OB・OG訪問の服装に迷ったら?男女別にポイントを解説!
2024/10/24更新
はじめに
OB・OG訪問は就職活動で多くの就活生が行いますが、その際にどのような服装で行けばいいのか悩むことはあるでしょう。
その原因は、OB・OG訪問の曖昧な位置付けといえます。
OB・OG訪問は企業によっては必須になっていますので、企業の人と会うということは選考の一部であると考えることが重要です。
今回は、そのようなOB・OG訪問の際の服装について解説していきます。
この記事の対象となる人は以下の通りです。
- OB・OG訪問の予定がありどのような服装をすればいいか分からない
- 服装は把握していても細かい点の注意が分からない
- 持ち物や身だしなみは何がベストか分からない
ここでポイントを押さえて、OB・OG訪問が有意義なものになればと思います。
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OB・OG訪問の服装はスーツor私服?
まず、OB・OG訪問に行く際にスーツで行くか、私服で行くかという2択で悩みませんか?
企業からは服装が自由と言われたり、服装は私服でOKと言われたりといろいろなパターンがあります。
まずは、OB・OG訪問にはスーツで行けばいいのか私服で行くのかということについて見ていきましょう。
結論!スーツがベター
特に何も指定がなければ、スーツで行くのが無難というのが結論です。
なぜ、スーツで行くのが良いかというと、OB・OG訪問も選考の一部として考えている企業が多いからです。
これは、企業側が休日であっても同じことがいえます。
マイナスな印象を与えないためにも、特に企業側からの指定がない場合には、基本的にはスーツで行きましょう。
どんなスーツで行けば良い?
OB・OG訪問にはスーツで臨むべきであると説明しましたが、具体的にはどのようなスーツが好ましいのでしょうか?
基本的にスーツは一般的なリクルートスーツであれば大丈夫です。
それでは、男性と女性の場合にわけて、スーツを着用する際に注意すべきことを見ていきましょう。
男性の場合
スーツは黒色の無地のものを選びましょう。
ボタンはシングルボタンで、凝ったデザインのスーツやダブルスーツは選択しないでください。
パンツは、スーツとセットになっているものを選びます。
決して別々の上着とパンツを合わせないようにしましょう。
ネクタイは、スーツの色に合わせたものを選びます。
ここで注意したいのはネクタイの柄です。
無地やストライプものがベストで、キャラものやハートなどの派手なデザインのネクタイは、マイナス評価になりますのでNGです。
シャツやインナーは、白色の無地が一番良いでしょう。
アイロンのかかったシャツを着用することを意識してください。
ベルトは流行りのカジュアルなものではなく、スーツに合わせて革物かつ、シンプルなものを選択しましょう。
靴はスーツの色に合わせた革靴をチョイスし、靴下も黒か紺色がベターです。
女性の場合
男性と同様に、リクルートスーツで黒色の無地を選びましょう。
ブラウスは、第1ボタンを外したときに胸元が広く開くものは避けましょう。
ボトムスは、スカートかパンツかを選択しますが、スカートは短すぎず長すぎず、パンツはワイドパンツのようなカジュアルなものはNGです。
さらに、気を付けたい点はストッキングです。
色はナチュラルなベージュを選んでください。
冬であっても、カジュアルなイメージのタイツは避け、ストッキングを履きましょう。
そして必ず、替えのストッキングをかばんに入れておいてくださいね。
男女どちらとも寒い冬には、コートを着る可能性があります。
コートのデザインはシンプルで、色も黒や紺色、茶色などの落ち着いた色がおすすめです。
流行りのデザインや光沢のあるものは避けてください。
どちらも大切なのは、清潔で誠実な印象を与えることです。
服装は第一印象を決定付ける大切なものなので、事前の下準備や確認が重要です。
以下の記事では、スーツについて解説していますので、就活用に準備しようと思っている学生は、ぜひチェックしてください。
ケース別のOB・OG時の服装について
特に企業側からの指定がなければ、リクルートスーツでOKというように解説をしました。
しかし、OB・OG訪問にはケースがさまざまあり、リクルートスーツが一番良いというわけではない場合があります。
ここでは3つのケースに分けて、それぞれに適切な服装について解説していきます。
「服装自由」と言われた場合
一番困るのが、このパターンではないかと考えます。
服装が自由なのだから、私服で行ってもいいのかと思ってしまいませんか。
完全に判断が就活生に委ねられるのです。
この場合、3つのケースが想定されます。
まず1つ目は企業側が就活生に気軽に話をしてほしいと思っている場合です。
企業側は就活生のありのままの姿を見たいと考えています。
あまりOB・OG訪問を堅いものと考えずに臨んでほしいと考えていることがあります。
2つ目は、学生の対応力を試している場合です。
この場合、就活生は企業に試されていると考える必要があります。
選考の一部として、OB・OG訪問を認識している企業は多いのでこの場合はスーツを着ていったほうが良いでしょう。
3つ目は、学生の個性を見たいという企業側の考えがある場合です。
服装を見ることで、企業の社風を理解しているのか、企業イメージに沿っているのかなど判断することが可能です。
企業によって服装の捉え方はさまざまですので、必ず事前に口コミや過去に訪問に行った知り合いがいれば、どのように対応したかを聞くと安心です。
「私服でお越しください」と言われた場合
訪問先の企業がデザイン系だったり、美容系だったりすると、訪問の際の服装で私服を指定される場合があります。
企業側が私服を指定しているのであれば、私服を指定されているので、指示通りに私服で訪問に行きましょう。
しかし、私服といってもラフすぎる格好はいけません。
服装はいわゆるオフィスカジュアルが良いでしょう。
ここでも、男性と女性の場合に分けてポイントを解説しますね。
男性の場合
私服のベースは、ジャケットとパンツです。
どの色を合わせるか心配であれば、ジャケットとパンツは同じ色を選びます。
色は落ち着いた色で、黒やネイビー、茶色を選択しましょう。
シャツは白やライトブルーなどの淡い色を選び、ネクタイは派手なデザインや色を避けて選びます。
ベルトは、革製のシンプルなものを選び、靴を革靴にするなら色を合わせると良いでしょう。
ガチャガチャとたアクセサリーのついたようなベルトは不向きです。
靴は、カジュアルならスニーカーでも良いですが、不安なら革靴を合わせると安心です。
清潔感のあるものを選び、汚れや破れがないかを確認してから訪問に行きましょう。
女性の場合
ベースはジャケットとスカートかパンツです。
ジャケットを着用しない場合は、よりカジュアルな印象になりますので、企業の雰囲気や社風に合わせて選択してみてください。
ジャケットの色は黒やネイビー、茶色などの落ち着いた色で、明るい印象をつけたいときは淡い色を選ぶのも良いでしょう。
シャツは白やライトブルーなどの淡い色が良いです。
スカートを着用する場合には、膝が隠れるくらいの長さのものを選びましょう。 身体の線がはっきり出てしまうような服装はNGです。
パンツを着用する場合は、裾が靴に少し触れるサイズのものか、裾がくるぶしに触れるサイズのものを選びます。
靴はヒールが良いですが、高すぎるものは足が疲れるので止めておきましょう。
よりカジュアルな印象を与えるのは、スニーカーやローファーになります。
これらを選択するのであれば、奇抜なデザインのものはNGです。
私服といってもTPOをわきまえた社会人を意識した服装を心がけましょう。
知り合いのOB・OGを訪問する場合
OB・OG訪問の相手が知り合いの場合もあると思いますが、どのような服装がいいのか迷いますね。
初対面ならスーツで行くのが良いでしょうが、サークルやゼミの先輩だと悩みます。
関係性がある程度築けている相手であれば、ある程度の服装は許容されると考えられます。
しかし、ジーパンやサンダルなどラフすぎるものはやめておきましょう。
仲の良い間柄であっても、相手は社会人で時間を割いてくれています。
最低限の礼儀は守るようにしましょう。
OB訪問に関する基本的な情報は、以下の記事をチェックしてみましょう。
身だしなみの注意点
服装も重要なポイントですが、髪型やアクセサリー類をどうすればいいのかも気になりますね。
ここでは、髪型やアクセサリー類など身だしなみの注意点について見ていきます。
髪型について
髪型は第一印象を決める一番のポイントです。男女別に見ていきましょう。
男性の場合
髪色は、地毛がベストですが、染めるにしても派手な色は避けましょう。
また男性でも髪をロングに伸ばす人も増えています。
就活の際は印象が悪くなることがありますので、避けたほうが無難です。
また、パーマは髪型にボリュームを出すための軽いものはOKですが、毛先が遊び過ぎているパーマは就活中は我慢しましょう。
また、おでこと耳を出すと表情が伝わりやすく、企業側に好印象を与えられるでしょう。
ワックスの使用量は適度にを基本とし、つけすぎは不潔に感じることがありますので、注意が必要です。
就活中に好印象を与える男性の髪型については以下の記事を参考にしてください。
女性の場合
ロングヘアの場合は、耳の延長線上で髪を1つに結びます。
このような髪型にすると、表情が見えやすく印象が良くなります。
ミディアムヘアの場合は、無理に結ばなくても良いですが、前髪が目にかからないようにしましょう。
この髪型だと柔らかい優しい印象を与えることができます。
ショートヘアの場合は、耳やおでこがしっかり見えるように心がけましょう。
前髪はアイロンやドライヤーで斜めにセットすることをおすすめします。
髪をまとめる際にはヘアピンを使用し、色は髪色に合わせたものを選びましょう。
毛先が出てしまわないようにしっかりとヘアピンで止めると清潔感がアップして印象が良くなりますよ。
まとめるにしても、マイナスの印象を与えないように意識して選択しましょう。
アクセサリー類は外しておく
服装などが完璧でも派手なアクセサリーを着けていたり、服装に合わない時計を着けていたりすると、マイナスな印象を与えてしまいます。
ネックレスやブレスレットなどのアクセサリーは外しましょう。
時計は、ビジネスマナーとして着用するのが無難です。
デザインはシンプルなものを選び、汚れや傷がないものでアナログが良いでしょう。
また、高いブランド時計は、印象を悪くするので避けましょう。
最近は、指先まで気を配り、男女ともにマニキュアをする人が増えています。
基本的にはマニキュアは落として訪問に行くのが良いですが、するのであれば派手なものはやめましょう。
カバンについて
持ち物も企業側は見ています。
どのようなカバンを持てば好印象を与えられるのか考えてみましょう。
基本的にカバンはA4の書類が入るサイズで、黒や紺、茶色がベターです。
カバンと靴が同じ色だと落ち着いた雰囲気を感じさせることができます。
また、床に置いても倒れないカバンがおすすめです。
カバンが倒れたままだとだらしない印象を与えますので、注意しましょう。
ビジネスバッグを持つ場合
訪問の際に使用するカバンは、ビジネスバッグがベター。
就活用バッグとして、ビジネスバッグを購入して使用しましょう。
また、長期間使用していると汚れや傷ができる場合もありますね。
汚れはきちんと拭き取り、傷も目立たないようにメンテナンスすることをおすすめします。
ほかがきれいでもカバンが汚いと清潔感が伝わりませんので、持ち物にも気を配る必要があります。
ビジネスバッグがない場合
ビジネスバッグが用意できない場合もあるでしょう。
その場合は、カジュアルではないカバンを選択してください。
決してブランドものは持たないようにしましょう。
派手なデザインは避け、落ち着いた色(黒や紺色)で無地のものが良いでしょう。
社会人の中には、リュックサックを使用する人がいますが、就職活動には不向きなのでNGです。
就活用のバッグがないときにどこで買うべきか迷っている方は、以下のおすすめ商品の記事を参考にしてください。
さいごに
OB・OG訪問の際の服装について詳しく解説してきました。
服装が自由な場合や私服を指定されたりすることもあり、それぞれの場合にどのように対応すれば良いのか自信がついたのではないでしょうか。
重要なのは「清潔で誠実な印象を与えられる服装」であるかどうかです。
服装がしっかりしていれば、それだけ印象は良くなります。
仮に私服だったとしても選考の一部だと考えてしっかりとした態度で臨みましょう。
実際にOB・OG訪問は選考の一部という認識の企業が多いですので、派手な格好にならないように社会人にこれからなる身にふさわしい服装で臨みましょう。