【就活に有効】ENTJ(指揮官型)とは?特徴・適職を解説
2024/9/30更新
はじめに
就活においては、まず自分の性格を把握し、それにどのようなタイプの企業や仕事が向いているかを把握することが重要になってきます。
その性格診断としてよく活用されているのが、性格診断テスト「MBTI診断」です。
このテストの結果は「感覚型」「直感型」など16タイプのいずれかに分類されます。
今回はその中で「ENTJ(指揮官型)」と診断された人向けのおすすめの仕事を6つ紹介していきます。
- ENTJ(指揮官型)とは何か?
- MBTI性格診断について
- ENTJ(指揮官型)の性格は?
- ENTJ(指揮官型)に合う仕事・合わない仕事
- ENTJ(指揮官型)の企業選びのポイント
就活をしている学生の自己分析・企業選びの参考になる内容でもありますので、ぜひ最後まで読んでみてください!
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ENTJ(指揮官型)とは
ENTJ(指揮官型)とは、MBTI(Myers-Briggs Type Indicator)で導きだされる1つの性格タイプです。
MBTI性格診断とは、スイスの心理学者カール・グスタフ・ユングが分類した人間の性格類型に基づき、アメリカ人のキャサリン・クック・ブリッグスとその娘イザベル・ブリッグス・マイヤーズが開発した自己申告型アンケートで、16の性格類型に分けられます。
自己分析、そして他者理解のツールとして利用され、企業の社内研修で多く利用されています。
そしてENTJとは、16の性格類型の1つで「指揮官型」とも呼ばれます。
- Extraverted(外向的)→進んで人と関わる
- Intuitive(直感的)→理想主義、大局的かつ抽象的
- Thinking(思考)→論理的、意志が強い
- Judging(判断的態度)→自己規律が優れている、判断が得意
これは、大企業の社長や政府機関のトップなどリーダーシップを発揮する方に多い性格です。
全人口のうちの2~3%ほどがENTJと判断され、かなり珍しい性格と言えます。
そんなENTJ(指揮官型)の特徴を次で解説します。
ENTJ(指揮官型)の良い特徴
- 卓越したリーダーシップの持ち主
- チャレンジ精神にあふれる
- 目標を達成するための計画力や継続力が優れている
- 自己研鑽に熱心に取り組む
- 独自の世界観や信念を持ち、理想主義的な性格
- 理論的に考えることが得意
- エネルギッシュで自信がある
- 大胆で、かつ想像力が豊か
- 意思決定が早い
- カリスマ性がある
ENTJ(指揮官型)の悪い特徴
- 感情の理解とコントロールが苦手
- 頑固で、時に意見を押し付けてしまうこともある
- 他人の弱みや失敗を平然と指摘する
- 威圧的な態度に見えることもある
- 完璧主義的な思考のため、時に高すぎる目標設定をしてしまう
- ドライな性格という印象を持たれがち
MBTI性格診断については、以下の記事を参考にしてください!
ENTJ(指揮官型)におすすめの仕事の特徴
先ほどは卓越したリーダーシップで組織の統率を得意とするENTJ(指揮官型)の長所と短所を紹介しましたが、その内容を踏まえてENTJ(指揮官型)におすすめの以下の仕事の特徴を紹介します。
- リーダーシップが求められる仕事
- 社会的影響力がある仕事
- 目標を達成するための推進力・計画力を要する仕事
①リーダーシップが求められる仕事
ENTJ(指揮官型)におすすめの仕事の特徴の1つ目は、リーダーシップが求められる仕事です。
組織のトップは、統率力はもちろんのこと、他にも優れた判断能力や理論で考える力も必要です。
その点ENTJ(指揮官型)の場合は意思決定が早く、また感情より理論を優先して物事を考えていく傾向があるため、ENTJの持つ良い特徴を多く発揮することができる職業といえるでしょう。
リーダーシップを自己PRとしてアピールする方法はこちらも参考にしてください。
②社会的影響力がある仕事
ENTJ(指揮官型)におすすめの仕事の特徴の2つ目は、社会的影響力がある仕事です。
ENTJ(指揮官型)は自身の価値観を強く信じ、その独自的な信念を広め他者に良い影響をもたらしていくことにやりがいを感じる傾向があります。
自身の考えを広めていくためには、自分を信じ続けるマインドやバイタリティも必要になるため、社会的影響力のある仕事はENTJに適した仕事だと言えますね。
③目標を達成するための推進力・計画力を要する仕事
ENTJ(指揮官型)におすすめの仕事の特徴の3つ目は、目標を達成するための推進力・計画力を要する仕事です。
掲げたビジョンや夢が大きければ大きいほど、それを達成するためには長い時間が必要に。
また、その中で細かい計画を練っていく必要もあり、目標を達成するには推進力や計画力も求められます。
ENTJ(指揮官型)の場合は、理論に基づいて長期的に計画を考えることが得意で、また目標を達成するために規律を重んじ、精力的に取り組んでいきます。
そのため大きなビジョンや夢を達成するうえで、ENTJの特徴を持つ人は大いに貢献できるでしょう。
ENTJ(指揮官型)におすすめの仕事6選
では、ここで先ほど紹介したENTJ(指揮官型)におすすめの仕事の特徴を踏まえ、具体的な職業を紹介していきます。
- 経営者・起業家
- 営業職
- 政治家
- プロジェクトマネージャー
- 戦略コンサルタント
- 商社マン
①経営者・起業家
ENTJ(指揮官型)におすすめの仕事の1つ目は、経営者・起業家です。
経営者や起業家に求められる代表的なスキルは、リーダーシップや的確な判断力です。
その点、ENTJ(指揮官型)の場合は優れたリーダーシップを持ち、また理論派で判断能力も持ち合わせる点が強みでしたね。
規律を重んじ、高い目標を達成するために自己研鑽も欠かさないため、その努力する姿勢を見た従業員はきっと尊敬の念を抱くでしょう。
②営業職
ENTJ(指揮官型)におすすめの仕事の2つ目は、営業職です。
営業職は顧客に商品を売るうえで高い数値的目標を立て、その目標を達成するために頭を使いながら行動していく必要があります。
例えば金融の営業職の中には飛び込み営業を強いられることがあり、また顧客に売った金融商品が損失を招き叱責を受けることもあるため、そんな中でも自身の信念を貫き目標を達成する推進力が欠かせません。
そんな中、ENTJ(指揮官型)は目標達成をするための計画を練ることが得意で、また目標を達成する意識も人一倍強い傾向があります。
そして強い信念も持ち合わせているため、通常では挫けそうな状況に陥った時こそ力を発揮することができ、結果的に営業職で良い成果を残すことができるでしょう。
営業職については下記でさらに詳しく紹介しているため、気になる方はぜひ確認してみてください!
③政治家
ENTJ(指揮官型)におすすめの仕事の3つ目は、政治家です。
政治家は、日本をより良くするための施策を考え、それを世に普及させていく「社会的影響力」のある職業です。
ENTJ(指揮官型)が持つ価値観や思考は常に理論に基づいているため、一般的にその考えは他者にとってもメリットに働くケースが多いでしょう。
また、独自的な施策や信念が世に広まり、より多くの人々にそれが受け入れられ結果的に良い影響をもたらしていくことは、ENTJ(指揮官型)の本望なケースも。
社会的意義があり、やりがいも感じられる仕事なため、ENTJ(指揮官型)の人は政治家を検討することもおすすめです。
④プロジェクトマネージャー
ENTJ(指揮官型)におすすめの仕事の4つ目は、プロジェクトマネージャーです。
この職業はプロジェクトの上流工程から成功までの「責任者」であり、それ故役割も幅広いです。(契約の策定、プロジェクトチーム編成、プロジェクトの進捗管理など)
リーダーとしての資質が高ければ高いほど、プロジェクトの成果も良いものになるため、より資質がある人が就くべきポジションです。
ENTJ(指揮官型)の場合は卓越したリーダーシップ、優れた判断能力や理論的思考など、チームを束ねるための能力を兼ね備えているため、適職といえるでしょう。
⑤戦略コンサルタント
ENTJ(指揮官型)におすすめの仕事の5つ目は、戦略コンサルタントです。
戦略コンサルタントとは、企業の社長などに対して事業戦略・事業拡大のアドバイスや新規事業立ち上げの提案を行う業務です。
そして成功させるためには徹底的な分析力、長期的な計画力、そして企業の社長など目上の方を相手にしても怖気づかないようなチャレンジ精神など、さまざまな要素が必要です。
ENTJ(指揮官型)の場合は戦略的で目標達成力が高く、そしてチャレンジ精神や行動力が優れ、カリスマ的要素も持ち合わせています。
そのためENTJこそ、経営者の心を動かすようなレベルの高い事業戦略を提案できると考えられますね。
コンサルティング業界の業界研究については、以下の記事をご覧ください。
⑥商社マン
ENTJ(指揮官型)におすすめの仕事の6つ目は、商社マンです。
商社マンの業務と言えば、かつては貿易での商品販売を仲介する「トレーディング」がメインでしたが、現在は「事業投資」や「事業経営」を積極的に実施。
商社が実施する事業投資・事業運営とは、期待値の高い国内外の企業に投資し、かつ企業としての価値をあげるために自社社員を実際にその企業に出向させ、事業の経営を任せる業務です。
経営を行うため高いリーダーシップが必要ですが、そのリーダーシップが強みのENTJには打って付けでしょう。
また、海外勤務も多いため商社マンは心身ともに「タフさ」が求められますが、ENTJ(指揮官型)はエネルギッシュで行動力や目標達成力があります。
そのため、粘り強さや統率力が必要になる商社というフィールドで、強みを出せると考えられます。
商社マンに興味がある学生は、下記記事もチェックしてみてください!
ENTJ(指揮官型)におすすめしない仕事
次にENTJ(指揮官型)におすすめしない仕事をご紹介します。
- マニュアル化された仕事
- 減点方式な仕事
①マニュアル化された仕事
ENTJ(指揮官型)は高い主体性を持ちエネルギーに満ちている性格のため、毎日ルールに従って同じことを繰り返すような仕事は、ENTJ(指揮官型)の良さが発揮されず退屈に感じてしまうでしょう。
- 事務職
- 工場勤務
- 運送業者
- 各種アルバイト
②減点方式な仕事
ENTJ(指揮官型)の人は、1つの細かなミスの積み重ねが致命的となるような減点方式的な仕事には向いていません。
それは、ENTJ(指揮官型)はチャレンジングな性格で、失敗リスクの伴う事に対しても責任をもって最後までやり遂げる良い特徴が、かえってマイナスになってしまう可能性があるからです。
言い換えると、「細かなミスをしてもあきらめない」「ミスをしても何度でもチャレンジする」粘り強い特徴が、減点方式的な仕事には悪く作用してしまうことがあるのです。
例えば年功序列で古い体質の残る会社では、1つのミスが人事評価により大きく影響する場合があるため、ENTJ(指揮官型)の人は注意しましょう。
ENTJ(指揮官型)の人が職場を探すときのポイント
ENTJ(指揮官型)の人が自身に遭った職場を探すときに気を付けるべきポイントは、「社風」や「企業文化」が自身に合っているかどうかをしっかり確認することです。
ENTJ(指揮官型)の性格に合っている業種・職種はある程度絞れますが、同じ業種でも働き方は全く異なる場合があるため、事前に確認するようにしましょう。
社風や企業文化を把握する有効的な方法は主に2つあるため、1つずつ解説します。
- 採用HP・転職口コミサイトの確認
- OB・OG訪問の実施
①採用HP・転職口コミサイトの確認
採用HPには、実際に働く社員の声や社長インタビュー・求める人物像などが記載されており、少しでも企業の良い面が伝わるような内容になっている場合が多いです。
そのため採用HPで企業の良い点を認識しつつ、実際に働く中で感じる悪い面などは転職口コミサイトを確認し、把握しましょう。
「エンゲージ 会社の評判」などの転職口コミサイトは、実際に働いている社員の企業に対する意見や感想が赤裸々に書かれているため、悪い面に言及している場合が多々あります。
このように企業の良い面と悪い面の両方を把握し、それでもその企業が魅力的に感じる場合は、自身に合った企業と考えていいでしょう。
②OB・OG訪問の実施
実際に企業に属している方々からお話を聞くことができれば、自身がネットで企業調べするなかで構築された社風や企業文化の「イメージ」が合っているかどうか確認することができるでしょう。
またそもそもOB・OG訪問は、実際に就活で内定した社員からお話を聞けるため、内定をもらうためのヒントやノウハウなどを得られる可能性もあります。
OB・OG訪問は一粒万倍の要素を持つため、ぜひ実施しましょう!
なおOB・OG訪問は下記でさらに解説しているため、ぜひ目を通してみてください。
【言語/非言語/英語完全網羅】SPI初心者でも対策できる資料配布中!
SPIなどに自信がない。
SPIが原因で選考に進められない。
そんな学生のためにまとめたものがSPI頻出問題集です。
SPIの出題範囲である言語/非言語/英語といった問題を完全網羅しています。
丁寧な解説付きなので、今から勉強する人でも安心して取り組めます!
さいごに
今回は「ENTJ(指揮官型)」について解説してきましたが、いかがだったでしょうか?
記事の内容を簡単にまとめます。
- ENTJは、全人口のうちの2~3%が該当する珍しい性格傾向
- リーダーシップやチャレンジ精神に長けている
- 大企業の社長や政府機関のトップに多い
- ENTJにおすすめの職業は6種類ある
- 減点方式の仕事、マニュアル化された仕事がENTJ適していない
世の中には多くの企業が存在するため、その中で「自身に合った企業をみつけること」はとても難しく感じるかもしれません。
そして見つけられたとしても、その企業から内定をもらえるかどうかは全く別の話です。
そのため、就活は難易度が高いと感じる学生は少なくありません。
しかし、だからこそ時間をかけて地道に頑張っていければ、面接の通過した成功体験により自分にもっと自信が持てるようになるでしょう。
そして社会人になって目標としていた企業で働くことができれば、きっと人生の充実度も上がっていきます。
これからの長い人生を楽しく過ごすためにも、就活をどうにか乗り切っていきましょう!
なお、MBTI診断も含まれる「自己分析」の方法については下記で解説しているため、ぜひ目を通してみてください。