上京してシェアハウスするメリットデメリット|費用や流れを解説

上京してシェアハウスするメリットデメリット|費用や流れを解説

2022年10月12日更新

はじめに

地方の就活生の中には上京をしてから就活をする人も多いのではないでしょうか。

コストを抑えながら上京したい人は、シェアハウスをすのがおすすめです。

シェアハウスのメリット・デメリットの両方を知っておけば、自分に合ったシェアハウスを見つけやすくなるはず。

そこで本記事ではシェアハウスのメリット・デメリット、上京にかかるコスト、一連の流れについて解説します。

以下のようなお悩みのある学生は必見ですので、ぜひ最後までチェックしてみてください。

対象
  • シェアハウスの魅力が知りたい
  • シェアハウスに住む際の費用が知りたい
  • 選び方のポイントを踏まえて決めたい

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シェアハウスってなに?

シェアハウスとは、一戸建てやマンションの部屋に複数人で住み、リビング・キッチン・トイレ・浴室を共有して生活する賃貸物件を意味します。

通常は管理会社が入居者の募集から建物の管理を一貫して行い手続きを進めるため、面識がない人と一緒に住むことになるのがほとんどです。

シェアハウスの定義は以下の通りです。

プライベートなスペースを持ちつつも、他人とトイレ、シャワールーム等の空間を共有しながら住まう賃貸物件で、入居者一人ひとりが運営事業者と個室あるいはベッド単位で契約を結ぶもの

令和2年 我が国の居住者をめぐる状況について | 国土交通省 社会資本整備審議会住宅宅地分科会(第50回)

トイレやキッチンは共有しますが、各個室には鍵がついているのでプライベートはしっかり守れるのがポイントです。

つまりシェアハウスは、プライベートとパブリックが共存している住宅ということになります。

上京でシェアハウスをする際のメリット

シェアハウスは、コストを抑えられるだけではなく、実は他にもたくさんのメリットがあります。

6つのメリットをまとめましたので、下記をご覧ください。

メリット

上京・引越し費用が抑えられる

地域・不動産にもよりますが、シェアハウスは家賃自体がそもそも安いです。

敷金・礼金もかからない物件もあるため、引っ越す際にかかる全体的な費用が下がります。

家具・家電が備え付けのシェアハウスなら、以前の家にあったものを運ぶ必要がありません。

引っ越し業者へ依頼する際のコストも下がるでしょう。

本来であれば、家具・家電を一通り揃えるだけでも10万円ほどかかります。

しかし、シェアハウスであればほぼゼロにすることも可能です。

上京したばかりの学生にとって、引っ越し費用の負担が減らせるのは非常に嬉しいはず。後々お金を自由に使用したいならなおさらです。

初期費用以外はコストがそこまでかからない

引っ越し費用が抑えられるとはいえ、初期費用がかからないわけではありません。

しかし、初期費用を除けばそこまで大きな出費はないです。

すでに他の住民が住んでいるため、調理・掃除道具は揃っています。

洗濯機や冷蔵庫などもあるので、新たに買い集める必要がないですよね。

みんなで使用する共通の日用品は、全員で負担するので、一人当たりにかかる費用も安いです。

つまり、初期費用にかかる分を用意しておけば、他の出費はそこまでかかりません。

シェアハウスは、コスパよく上京できるための最適な手段と言っていいのではないでしょうか。

家具・家電が備え付け

多くのシェアハウスでは、家具・家電が備え付けです。

加えて、調理道具・掃除道具・洗濯用品などもあるため、引越しが完了してすぐに生活ができます。

普通に一人暮らしをすると、生活用品を買い揃えなければいけませんが、シェアハウスはその必要がありません。

お金と時間の節約に繋がるでしょう。

もし、金銭面的に余裕があり、こだわりがある方であれば自分専用のものを揃えてもいいかもしれません。

ただし、共有スペースに持ち込むのであれば、周りに相談するなどの配慮を心がけてください。

リビングやキッチンなどが広い

共有スペースが広いので、ゆったりくつろげます。

みんなで使用するからこそ、広い作りになっているのがひとつの理由でしょう。

広々とした場所で、ゆっくり読書や勉強をするのも新鮮かもしれません。

築年数にもよりますが、部屋が広くなると家賃も高くなるのが基本です。

一方、東京などの都心部では、部屋が狭くても家賃は高いので、上京したばかりの方には重荷になることも。

しかし、シェアハウスなら広さを確保しつつ、家賃を抑えられます。

見ず知らずの土地で馴染むためには、場所的にも金銭面的にもストレスを最小限にできるのがいいのではないでしょうか。

交友関係が広がる

共同生活をするので、交友関係が自然と広がります。

筆者が友人から聞いた話では、ファッション系の専門学校に行っている人・音楽をしている人・Webデザイナー・フリーランス・アジア系の外国人など、年齢も職業もバラバラだったそうです。

人によってはシェアハウスを「異空間のような場所」と捉えているかもしれません。

しかし、さまざまな人たちと一緒に生活できる機会はなかなかないでしょう。大人になるとなおさらです。

新たな出会いが「自分の人生を豊かにする」とも言えるので、シェアハウスで過ごす時間に価値を見出してみてはいかがでしょうか。

寂しさを紛らわせる

上京したばかりだと知り合いもいませんし、慣れない土地で不安に感じるかと思います。

そこで、シェアハウスであれば誰かしらとの繋がりができるため、寂しさを紛らわせることが可能です。

人がいるだけで温もりを感じられるのではないでしょうか。

金銭的な負担が減るのも大切ですが、不安な気持ちを支えられる環境があるのも重要です。特に、上京したばかりの方には頼みの綱。

シェアハウスにいる人は、きっと同じような境遇でいるケースが多いので、胸の内を話してみると楽になるかもしれませんよ。

以下では東京で就活するのに有利になるシェアハウスを紹介しているので、ぜひチェックしてみてください。

上京でシェアハウスをする際のデメリット

シェアハウスはたしかによい点がありますが、共同生活ならではのデメリットがあるのをご存知でしょうか。

次の5つをご覧ください。

デメリット

静かな時間を過ごせないことがある

シェアハウスは一人での生活ではないため、周囲の声や物音が聴こえる場合があります。

とはいっても住民一人ひとりの時間を尊重して、ルールを決めているところもあるそうです。

そのため、案外ゆったりした時間を過ごせるかもしれませんが「騒がしくなる可能性もある」といった覚悟はもっておきましょう。

引越しをする前に、シェアハウスの状況やルールを把握しておくのがおすすめです。

共有スペースが汚れていることがある

共有スペースはみんなで使用する分、汚れる頻度も増えていきます。

ある程度の清潔感は守られていますが、住民の使い方によってはばらつくことも。

業者が毎日掃除をしてくれるところもありますが、基本的にはすべて住民が管理します。

あまりにひどく汚いのであれば、住民同士でルールを作らなければいけません。

自分だけのスペースしか管理したくない方もまれにいますが、共同生活には不向きな方です。

協力の姿勢がないと、周りに迷惑をかけてしまいます。

お風呂・洗濯・キッチンが自由に使えない

お風呂・洗濯・キッチンも共有なので、自分が使いたいタイミングで使用できない場合があります。

シェアハウスに住んでいる人数が少なければ、入れ替わりも早いのでわずらわしさも減るでしょう。

しかし、人数が多いと回転率も遅くなるので、ストレスになることも。

お互いが協力をして成り立つ生活なので、多少の我慢は必要です。

住民以外のお泊まりを禁止しているところもある

シェアハウスには「シェアハウス独自のルール」があります。

ルールを破ると、退去を強いられることもあるので、注意しなければいけません。

特に、住民以外のお泊まりを禁止しているところも多いです。

上京したからといって、お友達や恋人を気軽に招き入れるのは避けるほうが無難。

シェアハウスのルールは、みんながすこやかに暮らすためのものでもあるため、自分勝手な行動は避けるのが得策です。

人間関係のトラブルが起きることもある

一人で生活をしているわけではありませんので、ときには言い争ってしまうこともあるかと思います。

部屋の騒音や共有スペースの使い方などで苛立ちを覚える可能性も。

共同生活をおこなっている以上、自分以外の人間がいるので、考え方や価値観の相違でぶつかるのは仕方がないです。

シェアハウスに限った話ではないので、身構える必要はありませんが、わずらわしさを感じるでしょう。

上京でシェアハウスをするときの費用

シェアハウスに住む場合でも、上京にはさまざまな費用がかかります。

以下では、シェアハウスをはじめとする上京にかかる費用の目安を解説します。

初期費用

上京する初期費用は30万円を目安としましょう。

この金額は敷金・礼金・仲介手数料・初月の家賃が含まれていて、シェアハウスでは通常の賃貸よりもこの初期費用が抑えられることが多いです。

シェアハウスでは敷金・礼金が不要な物件もありますが、中には1ヶ月程度の敷金が必要な場合もあるため事前に確認しておきましょう。

引越し費用

引越し料金は、距離や荷物の量、業者、さらには引越しの時期によっても大きく変動します。

事前に複数の業者から見積りをとって、比較検討することが節約のポイントです。

生活用品

シェアハウスに住む場合、家具や家電はすでに設置されていることが多いですが、個人で使うアイテムに関しては自分で用意しなくてはいけません。

またネット環境を整えるための費用や光熱費なども予算に組み込んでおくと安心です。

上京して就活する費用についてもっと詳しく知りたい方は、こちらの記事もあわせてチェックしておきましょう。

上京してシェアハウスに住むまでの流れ

以下ではシェアハウスでの新生活を始めるための流れをステップごとに解説します。

ステップ1:シェアハウス探し

上京を決めたら、まず取り掛かるのはシェアハウス探しです。

さまざまな物件があるため、自分に合った住まいを見つけるにはしっかりと調査が必要です。

物件を探す際には、自分の希望条件を明確にすることが大切。

たとえば家賃、場所、部屋の広さ、共用スペースの充実度など、自分にとって何が優先かをリスト化しておくと効率的に探せます。

ステップ2:管理会社への問い合わせ

気になるシェアハウスが見つかったら、次は管理会社に連絡して詳細を確認しましょう。

電話やメールで問い合わせる際は、家賃や初期費用、契約条件、共益費の有無など、必要な情報を確認します。

また、物件のルールや他の住人の雰囲気、周辺環境も聞いておくと安心です。

問い合わせ時の対応の仕方から、管理会社の信頼度や対応の丁寧さも確認できますよ。

ステップ3:内見

シェアハウスを選ぶ上で内見は非常に重要です。

実際に訪れることで、オンライン情報だけでは分からない細かい点をチェックできます。

部屋の広さやレイアウトが自分の生活スタイルに合っているか、清潔さや設備の状態を確認しましょう。

また最寄りの公共交通機関やスーパー、コンビニなどのライフラインもあわせてチェックしておいてください。

ステップ4:申し込み

内見が終わってここに住みたいと決めたら、管理会社に申し込みの意思を伝えましょう。

申し込みに必要な書類や手続き方法を確認しておくことが重要です。

また契約内容やルールも再確認し、家賃支払いや退去時の手続き、ペット飼育の可否など、自分のライフスタイルに影響するポイントを押さえておきましょう。

申し込み後には審査が行われるため、時間に余裕をもって手続きを進めることが大切です。

ステップ5:契約・入金

管理会社から契約書を受け取ったら、内容をしっかり確認します。

契約書には、家賃や共益費、契約期間、解約条件などが記載されています。

署名をしたら身分証明書や収入証明書を提出しましょう。

ステップ6:引越し

契約が完了したら、いよいよ引越しの準備です。

引越し業者を選ぶ際には、複数の見積もりを比較して最適な業者を選びましょう。

引越し当日にはスムーズな荷物の搬入を行うために、管理人や住人と事前に連絡を取っておくことも大切です。

上京でシェアハウスをする際の確認するべきポイント

もし、今後シェアハウスをする予定の方は、下記3つのポイントをしっかり確認しておくのがおすすめです。

3つのポイント
  • 下調べ・内見をしっかりおこなう
  • 住まいのルールを確認する
  • 自分の生活スタイルとあうのかを確認する

それぞれ順に見ていきます。

下調べ・内見をしっかりおこなう

共有スペースの雰囲気や生活の騒音具合など、あらかじめ確認しておきましょう。時間帯によっては住民がいるかもしれませんので、暮らしの雰囲気をうかがってみるのも一つの手です。

加えて、住む予定のお部屋もチェックしておいてください。共有スペースの雰囲気がよくても、お部屋の居心地がよくなければストレスが溜まります。

自分が実際に住むイメージをして、納得ができそうかどうかを考えてみてください。

以下の記事でも就活シェアハウスの選び方を解説しているので、シェアハウス選びの参考にどうぞ。

住まいのルールを確認する

シェアハウスひとつ違うだけで、住まいのルールも異なります。内見をするときにあわせてチェックしておくのがおすすめです。

ルールを共有してくれる大家さんもいますが、まれに忘れてしまう方もいるので、入居者が確認するといいでしょう。

自分の生活スタイルとあうのかを確認する

シェアハウスでの暮らしと自分の生活スタイルがそもそもあうのかを確認してください。初期費用や家賃が抑えられるのは嬉しいですが、自分の生活スタイルとあわなければストレスを感じます。

経済的負担が減ることだけに釣られるのではなく、長期的な目線でのライフスタイルを考えておきましょう。お金に余裕がないうちはすぐに引越しも難しいので、長く住む可能性があるからです。

以下の記事は女性限定の就活シェアハウスに関する情報が満載なので、女性だけのシェアハウスを探している方は参考にしてみてください。

さいごに

シェアハウスでの暮らしは人生の中で何度も訪れるものではないため、ある意味貴重な体験です。生活を通していろいろと学べるでしょう。

ネガティブな側面を考えることもできますが、シェアハウスに限った話ではありません。

それならば「どんな経験ができるのだろうか」とポジティブな側面を考えるほうが、人生に奥行きをもたらしてくれるはずです。

上京して社会人として一人暮らしを考えている方は、ぜひ検討してみてくださいね。

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