【企業分析】メディアドゥの就職難易度・採用大学・選考対策を徹底解説
2024/6/21更新
はじめに
株式会社メディアドゥは東京都千代田区に本社を置くコンテンツ業界・電子書籍業界・出版業界に属する企業です。
メディアドゥは、2,000社以上の出版社と取引を行い、電子書籍が人々に届くまでのシステムやソリューションを提供しています。
今回はそんなメディアドゥの企業研究を行うための基礎知識や社風、選考対策などをご紹介していきます。
この記事では株式会社メディアドゥへの就職に興味がある以下のような就活生を対象に、企業分析を行っています。
ぜひ最後までご覧ください。
- メディアドゥの仕事内容が気になる
- メディアドゥの就職難易度を知りたい
- メディアドゥの選考対策として何をすれば良いかわからない
また、コンテンツ・電子書籍・出版以外の業界については、以下の記事で概観しているので、ぜひご覧ください。
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この記事の結論
先にこの記事の結論からお伝えすると、メディアドゥの就職難易度は、平均的な難易度と考えています。
以下の参照記事で詳しく解説している就職偏差値を参考にすると、標準難易度といえるでしょう。
また、採用大学もさまざまな偏差値帯や種類の学校の実績があるので、選考対策をしっかり行えば内定を獲得できる可能性は十分に有り得ます。
また職種としては企画営業職となっており、業務内容としては、出版社・電子書店の間に立って、新規契約の提案や交渉を始めとした営業活動や、取引先の抱える課題改善のためのサポートを行います。
次の章から各内容や、その他就活に役立つ情報を紹介しますので、ぜひ最後まで読んでください。
株式会社メディアドゥについて
出典元:メディアドゥがソフトバンクモバイルとの協業展開を開始|株式会社メディアドゥ
会社概要
メディアドゥは、電子書籍が人々に届くまでのシステムやソリューションを提供している電子書籍取次の国内最大手です。
2,000社以上の出版社から提供されたマンガ、書籍、雑誌といった著作物・作品のデジタル流通を担っています。
電子書籍を人々に届けるためには、「電子書籍コンテンツ」、「配信エンジン」、「ストアシステム」、「ビューア」の4つのソリューションが必要になり、メディアドゥではその4つのソリューション全てを一貫して提供しているのです。
電子書籍業界の中でも唯一無二の企業として確立しています。
戦略投資事業と電子書籍流通事業が一体となって、出版・コンテンツ市場の 拡大に貢献。
メディアドゥの持続的な成長と業界の課題解決の両立を目指しています。
各事業セグメントの解説
株式会社メディアドゥの主な事業セグメントは以下の通りです。
事業部門 | 活動内容 |
電子書籍流通事業 | 業界のインフラとして出版社、著作者、電子書店、読者など全てのステークホルダーを支援する。 流通を支えるためのさまざまなシステム開発、電子書店の運用業務受託、電子書店と出版社間の個別調整、電子書籍データ・書誌情報・売上・販売実績の管理、企画販促提案など。 |
FanTop事業 | NFTサービス「FanTop」の運営。 |
インプリント事業 | 出版社やグループ会社などと連携して、優れた原作の創出・発掘、コンテンツ制作マルチメディア化を行い、出版プラットフォーム機能を強化・拡大する。 |
IP・ソリューション事業 | 電子図書館サービス「OverDrive Japan」、視覚障害者専用電子図書館「アクセシブルライブラリー」の運営。 「縦スクロールコミック」の作品調達・オリジナル作品制作・流通。 |
国際事業 | 欧米の主要な出版向けサービスを手がけるグループ会社のサービス拡充と国内展開によるDXなどの推進。 新規サービスのグローバル展開。 |
メディアドゥのメイン事業である「電子書籍流通事業」に加え、幅広くコンテンツ市場の課題解決と持続的成長に貢献する「戦略投資事業」を展開しています。
電子書籍流通事業では、著作物の健全な流通基盤を整えることで、人々により多くのコンテンツを届けています。
戦略投資事業では、多様なコンテンツを国内外に一層広め、持続的な成長に貢献するためのさまざまな課題解決を図る4事業(FanTop事業、インプリント事業、IP・ソリューション事業、国際事業)を展開。
FanTop事業は、NFTサービス「FanTop」の運営により、読者にとって魅力的な新しい読書体験を生み出すことで、書店の活性化に加え、著者や出版社などの製作側にも一層の収益機会を生み出します。
IP・ソリューション事業では、出版業界を取り巻くさまざまな課題を解決するためのサービスを提供。
幅広く事業を展開しています。
以下参照ページを紹介するのでぜひ確認してみてください。
メディアドゥで働いている社員は?
平均勤続年数は?
メディアドゥの平均勤続年数は1.3年です。
出版業界の平均勤続年数は10年であることから、業界平均よりも社員の出入りが多い職場といえるでしょう。
また、メディアドゥは平均勤続年数が短い「ワースト300社(2021年)」のランキングで1位となっています。
平均年収は?
メディアドゥの平均年収は、613万円でした。
全国平均の年収が458万円であることを考えると、 全国平均よりも高い水準となっています。
また、同じ「出版業界」の上場企業平均年収は522万円でした。
平均残業時間は?
メディアドゥの従業員の平均残業時間は、1ヵ月あたり20.0時間でした。
出版業界で働く従業員の平均残業時間は22.2時間のため、業界内では平均よりも少ない残業時間といえます。
平均ボーナス額は?
メディアドゥでは、年俸制のため賞与はありません。
同じコンテンツ・出版・電子書籍業界の平均ボーナスの情報は、残念ながらありませんでした。
厚生労働省の「毎月勤労統計調査」のデータによると、1人当たりの平均ボーナス額は、2023年夏が397,129円、2023年冬が395,647円で、年間約79万円でした。
どんな文化なの?
メディアドゥは、その独自の社風「ひとつでも多くのコンテンツをひとりでも多くの人に届ける」を掲げています。
アニメや漫画、コンテンツなどエンタメ好きな社員さんが多く、落ち着き感がありながらも、活発なコミュニケーションを取りながら助け合うアットホームな職場環境です。
社内業務では「Slack」をメインにコミュニケーションを取っており、部活動や資格支援、趣味の話などカジュアルなチャンネルもあります。
フレックスタイム制を導入しており、ライフワークバランスが取りやすく、プライベートも充実させやすい配慮がされています。
就職偏差値・難易度および業界での立ち位置
競争が激しい電子書籍業界の中でのメディアドゥの立ち位置をご紹介します。
売上高を参照し他社と比較してみても、メディアドゥはトップクラスの企業だということがわかります。
理由として以下の要因があると考えています。
- 電子書籍を取り扱う出版社の99%以上と取引がある:出版社2,200社以上、電子書店150店以上を繋ぐ、電子書籍流通の中核を担っている。
電子書籍流通シェアにおいて国内No.1を誇る。 - 出版業界で唯一無二のポジションを確立している:国内最大手の電子書籍取次として戦略投資事業に取り組むことで、出版・コンテンツ業界の活性化に貢献している。
- 最適なシステムを自社開発できる内製化された技術力:出版・コンテンツ業界に向き合い、システム開発からデータ分析までのスピーディーなワンストップ対応で行っている。
以上の要素によりメディアドゥは電子書籍業界の中でもトップクラスの売上高を生み出していると考えられます。
参考までに競合4社の情報もまとめてみたので、ご紹介します。
会社名 | 売上高 | 平均年収 | 就職偏差値・難易度 | 社風 |
メディアドゥ | 940億円 | 613万円 | 55 | 主体性を大切にする社風 |
インフォコム | 584億円 | 787万円 | 58 | ICTによる貢献を大切にする社風 |
エムティーアイ | 261億円 | 642万円 | 55 | 顧客ファーストな社風 |
パピレス | 233億円 | 522万円 | 52 | 顧客第一主義の社風 |
メディアドゥの新卒募集要項について
以下にメディアドゥの新卒募集要項についてまとめました。
ライフワークバランスに配慮されており、フレックスタイム制を導入している点や、育児・介護短時間勤務制度、企業年金、社員持株会などの福利厚生がかなり整っている点は非常に嬉しい点です。
年俸制のため賞与がなく、他社と比較すると珍しいです。
研修制度も新人に対するオンボーディングは勿論のこと、年次毎や役職毎に設けられたカリキュラムがあり、かなり充実していると言えます。
転勤については基本的にはなく、特別な出向等がない限り、東京本社での勤務となります。
各項目 | 詳細 |
---|---|
職種 | 企画営業職 業務内容:出版社・電子書店の間に立って、新規契約の提案や交渉を始めとした営業活動や、取引先の抱える課題改善のためのサポート |
給与(2023年4月入社 初任給実績) | 大学院了:3,540,000円 大学卒:3,408,000円 専門・短大・高専卒:3,276,000円 備考:残業手当、交通費等別途支給 |
賞与 | 年俸制のため、賞与の支給なし |
研修制度 | 内定者研修、新入社員研修、フォローアップ研修、新卒技術者研修、4~5年目研修、マネージャー研修、各種階層別研修、その他 |
福利厚生 | 各種保険完備(雇用・労災・健康・厚生年金)、育児・介護短時間勤務制度、企業年金(マッチング制度)、社員持株会、社内レクリエーション/各種クラブ活動、テレワーク勤務(週に数日)※新卒1年目は原則オフィスに出社して勤務 |
求める人材
株式会社メディアドゥでは求める人材について公表しており、新卒採用サイトでは、主体的に考え、行動できる人や、ITに抵抗がない人と記載されています。
また新卒採用サイトでは、会ってみたい学生として下記の項目を挙げています。
- 学内・学外の活動経験が豊富な人
- インターンシップなどの就業体験がある人
- 個性をアピールできる人
- チームワークを重視する人
- こだわりや探究心の強い人
- 冷静に物事を判断できる人
以上はメディアドゥの理念である「ひとつでも多くのコンテンツをひとりでも多くの人に届ける」につながっていきます。
エントリーシートや面接中にこれらの意識を持っている人材かどうかを見られるので、ぜひ意識して選考に臨むといいでしょう。
新卒採用のフロー
メディアドゥの選考は、下記の通りの選考フローとなっています。
面接では志望動機などのスタンダードな質問の他、人柄をチェックする質問も多いのが特徴です。
選考対策として、入社意欲や将来のプランが明確であるかどうかが重視されます。
今後のキャリアを形成していく上で必須事項なので、明確にしておきましょう。
①新卒エントリー
メディアドゥ公式サイトの新卒エントリーボタンより必要事項を入力し登録を行います。
エントリーシートでは志望動機や自己PR、長所と短所などの一般的な質問について回答し、Web上で入力し送信して終了です。
②エントリシート・適性検査・会社説明会
メディアドゥのイメージを具体的に理解するための会社説明会です。
対面またはWEB形式で行われます。
会社説明会・適性検査の情報は、残念ながらインターネット上にはありませんでした。
また、エントリシートを提出します。
- ガクチカ
- 志望動機
- 強みと入社後どのように活かしていきたいか
- 今までで最も打ち込んだこと
- IT技術に関して学生時代に頑張ったこと
- ユニークな経験、またはいい意味で変わることができ今の自分を作り出した経験
- メディアドゥに興味を持った理由
といったように、基本的なことから詳細な内容までを聞かれるようです。
以下に参考になる記事を紹介します。
自分史の書き方は下記に記載した関連ページを確認してください。
一般的な適性検査の対策として、以下のページもぜひ参考にしてください!
③面接(複数回)
面接では自己紹介や志望理由、電子書籍業界を選んだ理由などが聞かれますので自分の答えを見つけておきましょう。
基本的にはエントリーシートの内容から質問されるようです。
面接は対面またはオンライン形式で行われます。
以下に口コミで確認できた質問事項を紹介します。
- チームで動くとき、どのように関わるか
- インターンシップに応募した理由
- 自己紹介
- 志望動機
- ガクチカ
- 志望動機
- 強みと入社後どのように活かしていきたいか
- 今までで最も打ち込んだこと
- IT技術に関して学生時代に頑張ったこと
- ユニークな経験、またはいい意味で変わることができ今の自分を作り出した経験
- メディアドゥに興味を持った理由
最終になるにつれて質問が深堀されたり、実務に適性があるのかを確かめるような質問が多くなる傾向があります。
自分が実際に現場で働いている姿を想定したり、イメージトレーニングをしておきましょう。
以下のページも確認してぜひ内定を勝ち取ってください。
④内々定
複数回の面接を突破して内々定が決まります。
採用大学
メディアドゥの採用大学の実績は以下の通りですが、最難関大学から標準的なレベルの大学まで幅広く採用されており、いわゆる学歴フィルターはないと考えます。
<大学院> 東海大学、東京大学、奈良女子大学、日本大学、関西大学、静岡大学、東京都立大学、徳島大学、琉球大学 <大学> 愛知学院大学、愛知淑徳大学、大阪市立大学、岡山大学、関西外国語大学、京都女子大学、慶應義塾大学、高知工科大学、神戸大学、上智大学、専修大学、千葉工業大学、中央大学、中京大学、帝京大学、東海大学、東洋大学、同志社大学、名古屋大学、名古屋商科大学、南山大学、法政大学、明治大学、名城大学、立教大学、立正大学、立命館大学、早稲田大学、筑波大学、広島大学、九州大学、関西学院大学、龍谷大学 |
上記には偏差値が高い大学も採用大学にありますが、メディアドゥは多様な学生層からの応募者を積極的に採用しています。
また、短大・高専・専門学校の採用実績もあり、学歴が原因で不採用になることは考えにくいです。
しっかりとエントリーシートや面接対策をして、内定を獲得できるようにしましょう。
採用大学のランクに関しては以下の記事を参考にしてください。
就職偏差値・難易度
それでは、ここまでの内容を踏まえて、メディアドゥの就職偏差値・難易度を見てみましょう。
結論としては、偏差値・難易度は標準的といえるでしょう。
その理由として以下の4点が挙げられます。
- 採用フローとして特別なステップがない
- 採用大学を見る範囲では学歴フィルターがあまりない
- 就職人気ランキング圏外
- 採用人数は10名程度
よって、頻出質問である「ガクチカ」や「志望動機」など基本的な事項をしっかりと対策をしていれば、難しすぎることはないでしょう。
しっかりと対策を行い内定を獲得してください!
就職偏差値・難易度については、以下の記事も参考にしてみてください。
まとめ
株式会社メディアドゥは、コンテンツ業界・電子書籍業界・出版業界に属する企業で、2,000社以上の出版社と取引を行い、電子書籍が人々に届くまでのシステムやソリューションを提供しています。
メディアドゥの就職偏差値・難易度は標準的なので、頻出質問である「ガクチカ」や「志望動機」など基本的な事項をしっかりと対策をしていれば、難しすぎることはないでしょう。
対策をしっかり行って選考に望んでください。
ぜひこの記事を参考にして励んでくださいね。