ゼミの志望理由で選考を有利に!スラスラと書けるポイントと手順について徹底解説
2024年8月15日更新
この記事の監修者
印出実生(キャリアアドバイザー チーフ)
現在は株式会社ナイモノのキャリアアドバイザーとして、ショーカツ・スタキャリなどの就活支援サービスを担当。社会人1年目で最年少MVP獲得、新卒採用プロジェクトに抜擢されるなど高い評価を得ている。自身の就活経験を活かし、業界・仕事・企業探しから逆算した年内スケジュールの組み立て方まで、二人三脚で就活生に寄り添ったサポートを心がけている。
現在は株式会社ナイモノのキャリアアドバイザーとして、ショーカツ・スタキャリなどの就活支援サービスを担当。社会人1年目で最年少MVP獲得、新卒採用プロジェクトに抜擢されるなど高い評価を得ている。自身の就活経験を活かし、業界・仕事・企業探しから逆算した年内スケジュールの組み立て方まで、二人三脚で就活生に寄り添ったサポートを心がけている。
はじめに
ゼミに行きたいけど志望理由が書けない・・・と悩んでいませんか?
ゼミに行きたい気持ちは人一倍あるけど、自分の特徴もなく書くことが分からないから志望理由が書けない人は多いです。
今回の記事でわかること
・ゼミの志望理由の重要性
・スムーズに志望理由を書ける手順
・ゼミ志望理由を書く時のポイント
・書類に書くときに注意すべき基本的な文章
今回の記事では、志望理由がスムーズに書けるようになりさらに選考で有利になる書き方を解説しています。
最後まで読んで、自分が行きたいゼミに行けるように魅力的な志望理由を書けるようになりましょう。
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ゼミの志望理由の重要性
ゼミの志望理由はかなり重要です。
今後ゼミ以外でも、志望理由など書類を書く場面はいくらでもあるからです。それにゼミの教官は必ず目を通すので、適当なのがバレてしまいます。
ゼミによって志望理由はあまり重要でない場合もあります。だからといって適当に作成すると落ちる可能性もありますし、志望理由を書いている時から頑張れなかったら、今後の活動も頑張れないことも。
逆にしっかり作りこむことでゼミの選考を有利に運べますし、今後の就職活動でも今の経験が活きてきます。
熱意があれば志望理由を通して教官に伝わり、目に止まりやすくなるのでしっかり志望理由は作りこみましょう。
ゼミによって志望理由で合格するかが決まる
志望理由の内容によってゼミに合格するかが決まります。
倍率が高いゼミであればたくさんの人が応募するので志望理由は重要といえるでしょう。
有名な武蔵大学のゼミは少人数ということもあり、入れる人が限られます。
その分ゼミに行きたい人は多いけど、入れる人数に制限があるので学生を絞る上で志望理由が重視されるケースがあります。
そして、ゼミにもブランドがあるのでやる気のない人を採用すると認知が下がってしまいます。
そのため、第一関門である志望理由の書類に関しては教官がしっかり目を通して、採用を決めることが多いです。
志望理由はほとんど読まれないことも
志望理由はほとんど読まれません。
理由はゼミ選考に関わっている人はみんな忙しいからです。
選考に関わっている教授は、学生の授業や自分の分野の研究や学会などの活動も行っているので、時間をあまり割けません。
そしてもう一つの理由として、ゼミに応募する人のほとんどがやる気のある人だからです。
ゼミに応募する人はそれなりにやる気があり、モチベーションが高い人ばかりです。なので、志望理由に目を通さなくても良いというわけです。
ただインパクトがあり目を引くような志望理由は有利になります。
あまり目を通さないと言っても、必ず志望理由に必ず目を通すのでインパクトのある志望理由であれば印象に残るので有利になります。
ゼミの志望理由で最低限求められることは
ゼミの志望理由に求められることは少ないです。
志望理由で求められることは熱意と理由だけになります。
就職活動などはかなり深い質問がきます。それは、長く付き合っていくので人となりを知る必要があり、会社にどのように貢献できるのか知る必要があります。
ゼミの志望理由で最低限必要なのは以下です。
・熱意
・ゼミに行く理由
・そのゼミでないといけない理由
・ゼミに入った後なにをしたいのか
ゼミに入る理由はしっかり書けるようにしておきましょう。
スムーズに志望理由を書ける手順
熱意の伝わる志望理由を書くにはたった4つのステップで十分です。
・得意なことや好きなことを書き出す
・やりたいことや将来なりたい自分を書き出す
・実現できそうな分野を見つける
・さまざまなゼミを調べる
熱意の伝わる志望理由を書くためには、自己分析が必須になります。
一つずつ解説していきます。
得意なことや好きなことを書き出す
今までの経験で得意なことや好きなことを棚卸しましょう。
得意なことや好きなことから考えないと自分自身を見失う可能性があるからです。
志望理由で書くことがない人は、自己分析が足りない証拠です。
これまで、自分がやってきた部活や集中してできた趣味などは自分が好きなことであり得意なことです。
ゼミに行きたい理由でありがちなのは、現在何をしたいかが先行しすぎて本当に行きたい理由が不明確なまま志望理由が書けない状況。
自分が今できることを理解して、どのように活かしていくかを考えましょう。
これは就活のときにも役に立つので、ノートにまとめておくようにしてください。
もしこれでも見つからない場合は、就活記事にはなりますが、以下の記事も参考にしてみてください。
やりたいことや将来なりたい自分を書き出す
将来実現したいことを書き出しましょう。
自己実現に向けて努力できるかがわかるからです。
結局ゼミに行くことがゴールではないはずです。
ゼミにいった先にどのように活躍したいかをハッキリさせておく必要があります。
そのように分析しないと、何のためにゼミを受けるのかわからなくなり途中で挫折します。
逆算して自分のなりたい理想像を明確にして、理想像に達するためにするべき行動を決めていくと、だんだんと今やるべきことがわかってきます。参考記事も併せて紹介しますね!
実現できそうな分野を見つける
自己分析ができたら、自分がどの分野が良いのか見つけましょう。
自分に合った分野を見つけることで、最短で自分の理想像に到達できるからです。
必要としない分野を学んでも、将来の役に立たなければ意味がありません。
とりあえず将来役に立ちそうな分野を学べばいいという話では無いと思います。
何のために学ぶのか、どのように学んだことを次に繋げるのかしっかり考えて自分の分野を見極めましょう。
さまざまなゼミを比べる
ゼミにはたくさんの種類があるので、比較して選びましょう。
今後自分の進路を決める上で大事な選択だからです。
「有名なゼミだから大丈夫だろう」という安直な考えでは、ゼミに通った途中で挫折します。
ゼミによって授業のやり方や授業の範囲などは異なります。
そのため、ゼミを比較して自分が学びたい分野がどれほど深く掘り下げて勉強できるかを知っておきましょう。
ゼミ志望理由を書く時のポイント
ゼミの志望理由を書くときのポイントは4つだけです。
ポイントを抑えて書くと誰にも負けない志望理由が書けます。
ゼミに入りたい理由を具体的に書く・ゼミに入った後にやりたいことを明確に書く・自分の強み、弱みをハッキリ伝える
ポイントを抑えると教官の印象に残り、ゼミ選考の有利にたてます。
そのゼミに入りたい理由を具体的に
ゼミを選んだ理由を明確にしておきましょう。
ゼミに入りたい理由は熱意だけでは意味がないからです。
熱意は伝わっても、実際にそのゼミでないといけない理由が明確でないとやる気がある人だけだと思われてしまいます。
もちろん熱意はかなり重要ですが、ゼミに入りたい理由がなければ入った後に燃え尽きる可能性があります。
ゼミに入りたい理由は自己分析ができていれば見つけられるでしょう。
そのうえでゼミの特徴を理解し、自分の特徴とゼミの特徴が合うことを具体的に書いていけば大丈夫。
具体的に書いていれば面接のときでもスムーズに受け答えできるので、しっかり考えて書くようにしましょう。
ゼミに入った後にやりたいことを明確化
ゼミに入った後、自分がどのような勉強をしたいかやどのような取り組みをしたいかを明確にしましょう。
なぜなら、ゼミに入ることがゴールではないからです。
ゼミに入ったら、より専門的な知識を身につけたいや仲間と交流しながら自己成長に繋げていきたいなどの理由を具体的に書けるといいでしょう。
具体的に以下のようなことが書けるといいです。
・研究を通して学びたいこと
・研究のテーマを決めて一から自分で進めたい
・研究の成果を論文で伝えたい
・学会の発表で自分の分野を広げたい
自分の強み・弱みをハッキリ伝える
自分の強みや弱みを理解してゼミで活かしていくことをアピールしましょう。
自分の強みを理解することで、どのような形で今後の研究や学びで活かせるかが分かるからです。
強みを活かせる分野であることを提示すると、信憑性も高くなり自己成長に繋げたい熱意が伝わります。
また、弱みを克服するための自分の課題を理解しておくと、自己分析がしっかり出来ていることをアピールできます。
自分の強み・弱みがまだはっきりしない方は、こちらの記事も参考にご覧ください。
多少盛るのはOK、嘘はNG
多少話を盛ることも大事です。ですが嘘を書くのはダメです。
インパクトのある志望理由を書くためには、多少話を盛るのも重要です。
実際にゼミに行きたい理由や志望するゼミでないといけない理由が明確なら、話を大げさにすることは周りの学生と比較される状況であれば必要です。
ただ、面接のときに質問される可能性があるのでそのことを理解したうえで書きましょう。
自分に自慢できるようなものも特徴もないとなると、他の学生に負けてしまいます。
選考した分野でどのような取り組みをしたのかは、すごく重要なので事実を交えて将来の夢を盛るなどしてインパクトのある志望理由を書きましょう。
書類に書くときに注意すべき基本的な文章
志望理由の書類を書くときに注意すべきものがあります。
・誤字脱字がない
・日本語がおかしくない
・文章はPREP法で書く
・8割以上の文字数を書く
ほとんどの人が内容を作りこむ一方で、基本的な文章でケアレスミスをして選考に漏れてしまえばもったいないです。
志望理由など書類の書き方が適当だと、ゼミに入った後も適当になるのではと思われてしまいます。
基本的な文章は書けるようにしておきましょう。
誤字脱字がないか
書類を書く上で、誤字脱字はなくしましょう。
志望理由などの書類は文章が命です。
その中で、誤字脱字があれば一発で落とされる原因になる可能性もあります。
誤字脱字をなくす方法は以下です。
・音読をする
・誰かに読んでもらう
・文章校正アプリをつかう
目で志望理由を見ているだけだと、割と見落とすことがあります。
なので、実際に声に出して読むことで誤字脱字に気づけて修正できますよ。
文章校正アプリ(Word、Googleドキュメントなど)を使うと、漢字の間違いを指摘してくれるので活用しましょう。
日本語がおかしくないか
日本語の使い方がおかしくないかチェックしましょう。
日本語の使い方がおかしいと誤認してしまう対象になるからです。
文章を集中して書いていると、おかしな文章に気づけないまま書いてしまっていることがあります。
接続語が合っていないことや主語述語がないため意味が分からない文章になっていることも多々あります。
確認する方法は、他人に読んでもらうことで解消されるでしょう。
自分で読んでも気づけないことがあるので、他の人に読んでもらい「ん?」と感じる部分を教えてもらいましょう。
文章はPREP法で書く
文章の型はPREP法で書くようにしましょう。
PREP法とは、結論→理由→具体例→再度結論
このような形で書くようにすると、読んでいる側も読みやすく何を伝えたいのか理解できます。
例
結論:私が○○ゼミに応募した理由は、人の命を救いたいからです。
理由:なぜなら、私が小さい頃に震災や自然災害で人を助けている救命救急の人たちを見たからです。
具体例:人の命を救うことで、その人の家族や身近な人が笑顔になりすごく感謝されるのを見てとてもやりがいのある仕事だと感じました。
そして、人の命を救うためには医療に関わる分野を学ぶ必要があると考えました。
結論:そのために、○○ゼミに入ることで自分の強みである正義感や1人の人でも助けたいという信念を活かせると思います。
このように型にはめて書くことで、伝わりやすく書きやすくなるので試してみましょう。
PREP法について、もう少し詳しく知りたい方は、ぜひ以下の記事もご覧ください。
8割以上の文字数を書く
最低でも8割以上の文字数を書くのが重要です。
志望理由としてマナーのようなものだからです。
志望理由は内容(中身)がもっとも大事になりますが、文字数で伝わる熱意もあります。
書類に空白が多いと「やる気あるのかな?」と思われてしまいます。
文字数のイメージ
・800文字→640文字
・1,000文字→800文字
・1,200文字→1,000文字
すべて埋めるようなイメージで書きましょう。
書いた文章の不要な部分を削っていけば8割ほどで収まるでしょう。
さいごに
今回はゼミの志望理由の書き方について解説しました。
・ゼミの志望理由は重要
・インパクトのある志望理由で選考を有利に
・ゼミに行きたい気持ちを具体的にする
・基本的な文章は徹底的にチェックしよう
自己分析などは今日からでもできます。
志望理由が書けないと悩んでいる人は、自己分析から始めましょう。
今回解説したことを行動に移さないと、志望したゼミに入れない可能性があります。
選考を通過するために、今日から行動して教官の目に留まるような志望理由を書けるようにしましょう。
ゼミに限らず、学業全般で自分の強みをアピールする方法については以下の記事もご確認ください。