強みは、どう伝える?あいうえお順で強みの言い換え76選!
2023年5月17日更新
はじめに
就活の面接場面で聞かれる定番の質問に、「強み」があります。
どうして、定番となっている「強み」を聞くのでしょうか。
今回は、面接で聞かれる「強み」について、解説していきます。
実際に、面接で使える言い換えの例も、あいうえお順でご紹介しています。
自分の強みを、整理する際に活用していきましょう。
強みとは
自分の「強み」を知っていますか?
自分の「強み」を説明することはできますか?
このような質問を面接で問われることがあります。
自分の強みを知ることは、面接以外の場面でも利用できます。
自分自身を知ることは、自分にとって不足している項目や、継続して伸ばす点を見つけることになるからです。
その結果、自己成長を促す指針として活かすことができれば、自ずと成長していきます。
そのためには、まず最初に「強み」とは何かを考えていきましょう。
自分の個性
「強み」は、自分の個性の1つです。
強みの意味を辞典(広辞苑)で調べると、以下の意味があります。
①強いこと。また、その程度。
②頼んで力とするもの。たよりになる点。
これらには、それぞれを深堀すると、
①強いこと。また、その程度。⇒自分の経験や実績が元になる事柄。
②頼んで力とするもの。たよりになる点。 ⇒第三者からの意見や評価からくる事柄。
と、いうことができます。
このように、自分の個性の1つである強みであっても、誰がそう思ったかにより内容が異なる場合があるということを理解しておきましょう。
就活で行う自己分析においても、自分が思う強みと周囲から聞く強みが異なる場合があります。
面接で回答する強みについては、最も、自分らしいと思う内容に絞り込む必要がある点を理解しておく必要があります。
強みの種類
強みと一言で言っても、強みには種類があるのをご存知でしょうか。
ここでは、強みの種類を理解していきましょう。
強みには、2つの種類があります。
①長所
長所とは、「人より優れた要素のこと」を指します。
視点が自分となり、人よりも優れていると自負していることを示します。
面接の場面でも、長所・短所についての質問は定番となっており、自己分析を行い、質問に明確に回答できるよう準備できる項目です。
②スキル
スキルとは、「実際に役に立つ能力のこと」を指します。
視点が、自分だけではなく仕事の場面でも活かせる事柄を指すと理解しておきましょう。
面接の場面では、経験などで得られた実績ある能力をスキルとして説明し、社会人になって、そのスキルをどういかしていきたいかまでを説明していきます。
面接で強みを聞く4つの理由
面接の場面で、強みを聞くのには、理由があります。
企業が、どうして強みを聞くのかを理解しておくことで、より明確に質問に答えることができます。
個人の特性を知る
もっとも重要なのは、就活生自身の特性や個性を知るために質問をするということです。
多くの学生を面接する企業の面接官は、「強み」という同じ質問を複数の学生にすることで、個々人が、どのような人物であるかを見極めようとしています。
エントリーシートだけでは分からない、個性を知ることは面接での大きな目的の一つです。
再現性があるか
次に再現性の確認です。
入社後にも、その強みを繰り返し活かしたり発揮できるかを確認しています。
例えば、「粘り強さ」が強みの場合には、困難な課題にもめげず、成果を出すまでチャレンジできるかなどです。
このように、今ある強みは、自社の業務で発揮し成果を出せるものである可能性を見極めたいと考えています。
自社で活かすことができる特性か
再現性と同様に、自社に入社後に、その強みを活かすことができるのかを見極めています。
どのような高い強みであっても、入社後に活かせる能力では、企業にとってはメリットが少なくなります。
そのため、再現性と同時に、自社で活かせる能力であるかを見極めていきます。
客観的に自分を把握できているか知るため
個人の特性を知ることにも共通する部分がありますが、就活生の自己分析力についても、確認しています。
自己分析は、自分だけの思い込みではなく、客観的な視点で自己分析をしているのか、自分を知る努力をしているかは、自社に勤務が始まっても必要な能力だと企業は考えているのです。
強みを見つける5つの方法
自分の強みを知るためには、どのような方法があるのでしょうか。
ここでは、実際に有効だった手法を5つご紹介しています。
1つの方法ではなく、いくつかの方法を活用することで、根拠が説明できる強みを見つけることができます。
また、「【元人事が解説】面接官に刺さる長所・短所の「見つけ方」「選び方」、そして「伝え方」」で、長所や短所の見つけ方などをご紹介しています。
こちらの内容も参考にして頂き、面接の準備を行っていきましょう。
適切な質問で自分の強みを知る
強みを知るためには、自分自身の問いかけ(自己分析)から始めます。
適切な質問をすると記載していますが、この適切な質問とは、自分にとって優位な質問ではなく客観的に自分へ問いかけ強みを整理することを意味しています。
短所から強みを逆引きしてみる
次に、短所から強みを逆引きしてみる方法です。
具体的には、自分が短所だと思っていること、失敗した経験から何を学んだのか、どうカバーしたのかを整理していきます。
そこで得た経験から、自分にとって人には負けない強みが生まれているのではないかという視点で分析を行います。
過去の経験や評価を参考にする
短所からの逆引きにも類似していますが、実際に経験したこと、周囲からの評価を基に強みを整理する方法も有効です。
人からよく言われること、褒められることなどを、紙に書き上げるなども有効な方法です。
第三者の意見を参考にする
第三者の意見は、とても参考になります。
素直に「自分の強みは何か」を聞いてみるのが、最も有効です。
この時、自分の両親以外にも友人や、学校の教師など広く複数の人に意見を聞くほうが有効です。
複数の人から、同じ強みを言われた場合には、周囲から映る印象などを客観的に理解することができます。
自己分析ツールを活用する
就活の支援を行ってくれるキャリアセンターや、大手就活サイトを利用すると提供させる自己分析ツールを利用するのも有効な手法です。
いくつもの分析ツールがありますので、1つではなく、複数を受験し、傾向を整理してみるとより明確に強みを整理することができます。
自己分析ツールは、いくつもありますので、こちらの記事(【就活性オススメ】自己分析・強み・弱みを診断できるツールやサイト・アプリ20選)を参考にトライしてみましょう。
言い換えの文例
続いて、強みの言い換え例をご紹介していきます。
あいうえお順で、ご紹介していますので、自分にあった強みを選んで利用していきましょう。
強みにも関係する長所について、こちらの記事(【長所一覧70選】で長所は見つかる!性格別の長所・短所比較一覧を紹介)にもご紹介しています。
参考にしてみましょう。
あ行(あ~お)
愛嬌 | ・常に笑顔を絶やすことなく対応できます。 |
相手の気持ちが分かる | ・相手に寄り添った対応ができます。 |
明るい | ・周囲のムードメーカーとして、雰囲気作りができます。 ・人を楽しませることができます。 ・周囲から、いつも元気を貰えると言われます |
諦めない | ・困難なことにも、チャレンジし続ける精神力があります。 |
受け入れる | ・相手の話を冷静に聞くことができるため、衝突がおきにくいと言われます。 |
打たれ強い | ・お客様からのクレーム対応にも、根気強く対応する自信があります。 |
笑顔 | ・相手から好印象を受けることができます。 |
お客様目線になれる | ・相手の気持ちに寄り添った提案ができます。 |
穏やか | ・常に冷静に対応できます。 ・感情のコントロールができ、調和を好みます。 |
覚えが早い | ・メモなどを工夫することで、何度も同じことを聞く事なく身に付けることができます。 |
思いやりがある | ・自分本位の行動ではなく、相手を思った行動が取れます。 |
面白い | ・周囲の人の緊張を解くことができます。 |
か行(か~こ)
課題解決力 | ・課題を発見した際に、問題を論理的に整理し、解決策を導くことができます。 |
観察力 | ・常に周囲に気を配ることができます。 ・日々の業務において、イレギュラーが生じた際に発見できる注意力があります。 |
改善力 | ・より良い方法は、どんな方法であるかを常に考えることができます。その上で、よりよい方法を論理的に導きだすことができます。 |
協調性 | ・人と争うことが少なく、人の意見を聞き、調和を取ることができます。 |
共感力 | ・相手の気持ちにたって話を聞いたり、気持ちを理解できます |
吸収力 | ・日々のことを吸収し、翌日に活かすことが得意です。 |
客観視 | ・包括的、多面的な視点で物事を見ることができます。 |
傾聴力 | ・人の話に心を傾け、丁寧な姿勢で聞く事ができます。 |
計画性 | ・思いついたら行動に移すのではなく、計画を立案し実施することができます。 |
継続力 | ・決めたことは、諦めることなく繰り返し対応することができます。 |
謙虚 | ・年齢に関係なく、人を敬うことができます。 |
決断力 | ・いざという時にも、思い切ることができます。 |
コミュニケーション能力 | ・初対面の人とも人間関係を構築することができます。 |
向上心 | ・常に成長したいと思っています。そのために、自己啓発にも力を入れています。 |
好奇心旺盛 | ・いろいろなことに興味を持ち、調べていくことができます。 |
貢献 | ・人や社会に貢献したいという強い想いがあります。 |
さ行(さ~そ)
サポート力 | ・人の前に前にでるのではなく、人のサポート役に徹することができます。 |
スケジュール管理 | ・どの時期に何をすべきかを整理して管理することができます。 |
ストレス耐性 | ・ストレスに強く、自分自身での発散方法も持っています。 |
主体性 | ・物事を自分のことだと思った行動ができます。 |
慎重 | ・ミスを発生させないよう、繰り返し確認をすることができます。 |
推進力 | ・率先して物事を進めるような働き掛けができます。 |
積極性 | ・何事にもチャレンジできる姿勢を持っています。 |
責任感 | ・他責ではなく、物事を自責のもと遂行することができます。 |
説明力 | ・相手に合わせた分かり易い説明ができます。 |
素直さ | ・失敗やミスについて、素直に認めることができます。 |
た行(た~と)
探究心 | ・壁にあたった際にも、粘り強く取り組むことができます。 |
多角的な視点 | ・物事を整理する際に、一点だけではなく複数の角度からの分析を心掛けています。 |
対人関係 | ・人と調和を取ることができます。 |
挑戦心 | ・困難な課題にも、チャレンジしていきます。 |
チームワーク力 | ・人と人を結び付け、総合力を発揮できます。 |
追求心 | ・不明な事柄については、納得できる根気強く調べることができます。 |
適応力 | ・今までとは違う環境でも、柔軟に対応していく力があります。 |
洞察力 | ・物事の本質を見極める努力を怠りません。 |
な行(な~の)
内省 | ・壁にあたっても、自分自身で気持ちを切替え突破できる方法を知っています。 |
仲良くなれる | ・人間関係を構築することが得意です。 |
忍耐力 | ・難しいことにも、諦めず取り組むことができます。 |
苦手克服 | ・苦手なことは、時間が掛かっても克服する努力ができます。 |
ニーズを汲み取る | ・何を求めているかを知る努力ができます。 |
能力を伸ばす | ・自分自身が成長できる努力を心掛けています。 |
能動的 | ・自ら進んで課題に取り組むことができます。 |
は行(は~ほ)
話し方 | ・相手に分かりやすい言葉で物事を伝えることができます。 |
発想力 | ・今までにないアイデアを思いつきます。 |
判断力 | ・情報を整理して、最適な解答を導くことができます。 |
人見知りしない | ・社交性が高く、初対面の人との人間関係も構築できます。 |
フットワークの軽さ | ・人一倍、行動力があります。 |
ホスピタリティ | ・おもてなしの心を持って接することができます。 |
ま行(ま~も)
負けず嫌い | ・できなかったことをバネにし、次の機会には万全な対応ができるよう心掛けるようにしています。 |
真面目 | ・物事を真摯に受け取るように、心掛けています。 |
前向き | ・常にポジティブに物事を考える様に心掛けています。 |
周りを巻き込む | ・一人でできる事は限られています。周囲の力を得て、結果を出していくよう働き掛けています。 |
マルチタスク | ・同時に複数の物事を進められるように工夫しています。 |
マイペース | ・やると決めたことは、困難な事でも最後までやりぬきます。 |
ムードメーカー | ・周囲の雰囲気を良くするよう、細部に目を配り配慮しています。 |
問題解決力 | ・発生した問題の本質を考え、再発防止を考える様にしています。 |
や行(や・ゆ・よ)
やり遂げる | ・決めたことは、最後までやり抜く自信があります。 |
役割 | ・自分の役割を理解し、適切な行動を取るよう心掛けています。 |
優先順位 | ・今、何からすべきかの優先順位を見極めて実践しています。 |
ユーモア | ・忙しい時でも、周囲の雰囲気作りに気を配っています。 |
ら行(ら~ろ)
楽観的 | ・物事は、悪いことばかりではないと思い、良い面を見る様にしています。 |
楽観主義 | ・物事を前向きに捉えるようにしています。 |
リーダーシップ | ・率先して行動し、周囲を巻き込んで結果を出していきます。 |
臨機応変 | ・変化にも柔軟に対応できます。 |
論理的思考 | ・物事の本質が何かを理解し、整理する様にしています。 |
まとめ
今回は、就活の面接において定番と言える質問「強み」をテーマに、解説しています。
強みと言っても、面接の場面では、どの様に伝えたらいいのか分からない時には、今回ご紹介している言い換え例を参考にしてください。
自分の強みを整理し、積極的にアピールし好印象を残していきましょう。