【学歴フィルターは?】フジテレビの就職難易度と内定確度を高める5つの方法

【学歴フィルターは?】フジテレビの就職難易度と内定確度を高める5つの方法

2023年2月24日更新

はじめに

華やかなイメージのあるテレビ局の雄、フジテレビへの就職に憧れを抱く人も多いはず。

 

でも、就職となると、

 

「人気のテレビ局だけに就職難易度が高いと聞きました!」

 

「当然、学歴フィルターで足切りなんてこともあるんでしょねぇ…」

 

「就職できる秘訣なんて、あるんですか?」

 

と尻込みしていませんか?。

 

確かに就職難易度は高いですし、かなり狭き門だということは間違いありません。

 

でも、無理かと言われると、そうとも限りません。

 

本記事では実際のデータを交えた就職難易度や学歴フィルターの有無、内定確度を高める5つの方法を解説していきます。

 

本記事1つでフジテレビの採用事情から就活ノウハウまで、一挙に入手できますので、最後まで一気にお読みくださいね。

フジテレビの就職難易度は?

まずはフジテレビに就職するのは、どれだけ難しいのかを押さえておきましょう。

就職難易度

東洋経済オンラインの最新版「入社が難しい有名企業」ランキング200社の中で、フジテレビは200社中32位(入社難易度:62.2)にランキングされています。

 

下記のとおり、テレビ業界自体がなかなかの就職難易度で、同業他社の中でもフジテレビはトップクラスの就職難易度となっています。

 

順位社 名入社難易度
18位テレビ朝日63.4
32位フジテレビジョン62.2
34位日本テレビ放送網62.1
54位テレビ東京61.4
56位NHK61.3
68位毎日放送61.1
83位TBSテレビ60.7

 

加えて、東京経済オンラインの学生2万5000人が選んだ「就職人気ランキング」の中でも、300社中218位にランキングされていますので、結構な人気の高さを保っています。

 

では、実際にどのくらいの競争倍率なのかを見ていきましょう。

 

採用倍率

まず、フジテレビ自体は採用倍率を公表していませんので、精緻な数値は内部の人しか知り得ません。

 

なので、概算に頼るしか方法がないので、リクナビのプレエントリー候補リスト登録人数の数字を使用して弾いてみます。

 

まず、フジテレビの採用人数を見ると、

 

年度採用人数男女比
男性女性
2021301218
2020261412

引用:就職四季報2023

 

毎年30名前後で推移していますので、採用人数を「30名」と仮定します。

 

2023年2月13日現在のリクナビのプレエントリー数が、「23,203名」なので、

 

採用倍率=プレエントリー数÷採用人数=23,203人÷30≒773倍

 

です。

 

率にして、0.1%の世界です。

 

もちろん、全員が全員エントリーするわけではないので、数値は少なくなりますが、もう1つの就職サイトのマイナビからの流入者も勘案すると、依然として狭き門だということが伺えますね。

学歴フィルターはあるの?

「これだけ採用倍率が高いと、学歴フィルターは当然あるんでしょうね?」

 

それが、そうでもなさそうなんです。

 

もちろん、フジテレビ自体は学歴フィルターの有無を明らかにしていませんので、あくまでも推測の世界になりますが、過去の採用大学を見れば、おおよそ見当が付きます。

 

下表がフジテレビの過去の採用大学です。

 

【採用大学】

区 分採用大学
大学院愛媛大学大学院、大阪大学大学院、京都大学大学院、上智大学大学院、中央大学大学院、筑波大学大学院、電通大学大学院、東京大学大学院、早稲田大学大学院
大 学早稲田大学、青山学院大学、一橋大学、中央大学、長崎大学、関西学院大学、同志社大学、筑波大学、国立音楽大学、東京大学、慶應義塾大学、上智大学、立教大学、法政大学、日本大学、東京藝術大学、東北福祉大学、学習院大学、東京理科大学、弘前大学、筑波大学、武蔵大学、白百合女子大学、学習院女子大学、梅花女子大学

引用:就職四季報2018、2019、2020、2023

 

加えて、採用大学ランキングのデータも重ねてみましょう。

 

【採用大学ランキング】

順位大学名採用人数
1位慶応義塾大学5
2位早稲田大学3
3位上智大学2
4位北海道大学1
千葉大学1
東京大学1
名古屋大学1
京都大学1
九州大学1
大妻女子大学1
学習院大学1
日本大学1
法政大学1
明治大学1
立教大学1
同志社大学1

引用:大学通信ONLINE~2022年 企業ごとの大学別就職者数:フジテレビ

 

このデータを見る限り、確かに上位は高学歴の大学で占められていますが、難関国公立・私立大学に限らず、中堅大学からの採用実績も確認できますね。

 

明らかな学歴フィルターがある企業であれば、高学歴の大学からしか採用実績がないはずです。

 

そういう意味で、学歴フィルターはないと推測できるので、誰にも等しく扉は開かれていますが、いずれにしても競争率は高いので内定を獲得するのは並大抵の努力では難しいと言えますね。

フジテレビの募集職種と選考フロー

「学歴フィルターがないのは幸いです。では、どんな職種が公募されていて、どんな選考が実施されるのですか?」

 

それでは、フジテレビの「募集職種」と「選考フロー」を確認しておきましょう。

 

募集職種

募集職種は、下記のとおり「総合職」、「技術職」、「アナウンサー職」の3職種です。

 

区 分内 容
総 合 職番組の企画・制作を中心とした放送事業全般にかかわる業務
技 術 職放送技術、制作技術、IT、技術戦略などテレビ局の技術系業務に従事する専門職種
アナウンサー職番組MC・キャスター・取材・リポート・ナレーション・スポーツ実況などのアナウンス業務

選考フロー

フジテレビの新卒採用の選考フローは下記のとおりです。

 

【ステップ1】エントリー

   ↓

【ステップ2】エントリーシート提出、WEBテスト

   ↓

【ステップ3】面接(複数回)

   ↓

【ステップ4】筆記試験(一般常識)

   ↓

【ステップ5】面接(複数回)

 

重要なステップをかいつまんで紹介していきましょう。

 

【エントリーシート提出】

 

過去のエントリーシートの設問は下記のとおりです。

 

・これまでもっとも力を注いだことと、そこで得たこと

・希望する職種ジャンル(バラエティ、ドラマ、報道、ドキュメンタリーなど)

・入社後に実現したいこと

・好きなテレビ番組、嫌いなテレビ番組

・一番楽しいと思うときは何をしているか

・いま気になっていることを日本中に紹介してください(画像1枚と200字)

 

オーソドックスな質問とテレビ局ならではの設問となっていますね。

 

フジテレビ合格者のESは、Unistyleなどの就活サイトで閲覧できますので、参考にしてみましょう。

 

【筆記試験】

 

筆記試験はフジテレビのオリジナルな試験となっています。

 

一般的なWEBテストのような問題と時事問題、放送用語などの問題で構成されています。

 

過去問がないため対策が厳しいので、過去受験したOBやOB訪問等で情報収集することが望ましいですね。

 

【面接(複数回】

 

フジテレビの面接では、5段階(1次、2次、3次、4次、最終)という重層的な選考が行われます。

 

過去の質問は下記のとおりです。

 

・1次面接(社員2対学生1)

 

・自己紹介

・志望動機

 

・2次面接(社員2対学生1)

 

・自己紹介

・学生時代に頑張ったこと

・入社後にやってみたいこと

・好きなテレビ番組

 

・3次面接(社員5対学生1)

 

・自己紹介

・これまで頑張ったこと

・これまでの経験をテレビ番組制作にどう活かしたいか

 

・4次面接(社員7対学生1)

 

・自己紹介

・学生時代に頑張ったこと

・大学で学んでいること

・自分の強み

・入社後にやってみたいこと

 

・最終面接(社員10対学生1)

 

・自己紹介

・学生時代に頑張ったこと

・大学で学んでいること

・入社後にどんな番組制作に関わりたいか

 

フジテレビの1回1回の面接の時間は、短く区切られているようです。

 

オーソドックスな質問が多いので、自己紹介やガクチカ、志望動機などをインパクトのある言葉でコンパクトにアピールできるように準備しておきましょう。

フジテレビから内定をゲットする5つの方法

今から紹介する内容は内定をゲットするための完璧な方法ではないです。

 

フジテレビという何百倍の競争率を勝ち抜くには、テクニックだけではなく、運めいたものが当然必要となってきます。

 

したがって、合格確率を1ミリでも2ミリでも高めていく方法だと理解してください。

 

その努力の積み上げが、合格という2文字を引き寄せる結果に繋がるかもしれません。

 

それでは、5つの方法を見ていきましょう。

①インターンシップに参加する

まずは、インターンシップに参加してください。

 

2021年度のフジテレビの新入社員アンケートによると、内定を獲得した30名のうち、19名がインターンに参加しているという結果もあります。

 

「インターンの参加=内定の保証」にはなりませんが、確率が上がることは間違いなさそうなので、ぜひとも参加しておきましょう。

 

インターンシップを通じて、実際の仕事ぶりや現場を肌で感じたり、目で見て耳で聞いて体感することにより、自分の適性とのマッチングや将来を想像することに役立つはずです。

 

また、インターンシップの経験をそのままESや面接のネタ作りに応用できるメリットがありますし、志望度の高さも示すことができますね。

 

ちなみ、フジテレビでは下記のとおりコース別にインターンを開催しています。

 

したがって、インターンの段階からどんな部門に興味があり、なぜ志望するのかを明確に言語化しておく必要がありますね。

 

①技術・IT部門

➁ドラマ部門

➂バラエティ部門

➃報道・情報部門

➄アナウンス部門

⑥コンテンツビジネス部門

➆スポーツ部門

 

詳しくは、フジテレビのインターンシップ情報を確認してください。

 

➁OG/OB訪問を行う

次に、可能であれば、OB/OG訪問を設定しましょう。

 

もちろん、ネット上で色々な情報を入手できますが、与えられる情報のみで、受け身の情報収集ですね。

 

OB/OG訪問の場合は、あなたの興味関心に合わせて、フリーに質問できますので、効用が高いはずです。

 

しかも、OB/OG訪問したという実績が志望度の高さを伺わせますし、そこで得た情報を面接の受け答えのネタにするのも可能です。

 

ただし、テレビ局の社員は忙しい人ばかりです。

 

無暗に時間を奪わないように、自分で調べられることは事前に情報収集しておいて、社内の人でないとわからないような質問を投げかけるようにしましょう。

 

➂アルバイトとして働く

 

アルバイトとして、フジテレビに潜入するのも一手です。

 

実際に働くことで、現場の苦労や醍醐味が味わえますので、自分のイメージとのギャップを埋められると思います。

 

加えて、面接でのネタ作りにも役立ちますし、優秀だと目を付けられれば、現場サイドから推薦してもらえるかもしれませんね。

 

ちなみに、テレビ局のアルバイトの求人は以下のようなものがあります。

 

・(テレビ局)の一般事務

・アルバイト番組制作スタッフ

・(番組名)の制作スタッフ

・番組編集アシスタント

 

バイトをする余裕と時間があるなら、ぜひ求人を調べて申し込みましょう。

➃テレビ局で必要な資格を取得する

フジテレビという超難関企業から内定を勝ち取るためには、できることは何でもしておかなければなりません。

 

資格取得も、その1つです。

 

ただし、テレビ局で必要な資格でないと見向きもされないので、役に立つ資格を取得して志望度の高さをアピールしましょう。

 

テレビ局で役立つ資格としては、下記のような資格があります。

 

・漢字検定

・TOEIC

・映像音響処理技術者資格認定試験

・舞台・テレビジョン照明技術者技能検定 など

 

あなたの志望する職種に合わせて必要な資格はドンドン取得し、内定確率を積み上げていきましょう。

 

➄求める人物像から逆算してアピールする

最後の方法は、ESや面接の質問に対してすべて、フジテレビが求める人物像から逆算して答えることです。

 

フジテレビの求める人物像は下記のとおりです。

 

AIを超えろ!

これからの時代は人間力を発揮して、クリエイティビティでAIを超えてゆく時代です。

 

【求める人物像】

・人間に大きく興味があり、コミュニケーションや交渉など好奇心旺盛な人

・クリエイティビティを仕事で発揮することに喜びを感じられる感性の持ち主

 

ここから言えることは、どこかで見た模範解答やありきたりで受け売りの受け答えではダメだということです。

 

要は、あなたの内部から発せられるオリジナルな価値観や経験、強みを言語化する必要があるということです。

 

また、クリエイティビティが必要な業界では、「知的好奇心」がないと致命的です。

 

広範な分野に興味関心があり、わからないことは理解するまで、何でも自分で調べるような姿勢が自然とできる人が向いています。

 

色々な知識や経験、価値観が融合して、1つのあなたなりのオリジナルな創造が生まれるわけですね。

 

一方で、フジテレビの2021年の新入社員アンケートを見ても、

 

「自分らしさのアピールが肝心」

 

「長所を最大限にアピール」

 

「3K:飾らない、簡潔に、書き切る」

 

「背伸びはしない。自分らしさを直球でぶつける」

 

「面接を楽しむこと。嘘をつかず、自分の考えを正直に話すこと」

 

などのアドバイスがあるように、無機質で平均的な個性ではなく、ユニークな個性を打ち出すことが選考通過のカギだと言えますね。

おわりに

現在、テレビ局はインターネットの台頭により、テレビを見ない人が増え、YoutubeをはじめとするSNSに企業の広告費を奪われています。

 

テレビ局への企業の広告費が減っていく中で、テレビ業界は生き残りをかけ、Tverなどの動画配信サービスやネット動画同時配信サービスを始めたり、都市開発や観光事業などテレビ事業以外の領域に手を伸ばすなど、色々な形で模索を始めています。

 

そんな状況下で私が記事を書いていて伝わってきたキーワードが、

 

「ユニークネス」「クリエイティビティ―」

 

でした。

 

この2つのキーワードで牽引しないと、ますますテレビ離れが進むなと感じました。

 

したがって、テレビ業界に求められる人材も

 

✓人間味があり、

✓何か他の人と違う発想をする

✓ユニークな意見を持っている

✓異質な価値観を持っている

✓AIが出してくる過去のデータの寄せ集めのような情報ではなく、人間だからこそ生み出せる創造性を発揮できる

 

人間らしさと創造性豊かな人材が求められるんだろうなと感じました。

 

したがって、

 

色々なことを体験する

色々なことにチャレンジする

色々なことに興味を持つ

 

そんな知的好奇心旺盛な人がこれからのテレビ業界に必要だということをひしひしと感じ取れました。

 

現在、厳しいテレビ業界だからこそ、その復権に貢献したい人は応募してみてはどうでしょうか。

 

そのために、本記事が何らかのお役に立てば幸いです。

 

今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

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