【企業分析】オープンハウスの就職難易度・採用大学・選考対策を徹底解説
2024/6/21更新
はじめに
株式会社オープンハウスは、東京都渋谷区に本社を置く総合不動産業界に属する企業です。
オープンハウスは戸建分譲事業から海外投資事業まで、多岐にわたる事業を展開しています。
米国不動産事業にも進出し、不動産金融の分野でも新たな挑戦を続けています。
将来的には、日本一を目指し、成長を続ける企業です。
今回は、そんなオープンハウスの企業研究を行うための基礎知識や社風、選考対策などをご紹介していきます。
この記事では株式会社オープンハウスへの就職に興味がある以下のような就活生を対象に企業分析を行っていますので、ぜひ最後までご覧ください。
- オープンハウスの仕事内容が気になる
- オープンハウスの就職難易度を知りたい
- オープンハウスの選考対策として何をすれば良いかわからない
また、総合不動産以外の業界については、以下の記事で概観しているので、ぜひご覧ください。
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この記事の結論
先にこの記事の結論からお伝えすると、オープンハウスの就職難易度は高いです。
以下の参照記事で詳しく解説している就職偏差値を参考にすると、高い難易度といえるでしょう。
しかし、採用大学は様々な偏差値帯や種類の学校の実績があるので、選考対策をしっかり行えば内定を獲得できる可能性は十分にあるでしょう。
オープンハウスは成長率が28%と非常に高く、2023年には創業25年で売上高は1兆円を突破しました。
不動産業界4位になり、業界日本一を目指しています。
同社が総合不動産会社日本一を目指す中で、選考対策としては自ら考え行動できる自主性やチームワークを重視する姿勢をアピールすることが重要です。
具体的な経験や成果を交え、自己PRを工夫して挑みましょう。
次の章から各内容や、その他就活に役立つ情報を紹介しますので、ぜひ最後まで読んでください。
株式会社オープンハウスについて
出典元:オープンハウス
会社概要
オープンハウスは、「都心に戸建てを持ちたい」という夢を実現するために設立された総合不動産グループです。
創業から25年を迎え、東京23区を中心に横浜・川崎・埼玉・千葉・群馬・栃木・名古屋・関西・福岡で土地や戸建ての仲介を行っており、「地域ビルダーNo.1」の称号も獲得しました。
年間8,000件以上の住宅購入をサポートしており、東京都内木造3階建ての供給数でNo.1の実績を誇ります。
2023年の売上高は1兆1,484億円に達し、不動産業界4位の売上高を記録している会社です。
オープンハウスはこれからも不動産業界に新たな風を吹き込み、業界トップを目指して成長を続けるでしょう。
各事業別の売上規模
株式会社オープンハウスの2023年度の総売上高は1兆1,484億8400万円で、経常利益は1,369億2700万円でした。
この売上は、戸建関連事業・マンション事業・収益不動産事業・その他(アメリカ不動産等)・プレサンスコーポレーションからの収益によって構成されています。
それぞれの事業分野での売上高は以下の通りです。
- 戸建関連事業
売上高は5,903億9400万円で、前年同期比14%増となりました。
- マンション事業
売上高は1,249億8400万円で、前年同期比100%増となりました。 - 収益不動産事業
売上高は1,850億1800万円で、前年同期比19%増となりました。 - その他(アメリカ不動産等)
売上高は883億0100万円で、前年同期比19%増となりました。 - プレサンスコーポレーション
売上高は1,614億7600万円で、前年同期比11%増となりました。
各事業セグメントの解説
株式会社オープンハウスの主な事業セグメントは以下の通りです。
事業部門 | 活動内容 |
戸建関連事業 | 都市部における住宅ニーズを満たすためのコア事業。 駅近の立地に三階建て住宅を提供することで、都市部の限られたスペースを有効活用し、消費者の潜在的なニーズを掘り起す。 |
マンション事業 | 戸建事業で培った情報収集力と土地の仕入れ力を活かして事業を展開。 独自の『オープンレジデンス』ブランドで、コストを抑えつつ都心・駅近の魅力的な立地を提供。 連棟形式から一般的な形式へと進化 |
収益不動産事業 | マンション・オフィスビルなどを購入し、リノベーションや稼働率向上によって価値を高め、市場へ再流通。 開始から7年で売上が1000億円超え。 東京、名古屋、大阪、福岡の大都市圏で展開。 |
その他(アメリカ不動産等) | 2017年に開始し、国内富裕層の資産形成を支援。 透明で安全なワンストップサービスを提供することで、業界特有のリスクを克服し、短期間で多くの顧客に信頼を築く。 |
以下に参照ページを紹介するので、ぜひ確認してみてください。
オープンハウスで働いている社員は?
平均勤続年数は?
オープンハウスの平均勤続年数は3.2年です。
全国の勤続年数は12.7年であることから、業界平均よりも社員の出入りが多い職場といえるでしょう。
平均年収は?
オープンハウスの平均年収は、782万円でした。
全国平均の年収が458万円であることを考えると、 全国平均よりも高い水準です。
平均残業時間は?
オープンハウスの従業員の平均残業時間は、1ヵ月あたり55時間でした。
不動産業界の月間平均残業時間は29.7時間から32時間程度のため、業界内では平均よりも多い残業時間といえます。
平均ボーナス額は?
インターネット上の情報だけでは分かりませんでした。
オープンハウスでは、年に6月と12月の2回ボーナスが支給されます。
国税庁の民間給与実態統計調査によると、平均給与に占める賞与の割合は約16%です。
この数値を基にオープンハウスの平均年収から推測すると、同社の平均ボーナス額は約100万円程度と言えるでしょう。
どんな文化なの?
顧客第一主義
オープンハウスは、創業以来「お客様のニーズを最優先に考える」ことを理念として掲げています。
顧客の望む不動産を提供することを目指し、市場のニーズに応えるためのマーケットインの姿勢を徹底しています。
社会的信頼の重視
オープンハウスは正々堂々と市場に向き合い、社会からの信頼を得ることを重要視している会社です。
法令遵守と規範意識を高め、長期的に信頼される企業を目指し、地域社会との調和を図りながら事業を展開しています。
自由な発想と成長
同社は、慣習や常識にとらわれない発想で成長を目指しています。
都心の戸建を手の届く価格で提供するという新しいビジネスモデルを確立し、今後も業界をけん引するリーダーとして成長を続けることが目標です。
オープンハウスの文化は、顧客のニーズを追求し、社会的信頼を築き、革新的な発想で成長し、地域社会に貢献することを基盤としています。
就職偏差値・難易度および業界での立ち位置
競争が激しい総合不動産業界の中でのオープンハウスの立ち位置をご紹介します。
売上高を参照し他社と比較してみても、オープンハウスはトップクラスの企業だとわかるでしょう。
理由として以下の要因が考えられます。
- 土地利用の工夫
オープンハウスは、土地の面積を最適化して価格を抑えることで、都心でも手頃な価格の家を提供できるのです。
都心部での豊富な住宅建築の経験を活かし、他社では扱いにくい形状の土地においても、デザイン性と機能性を兼ね備えた住宅を建設しています。 - 優れた仕入れ力
オープンハウスは組織的な土地仕入れ体制を確立しており、他社が手を出さない土地も積極的に購入しています。
その結果、多様な物件を提供でき、お客様は豊富な選択肢の中から理想の物件を見つけることができるのです。 - 魅力的な物件の提供
オープンハウス・ディベロップメントは、最新の市場ニーズに応じた魅力的な新築一戸建て住宅を多数取り揃えています。
常に1万件以上の物件を扱い、今の時流に合った住まいを提供し、お客様の多様なニーズに応えています。
以上の要素によりオープンハウスは総合不動産業界の中でもトップクラスの売上高を生み出していると考えられるのです。
参考までに競合3社の情報もまとめてみたので、ご紹介します。
会社名 | 売上高(2023年) | 平均年収 | 就職偏差値・難易度 | 社風 |
オープンハウス | 1兆1,485億円 | 782万円 | 70 | 挑戦したい人には寛大な社風 |
三井不動産株式会社 | 2兆3,000億円円 | 1,269万円 | 70 | 進取の精神と自由闊達な社風 |
飯田グループホールディングス | 1兆4397億円 | 774万円 | 70 | 若手にどんどんチャンスを与えて若手を成長させようという社風 |
三菱地所株式会社 | 1兆3778億円 | 1,246万円 | 70 | 上下間ともに風通し良い社風 |
オープンハウスの新卒募集要項について
以下にオープンハウスの新卒募集要項についてまとめました。
各項目 | 詳細 |
---|---|
職種 | (1) 総合職Sales(営業職) (2) 総合職Corporate (企画・マーケティング・コーポレート職) (3) 総合職Architecture(建築技術職) (4) 総合職IT(社内SE職) (5) 総合職(事務サポート) |
給与(2023年4月入社 初任給実績) | (1) 初任給330,000円 (基本給219,800円、営業手当30,000円、固定残業手当80,200円) |
賞与 | 年2回(6月・12月) ※年4回行われる社員表彰式にて、インセンティブもあり |
研修制度 | 各種資格支援におけるスキルアップ支援 入社年次・等級ごとにそれぞれのステージに応じた研修を提供 |
福利厚生 | 通勤手当、従業員持株会、定期健康診断、生活習慣病健診、人間ドッグ、婦人科検診、インフルエンザ予防接種、総合福祉団体生命保険、慶弔見舞金制度、確定拠出年金制度、資格取得支援制度、四半期表彰制度、社員寮、マイホーム購入サポートなど |
求める人材
株式会社オープンハウスは、求める人材として下記のものを公表しています。
グループ会社の1つであるため、他のグループ会社でも共通になっている可能性が高いです。
挑戦する意欲
オープンハウスは挑戦心を持つ人を重視します。
新しい技術や課題に対して積極的に取り組み、明るく元気に熱意を持って挑戦し続けることが求められるでしょう。
また、自分だけでなく周囲を巻き込み、チームの士気を高めることができる人も歓迎されます。
素直さ
素直に先輩や上司の指導を受け入れる姿勢も重要です。
自分の方法に固執せず、まずは指示をそのまま実行することで成長スピードが速くなります。
やらない理由を探すのではなく、言われた通りに行動する素直さが成功の鍵です。
責任感
他人のせいにせず、常に自分ごととして物事に取り組む姿勢が求められるでしょう。
責任感を持つことで、成長速度が飛躍的に向上するからです。
真剣に取り組むことで、多くのことを学び取ることができます。
共感
チームの目標に共感し、最後まで諦めずに取り組む姿勢が重要です。
高い目標を持って組織全体で達成に向けて動くため、積極的に貢献できる人が求められるでしょう。
このような姿勢が大きな成果につながります。
オープンハウスは、このような特性を持つ人材を広く受け入れ、結果に報いる組織です。
エントリーシートや面接中にこれらの意識を持っている人材かどうかを見られるので、ぜひ意識して選考に臨むといいでしょう。
新卒採用のフロー
オープンハウスの選考は、下記の通りの選考フローです。
- マイページ登録
- 希望職種説明会参加
- 面接(複数回)
- 内々定
面接では志望動機などのスタンダードな質問の他、人柄をチェックする質問も多いです。
選考対策として、入社意欲や将来のプランが明確であるかどうかが重視されるでしょう。
今後のキャリアを形成していく上で必須事項なので、明確にしておくと良いです。
①新卒エントリー
オープンハウス公式サイトの新卒エントリーボタンより必要事項を入力し、登録を行ってください。
エントリーシートでは志望動機や自己PR、長所と短所などの一般的な質問について回答し、Web上で入力し送信して終了です。
②会社説明会、自分史ワークシート・エントリーシート
オープンハウスのイメージを具体的に理解するための会社説明会です。
選考参加を希望される方は自分史ワークシートに取り組み、オープンハウスとミスマッチがないのかを深堀りしましょう。
また、同じタイミングでエントリーシートを指定の用紙に手で記入します。
質問事項は下記の通りです。
- ガクチカ
- 志望動機
- 強み・弱み
- オープンハウスに興味を持ったところ
このような基本的なことを聞かれます。
会社説明会で書くことになりますので、参加する前に準備して臨んでください。
以下に参考になる記事を紹介します。
自分史の書き方は下記に記載した参照ページを確認してください。
③一次面接+性格診断(SPI)
オープンハウスでは、最初の面接は学生3:社員1で実施されます。
面接では自己紹介や志望理由、不動産業界を選んだ理由などが聞かれますので、自分の答えを見つけておきましょう。
一次面接は30分程度オンラインで行われます。
和やかな雰囲気の中、キャリアプランやエントリーシートに記載した事項と、その他についての回答が求められるでしょう。
以下に口コミで確認できた質問事項を紹介します。
- 会社説明会に参加してどう思ったか
- 何故その高校、大学に進学したのか
- 剣道部入った理由を教えてください
- 10年後何になりたいか
以下のページもぜひ参考にしてください!
④複数回面接
個々に合わせて選考を行うため、回数はその方によって異なります。
最終面接は学生1名に対し、勤続10年目の人事部長の面接官1名で、1時間程度東京本社で行われます。
自己PRなどの一般的な質問の他に、入社に対する理由や熱意について深く確認がされるでしょう。
以下に口コミのあった質問事項を紹介します。
- 志望動機
- 他社の選考状況
- 自己成長のためにどのような取り組みをしてきたか
- オープンハウスでどこを成長させたいか
- 高校から大学までの部活サークルで何を頑張ったか。
- ガクチカ
- なぜこの業界、この会社なのか
最終になるにつれて質問が深堀され、実務に適性があるのかを確かめるような質問が多くなされるでしょう。
実際に現場で働いている姿を想定したり、実際に店舗に行ったりしてイメージを付けられるようにしましょう。
以下のページも確認してぜひ内定を勝ち取ってください。
⑤内定
複数回の面接を突破して内定が決まります。
採用大学
オープンハウスの採用大学の実績を以下に掲載します。
最難関大学から標準的なレベルの大学まで幅広く採用されており、いわゆる学歴フィルターはないと考えられるでしょう。
<大学> 東京大学、一橋大学、京都大学、九州大学、東京工業大学、早稲田大学、慶應義塾大学、筑波大学、横浜国立大学、千葉大学、上智大学、国際基督教大学、東京理科大学、明治大学、青山学院大学 |
上記には偏差値が高い大学も採用大学にありますが、オープンハウスは多様な学生層からの応募者を積極的に採用しています。
よって学歴が原因で不採用になることは考えにくいです。
しっかりとエントリーシートや面接対策をして、内定を獲得できるようにしましょう。
採用大学のランクに関しては以下の記事を参考にしてください。
就職偏差値・難易度
それでは、ここまでの内容を踏まえて、オープンハウスの就職偏差値・難易度を見てみます。
結論としては、偏差値・難易度は高いです。
その理由として以下の3点が挙げられます。
- 不動産業界4位の売上高で、採用倍率は約38~56倍の人気だから
- 採用大学を見る範囲では学歴フィルターがあまりないから
- 東洋経済新報社調べによると、「社員の士気」が高い企業部門1位だから
よって、頻出質問である「ガクチカ」や「志望動機」など基本的な事項をしっかりと対策をしていれば、誰にでも可能性はあります。
しっかりと対策を行い内定を獲得してください!
就職偏差値・難易度については、以下の記事も参考にしてみてください。
まとめ
オープンハウスは、023年に売上高1兆1,484億円を達成し、不動産業界で第4位の位置を確保しています。
独自のビジネスモデルと戦略が高く評価され、2016年には「ポーター賞」を受賞しました。
これからも不動産業界に新たな価値を提供し、業界のトップを目指して成長し続けることが期待できるでしょう。
オープンハウスは総合不動産業界の中でもレベルが高い企業なので、企業研究を行っているか否かで、就活での結果は変わってきます。
学歴重視をする企業ではないので、全員に等しくチャンスがあるでしょう。
対策をしっかり行って選考に臨んでください。
ぜひこの記事を参考にして励んでくださいね。