面接で服装自由の場合は何を着ていく?注意点も解説
2023年2月10日更新
はじめに
就活の面接ではスーツを着ていくと思っている就活生が多いのではないでしょうか。いざ、企業から「面接は服装自由です」と言われたら、何を着ていこうか迷いますよね。
「次の面接、服装自由って言われたけど何を着ていくのがベスト?」
「服装自由の時、スーツを着て行ってもいいの?」
「企業は面接でなぜ服装自由と言うの?」
「服装自由の場合に気をつけるべきポイントはある?」
このように面接で服装自由と言われるとたくさんの疑問点が浮かんでくると思います。今回は、そんな疑問を持つ就活生に向けて、面接で服装自由と言われた場合に着ていくべき服装や企業が服装自由と言う理由、その他注意点について紹介していきます。この記事を読むと、面接で服装自由と言われても、当日何を着ていけばよいか分かるようになります。
- はじめに
- 面接で服装自由と言われたときは何を着ていくべき?
- 迷ったらスーツが無難
- スーツ以外ならオフィスカジュアルが良い
- WEB面接で服装自由と言われたら何を着る?
- 企業が面接で服装自由とする理由は何?
- 自由な社風をアピールするため
- 社会人としてマナーがなっているか確認するため
- 服装自由とすることで服装から就活生の個性を知るため
- リラックスした状態で面接を受けてもらうため
- 業界によってはスーツが必要ないため
- 【男性版】服装自由の時にふさわしいオフィスカジュアルとは?
- トップス
- ボトムス
- 靴
- 鞄
- 【女性版】服装自由の時にふさわしいオフィスカジュアルとは?
- トップス
- ボトムス
- 靴
- 鞄
- 髪型・アクセサリー
- 面接の服装についての注意点
- 服装指定についての疑問
- 終わりに
- 関連記事
上京を志す地方学生ならジョーカツ!
首都圏の学生ならスタキャリ!
面接で服装自由と言われたときは何を着ていくべき?
就活の面接は、スーツで着ていくものだと思っている就活生がほとんどだと思うので、面接で服装自由と言われたときに、何を着ていこうか迷う就活生も多いですよね。服装自由と言われた時にベストな服装について紹介していきます。
迷ったらスーツが無難
面接でスーツ指定された場合はもちろんスーツで行きますが、指定がなく当日何を着るべきか迷った場合はスーツで臨むのが無難です。服装を私服指定された場合、スーツで行くことは好ましくありませんが、服装自由であれば、スーツや私服の区別がないため、スーツで行っても問題ありません。スーツを着て来れば、真面目で誠実という印象を持たれる可能性があります。よくわからず私服で面接に行ってしまうよりは、服装に自信がない人はスーツで面接に臨んだ方が良いでしょう。
ただし、服装自由と書かれていても、「スーツ不可」とする企業もあります。その際は服装自由だとしてもスーツで行くのはやめましょう。
スーツ以外ならオフィスカジュアルが良い
服装自由と言われ、スーツ以外を着ていくとしたら、オフィスカジュアルを心がけるようにしましょう。オフィスカジュアルとは、その会社で仕事をすると仮定したときに、オフィスにいてもおかしくない服装だと思ってもらうと良いです。スーツではないけれども、ビジネスの場にふさわしい服装で行くようにしましょう。事前に業種や職種、社風についてホームページなどから調べておき、理解しておくことが大切です。ジーンズやデニム、サンダル、短パンなどのラフな服装は絶対に着ていかないようにしましょう。また、アパレル業界など服装にかかわる業界ならおしゃれ度を意識することもポイントの一つですが、そうでなければ、身だしなみを整えることを意識すると良いです。
WEB面接で服装自由と言われたら何を着る?
基本的に、WEB面接で服装自由と言われたときも、対面の時同様にスーツかオフィスカジュアルで臨むべきです。注意点としては、上半身のみしか画面に映っていなかったとしても、下半身も映り込むケースもありますし、自分の気持ちを面接に切り替えるためにも必ず上下スーツかオフィスカジュアルで揃えましょう。何かの拍子でカメラが動いてしまったり、相手には自分の画格とは違って見えていたりすることもあり得ます。
企業が面接で服装自由とする理由は何?
企業が面接でスーツ指定ではなく「服装自由」とする理由は何かあるのか疑問に思う就活生も多いと思います。その理由について見ていきます。
自由な社風をアピールするため
最近は事務職などでも制服文化がなくなってきました。そのため、服装自由とすることで服装などの規律に縛られない自由な職場、社風であることをアピールしている企業もあります。
社会人としてマナーがなっているか確認するため
企業が面接で服装自由とする理由の一つに、社会人としてTPOをわきまえた服装ができるかどうかマナーを確認するためという理由があります。企業が面接で服装自由としている場合は、受ける企業の業界や業種によりどのような服装で行くか考える必要があります。ヘアスタイルについても身だしなみを整える必要が出てきます。
ただ、企業は厳しく服装を見ているというよりは、社会人としての最低限のマナーがなっているか、社会人としての自覚をしっかりと持っているかを確かめるために服装自由とあえて言っていることが多いため、あまり深く考えずTPOに合った服装で面接に臨みましょう。
服装自由とすることで服装から就活生の個性を知るため
業界によっては、就活生の面接時の服装から個性や服装へのこだわり、感性を知るために服装自由としている場合もあります。服装自由とした場合、スーツを着てくるか、オフィスカジュアルを着てくるかだけでも少しずつ就活生の性格や考え方が分かるものなのです。特に、企業は新卒では就活生の人間性を重視していることが多いので、どんな個性をしているか、どんな考え方をする人なのかを服装からも判断しようと思っています。
リラックスした状態で面接を受けてもらうため
スーツ指定だと、緊張してガチガチの就活生も多いため、就活生にリラックスした状態で面接を受けてもらうためにも服装自由としている場合もあります。ただ、スーツのほうがやる気が出るという就活生にも安心してスーツを着てもらえるように服装自由としています。
業界によってはスーツが必要ないため
業界によっては、スーツが不要な業界もあります。例えば、ベンチャー企業やIT企業などは仕事中スーツを着ていなければならない理由はあまりないと思います。また、外資系なども多国籍であることが多く、服装規定がなかったり服装規定が緩いということもあります。そういう業界は自然と就活生に服装を指定しなくなるでしょう。
一方、接客業や銀行員など窓口業務では企業によって決まった制服やスーツを着用しなければならないことも多いです。そのため、銀行など金融機関を受験する就活生はスーツを清潔感を感じられるように着こなす必要があります。
【男性版】服装自由の時にふさわしいオフィスカジュアルとは?
男性のオフィスカジュアルな服装について紹介していきます。
トップス
トップスは、基本的にジャケットとシャツになります。ジャケットの色は無難なブラック、ネイビー、グレーなどの落ち着いた色が良いでしょう。
シャツについては、襟付きのもので、柄は無地、ストライプなどシンプルなデザインのものが良いです。また、色も派手すぎない色にすると良いでしょう。
ボトムス
ボトムスは基本、スラックスかチノパンが良いと思います。フォーマル寄りにするのであれば、スラックス、カジュアル寄りにするのであれば、チノパンが良いでしょう。業界や社風の異なる企業の面接に行く場合は、タイプに合わせてボトムスを変えると良いです。
靴
面接での男性の靴は、革靴やローファーが良いです。革靴やローファーは黒、茶色が無難です。トップスとボトムスに合う系統が似ている色やデザインを選ぶと良いと思います。
また、カジュアルであればスニーカーでもよいですが、スニーカーは真っ黒や紺色など無難なイロにし、きれいに手入れされているものにしましょう。革靴やローファーの汚れよりもスニーカーの汚れや痛みは目立ってしまいます。またスニーカーのデザインはロゴやデザインが目立たないものにしましょう。
いずれにしても、就活中は移動することも多く長時間靴を履くため、履き心地も大事なポイントになります。
鞄
就活の面接で持っていく鞄は、黒、紺色などの無難な色が良いでしょう。トップス、ボトムス、靴と系統を合わせると良いです。ベストな鞄のサイズは、A4の書類が折らなくても入るサイズが良いと思います。また、鞄は床に置いたときに自立するマチがあるものにしましょう。面接中に鞄が倒れることなく安心して面接に臨めます。
また、鞄は特に、撥水加工がされている素材が良いです。雨が降った時や何かをこぼしてしまった際も、汚れが残りにくくなります。
【女性版】服装自由の時にふさわしいオフィスカジュアルとは?
女性のオフィスカジュアルについて紹介していきます。女性の場合は、ジャケットやパンツ、スカートなどが無難です。
トップス
女性のトップスは、シャツやブラウスが良いです。また、フォーマル寄りが良い場ではジャケットを着用すると良いと思います。シャツやブラウスはあまり色が濃すぎず、派手過ぎないデザインが良いです。
ボトムス
ボトムスについては、パンツスタイル、スカートスタイルのどちらを着用しても問題ありません。ボトムスはトップスに合わせたデザインのものを選択すると良いでしょう。
スカートをはく場合は、膝からふくらはぎくらいまでの丈がベストです。逆に、膝上など露出が多くなると就活には不向きとなってしまいます。
靴
女性のオフィスカジュアルの際の靴はパンプスやローファーが良いです。色は無難な黒、茶色、紺色で、デザインはシンプルのものが良いです。トップスやボトムスに合う色やデザインを選びましょう。できるだけヒールが高いものを避け、最低でも3センチくらいまでのものにするようにすると良いです。
また、就活シーズンは移動などでよく歩くことが予想されますので、軽量でローヒールで履きやすい靴を選ぶようにしましょう。女性の場合は靴下ではなくストッキングをはくため、パンプスやローファーのサイズが合わないと、かかとが擦り剝けたりと怪我をする場合もあるので、自分の足に合った靴を選ぶようにしましょう。
鞄
女子の鞄も男性と同様に、黒や紺色の鞄が良いでしょう。色やデザインはトップスやボトムス、靴に合わせると良いです。サイズは男性の鞄と同じようにA4サイズの書類を折らずに入れられるサイズにし、自立するマチ付きのものにしましょう。また、撥水性のある鞄を選び、雨が降った時や何かをこぼした時にも汚れが目立たないようにすることもポイントの一つです。
髪型・アクセサリー
髪型について、カラーリングしている就活生は、できれば黒髪、暗い茶色まで色を落ち着かせましょう。特に、髪が伸びてしまいプリンになっている場合は、汚い印象を与えてしまうので、染め直すようにしましょう。また、髪がダメージによりパサパサしている場合は、保湿などのケアをしっかりとしましょう。だらしないイメージを与えないようにすることが大切です。また、ネイルやメイクも控えめにするのがマナーとなります。
面接の服装についての注意点
今回は面接で服装自由と言われたときの、ベストな服装について紹介していますが、面接の服装に共通して言える注意点は、「清潔感があるかどうか」です。いくら全体のバランスが良く、スーツやオフィスカジュアルの格好をしていたとしても、しわがついていたり、汚れが目立つ服装だと清潔感に欠けてしまいます。また、メラビアンの法則でも視覚情報について「第一印象は3~5秒で決まる」と言われており、見た目の印象はとても重要です。そのため、どのような服装でも就活中は清潔感を意識するようにしましょう。
服装指定についての疑問
服装指定と言っても、服装について記載がない企業があったり、「あなたらしい服装で来てください」という記載の仕方があったりと、就活生を悩ませる表現をする企業もあります。今回はそれぞれの表現に対する適切な服装について紹介します。
服装に関する記載がない場合
スーツで行くのが望ましいです。
私服可と記載がある場合
スーツでも私服でもどちらでもよいですが、迷った場合はスーツが無難です。また、多くの就活生がスーツで来る可能性が高いです。
私服でお越しくださいと記載がある場合
私服で行くようにしましょう。この場合はスーツで行くことは好ましくありません。
スーツ不可と記載がある場合
私服で行くようにしましょう。迷ってもスーツで行くことはNGです。
あなたらしい格好でお越しください
私服で行くのがベストですが、どうしても迷う場合はスーツでも良いです。
終わりに
今回は、就活の面接で服装自由と言われたときに、どのような服装で面接に臨めばよいか分かるよう、ベストな服装、注意点、企業が服装自由と言う理由について紹介しました。これまでずっとスーツ指定だった就活生からしたら、突然服装自由と言われると、「何を着ていこう?」と焦ってしまうかもしれませんが、この記事を読み返して当日どんな服装をしていくべきかを考えましょう。そして、何よりも清潔感を忘れずにしっかりとTPOに合った服装をするよう心がけましょう。