自分の性格はENTJ(指揮官型)だった!性格にあったおすすめの仕事6選【おすすめできない仕事も紹介】
2023年11月27日更新
はじめに
就活においては、まず自分の性格を把握し、それにどのようなタイプの企業や仕事が向いているかを把握することが重要になってきます。その性格診断として、よく活用されているのがMBTI診断という性格診断テストです。このテストの結果は「感覚型」「直感型」など16タイプのいずれかに分類されます。
今回はその中で「ENTJ(指揮官型)」という結果になった人向けのおすすめの仕事を6つ紹介していきます。
本記事を読めば
・ENTJ(指揮官型)とは何か?
・MBTI性格診断について
・ENTJ(指揮官型)の性格は?
・ENTJ(指揮官型)に合う仕事・合わない仕事
・ENTJ(指揮官型)の企業選びのポイント
が把握できます。
また、就活をしている学生の自己分析・企業選びの参考になる内容でもありますので、ぜひ最後まで読んでみてください!
ENTJ(指揮官)とは
ENTJ(指揮官型)とは、MBTI(Myers-Briggs Type Indicator)という性格診断テストの結果のうちの1つのタイプです。
MBTI性格診断とは、スイスの心理学者カール・グスタフ・ユングが分類した人間の性格類型に基づき、アメリカ人のキャサリン・クック・ブリッグスとその娘イザベル・ブリッグス・マイヤーズが開発した自己申告型アンケートで、16の性格類型に分けられます。
自己分析、そして他者理解のツールとして利用され、企業の社内研修で多く利用されています。
MBTI性格診断については、以下の記事を参考にしてください!
【自己分析】MBTIを就活に活用する方法とは?~就活に利用する3つのステップとともにご紹介~
そしてENTJとは、16の性格類型の1つで「指揮官型」というタイプになります。
・Extraverted(外向的)
→進んで人と関わる
・Intuitive(直感的)
→理想主義、大局的かつ抽象的
・Thinking(思考)
→論理的、意志が強い
・Judging(判断的態度)
→自己規律が優れている、判断が得意
という4単語から冒頭の1文字をとって並べた言葉です。
これは、大企業の社長や政府機関のトップなどリーダーシップを発揮する方に多い性格です。
全人口のうちの2~3%ほどがENTJであり、珍しい性格であると言えます。そんなENTJ(指揮官型)の特徴を次で解説します。
ENTJ(指揮官型)の良い特徴
・卓越したリーダーシップの持ち主
・チャレンジ精神にあふれ、目標を達成するための計画力や継続力が優れている
・自己研鑽に熱心に取り組む
・独自の世界観や信念を持ち、理想主義的な性格
・理論的に考えることが得意
・エネルギッシュで自信がある
・大胆で、かつ想像力が豊か
・意思決定が早い
・カリスマ性がある
ENTJ(指揮官型)の悪い特徴
・感情の理解とコントロールが苦手
・頑固で、時に意見を押し付けてしまうこともある
・他人の弱みや失敗を平然と指摘する
・威圧的な態度に見えることもある
・完璧主義的な思考のため、時に高すぎる目標設定をしてしまう
・ドライな性格という印象を持たれがち
ENTJ(指揮官型)におすすめの仕事の特徴
先ほどは卓越したリーダーシップで組織の統率を得意とするENTJ(指揮官型)の長所と短所を紹介しましたが、その内容を踏まえてENTJ(指揮官型)におすすめの以下の仕事の特徴を紹介します。
1.リーダーシップが求められる仕事
2.社会的影響力がある仕事
3.目標を達成するための推進力・計画力を要する仕事
1.リーダーシップが求められる仕事
ENTJ(指揮官型)におすすめの仕事の特徴の1つ目は、リーダーシップが求められる仕事です。
組織のトップである者は、統率力はもちろんのこと、他にも優れた判断能力や理論で考える力も必要です。
その点ENTJ(指揮官型)の場合は意思決定が早く、また感情より理論を優先して物事を考えていく傾向があるため、ENTJの持つ良い特徴を多く発揮することができる職業です。
リーダーシップを自己PRとしてアピールする方法はこちらも参考にしてください。
【決定版】自己PRで刺さるリーダーシップをアピールする5つのテクニック
2.社会的影響力がある仕事
ENTJ(指揮官型)におすすめの仕事の特徴の2つ目は、社会的影響力がある仕事です。
ENTJ(指揮官型)は自身の価値観を強く信じ、その独自的な信念を広め他者に良い影響をもたらしていくことにやりがいを感じる傾向があります。
自身の考えを広めていくためには、自分を信じ続けるマインドやバイタリティも必要になるため、社会的影響力のある仕事はENTJに適した仕事だと言えるでしょう。
3.目標を達成するための推進力・計画力を要する仕事
ENTJ(指揮官型)におすすめの仕事の特徴の3つ目は、目標を達成するための推進力・計画力を要する仕事です。
掲げたビジョンや夢が大きければ大きいほど、それを達成するためには長い時間を要します。
また、その中で細かい計画を練っていく必要もあり、目標を達成するには推進力や計画力が必要です。
ENTJ(指揮官型)の場合は、理論に基づいて長期的に計画を考えることが得意で、また目標を達成するために規律を重んじ、精力的に取り組んでいきます。
そのため、大きなビジョンや夢を達成するために、ENTJは大いに貢献できると考えられます。
ENTJ(指揮官型)におすすめの仕事6選
では、ここで先ほど紹介したENTJ(指揮官型)におすすめの仕事の特徴を踏まえ、具体的な職業を紹介していきます。
1.経営者・起業家
2.営業職
3.政治家
4.プロジェクトマネージャー
5.戦略コンサルタント
6.商社マン
1.経営者・起業家
ENTJ(指揮官型)におすすめの仕事の1つ目は、経営者・起業家です。
経営者や起業家に求められるスキルは、リーダーシップや的確な判断力です。ENTJ(指揮官型)の場合は優れたリーダーシップを持ち、また理論派で判断能力も持ち合わせています。
また規律を重んじ、高い目標を達成するために自己研鑽も欠かさないため、その努力する姿勢を見た従業員はきっと尊敬の念を抱くでしょう。
そのため、経営者・起業家はENTJ(指揮官型)の特徴を遺憾なく発揮できる職業といえます。
2.営業職
ENTJ(指揮官型)におすすめの仕事の2つ目は、営業職です。
営業職は顧客に商品を売るうえで高い数値的目標を立て、その目標を達成するために頭を使いながら行動していく必要があります。
例えば金融の営業職の中には飛び込み営業という難しい部分があり、また顧客に売った金融商品が損失を招き叱責を受けることもあるため、そんな中でも自身の信念を貫き目標を達成する推進力が必要です。
その点、ENTJ(指揮官型)は目標達成をするための計画を練ることが得意で、また目標を達成するという意識も人一倍強い傾向があります。
そして強い信念も持ち合わせているため、通常では挫けそうな状況に陥った時こそ力を発揮することができ、結果的に営業職で良い成果を残すことができるでしょう。
3.政治家
ENTJ(指揮官型)におすすめの仕事の3つ目は、政治家です。
政治家は、日本という国をより良くするための施策を考え、それを世に普及させていくという社会的影響力のある職業です。
ENTJ(指揮官型)が持つ価値観や思考は常に理論に基づいているため、一般的にその考えは他者にとってもメリットに働くケースが多いです。
また、独自的な施策や信念が世に広まり、より多くの人々にそれが受け入れられ結果的に良い影響をもたらしていくことは、ENTJ(指揮官型)の本望であるとも考えられます。
社会的意義があり、やりがいも感じられる仕事であるため、ENTJ(指揮官型)の人は政治家という職業を検討することもおすすめです。
4.プロジェクトマネージャー
ENTJ(指揮官型)におすすめの仕事の4つ目は、プロジェクトマネージャーです。
この職業はプロジェクトの上流工程から成功までの「責任者」であり、それ故役割も幅広いです。
具体的には契約の策定、プロジェクトチーム編成、プロジェクトの進捗管理を行います。
リーダーとしての資質が高ければ高いほど、プロジェクトの成果も良いものになるため、とても重要なポジションです。ENTJ(指揮官型)の場合は卓越したリーダーシップ、優れた判断能力や理論的思考など、チームを束ねるための資質を兼ね備えているため、適した職業であると言えます
5.戦略コンサルタント
ENTJ(指揮官型)におすすめの仕事の5つ目は、戦略コンサルタントです。
戦略コンサルタントとは、企業の社長などに対して事業戦略・事業拡大のアドバイスや新規事業立ち上げの提案を行う業務です。
成功させるためには徹底的な分析力、長期的な計画力、そして企業の社長など目上の方を相手にしても怖気づかないようなチャレンジ精神など、さまざまな要素が必要です。
ENTJ(指揮官型)の場合は戦略的で目標達成力が高く、そしてチャレンジ精神や行動力が優れ、カリスマ的要素も持ち合わせています。このため、経営者の心を動かすようなレベルの高い事業戦略を提案できると考えられます。
コンサルティング業界の業界研究については、以下の記事をご覧ください。
【2023年度版】人気コンサルランキング!年収や福利厚生などの情報もご紹介!
6.商社マン
ENTJ(指揮官型)におすすめの仕事の6つ目は、商社マンです。
商社マンの業務と言えば、かつては貿易での商品販売を仲介する「トレーディング」がメインでしたが、現在は「事業投資」や「事業経営」を積極的に行っています。
具体的には商社が期待値の高い国内外の企業に投資し、かつ企業としての価値をあげるために商社マンを実際にその企業に出向させ、事業の経営を任せるという業務内容です。
経営を行うため高いリーダーシップが必要ですが、そのリーダーシップが強みのENTJには打って付けでしょう。
また、海外勤務も多いため商社マンは心身ともに「タフさ」が求められますが、ENTJ(指揮官型)はエネルギッシュで行動力や目標達成力があります。
そのため、粘り強さや統率力が必要になる商社というフィールドで、強みを出せると考えられます。
ENTJ(指揮官型)におすすめしない仕事
次にENTJ(指揮官型)におすすめしない仕事をご紹介します。
1.マニュアル化された仕事
2.減点方式な仕事
1.マニュアル化された仕事
ENTJ(指揮官型)は高い主体性を持ちエネルギーに満ちている性格のため、毎日ルールに従って同じことを繰り返すような仕事は、ENTJ(指揮官型)の良さが発揮されず退屈に感じてしまうでしょう。
例)
・事務職
・工場勤務
・運送業者
・各種アルバイト
2.減点方式な仕事
ENTJ(指揮官型)の人は、1つの細かなミスの積み重ねが致命的となるような減点方式的な仕事には向いていません。
それは、ENTJ(指揮官型)はチャレンジングな性格で、失敗リスクの伴う事に対しても責任をもって最後までやり遂げるという点が良い特徴が、かえってマイナスになってしまう可能性があるからです。
言い換えると、「細かなミスをしてもあきらめない」「ミスをしても何度でもチャレンジする」という粘り強いところが、減点方式的な仕事には悪く作用してしまうことがあるのです。
例えば銀行などの一般の企業と比較して「古い体質」の残る会社では、1つのミスが人事評価により大きく影響する場合があるため、ENTJ(指揮官型)の人は注意が必要です。
ENTJ(指揮官型)の人が職場を探すときのポイント
ENTJ(指揮官型)の人が自身に遭った職場を探すときに気を付けるべきポイントは、「社風」や「企業文化」が自身に合っているかどうかをしっかり確認することです。
ENTJ(指揮官型)の性格に合っている業種・職種はある程度絞れますが、同じ業種でも働き方は全く異なる場合があるため、事前に確認するようにしましょう。
社風や企業文化を把握する方法は、
1.採用HP・転職口コミサイトの確認
2.OB・OG訪問の実施
が有効的です。
1.採用HP・転職口コミサイトの確認
採用HPには、実際に働く社員の声や社長インタビュー・求める人物像などが記載されており、少しでも企業の良い面が伝わるような内容になっている場合が多いです。
そのため採用HPで企業の良い点を認識しつつ、実際に働く中で感じる悪い面などは転職口コミサイトを確認し、把握しましょう。
「OpenWork」「ライトハウス」などの転職口コミサイトは、実際に働いている社員の企業に対する意見や感想が赤裸々に書かれているため、悪い面に言及している場合が多々あります。
このように企業の良い面と悪い面の両方を把握し、それでもその企業が魅力的に感じる場合は、自身に合った企業と考えていいでしょう。
2.OB・OG訪問の実施
実際に企業に属している方々からお話を聞くことができれば、「イメージ通り自分に合っている社風かもしれない」「あんまり良い印象なかったけど、イメージ変わって興味出てきた!」など、自身がネットで企業調べするなかで構築された社風や企業文化の「イメージ」が合っているかか確認することができます。
またそもそもOB・OG訪問は、実際に就活で内定した社員からお話を聞けるため、内定をもらうためのヒントやノウハウなどを得られる可能性もあります。
OB・OG訪問は一粒万倍の要素を持つため、ぜひ実施しましょう!
まとめ
本記事では、ENTJ(指揮官型)の特徴と性格に合う仕事は?【おすすめできない仕事も紹介】というテーマでENTJ(指揮官型)の人が就活を行う上で参考になる情報をまとめました。
世の中には多くの企業が存在するため、その中で「自身に合った企業をみつけること」はとても難しく感じるかもしれません。
そして見つけられたとしても、その企業から内定をもらえるかどうかは全く別の話。そのため、就活は難易度が高いと感じる学生は少なくありません。
しかし、だからこそ時間をかけて地道に頑張っていければ、面接の通過した成功体験により自分にもっと自信が持てるようになるでしょう。そして社会人になって目標としていた企業で働くことができれば、きっと人生の充実度も上がっていきます。
これからの長い人生を楽しく過ごすためにも、就活をどうにか乗り切っていきましょう!
この記事を参考にしてくれた学生の方々が、志望する企業から内定をもらえることを祈っています。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。