【男女別に解説】就活で襟がない服を着るのはOK?

【男女別に解説】就活で襟がない服を着るのはOK?

2023年2月9日更新

はじめに

就活に慣れてくると、男女ともにリクルートスーツ以外で面接に臨む就活生をよく見かけるようになります。

 

普段リクルートスーツで面接に臨んでいる場合、お洒落な服装で面接に臨むことを羨ましいと思う一方で、服装に明確な基準がなくなることを不安に感じる人も多いのではないでしょうか?

 

「あの服装、面接官はどう思っているんだろう?」

 

「リクルートスーツだと就活生だとバレバレだから、違う服装で街を歩きたいな…」

 

「でも服装で冒険しすぎて、面接で変にドキドキしたくない」

 

このように、服装に対して就活生は様々な気持ちを抱いています。

 

その中でも本記事では、襟なしの服と就活の関係性についてご紹介していきます。

ジャケットであれば女性の服装のイメージがあるかもしれませんが、インナーであれば男性でも襟なしの服を選ぶことは可能です。

 

企業から見た襟なしの服装に対する印象なども詳しくご紹介するので、気になる方はぜひ最後まで読んでみてくださいね。

襟がない服は企業によって判断が分かれる

襟のない服は、企業によって良い・悪いの判断が分かれます。

 

面接の基本は襟つきの服装です。

素材を意識することで、襟がなくても十分ビジネスシーンに対応できるようにも感じますが、受け取り方は企業によって様々であることを理解しておきましょう。

服装としてはかっちりとした印象でも、TPOに合わないと判断される可能性もあります。

 

面接時に私服可な企業については、襟なしの服装でも問題ないでしょう。

ただし、フォーマルな印象を演出したい場合には避けておくのが無難です。

就活における理想の服装とは?

では、改めて就活における理想の服装とはどのようなものかを確認していきましょう。

こちらでは男女の区別なく、一般的に理想とされる服装をご紹介します。

無難なのはリクルートスーツ

就活において無難なのは、やはりリクルートスーツです。

 

社会人になる第一歩である就活中、企業に対してどのような服装で出向くのが正解か、分からない学生が大半です。オフィスに適した服装を想像するにも、オフィスに行ったことがなければ難しいでしょう。

 

そんな中、リクルートスーツは特徴がない見た目をしたスーツだからこそ、企業に否定される可能性がありません。企業によって判断が異なる「清潔感」や「マナー」などを都度考慮する必要もないため、どの企業にでも着ていけることからここまで普及してきたと言えるでしょう。

 

企業ごとに服装を選ぶのが負担に感じる人にとって、リクルートスーツは服装で否定される可能性が低い最も無難な服装なのです。

 

色や柄入りのスーツは?

一方、業界によってはリクルートスーツを着ている人が少ない場合もあります。マスコミ関係や広告業界、IT業界などがその代表です。黒ではなくグレーや淡いブルー、ストライプなどが入っているスーツを着ている人も珍しくないでしょう。

 

しかし、このような服装は個性を重んじる業界や社風だからこそ受け入れられている側面があり、どの企業でもOKではない点は十分に注意する必要があります。

 

男女問わず、リクルートスーツ以外がOKなのかは先輩の雰囲気や口コミなどを確認して、冷静に判断するようにしましょう。

カジュアルすぎなければ私服もOK?

「私服可」と記載がある企業については、もちろん私服で面接に参加しても構いません。

ただし、企業に出向くことは十分に配慮した上で、カジュアルすぎる服装は避けるのが無難です。あくまでも、オフィスカジュアルの範囲に留めるようにしましょう。

 

具体的には、パーカーやスウェット、ジーンズなどは避けるのが無難です。

素材や丈に注意して、面接官に不快な印象を与えないようにしましょう。

【襟なしの服】男性はOK?

では、男女別に襟なしの服装の可否について見ていきます。

まずは男性の襟なしの服から見ていきましょう。

襟がない服装は避けるのが無難

男性は女性と異なり、襟がないジャケットはほぼバリエーションがありません。

そのため、必然的にジャケットは襟ありになります。

 

ただし、これはジャケットを着ることが前提になっている場合です。

「服」というカテゴリーで広く考えると、襟がない服の種類は豊富にあります。

ロンTやTシャツ、タートルネックなど、季節を問わず襟なしの服を選択することは可能です。

 

しかし、面接の場でジャケットを着ないという選択は避けるべきです。

カジュアルな印象になるだけでなく、TPOに合わせる気がないと思われてしまうかもしれません。

 

したがって男性の場合、襟がない服装は避けておくのが無難です。

インナーに襟がない服はOKな企業もある

襟があるジャケットのインナーであれば、襟なしの服を検討してみても良いでしょう。

白や黒のロンTやTシャツ、冬場であればタートルネックもマナー違反ではありません。

 

ただし、いずれの服装の場合にもややカジュアルな印象を与えます。

面接でスーツを推奨している企業には不向きな服装となるため、私服可としている企業の服装として参考にするべきです。

 

「この企業はインナーは襟なしでもOKだろうか?」と迷う場合には、襟があるシャツなどを着ておくのが安心でしょう。

【襟なしの服】女性はOK?

では、男性と比較して襟がない服のバリエーションが多い女性はどうでしょうか。

女性の襟なしの服に関する情報を見ていきましょう。

襟なしジャケットは企業によって判断が異なる

女性の服装として、襟がないいわゆる「ノーカラー」のジャケットは一般的です。

しかしビジネスシーンにおいては、着る機会を選ぶ服装とも言えます。

 

ノーカラージャケットを想像すると、結婚式や入学式、卒業式などの式典に着ていくイメージがあるのではないでしょうか?いわゆるスーツ素材ではなく、ツイードなどの素材で多く用いられるデザインであることから、華やかな雰囲気の場でよく着用されています。

 

素材を変えればビジネスシーンで着ることは可能ですが、かっちりとした印象ではなく、やや柔らかい印象になることは理解しておくべきです。

 

業界や業種によって、襟なしジャケットへの好みは分かれます。

スーツを推奨する企業の場合、襟なしジャケットは避けておくのが無難だと言えるでしょう。

インナーは襟なしでもOKな企業が多い

女性の場合、インナーは襟なしでもOKな企業が多いです。

ビジネスシーンではフォーマルな服装としてブラウスが一般化していることから、襟がなくてもカジュアルな印象にはなりません。

 

ただしブラウスと言っても、私服で着るような派手なデザインや目立つ色、大きすぎるリボンなどの装飾は避けるのが無難です。

 

白や青、淡いピンクなど、清潔感を感じる色にしておくのが良いでしょう。

いずれの場合も素材には要注意

ジャケット・インナーのいずれも、襟あり・なしといった観点に加え、素材選びが重要です。

 

襟があるデザインの服の場合、素材がカジュアルになることは滅多にありません。

そのため、そのままビジネスシーンでも着用できるものが多いでしょう。

 

一方で襟がなくなることで、素材に変化が生まれます。

ジャケットであればツイードやスウェード、インナーであれば薄すぎるシフォンやカットソー素材など、デザインが良くても、素材がビジネスシーンに相応しくない場合があります。

 

女性の場合、服の形だけではなく、素材も意識して襟なしの服を選ぶようにしましょう。

夏に対応した襟なしの服装とは?

近年、クールビズが定着したことにより、夏場は比較的カジュアルな服装もOKとされるようになってきました。

就活は夏にも行うことが多く、「ビジネスカジュアル可」「私服可」の企業であれば、可能な限り薄着で面接を受けたいと思う人は多いのではないでしょうか。

 

前提として、スーツが推奨されている企業に関しては夏も襟ありのジャケットを着ておくのが安心です。暑いと感じるかもしれませんが、企業に到着するまでにジャケットを脱ぐなどして工夫しましょう。

男性の場合

スーツでなくても良い場合、男性はポロシャツとスラックスやチノパンといった組み合わせは問題ありません。ただし、夏服の方がカジュアルに見えやすいことから、ポロシャツなどの襟つきの服でTPOを意識しておくのが安心です。

 

ただのTシャツは避けた方が良いほか、極端に肌を露出しすぎるような服装には注意しましょう。

女性の場合

女性の場合、襟が付いていてもポロシャツはカジュアルになりやすく、避けるのが無難です。ただし、半袖やノースリーブのブラウスだけになってしまうとカジュアルな印象になってしまうほか、肌が露出しすぎている印象にもなります。

夏素材のジャケットなどを着用し、インナーは襟なしの服で涼しげにするなどの工夫が必要です。

冬に対応した襟なしの服装とは?

「ビジネスカジュアル可」「私服可」の企業を面接で受ける場合、冬はどのような服装が望ましいのでしょうか。

 

前提として、スーツが推奨される場合にはインナーは男女ともシャツがおすすめです。

寒いと感じる場合には、ヒートテックなどの肌着を着こんだり、厚手のコートを着るなどの工夫をしましょう。

男性の場合

スーツでなくても良い場合、男性はタートルネックにジャケットを合わせる着こなしがおすすめです。

ニットのみ、トレーナーのみといった服装はカジュアルに見えやすく、あくまでもジャケットと合わせた服装を選んでおくのが良いでしょう。

 

男性のジャケットはタイトに作られていることが多いため、そもそもインナーに厚手の服を着こむ想定をしていない場合がほとんどです。そのため、タートルネックのような薄手かつ防寒性が高い服装を選択することで、見た目もすっきりとした印象になるでしょう。

女性の場合

女性の場合、フォーマルな印象が強いインナーは薄手のものが多いことから、季節感を意識してインナーを選ぶことが大切です。

そのため、防寒性を考慮してジャケットを着用することを前提に服装を考えるのがおすすめです。

 

男性同様、ジャケットのインナーにタートルネックを着るのも良いでしょう。

タートルネックはジャケットの襟あり・なしに関わらず柔軟に着用することが可能です。

ただしカジュアルな印象になるため、着ていく企業は慎重に判断する必要があります。

 

ジャケットとの相性が良ければ、インナーに薄手のニットなどを選ぶのも良いでしょう。

ただし厚手すぎると、見た目が重く見えてしまうため注意が必要です。

 

防寒性と見た目のバランスを上手に取ることで、襟あり・なしに掛からず企業にとって好感度が高い服装を心掛けましょう。

よくある質問

では、最後によくある質問に回答していきます。

就活で襟なしの服装を検討する場合には、ぜひ参考にしてみてくださいね。

【女性】私服で着ていたノーカラージャケットを就活で着ても良い?

結論からお伝えすると、デザインと素材次第だと言えるでしょう。

 

「ノーカラージャケット」と一言に言っても、スーツ専門店で売っているようなデザインと、アパレルの店舗で売っているようなデザインでは異なる部分が多いと言えます。

 

ビジネスシーンで着用できそうなデザインや素材であれば問題ありませんが、不安を感じる場合は避けておくのが無難です。

どうしてもノーカラージャケットを購入したい場合は、スーツ専門店で購入するようにしましょう。

服装で減点されないように身だしなみには注意しよう

いかがでしたか?

本記事では、襟なしの服と就活の関係性についてご紹介してきました。

企業から見た襟なしの服装に対する印象など、十分にご理解いただけたでしょうか?

 

就活中はたくさんの面接を受けるため、「企業ごとに服装まで気が回らない」と考える人もいるでしょう。そのような人は、服装で無理に冒険せず、リクルートスーツなどを着用しておくのが安心です。

 

一方で「企業に応じて服装を変えたい」「服装からも個性を汲み取って欲しい」と考える人は、ぜひ積極的に襟なしの服装にもチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

 

大切なのは、清潔感やマナー違反ではないことです。

堅苦しく考えすぎないことと、減点されてしまうような服装にならないことのバランスを取りながら、就活中のファッションを改めて考えてみてはいかがでしょうか。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

服装や身だしなみについては、考えなければいけないことが多く、シチュエーションによる最適な度合い(フォーマルなのか、カジュアルなのか)などもあります。以下の記事も参考に、ご自身の身だしなみについて考えてみましょう。

【徹底解説】OB・OG訪問時の服装の選び方

面接で服装自由の場合は何を着ていく?注意点も解説

【業界・男女別】髪色とヘアスタイルのポイント|人事への調査結果についても解説

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監修者情報

岩本美帆

キャリアアドバイザー リーダー

株式会社ネオキャリアに新卒入社。
法人営業や採用コンサルティング業務を中心に、転職支援業務のプロジェクトにアサイン。 2年後に自己成長と新しい挑戦を求めてナイモノに転職。 現在は入社3年目のキャリアアドバイザーのリーダーとして、 「人の挑戦を言葉で支援することで成長し続ける」をモットーに活躍している。