【玉手箱 完全攻略】例題から対策法までこれを読めば解決!!

【玉手箱 完全攻略】例題から対策法までこれを読めば解決!!

2023年11月28日更新

はじめに

就活生の最初の関門となるのがWebテストです。SPIはなんとなく知っている人も多いですが、玉手箱は聞いたことない、初めて見たからどんな問題が出るのか心配、といった方に徹底解説します。

 

例題から対策法まで詳しく説明していくので、この記事の最初から最後まで読めば完全攻略可能です。注意すべき点や出題される問題の傾向を学んでおくことで、最初の関門がなんなく突破できるようにしっかりと見ていきましょう。

そもそも玉手箱ってどういうもの

Webテストと言えばSPIというイメージが強いと思いますが、SPI以外にも玉手箱やWeb-GABやTG-Webなど意外とたくさんあります。種類によって出題される問題形式が異なるため、自分が受ける企業がどのWebテストを採用しているか把握しておきましょう。

 

今回は玉手箱の特徴や問題形式、どんな会社が玉手箱を採用していることが多いかなど詳しく説明していくので見ていきましょう。

 

玉手箱とは

玉手箱は、日本エス・エイチ・エル株式会社が扱っている検査です。パソコンを使用して受検することができ、能力検査と性格検査の2種類があります。

 

企業側は、玉手箱を使用して就活生の基礎学力を測り、自社で必要とされる学力と見合っているか判断しています。企業によって合格点が決まっており、大手企業や有名メーカーになると合格点が高くなるので、選考を突破するには高得点が必要です。

 

玉手箱の特徴

・問題自体は難しくないが出題数が多い

問題数は225問あるのに対し、試験時間は101分と1つの問題に約30秒ほどしか時間をかけられません。そのため、早く問題を解く力が必要です。問題に慣れることで1つの問題にかける時間も短縮できるため必ず対策しておきましょう。

 

問題数試験時間解答時間
玉手箱225問101分約30秒
SPI97問70分約50秒

 

・対策がしやすい

SPIと違って玉手箱は、1つの問題形式に1種類の問題が出されます。例えば、最初の計数の問題が「四則逆算」であった場合、最初の1問から最後の50問まですべてが「四則逆算」ということになります。

 

玉手箱の出題形式は、8種類であるので8種類を対策しておけば玉手箱の完全対策が可能です。ちなみにSPIであれば、1つの問題形式で数種類、出題されるので玉手箱より対策しにくくなります。

 

上記でも説明しましたが、玉手箱では1つの問題形式に1種類の問題が出るため、苦手分野の問題が出たら、そのあとの問題もすべて苦手分野の問題になります。そのため、しっかりと対策しておかなければいけないのです。

 

玉手箱の問題形式

玉手箱の問題形式は以下の通りです。

 

【計数】

①四則逆算(50問で9分)

②図表の読み取り(29問で15分)※40問で35分の場合あり

③表の空欄推測(20問で20分)※35問で35分の場合あり

 

【言語】

①GAB形式・論理的読解(32問で15分)※52問で25分の場合あり

②IMAGES形式・趣旨判定(32問で10分)

③趣旨把握(10問で12分)

 

【英語】

①GAB形式・論理的読解(24問で10分)

②IMAGES形式・長文読解(24問で10分)

 

【性格検査】 (68問で20分~30分)

 

企業によって、英語の出題がなかったり、問題数が変わっていたりするため注意してください。計数と言語は比較的多くの企業が出題していますが、英語は出題されていない企業も多いです。

 

四則逆算では、1問あたり約11秒ほどで解かなければいけません。何も対策していなければ1問を11秒で解くことは難しいでしょう。他の問題でも1つの問題にかけられる時間は短いため、しっかりと問題に慣れておく必要があります。

 

玉手箱を採用している企業

玉手箱を使用している企業の一覧を紹介します。

・みずほFG ・三井住友銀行 ・大和証券 ・みずほ証券 ・野村証券

・TBS ・読売広告社 ・Amazon ・KDDI ・東京電力 ・日産自動車

・スズキ ・シャープ ・富士通 ・キリンビール ・JR西日本 ・住友生命保険

 

大手企業や人気メーカーといったトップ企業は玉手箱を採用していることが多いです。もちろん上記以外の企業も使用しているところもあるため、自分が就職したい企業が何を使用しているのか把握した上で対策しましょう。

玉手箱対策としてやっておくべきこと

ここからは玉手箱対策としてやっておくべきことを紹介していきます。玉手箱の特徴である問題数の多さをカバーしていくためには必ず対策しておくことが必須です。

 

逆を言えば対策さえしておけば、高得点も十分狙いやすいテストであるので何に注意しておくべきか学んでおきましょう。

 

問題集を何度も繰り返し解く

学校のテストでも同じですが、何度も問題を解いて問題に慣れておくことが大切です。おすすめは問題集を繰り返し解くことです。まずは1周やります。自分が苦手と感じたところを重点的に2周目もします。これだけで問題の8割程度はすらすらと解くことが可能です。

 

大事なことは苦手な分野を作らないことです。決まった問題形式が続くため、苦手分野にあたってしまうと大きく点数を落としてしまうことになります。どの分野もまんべんなく解けるようにしておきましょう。

 

問題集だと通学中や移動しながら解きづらい、という方にはアプリでも対策可能です。玉手箱対策の問題が詰まったアプリがあるので活用してみましょう。

電卓に使い慣れておく

計数では、1問あたりにわずかな時間しか費やせません。そのため、電卓を使用してすぐ計算できるようにしておくことが重要です。もちろん暗算で計算できればさらにスピードもあがるため、暗算で解けるようになっておくといいでしょう。

 

電卓を使い慣れていないと、打ち込むスピードが遅くなり、タイムロスになります。また慣れていないことで打ち間違えも増え、時間がかかってしまうのであらかじめ電卓の使い方には慣れておきましょう。

 

時間配分に注意

一つの問題に執着しすぎて最後の問題までたどり着けない就活生も多くいます。分からない問題が出てきたら、あきらめてどんどん次に進まなければいけません。

 

またどれくらいのスピード感を持ってテストにあたればいいか分からないと思うので、一度時間を図りながら模擬テストを行うことが重要です。一発本番では、自分の中では早く解いていたつもりでも時間切れになってしまうこともあります。

 

まずは時間配分に慣れるために、練習で解いてみることをおすすめします。

問題形式に慣れておく

計数の問題などは、数値が違うだけであったり、文言が変わっているだけであったりと解き方さえ分かっていれば対策しやすい問題が多いです。

 

そのため、何度も同じ問題形式の問題を解くことで解くスピードをあげることができます。パターンさえわかれば解きやすいのが特徴なので、繰り返し問題を解くことが重要です。

玉手箱で出題される例題を見てみよう

ここからは実際に玉手箱で出題される問題を見て、雰囲気に慣れていきましょう。まだ何も対策をしていない人は、これから出される例題を1分~2分以内に解けるか挑戦してください。

 

もし思ったより時間がかかるな、どうやって解けばいいかわからないな、と感じたら必ず問題集を繰り返し解いて対策しておきましょう。

 

【計数の例題】

 

<四則逆算>

問題

 

第一問 〇×31=270+〇

第二問 〇÷2=51÷3

第三問 〇+80=219-149

 

解答

 

第一問 〇=9

第二問 〇=34

第三問 〇=-10

 

四則逆算の特徴は問題数が多いため1つの問題に10秒程度で答えることです。暗算で解ける問題も多いので計算に慣れておきましょう。

 

<図表の読み取り>

問題

引用元:(【例題あり】「玉手箱」の問題と対策 | 解答,練習サイト,出題企業も | 就活の教科書 | 新卒大学生向け就職活動サイト (reashu.com)

 

解答

プラスチック産業の事業所数は、化学産業の2倍、人数は7/12倍であるので、

7/12×1/2=7/24 7÷24=0.29となるので、答えはa.0.29倍です。

 

図から法則性を見つけ出し、計算していくのが特徴です。電卓を使用することで早く解くことができます。

 

<表の空欄推測>

問題

規則性を見つけ、〇に当てはまる値を出しましょう。

 

国語数学理科社会英語
Aくん3366758145
Bくん45912567
Cさん8854783248

 

解答

 

Aくんの国語、数学、理科、社会、英語の点数をすべて足すと「300」になります。Cさんも同様に計算すると「300」になるため、Bくんの点数をすべて足し300から引くと72になります。〇に当てはまる値は72です。

 

規則性を見つけ出し、計算することで値を出すことができます。いち早く規則性を見つけられればスピードよく解くことが可能です。

 

【言語の例題】

<論理的読解>

問題

世の中には、物事を後回しにするタイプとそうでないタイプに分かれる。私は前者の方だ。やろうと思ってもなかなか腰が上がらないことがある。しかし、明確な目標があればそれがたとえ困難な目標であったとしても達成できることもある。この違いはなんだろうかと最近よく考える。

私が困難な目標を達成できたのは、大学受験だ。半年間の間に偏差値が20も上がり、志望校に入学することができた。受験までのスケジュールを立て、自分なりに必要・不必要の選別をして効率的な勉強方法を確立した。そのおかげで順調に偏差値を上げ、無謀と思われた大学に入学ができたのだ。

大学受験ではそのようなことができたのだが、日々課題として与えられるレポートなどはギリギリになってやっと動き出す。この違いはなんだろうかと最近考えていて、ようやく気がついた。それは達成した際に何が得られるのかがわかるか、わからないかの違いによるものだと。

きっかけとなったのは、オリンピック選手の特集テレビを見たことだ。私がいう「違い」はアスリートがよくいうイメージトレーニングによるものが大きいのだろうと気づいたのだ。確かに大学受験のときには輝かしいキャンパスライフにあこがれて具体的なイメージを抱き、そこに向かっていくのだと決めて努力ができたのだが、ゼミの課題やレポートなどは達成した結果何が得られるのかがわからない。せいぜいABCなどの評価でそこまで価値があるとも思えないのだ。

しかし、この「違い」を転用すれば何にでもやる気を出して取り組むことができるのではないかと感じた私は、あらゆるものに対して目的をつけてみることにした。これが成功すれば、これまでの自分とは違った新しい自分に生まれ変われる気がする。

引用元:マイナビ(【言語分野】玉手箱の練習問題 | 面接対策 | Webテスト・筆記試験 | 就活スタイル マイナビ 学生の窓口 (mynavi.jp)

 

上記の文章を読んで以下の設問に正しいと思われる答えをA~Cの内から一つ選びなさい。

 

A この文章を読んで設問文は明らかに内容が正しい

B この文章を読んで設問文は明らかに内容が間違っている

C この文章を読んで設問文が正しいか間違っているか判断できない

 

第一問 私が大学受験で無事合格できたのは効率的な勉強法を確立できたからだ。

第二問 意志が弱い人は目的が達成できないものだ。

第三問 違いを転用し、成功できたとしても新しい自分にはなれる気がしない。

 

解答

 

第一問 A

第二問 C

第三問 B

 

文章を読んで正しい内容や間違っている内容を見つけ出すのが特徴です。先に設問から見ておく文章を流し読みしていくことで、効率よく問題を解くことができます。読解力が重要となるので、文章を読むコツを学んでおくといいでしょう。

 

<趣旨判定>・<趣旨把握>

問題

 

思い悩むこと

人には悩みの1つや2つはあるものだ。筆者の悩みは顔つきが地味であること。別にモデルのオーディションを受けるわけでも、俳優になりたいわけでもない。顔つきが地味であることが仕事にどう関係があるのか。

背が高すぎる、低すぎる、鼻が低いなどと、人それぞれの違いはあっても、自分について思い悩む人は多い。それが当たり前で、その人は「普通の人」と言える。逆に、今まで一度も自分について悩んだことがない人がいたら、そのほうが変わっている。それだけでなく、自分は完璧だ、容姿も能力も申し分ない、などと本気で思い込んでいるとしたら、「並のうぬぼれ屋ではないな」と失礼な考えまで浮かんでしまう。

人は誰でも小さいことで悩むものだし、それが天から与えられた人間の性質なのかもしれない。ならば、その悩みを大切にした方がいい。悩みは人を控えめで慎ましやかにする。それはおのずと言動に表れて、世の中を生きていく上で他人から思いやりを受けることにつながるのだ。

引用元:(【例題あり】「玉手箱」の問題と対策 | 解答,練習サイト,出題企業も | 就活の教科書 | 新卒大学生向け就職活動サイト (reashu.com)

 

上記の文章を読んで、以下の設問がA~Cのどれにあてはまるか一つ選びなさい。

 

A:筆者が一番訴えたいこと(趣旨)が述べられている。

B:本文に書かれているが、一番訴えたいことではない。

C:この本文とは関係ないことが書かれている。

 

第一問 悩みは深ければ深いほど、就職活動においてプラスになる。

第二問 悩みは人を謙虚にするので、悩むほうがよい。

第三問 自分は完璧で不足はないと思い込む人は、世の中から嫌われる。

 

解答

 

第一問 C

第二問 A

第三問 C

 

特徴としては、筆者が伝えたいことや考えていることが何なのか見つけるということです。言語問題では、設問から先に見ていくことをおすすめします。また問題形式を判断することで、次の問題も同じ手順で探していけばいいので、素早く解答できるようになります。

性格検査の対策方法

性格検査は68問を20分~30分で解かなければいけません。しかし、計数や言語と違って自分の性格や考えにあてはまるものから選ぶだけなので時間はかかりません。

 

時間配分だけ気を付けて最後まで解答できるようにしましょう。

 

性格審査では、「正直に解答する」ということを意識しましょう。自分を良く見せたいからといって、嘘の解答ばかりしていると矛盾が生じ、テストに受かりません。

 

可能性は低いですが、面接時に性格検査の内容を聞かれる場合もあるため、嘘で固めた解答であれば面接官にばれてしまう可能性があります。そのため、自分に素直に解答することを心がけましょう。

事前に対策すれば攻略できるのが「玉手箱」

例題を交えて、玉手箱の特徴を解説してきましたが、事前に対策さえしておけば高得点を狙えるのが玉手箱です。空いた隙間の30分に勉強することや問題集をやりこむなど、自分に合ったやり方で勉強しておくことが大切です。

 

問題数が多く、難しく感じる就活生も多いと思いますが、解き方さえ学んでおけば攻略することができるので何度も問題を解き、慣れておきましょう。

 

実戦形式で試験を受けたいときは、練習用の企業で玉手箱を受けてみるといいでしょう。いきなり本番に挑むには、緊張して本領発揮できない場合もあります。第一志望の企業を受ける前に、練習企業で慣れておけば段取りがわかるため、効果的です。

 

何事にも準備しておくことが大切なので、Webテストでも面接でも対策を練ってから挑みましょう。

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就活ハンドブック編集部

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