【企業分析】SGシステムの就職難易度・採用大学・選考対策を徹底解説

【企業分析】SGシステムの就職難易度・採用大学・選考対策を徹底解説

2024/7/30更新

はじめに

SGシステム株式会社(以下、SGシステム)は、ITの力で物流業界の課題解決をする企業です。

本記事では、SGシステムの会社概要や就職難易度、選考ステップと対策方法など、SGシステムの企業分析を進める上で欠かせない情報を徹底的に解説します。

本記事は以下のような就活生を対象に、選考対策をする際のアドバイスをしているので、1つでも当てはまる就活生は必見です。

対象
  • SGシステムの仕事内容が気になる
  • SGシステムの就職難易度を知りたい
  • SGシステムの選考対策として何をすれば良いかわからない

ぜひ本記事を参考にして、企業分析に取り組んでください。

また、IT・情報通信以外の業界については、以下の記事でまとめているので、ぜひご覧ください。

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この記事の結論

まず本記事の結論からお伝えすると、SGシステムの就職偏差値・難易度は平均的と考えられます。

理由としては、就活における基本的な対策をしっかりと行っておけば十分に内定獲得が狙えるからです。

学歴によって振り落とされることはありません。

選考時にITに関する知識がなくても、入社後に研修をとおして学ぶことができるので、文系の学生や情報系学部ではない理系の学生からも人気が集まることが予想されます。

しっかりと企業分析をしてから、選考対策に入るようにしましょう。

次の章からは具体的に企業分析の内容に入っていくので、ぜひ参考にしてください。

SGシステム株式会社について

SGシステム株式会社とは

出典元:SGシステム株式会社<SGホールディングスグループ> (sg-systems.co.jp)

会社概要

SGシステム株式会社は、1983年に設立したIT・通信業界に属する企業でSGホールディングスのIT中核企業としての地位を確立しています。

「物流×ITのリーディングカンパニー」を目指して、佐川急便の貨物処理システムや他のSGホールディングスのグループ会社のITに関するノウハウをもとに、顧客へのサービス提供を行っています。

SGシステムが設計開発から保守運用まで担うことによって、国内有数のインフラが支えられているといっても過言ではありません。

コロナ禍でネット通販、ECサイトが急速に広がったことで、ますますSGシステムの社会的意義が高まったといえるでしょう。

各事業セグメントの解説

SGシステムの主な事業セグメントは以下のとおりです。

企業研究をするにあたって、志望する部門だけでなく会社全体が何をしているのかを把握することは重要なので、確認しましょう。

事業部門活動内容
LOGI-IT出荷支援ソリューション、通販支援ソリューション、倉庫管理ソリューション、販促品管理ソリューション、テレマティクスソリューション、物流コンサルティングソリューション、物流自動化ソリューション
BPO-ITドキュメントソリューション、ビジネスプロセス・サポートソリューション、テクニカルサポートソリューション
システムインテグレーションシステム構築・保守ソリューション、クラウドホスティングソリューション
決済サービスショップ運営事業者向けサービス、BtoBビジネス向けサービス その他

 

佐川急便を含むSGホールディングスのITシステムを担っている企業であるため、滞りない物流を実現するためのノウハウを豊富に持っています。

その経験を活かして、顧客に提案から保守運用しているなど顧客のニーズや課題に合ったサービスを提供できる企業です。

活動内容の幅広さが顧客にとっての信頼につながるといっても過言ではありません。

 

SGシステムで働いている社員は?

平均勤続年数は?

SGシステムの平均勤続年数は11.2年です。

全国の平均勤続年数は12.7年なので、平均よりもやや短いスパンで次のキャリアを選択している従業員が一定数いることがうかがえます。

平均年収は?

SGシステムの平均年収は416万円です。

口コミサイトの回答者の平均年齢が30代前半と比較的若く、SGホールディングス全体の平均年収は738万円であることを踏まえると416万円よりも引きあがる可能性があると考えられます。

平均残業時間は?

2022年度のSGシステムの平均残業時間の実績は、1カ月あたり20.5時間でした。

月間稼働日数は約20日なので、1日1時間程度の残業をしている計算になります。

しかし、業務量や忙しさは人や部署によって大きく異なるので、気になる方はOB訪問などで確認してみてください。

また、エンジニアはシステムトラブル発生時に休日や深夜に出勤する企業も多いので、実態がどうなのかもあわせて確認しましょう。

平均ボーナス額は?

SGシステムのボーナス額は公表されていません。

しかし、国税庁がボーナス額は年間給与の約16%であることを公表しているので、416万円のうち66万円程度がボーナスであると推測できます。

ボーナスは企業の業績や個人の評価によって大きく変動するので、参考程度にしておいてください。

どんな文化なの?

SGシステムはコミュニケーションが活発な社風です。

上司との1on1などの制度があり、自身の意見を周囲の人に伝えたり提案しやすい雰囲気がつくられています。

新入社員にとって、上司や先輩に相談しやすい環境であるほど仕事をどんどん吸収できるため、若手にとっても働きやすい環境といえるでしょう。

 

就職偏差値・難易度および業界での立ち位置

SGシステムの業界での立ち位置

IT・通信業界の中でSIerやECを支える事業を行う企業は数多くあり、差別化を測るのは非常に難しいです。

しかし、各企業が何に特化しているのかや主要なサービスが何かを把握すると、競合に勝る各企業の強みが見えてくるでしょう。

SGシステムは物流のノウハウを蓄積しており、設計から保守・運用まで幅広く手がけられるのが強みといえます。

今後、ECなどさらなる拡大が見込まれる一方で2024年問題のドライバー不足など、課題は山積みの状態です。

そのような社会課題に対して、SGシステムは物流×ITで社会に変革をもたらす可能性を秘めています。

下記の表にSIerや物流に関するシステムを運用している企業を並べたので、競合比較の際に参考にしてください。

会社名売上高平均年収就職偏差値・難易度社風
SGシステム498億6,000万円416万円52コミュニケーションが活発な社風
富士通エフサス7,530億円620万円56風通しの良い社風
NECソリューションイノベータ2,832億円564万円54穏やかな社風
トランス・コスモス3,622億円428万円54風通しの良い社風

SGシステムの新卒募集要項について

SGシステムの新卒募集要項について表にまとめました。

初任給は配属地によって分かれており、京都と東京では1万円の差があります。

高専卒から大学院卒まで幅広く採用していますが、給与待遇の面での差は他の企業に比べると大きくありません。

選考を受ける際に必要なスキルや専門知識は問われておらず、入社後の研修や配属後のOJTを通してIT人材として業務に必要な知識を身につけていきます。

福利厚生が充実しており、介護や育児をしながらでも働ける環境が整っているのは高く評価できるポイントでしょう。

転勤を伴う異動の頻度など、気になることがある就活生は選考を受ける前に説明会やOB訪問などで確認しておくことをおすすめします。

各項目詳細
職種総合職(ITエンジニア分野・営業分野・事務分野)
給与大学院修了)東京:244,000円~、京都:234,000円~
学部卒)東京:240,000円~、京都:230,000円~
高専・専門学校・短大卒)東京:220,000円~、京都:210,000円~
備考:時間外勤務手当、通勤手当、赴任手当、単身赴任手当、休日勤務手当、深夜勤務手当、役職手当
賞与年2回(7月度・12月度)
研修制度新人研修(約4カ月)、フォローアップ研修(1年次、3年次、5年次)、管理職研修、海外研修(アジアを中心に派遣実績あり)、IT基礎知識研修
福利厚生各種保険完備(雇用・労災・健康・厚生年金)、年次有給休暇、特別休暇、産前産後休暇、育児休業、看護休暇、介護休暇、時短勤務、在宅勤務、保養施設、借上独身寮、社員食堂 ほか

求める人材

SG情報システムが求める人物像

SG情報システムが求める人物像としては、以下のような要素が考えられます。

人物像
  • 知識習得に対して意欲的な人物
  • コミュニケーション力のある人物
  • 主体的に考えて実行できる人物
  • ITを使った業務改善・効率かに興味がある人物
  • 傾聴力のある人物

SGシステムの企業理念である「信頼、創造、挑戦」を実現するためには、お客様に寄り添い、社会で必要とされることまでも見据えて提案を行う必要があります。

新入社員に関わらず全社員に求められる要素であると推測できます。

選考では、上記の要素をアピールできるようなエピソードを選びましょう。

そのためには、自分なりにSGシステムが求める人物の要素を把握し、自己分析をしながら自身の強みや価値観、経験を振り返ることが重要です。

また、説明会などで実際に新卒に求める要素が何かを聞いてみるのもいいでしょう。

新卒採用のフロー

SGシステムの新卒採用のフローと各ステップの対策方法を解説します。

選考対策を始める前にどのような選考ステップがあるのかや意識すべきポイントを押さえておくことで効率よく内定に近づくことができます。

それでは1つずつ見ていきましょう。

①新卒エントリー

SGシステムの本選考を受けるために、大手就活サイト「マイナビ」からエントリーする必要があります。

マイナビでエントリー後にSGシステムからマイページの案内が来ます。

マイページ上に最新情報がアップされていくので、いち早く情報をキャッチするためにも早めに登録しましょう。

②会社説明会

エントリーしたあとは会社説明会があるので、マイページから予約してください。

SGシステムの事業内容や制度、新卒採用選考についての説明があります。

企業分析の内容を整理しながら選考準備に入れるように、早い日程の説明会に参加することをおすすめします。

SGシステムの選考を受ける上で疑問や不安がある就活生は、説明会の質疑応答の時間を活用して解決しましょう。

③エントリーシート

会社説明会に参加後、選考がスタートします。

エントリーシートでは、就活における基本的な設問が中心なので自己分析と企業分析を早い段階から始めて、本選考解禁よりも先に仕上げておくことをおすすめします。

過去の選考で出題された設問を紹介します。

エントリーシートの設問
  • 学生時代に力を入れたこと(300字以内)
  • 研究課題または興味のある科目(200文字以内)
  • 自己PR(400字以内)
  • 入社後挑戦したいこと(200文字以内)

各設問200~400文字なので、決して指定文字数が多いわけではありません。

限られた文字数の中で最大限自身の想いを伝えられるように、簡潔に記載しましょう。

書き終えたら誤字脱字をチェックして、OBや大学のキャリアセンターでわかりやすい回答になっているかを確認してもらうといいでしょう。

エントリーシートの書き方は以下の記事も参考にしてください。

 

④グループ選考

グループ選考では、就活生4人程度でグループディスカッションを行います。

自己紹介をしたあとに、面接官から指示されたテーマに沿ってディスカッションと発表を行い、フィードバックを受けるという流れです。

過去には「コンビニで特売にする商品を何にするか、周囲の環境や客層などの資料から考える」のようなテーマが出題されました。

対策方法としては、ケース面接やフェルミ推定などのグループディスカッションに役立つ思考法に関する本でのインプットと、練習会や他社企業の選考でのアウトプットの2つがおすすめです。

SGシステムのグループ選考が初めてのグループディスカッションだと、慣れていないため力を発揮するのは難しいでしょう。

グループディスカッションが苦手な就活生は一定数いますが、実践あるのみなので、できる限りの対策をしてから選考に臨みましょう。

ファシリテーターなどのポジションにつかなくても、適切な発言や周囲との関わり方も評価要素になるので、自身の強みが発揮できそうな役回りをしてください。

⑤個人面接・Webテスト

グループ選考を通過すると個人面接とWebテストになります。

WebテストはSPI形式なので、市販の問題集を使ってスピーディーかつ正確に解けるようになるまでトレーニングをしましょう。

具体的な対策方法は参照ページの記事をご覧ください。

個人面接では、以下のような質問がされます。

面接での質問の一例
  • IT業界の志望理由
  • 数あるSIerのなかでなぜSGシステムなのか
  • 就活及び企業選びの軸
  • 学生時代に注力したこと
  • キャリアプラン
  • 逆質問

企業側は「どういう視点でSGシステムを捉え、なぜ入社したいのか、そして入社してから何を成し遂げたいのか」を深掘りしてきます。

単にSGシステムについて企業研究をするだけでなく、競合他社と比較した上でSGシステムならではの強みやサービスが何かを把握しましょう。

ガクチカはエントリーシートに記載した以外のエピソードもないか問われる場合もあるので、ほかの内容を聞かれても答えられるようにしてください。

面接は結論ファーストで面接官とコミュニケーションをとることが重要です。

また、内定を出したら承諾してくれるだろうと、面接官にとって安心して内定を出せる就活生であることも示せるように、SGシステムの志望度の高さを明示することを心がけてください。

面接に関する記事も参照ページにあげてますので、ぜひあわせてご覧ください。

 

⑥内定

ここまで紹介したすべての選考ステップを通過すると内定をもらえます。

採用大学

SGシステムの採用大学の実績を見ると、専門学校から大学院卒の全国各地の学生を採用しているため、SGシステムにいわゆる学歴フィルターはないと考えられます。

<大学院>

大阪電気通信大学大学院・大妻女子大学大学院・岡山理科大学・関西大学大学院・九州大学大学院


<大学>

青山学院大学・跡見学園女子大学・愛媛大学・桜美林大学・大阪経済大学・大阪工業大学・大阪大学・大谷大学・大妻女子大学・大阪電気通信大学・岡山理科大学・学習院大学・神奈川大学・上智大学・中央大学・東京工科大学・東京都市大学・東京海洋大学・東京女子体育大学・東京電機大学・東京農業大学・東京理科大学・同志社女子大学・同志社大学・東洋大学・東邦大学・鳥取大学・名古屋大学・奈良女子大学・日本大学 ほか

 

学歴によって振り落とされることはないので、誰にも平等に内定獲得の可能性があります。

学歴で差がつかないということは実質倍率が上がり、高学歴の学生にとって学歴が高いことがさほどアドバンテージにならないので、油断は禁物です。

しっかりと対策をして選考に臨みましょう。

学歴フィルターについて知りたい就活生は、以下の記事も参考にしてください。

就職偏差値・難易度

ここまでの内容を踏まえて、SGシステムの就職偏差値・難易度を考えてみましょう。

結論、SGシステムの就職偏差値・難易度は標準的と考えられます。

理由としては、以下の3点が挙げられます。

根拠
  • 学歴フィルターがない
  • 新卒採用のフローがシンプル
  • 給与が高いわけではない

上記の理由から、難易度は標準的でしっかりと対策をすれば内定を狙える企業であると言えます。

ぜひ、最後まで油断せずに対策に取り組んでください。

就職偏差値・難易度が気になる就活生は、以下の記事を参考にしてください。

まとめ

本記事では、SGシステムの会社概要や新卒採用フローなど、企業研究をする際に必要な情報を解説しました。

トラックドライバーが不足する中で、解決策となるような物流を効率化するシステムを扱うSGシステムはさらに成長が期待できる企業です。

ぜひ本記事を参考にして、内定獲得を目指してください。

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