【企業分析】ANA X株式会社の就職難易度・採用大学・選考対策を徹底解説
2024/6/25更新
はじめに
ANA X株式会社(以下ANA X)は、東京都中央区に本社を置くマーケティング業界に属する企業です。
今回は、そんなANA Xの企業研究するための基礎知識や社風、選考対策などをご紹介していきます。
ANA Xの就職に興味がある、以下の就活生を対象に、企業分析していますので、ぜひ最後までご覧ください。
- ANA Xの仕事内容が気になる
- ANA Xの就職難易度を知りたい
- ANA Xの選考対策として何をすれば良いかわからない
また、マーケティング業界以外については、以下の記事で概観しているので、ぜひご覧ください。
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この記事の結論
先にこの記事の結論からお伝えすると、ANA Xの就職難易度は標準的です。
以下の参照記事で詳しく解説している就職偏差値を参考にすると、高いといえるでしょう。
また、採用大学もさまざまな偏差値帯や種類の学校の実績があるので、選考対策をしっかり行えば内定を獲得できる可能性は十分にあるでしょう。
また、職種としては総合職での採用となり、ライフサポート事業、商品・企画開発、営業推進、ソリューション事業など多岐にわたります。
次の章から就活に役立つ情報を紹介しますので、ぜひ最後まで読んでください。
ANA X株式会社について
出典元:経営理念
会社概要
ANA Xは、国内・海外旅行の商品企画、オンラインでのANA航空券の販売促進、スタートアップと協業し、新しいサービスなどを企画する企業です。
ANAグループは日本を代表する航空会社として、「ワクワクで満たされる世界を」というグループ理念を採用しています。
世界中にモノ・ヒト・コトを運び、多様な出会いや新しい価値の想像に努めている会社です。
ANA Xのビジネスモデルは、ANAグループが提供しているサービスから得られるビックデータの分析です。
もちろん、旅行業界としてトラベルサポートもしています。
上記以外にも、新しくモバイルサービスアプリの開発、ANAでんき、ANAグルメ、ANAプリペイドカード、ANAオンラインストアと多角的に展開中です。
各事業セグメントの解説
ANA Xの主な事業セグメントは以下の通りです。
事業部門 | 活動内容 |
エアライン事業 | ANAウェブサイト、プレミアムメンバーサービス、エアラインマイレージ提携。 ANAを利用されるお客様向けにお得な情報や旬の旅行先を紹介。 |
トラベルサポート事業 | ANAトラベラーズ、ANAワールドホテル・レンタカー、ANAトラベラーズゴルフ。 旅行先で快適に過ごせるようにさまざまな施設を提案する。 |
コミュニケーション事業 | ANA SKYコイン、ANAマイレージクラブアプリ、ANA Pocket。 お客様が快適にマイルが利用できるようにアプリの開発やお客様が興味のある情報を動画で発信。 |
ライフスタイル事業 | ANAでんき、ANAグルメ、TOCHI-DOCHIなど旅行以外のサービスを展開。 上記のサービスを利用してもマイルが貯まる仕組みの開発。 |
フィナンシャル事業 | ANAカード、ANAペイ、ANAプリペイドカードなどカード類の開発。 日常の買い物やコンビニで使えるカードの提供。 |
オンライン事業 | ANA Mall、ANAショッピングなどオンラインショッピングを展開。 旅行に便利なグッズを始め、グルメや家電製品と幅広く購入可能。 |
普段イメージする旅行業としてのANA Xとは違い、ライフサポート、でんき、グルメ、カードなど幅広く事業を展開しているのです。
上記には、共通してマイルが貯まり、使用できる仕組みが整備されています。
その結果、さまざまな用途でマイルが使用でき、利便性が向上しました。
ANA Xで働いている社員は?
平均勤続年数は?
ANA Xの平均勤続年数は公開されていません。
そのため、ANAグループの勤続年数を紹介しますので参考にしてください。
ANAグループの平均勤続年数は、3.5年です。
競合他社である日本航空株式会社の平均勤続年数は15.9年であることから、社員の出入りが多い職場といえるでしょう。
平均年収は?
ANA Xの平均勤続年数は公開されていません。
そのため、ANAグループの平均年収を紹介しますので、参考にしてください。
ANAグループの平均年収は、691万円です。
全国平均の年収が458万円であることを考えると、全国平均よりも高い水準です。
平均残業時間は?
ANA Xの従業員の平均残業時間は、1ヵ月あたり10.0時間でした。
日本航空株式会社の従業員の平均残業時間は10.5時間のため、業界内では平均残業時間といえます。
平均ボーナス額は?
インターネット上の情報だけでは分かりませんでした。
しかしANAグループの平均年収から、平均ボーナス額は110万円程度と推測できます。
理由は、国税庁の民間給与実態統計調査によると、平均給与に占める賞与額の割合は約16%だからです。
あくまで参考程度にしておいてください。
また、ANA Xは年3回の夏季、冬季、期末にボーナスが支給されます。
どんな文化なの?
ANA Xには、さまざまなバックグラウンドを持つ社員が互いに知見を共有するという文化があります。
外国籍社員や出向社員などが多く在籍し、経歴、年齢、価値観、宗教はバラバラです。
そのため、お互いの意見を尊重しつつも自分の意見もしっかり伝える必要があるでしょう。
さらに、チャレンジを推奨する文化があります。
ワクワクで満たされる世界にするために、変化を恐れずに新しい価値創造に挑戦する風潮があるのです。
就職偏差値・難易度および業界での立ち位置
競争が激しい航空業界の中でのANAグループの立ち位置をご紹介します。
売上高を参照し他社と比較してみても、ANAトップクラスの企業だということがわかるでしょう。
理由として以下の要因があると考えています。
- 多角事業戦略:
ANAは、マイルで生活できる社会をコンセプトにしています。
そのため、これまで飛行機に乗ることでしか貯められなかったマイルが、オンラインショップやクレジットのカード利用でもマイルが貯まるようになりました。
さらに、旅行先でのホテル予約やレンタカー手配など、幅広い事業に携わっています。 - 世界からの高評価:
ANAは、イギリスにある航空会社を格付けする企業から11年連続5スターを獲得しました。
5スターは最高評価に位置しています。
海外からも、航空技術、サービスが優れていると評価されているのです。
以上の要素により、ANAは航空業界の中でもトップクラスの売上高を生み出していると考えられるでしょう。
参考までに競合3社の情報もまとめてみたので、ご紹介します。
会社名 | 売上高(2023年) | 平均年収 | 就職偏差値・難易度 | 社風 |
JAL | 1兆3755億円 | 847万円 | 63 | 公明正大 |
ANA | 1兆7074億円 | 692万円 | 65 | 挑戦を推奨 |
スカイマーク | 846億円 | 531万円 | 57 | お互いを尊重する |
ANA Xの新卒募集要項について
以下にANA Xの新卒募集要項についてまとめました。
2021年はコロナ禍で新卒採用が停止していました。
その後、2022年以降は新卒採用が再開され、人数は増加傾向です。
また、ANA Xは資格支援制度が充実しています。
勤務しながらも、ビジネスマナー、ITリテラシー、マネージャー検定などが受検可能です。
各項目 | 詳細 |
職種 | 総合職掌 ・ライフサービス ・商品企画 ・営業推進 ・航空販売促進 ・ソリューション事業 ・顧客コミュニケーション |
給与(2024年4月実績) | 大学院卒:235,000円 大学卒:220,000円 高専卒:205,000円 |
賞与 | 年3回(夏季、冬季、期末) |
研修制度 | 階層別研修:新入社員研修、ANAグループ合同研修 目的型研修:新任管理職向けマネジメント研修、ライフキャリア研修 |
福利厚生 | 健康保険、厚生年金、労災保険、雇用保険、退職金制度、ANA搭乗優待制度、自社旅行商品割引制度、社宅制度、慶弔見舞金、財形貯蓄、ANAグループ持株会制度、団体定期グループ保険、カフェテリアプラン制度 |
求める人材
ANAグループは、求める人材として下記のものを公表しています。
ANA XはANAグループ会社の1つであるため、共通になっている可能性が高いです。
- 常に改善!常に成長!:新たな価値を想像し、目線を上げて自ら学ぶ精神が必要です。
そのために、チャレンジ精神がある人が求められます。 - 飽くなきプロ意識:お客様に安心と安全を届けるために、プロ意識が常に求められます。
また、さまざまなことを主体的に捉え、主体性が必要です。 - 強固なリレーションシップ:多くの人が、協力して1つのサービスを作り上げています。
そのため、一丸となってやり抜く人材が必要です。
さらに、相手に対して興味を持ち、積極的にコミュニケーションを取れる人も重要視されるでしょう。 - 決め手は人間力:誠実、本気、思いやりがある人材を必要としています。
以上の4つはANAの採用メッセージの「空港で培ってきたノウハウ、仕事に対する誠実さ・愚直さ・堅実な姿勢・思いやり」につながっていきます。
エントリーシートや面接中に、これらの意識を持っている人材かどうかを見られるので、ぜひ意識して選考に臨みましょう。
新卒採用のフロー
ANA Xの選考は、下記の通りの選考フローです。
面接では志望動機などのスタンダードな質問のほか、人柄をチェックする質問も多いのが特徴です。
選考対策として、入社意欲や将来のプランが明確であるかどうかが重要視されます。
今後のキャリアを形成していく上で必須事項なので、明確にしておきましょう。
①マイナビよりエントリー
ANA X公式サイトの新卒採用ページからマイナビへ移動し、エントリーします。
マイナビから直接応募も可能です。
②エントリーシート&適性検査
エントリー後は、エントリーシートと適性検査です。
口コミを参考に、エントリーシートで質問された内容を一部紹介します。
- 志望動機
- 趣味、特技
- 興味のある業界
- あなたが思うANA Xの強みと弱み
- 会社を選択する上で大切にしていること
上記のように、基本的な内容が聞かれるでしょう。
自己分析に加え、自分がどういう軸で就活しているのか明確にしておくといいです。
以下にエントリーシートと適性検査の参考になる記事を紹介します。
③一次面接
一次面接はオンラインで行われ、学生が複数名に対して社員2名の集団面接です。
時間は40分程度となるでしょう。
質問では、自己紹介や志望理由、航空業界を選んだ理由などが聞かれるため、自分の答えを見つけておいてください。
面接は和やかな雰囲気の中、キャリアプランやエントリーシートに記載した事項と、そのほかについての回答が求められます。
以下に口コミで確認できた質問事項を紹介します。
- 志望動機
- 自己PR
- 学生時代に頑張ったこと
エントリーシートに記載した内容をもとに、面接が進行するでしょう。
そのため、自分がどういう内容で回答したのか、覚えておいてください。
もし回答時から考えが変わったのであれば、面接官にその旨を伝えてから話すのがおすすめです。
何も言わないままエントリーシートと違う内容を話すと、一貫性のない就活生だと判断されてしまいます。
④二次面接
二次面接も一次面接と同様にオンラインで行われ、学生が複数名に対して社員2名の集団面接です。
時間は40分程度となるでしょう。
自己PRなどの一般質問のほかに、グループ企業と比較した質問がされます。
以下に口コミのあった質問事項を紹介します。
- 自己紹介
- 自己PR
- 志望動機
- ANA Xのどのようなサービスに興味があるのか
- ANA Xのサービスで改善するのであればどのようなサービスを、どのようにアレンジするか
- 複数社あるANAグループでなぜANA Xを志望するのか
ANAグループとANA Xを比較し、なぜANA Xを志望するのか、ほかのグループ会社ではダメな理由を明確に伝えられるようにしましょう。
⑤最終面接
最終面接は、東京のオフィスで対面で実施されます。
マイページ上で予約し、基本的に集団面接になりますが、時間帯によっては個別になる可能性があります。
最終面接のため、企業と就活生の相性に問題ないかを確認する質問や、将来のキャリア像を想像できているかが問われるでしょう。
以下に口コミにあった質問事項を紹介します。
- 自己紹介・自己PR
- 志望動機
- 自身の強み
- 自身の強みをどのように仕事に活かしていきたいか
- どのような仕事内容をイメージしているか
- 5年後はどのような仕事に取り組んでいたいか
最終面接は緊張しますが、しっかり自分の考えを伝えましょう。
もし緊張して言葉が出てこない場合は、「少しお時間をください」とあらかじめ面接官に伝え、時間をもらうのも1つの手段です。
沈黙だけが続くと、面接官は就活生の気持ちが読み取りにくいため、こちらから申告しましょう。
⑥内定
複数回の面接を突破して内定が決まります。
採用大学
ANA Xの採用大学の実績を以下に掲載します。
最難関大学から標準レベルの大学まで幅広く採用されており、いわゆる学歴フィルターはないと考えられるでしょう。
<大学院> 岐阜大学、高知工科大学、東洋大学、広島大学、関西学院大学 <大学> 青山学院大学、神奈川大学、関西外国語大学、関西学院大学、学習院大学、京都産業大学、京都女子大学、近畿大学、岐阜大学、駒澤大学、昭和女子大学、フェリス女学院大学、成城大学、静岡県立大学、跡見学園女子大学、大東文化大学、筑波大学、東京学芸大学、東京工科大学、東京女子大学、東京電機大学、東京都立大学、同志社女子大学、同志社大学、武蔵野大学、福島大学、明治大学、龍谷大学、専修大学、千葉大学、千葉商科大学、東海大学、東京都市大学 |
上記には偏差値が高い大学も採用大学にありますが、ANA Xは多様な学生層からの就活生を積極的に採用しています。
よって、学歴が原因で不採用になることは考えにくいです。
しっかりとエントリーシートや面接対策をして、内定が獲得できるようにしましょう。
採用大学のランクに関しては以下の記事を参考にしてください。
就職偏差値・難易度
それでは、ここまでの内容を踏まえて、ANA Xの就職偏差値・難易度を見てみましょう。
結論としては、偏差値・難易度は標準的です。
その理由として以下の3点が挙げられます。
- 採用フローとして特別なステップがないから
- 採用大学を見る範囲では学歴フィルターがあまりないから
- 採用人数が回復しているから
よって、頻出質問である「学生時代に頑張ったこと」や「志望動機」など基本事項をしっかりと対策していれば、難しすぎることはないでしょう。
さらに、コロナ禍の影響で新卒採用人数を停止していましたが、2021年以降は回復傾向にあります。
数年前なら採用されなかった就活生でも、今なら採用数拡大によりチャンスは大いにあるのです。
しっかりと対策し内定を獲得しましょう!
就職偏差値・難易度については、以下の記事も参考にしてみてください。
まとめ
ANA Xは航空業界に属する企業で、航空以外にもさまざまな分野に進出し、お客様のサービス改善に努めている会社です。
特にオンラインショップやクレジットカードなど、航空に付随するサービスに注力しています。
学歴のみを重視する企業ではないので、全員に等しくチャンスがあるでしょう。
対策をしっかり行って選考に臨むといいです。
ぜひこの記事を参考にして励んでくださいね。