【スーツ or 私服?】インターンの面接にふさわしいシチュエーション別の服装とは

【スーツ or 私服?】インターンの面接にふさわしいシチュエーション別の服装とは

2022年8月6日更新

はじめに

服装を間違えると痛い目に遭う

 

企業側からメールが来て、次の面接は

 

「服装自由です」

 

「私服でお越しください」

 

「私服可」

 

と書かれている場合、スーツがいいのか、本当に私服で行っていいのか、迷いますよね。

 

企業側がドレスコードを指定してくる場合は、そこに何らかの意図があります。

 

そこで場にふさわしくない服装を着て面接に臨んでしまうと、

 

「空気が読めない子だなぁ」

 

「きっと入社しても、こんなヘマをするんだろうなぁ」

 

「浮いてるぞ、この子」

 

というように心証を一発で損ねてしまう危険性をはらんでいます。

 

本記事ではシチュエーションが変わっても、柔軟に対応できる安心安全な対処法を解説していきます。

 

また、服装だけでなく、清潔感や身だしなみも大切なので、チェック方法も併せて紹介しますね。

 

10分くらいでサクッと読んで、服装の不安や心配から今すぐ脱出しましょう。

1.「服装自由」「私服可」と書かれている場合の服装

もし、企業側のメール文章に「服装自由」とか、「私服可」と書かれていた場合、あなたはどう対処しますか?

 

「服装自由だから別に何でもいいんじゃん」

 

「私服なら、普段着でいいんじゃないの?」

 

と思っているなら、ドツボにハマります。

 

このシチュエーションの場合は、スーツでも私服でもどちらでも構いません。

 

どちらかといえば、安全策としてスーツを着ていく学生のほうが多いですが、まだリクルートスーツを新調していない場合は私服でも大丈夫です。

 

ただ、私服といっても学校に着て行くような超カジュアルな服装は減点対象になりますので、私服で面接に臨む場合は男女別に、俗にいうオフィスカジュアルを着用しましょう。

 

男女別のオフィスカジュアルは下記のとおりですが、オフィスカジュアルのイメージが出ない人は必ず画像でチェックしておきましょう。

 

性別オフィスカジュアルの服装
男性・グレーや紺、濃い茶色のジャケット

・白色や水色、薄いグレーの襟付きシャツ

・黒や紺、ベージュ、カーキなどベーシックな色のチノパンorスラックス

・革靴またはスエード靴

女性・フリルやリボンのないベーシックなジャケット

・白や薄い水色・ピンクのシャツまたはブラウス

・チノパンまたは膝丈スカート

 

インターンの面接で服装を自由にする企業の目的

 

ここで企業側が面接で服装を自由にする目的を確認しておきたいのですが、大きく3つです。

 

①学生の緊張をほぐしたい

➁学生の人柄を知りたい

➂会社にスーツ文化がない

 

少し深掘り解説していきます。

 

①学生の緊張をほぐしたい

 

企業側が面接で見たいのは、着飾って鎧をまとっているニセのあなたではなく、普段着の素のあなたです。

 

そうでなくても、面接では緊張して自分を十二分に発揮できなくなるのに、スーツを着ると、どうしても堅苦しくなって余計な力が働きます。

 

したがって、企業側としてはどうやって学生の緊張をほぐすかに苦労していて、服装だけでなく、面接冒頭で雑談をはさんだりするのも、そのためです。

 

そういう意味で、私服で緊張をほぐし、学生の素顔を見たいというのが1番目の目的です。

 

➁学生の個性やセンスを知りたい

 

次に私服であれば、人それぞれ学生の個性が出ますよね。

 

その服装を見て、

 

「たぶん、こんな子だな」

 

と勘繰って、その見立てをベースに質問していき、その妥当性を検証したいという思惑もあります。

 

また、デザインやアパレル業界では、センスの良し悪しを判断する要素にもなります。

 

いずれにしても、その人らしさを見やすいという理由で、個性が消されるスーツではなく、本人の選択の幅が広がる「私服」をあえて指定するといった側面があります。

 

➂会社にスーツ文化がない

 

会社には会社なりの文化があって、たとえば、IT系などの企業の場合は社内でスーツを着るという習慣がなく、普段から全員がオフィスカジュアルや、ジーンズやスニーカーといったラフなスタイルで仕事をすることを認めている企業もあります。

 

1つの企業でも、営業はスーツを着る人がいる一方で、デザイン系の職種はカジュアルスタイルが混在するなど、昨今は同一会社内でも一律スーツではないケースも見受けられます。

 

ただ、同じIT企業でも各社で服装の基準が異なりますので、カジュアル過ぎる服装でインターンの面接に参加して、社員よりもカジュアルで現場で浮くのは避けたいですよね。

 

「私服可」「服装自由」のセーフティーラインは?

 

とはいえ、インターン面接の服装のセーフティーラインってわからないですよね。

 

先ほどのオフィスカジュアルであれば、まったく問題ないですが、下記のNG例のような「会社をなめ切った格好」や「派手な色」「露出が多い」など、だらしない印象を与える服装は絶対に避けましょう。

 

性別セーフティーラインNGライン
男性シャツ、ジーパン、革靴・スニーカーTシャツ、ジャージ、短パン、サンダル
女性シャツ、派手でないスカート、

派手でないパンツ、ヒールの高くない靴

ヒールの高すぎる靴、派手な色の服、露出の多い服、ボディコン

 

2.「私服でお越しください」と書かれている場合の服装

 

次に「私服でお越しください」とメールで書かれている場合は、素直に私服と捉えて、先ほど説明したオフィスカジュアルで面接に臨みましょう。

 

私服を求める意図は先ほど説明したとおり、アパレルやファッション業界であれば学生のファッションセンスを見たいためであるし、ベンチャー企業などは素のあなたを知りたいためです。

 

そんな企業の目的にあがらって、スーツで行ってしまうと、「空気が読めない」「個性がない」「内容を確認してない」などの悪い印象を与える危険性がありますので、注意しましょう。

3.「平服でお越しください」と書かれている場合の服装

「平服でお越しください」と書かれている場合、まず「平服って何?」と思いますよね。

 

平服とは礼服や正装以外の服装を指し、面接の場合はスーツでも私服でもOKという意味です。

 

したがって、平服指定の場合は「服装自由」や「私服可」と同様に、スーツかオフィスカジュアルで面接に臨みましょう。

 

4.指定がない場合の服装

企業側から送られてくる面接メールの文面にドレスコードが何も書かれていない場合は、返って躊躇しますよね。

 

結論から言うと、指定がない場合はスーツが無難です。

 

「ビジネスはスーツ」という文化が浸透している企業では、当たり前すぎてわざわざ指定する必要がないと捉えたり、意識にも上がらないため、言及しないケースもあります。

 

そんな会社の面接で、指定がないからといって「私服」で訪問するとどうなるでしょう?

 

当然、場違いの印象を免れませんし、「ビジネスマナーのなってない子だなぁ」とマイナスの印象しか残りません。

 

こうなると、いくら面接の受け答えがよくても、マイナスからのスタートなので挽回するのに一苦労ですね。

 

したがって、指定がない場合はスーツで行くのが無難だと言うことになります。

5.スーツ着用指定の場合の服装

スーツ着用指定の場合は、もちろんスーツで行ってください。

 

スーツは上下そろいの黒か濃紺、あるいは濃いグレースーツで行くのが一般的です。

スーツの色に関しては、別記事の【面接官目線】就活で失敗しないスーツ色の選び方でガッチリ解説していますので、不安な方は参照してみてください。

なお、シャツの色は白が基本になりますので、個性を出したいからといって派手な色や変わったデザインを身に付けるのは避けましょう。

 

 

スーツ着用時の注意点

 

スーツ着用時に注意してほしい点は、靴下です。

 

足元は面接で座っているときに面接官から意外とチェックされるスポットです。

 

靴下の色はスーツの色に近い濃い同系色を選ぶのがポイントです。

 

くるぶしまで見えるような短い靴下は、カジュアルっぽく見えるので控えましょう。

 

また、女性でスカートをはく場合は丈に注意が必要です。

 

立って試着したときはちょうど良くても、タイトスカートの場合は座ると上がってきてしまうこともあり、面接で脚に気を取られて集中できなくなる恐れがあるので、立った時に膝が隠れるぐらいの丈を目安にしましょう。

 

夏にスーツを着用する場合

 

炎天下にスーツで活動するのはツライですよね。

 

移動中はジャケットを脱いでいても問題ありませんが、面接会場に入る前に羽織るようにしましょう。

 

クールビズを推奨している会社では、ノーネクタイでの参加やジャケットを脱ぐように促してもらえる場合もありますが、指示がない場合は着用のままで脱がないようにしてください。

 

また、ジャケットを脱いだ時に汗でシャツが透けるとみっともないので、肌着は着用するようにしましょう。

 

6.身だしなみチェックリスト

インターンの面接では服装はもちろん大切ですが、身だしなみも服装に匹敵するぐらい超重要です。

 

たとえば、どんなに高級な服に身を包んでいても、襟元や袖口が黄ばんでいたらどうでしょうか?

 

シワだらけだったら、どんな印象を相手に与えるでしょうか?

 

相手にとって不快だったり、だらしなく映るようであれば、たとえそれが高級なブランド服であっても台無しですね。

 

せっかくの面接を見た目で損しないように、ここで身だしなみチェックリストを紹介します。

 

インターンの面接前に必ず1項目ずつチェックして、万全の体制で面接に臨みましょう。

 

【男性のチェックリスト】

☑ジャケット・シャツ・ズボンにシワやほつれ、汚れがないか?

☑靴がキレイに磨かれているか?

☑ワイシャツの襟がひっくり返っていたり、よれたりしていないか?

☑襟元からTシャツや肌着などが見えていないか?

☑ジャケットにふけがついていないか?

☑派手な色の靴下を履いていないか?

☑寝ぐせがないか?

☑シャツの下に下着を身に付けているか?

☑メガネの場合はレンズがキレイに磨かれているか?

 

【女性のチェックリスト】

☑下着が透けていないか?

☑下着のひもが見えていないか?

☑トップスにシワやほつれがないか?

☑スカートにシワやほつれがないか?

☑かかとやヒールの擦り減りはないか?

☑タイツが破れていないか?(予備を持っているか?)

☑ストッキングの色が自分の肌の色に合っているか?

☑パーマの場合はボサボサ感はないか?

☑目に前髪がかかっていないか?

 

7.臭いは最大の大敵

案外、本人は気付きにくいのですが、「臭い」も相手に不快感を与えるとマイナス評価にはつながります。

 

元々の体臭だけでなく、汗臭さや口臭などは意外と不快感を与える要素となります。

 

インターンの面接などは近距離で面接官と対峙する場合が多く、夏場の面接では多く汗をかきやすいので、面接会場でプーンと臭わせてしまう危険性をはらんでいます。

 

臭いの対策としては、こまめに洗濯をしたり、デオドラントやマウスウオッシュを使うなど、臭いの素を絶つのが手っ取り早い方法です。

 

また、香水なども注意が必要です。

 

タバコの臭い消しやオシャレ感覚で香水をつける人もいますが、文字どおり鼻につく臭いというものがあります。

 

したがって、本人にとってはいい匂いと思っても周りにはスメハラになる可能性があるので、面接に臨む前に第3者に意見をもらうなどして対処しましょう。

8.人は見た目が55%

人は見た目が55%です。

 

人の第一印象は、見た目だけで55%判断されます。

 

それだけ視覚情報は重要ということですね。

 

これは単なる私見ではなく、アメリカの心理学者のアルバート・メラビアンさんという方がメラビアンの法則でチャンと説明しています。

 

この法則によると、人が第一印象を決定づける要素として、面接で話す内容や言葉の意味といった言語情報は7%、声質・声量・口調・テンポなどの聴覚情報が38%、見た目・表情・しぐさ・視線などの視覚情報が55%だと言われています。

 

「え~、面接練習をアレだけしたのに、言語情報ってたった7%しかないの?」

 

と思われたかもしれません。

 

私もそう思いました。

 

ただ過去の面接場面を振り返ってみると、せっかく良い受け答えをしていても、肩に白いフケがいっぱい散乱して、その肩が気になって学生の発言が耳に入ってこなかった記憶があります。

 

それだけ、視覚は強烈です。

 

したがって、見た目で損をしないように、今回解説した服装はもちろん、身だしなみや清潔感も十分に注意してほしいと思います。

 

本記事があなたのインターンの面接に役立つことを祈念しています。

 

今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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