の勉強方法
そもそも、テスト前にはどのような勉強をすれば良いのでしょうか。ここでは4つの勉強法についてメリットとデメリットをご紹介していますので、自分にもっとも合っている方法はどれであるのか確認していきましょう。
勉強法①参考書
玉手箱は多くの参考書が発売されており、実際に問題を解きながら慣れていくことができます。たとえば、SPIノートの会が編著している「これが本当のWebテストだ!(1) 2024年度版 【玉手箱・C-GAB編】」は初心者用の参考書として人気が高いです。
参考書による勉強のメリットは書き込むことができる点です。一方でデメリットとしては購入費用がかかることや、気になった部分が出てきた際に質問ができないといったものがあります。
おすすめの対策本・問題集については下記の記事で紹介しているため、ぜひご確認ください。
勉強法②動画サイト
YouTubeなどの動画サイトには玉手箱について解説しているチャンネルがあります。YouTubeは自分のペースで進めることができること、動画サイトによっては無料で閲覧が可能な点がメリットです。一方でデメリットとして質問ができない点が挙げられます。
勉強法③アプリ
現在では多数のアプリがリリースされており、自分に合ったものがあれば利用することができます。メリットとしてはどこでも勉強することができる点です。デメリットとしては質問ができないことや、紙を併用しないと計算問題が解きにくいなどが挙げられます。
対策アプリについては下記の記事で紹介しているため、ぜひご確認ください。
勉強法④インターネット
インターネットには玉手箱の問題例を多数掲載・解説しているWebページがあるため、こちらを利用することもできます。例としてsweet pea 玉手箱が挙げられます。インターネットによる学習のメリットは無料でおこなうことができる点です。しかし、質問ができない、問題数が少ないことが多い点がデメリットとして出てしまいます。
玉手箱・SPI以外のテスト
ここでは玉手箱やSPIについて紹介しましたが、就活におけるテストはこれ以外にも多数のものがあります。そのため、他のテストについても概要を把握しておくことは重要です。ここで玉手箱とSPI以外のテストについても確認しておきましょう。ない、ここでは4つのテストについて紹介しますが、テストの数はこれ以上のものがあるためご注意ください。
TG-WEB
TG-WEBはヒューマネージ社が開発・提供しているテストです。人気企業や有名企業が採用しており、人気が高まってきています。難易度としては玉手箱やSPIより高く、内定獲得が困難な企業で用いられることが多いです。
TG-WEBは非常に高い思考力が試されるものであり、すべてを解くことは不可能と言われることも少なくありません。そのため、TG-WEBではどれだけ対策してきたのかを測定するためのテストと認識しておいたほうが良いと言われています。下記の記事でTG-WEBついてより詳しく知っていきましょう。
GAB
GABは日本SHL社が開発・提供しているテストです。GABは難易度が少し高く、玉手箱と同程度の対策を取らなければなりません。大手企業の総合職など総合的な能力を測る際に用いられることが多いテストです。
【24・25卒】就活に向けたGAB(ギャブ)テストの例題付き対策を紹介。「言語・計数」「パーソナリティ検査」を徹底解説
CAB
CABは日本SHL社が開発・提供しているテストです。IT業界やコンピューターを扱う企業に採用されることが多くなっています。内容としては論理的思考力を問われる問題が多いです。CABはIQテストのような側面もあるため、問題の傾向などは事前に確認しておきましょう。
eF-1G
eF-1Gはイー・ファルコン社が開発・提供をしています。導入企業はそれほど多いわけではありませんが、楽天などの大企業が採用するなど注目度が集まってきているテストです。出題問題が独特であり、対策が必須になっています。しかし、対策本などが少なく、対策のしにくさからも難易度が高いテストです。
【言語/非言語/英語完全網羅】
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SPIなどの適性検査に自信がない学生は多いでしょう。
「何を勉強したらいいのか…」「どんな問題が出るか知りたい」そんな学生のためにまとめたものがSPI頻出問題集です。
SPIの出題範囲である言語/非言語/英語といった問題を完全網羅しています。
この問題集を解けば、一気に自信がつき内定へと近づくこと間違いなしです。
この機会にぜひ、問題集を解いて対策しておきましょう。
テスト内容の見わけ方
選考に進む企業のテスト内容は口コミなどから確認する方法を用いることが多いですが、実は企業から送られてくるURLから判断することも可能です。代表的なテストと対応URLは以下のようになっています。
ただし、一般的にはURLが送られてから一週間程度の期限が設定されていることが多いです。そのため、URLが送られてきてから対策を始めると間に合わない可能性があります。URLによる確認は最終的な確認であり、それ以前の勉強は口コミサイトなどから判断していきましょう。
テスト名 | 対応URL |
SPI | http://arorua.net/ |
玉手箱 GAB CAB | https://web1.e-exams.jp/ https://web2.e-exams.jp/ https://web3.e-exams.jp/ https://tsvs1.e-exams2.jp/ https://tsvs2.e-exams2.jp/ https://tsvs3.e-exams2.jp/ https://nsvs1.e-exams4.jp/ https://nsvs2.e-exams4.jp |
TG-WEB | http://assessment.c-personal.com/ http://assessment.e-gitest.com/ https://www.c-personal.com/ |
eF-1G | https://ef-1g.com |
ミキワメ | https://survey.career-base.jp |
見分け方については、以下の記事でも深掘りしています。こちらもご参照ください。
まとめ
玉手箱は制限時間の観点から難易度が高く、しっかりとした対策が必要です。しかし、対策を入念におこなっていても本番では力が出せないこともあります。内定を獲得したい企業のテストを突破するため、複数の企業で玉手箱を受験し慣れておきましょう。
玉手箱の攻略には以下の記事もおすすめです。
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