【徹底解説】上京でシェアハウスをする際のメリットやデメリット
2022年9月12日更新
はじめに
上京をする際に家賃や生活費が気になる方も多いと思います。お買い物や娯楽施設が近くにあるのは嬉しいですが、その分物価も上がるのが痛いところ。
そこでおすすめなのがシェアハウスです。コストを下げられるため、上京したばかりの学生から人気を集めています。
今回は、上京でシェアハウスをする際のメリット・デメリットについて解説します。「シェアハウスの何がいいの?」「逆に気をつけておくべきことは?」と気になっている方に必見の内容です。一読したうえで、シェアハウスの利用を検討してみると、納得感が得られますよ。
1.上京をするならシェアハウスがおすすめ
シェアハウスは、コストを抑えられるだけではなく、実は他にもたくさんのメリットがあります。6つのメリットをまとめましたので、下記をご覧ください。
- 上京・引越し費用が抑えられる
- 初期費用以外はコストがそこまでかからない
- 家具・家電が備え付け
- リビングやキッチンなどが広い
- 交友関係が広がる
- 寂しさを紛らわせる
一緒に暮らしを共にする仲間がいれば、見ず知らずの土地に来ても安心ですよね。
①上京・引越し費用が抑えられる
地域・不動産にもよりますが、シェアハウスは家賃自体がそもそも安いです。敷金・礼金もかからない物件もあるため、引っ越す際にかかる全体的な費用が下がります。
家具・家電が備え付けのシェアハウスなら、以前の家にあったものを運ぶ必要がありません。引っ越し業者へ依頼する際のコストも下がるでしょう。
本来であれば、家具・家電を一通り揃えるだけでも10万円ほどかかります。しかし、シェアハウスであればほぼゼロにすることも可能です。
上京したばかりの学生にとって、引っ越し費用の負担が減らせるのは非常に嬉しいはず。後々お金を自由に使用したいならなおさらです。
②初期費用以外はコストがそこまでかからない
引っ越し費用が抑えられるとはいえ、初期費用がかからないわけではありません。しかし、初期費用を除けばそこまで大きな出費はないです。
すでに他の住民が住んでいるため、調理・掃除道具は揃っています。洗濯機や冷蔵庫などもあるので、新たに買い集める必要がないですよね。みんなで使用する共通の日用品は、全員で負担するので、一人当たりにかかる費用も安いです。
つまり、初期費用にかかる分を用意しておけば、他の出費はそこまでかかりません。シェアハウスは、コスパよく上京できるための最適な手段と言っていいのではないでしょうか。
③家具・家電が備え付け
多くのシェアハウスでは、家具・家電が備え付けです。加えて、調理道具・掃除道具・洗濯用品などもあるため、引越しが完了してすぐに生活ができます。
普通に一人暮らしをすると、生活用品を買い揃えなければいけませんが、シェアハウスはその必要がありません。お金と時間の節約に繋がるでしょう。
もし、金銭面的に余裕があり、こだわりがある方であれば自分専用のものを揃えてもいいかもしれません。ただし、共有スペースに持ち込むのであれば、周りに相談するなどの配慮を心がけてください。
④リビングやキッチンなどが広い
共有スペースが広いので、ゆったりくつろげます。みんなで使用するからこそ、広い作りになっているのがひとつの理由でしょう。広々とした場所で、ゆっくり読書や勉強をするのも新鮮かもしれません。
築年数にもよりますが、部屋が広くなると家賃も高くなるのが基本です。一方、東京などの都心部では、部屋が狭くても家賃は高いので、上京したばかりの方には重荷になることも。
しかし、シェアハウスなら広さを確保しつつ、家賃を抑えられます。見ず知らずの土地で馴染むためには、場所的にも金銭面的にもストレスを最小限にできるのがいいのではないでしょうか。
⑤交友関係が広がる
共同生活をするので、交友関係が自然と広がります。
筆者が友人から聞いた話では、ファッション系の専門学校に行っている人・音楽をしている人・Webデザイナー・フリーランス・アジア系の外国人など、年齢も職業もバラバラだったそうです。
人によってはシェアハウスを「異空間のような場所」と捉えているかもしれません。しかし、さまざまな人たちと一緒に生活できる機会はなかなかないでしょう。大人になるとなおさらです。
新たな出会いが「自分の人生を豊かにする」とも言えるので、シェアハウスで過ごす時間に価値を見出してみてはいかがでしょうか。
⑥寂しさを紛らわせる
上京したばかりだと知り合いもいませんし、慣れない土地で不安に感じるかと思います。
そこで、シェアハウスであれば誰かしらとの繋がりができるため、寂しさを紛らわせることが可能です。人がいるだけで温もりを感じられるのではないでしょうか。
金銭的な負担が減るのも大切ですが、不安な気持ちを支えられる環境があるのも重要です。特に、上京したばかりの方には頼みの綱。
シェアハウスにいる人は、きっと同じような境遇でいるケースが多いので、胸の内を話してみると楽になるかもしれませんよ。
2.上京でシェアハウスをする際のデメリット
シェアハウスはたしかによい点がありますが、共同生活ならではのデメリットがあるのをご存知でしょうか。次の5つをご覧ください。
- 静かな時間を過ごせないことがある
- 共有スペースが汚れていることがある
- お風呂・洗濯・キッチンが自由に使えない
- 住民以外のお泊まりを禁止しているところがある
- 人間関係のトラブルが起きることもある
「自分ひとりでなんでも自由にやりたい」と考えているなら、シェアハウスは適さないかもしれません。住む前にデメリットも確認しておきましょう。
①静かな時間を過ごせないことがある
シェアハウスは一人での生活ではないため、周囲の声や物音が聴こえる場合があります。
とはいっても住民一人ひとりの時間を尊重して、ルールを決めているところもあるそうです。そのため、案外ゆったりした時間を過ごせるかもしれませんが「騒がしくなる可能性もある」といった覚悟はもっておきましょう。
引越しをする前に、シェアハウスの状況やルールを把握しておくのがおすすめです。
②共有スペースが汚れていることがある
共有スペースはみんなで使用する分、汚れる頻度も増えていきます。ある程度の清潔感は守られていますが、住民の使い方によってはばらつくことも。
業者が毎日掃除をしてくれるところもありますが、基本的にはすべて住民が管理します。あまりにひどく汚いのであれば、住民同士でルールを作らなければいけません。
自分だけのスペースしか管理したくない方もまれにいますが、共同生活には不向きな方です。協力の姿勢がないと、周りに迷惑をかけてしまいます。
③お風呂・洗濯・キッチンが自由に使えない
お風呂・洗濯・キッチンも共有なので、自分が使いたいタイミングで使用できない場合があります。
シェアハウスに住んでいる人数が少なければ、入れ替わりも早いのでわずらわしさも減るでしょう。しかし、人数が多いと回転率も遅くなるので、ストレスになることも。
お互いが協力をして成り立つ生活なので、多少の我慢は必要です。
④住民以外のお泊まりを禁止しているところもある
シェアハウスには「シェアハウス独自のルール」があります。ルールを破ると、退去を強いられることもあるので、注意しなければいけません。
特に、住民以外のお泊まりを禁止しているところも多いです。上京したからといって、お友達や恋人を気軽に招き入れるのは避けるほうが無難。
シェアハウスのルールは、みんながすこやかに暮らすためのものでもあるため、自分勝手な行動は避けるのが得策です。
⑤人間関係のトラブルが起きることもある
一人で生活をしているわけではありませんので、ときには言い争ってしまうこともあるかと思います。部屋の騒音や共有スペースの使い方などで苛立ちを覚える可能性も。
共同生活をおこなっている以上、自分以外の人間がいるので、考え方や価値観の相違でぶつかるのは仕方がないです。
シェアハウスに限った話ではないので、身構える必要はありませんが、わずらわしさを感じるでしょう。
3.上京でシェアハウスをする際の確認するべきポイント
もし、今後シェアハウスをする予定の方は、下記3つのポイントをしっかり確認しておくのがおすすめです。
- 下調べ・内見をしっかりおこなう
- 住まいのルールを確認する
- 自分の生活スタイルとあうのかを確認する
それぞれ順に見ていきます。
下調べ・内見をしっかりおこなう
共有スペースの雰囲気や生活の騒音具合など、あらかじめ確認しておきましょう。時間帯によっては住民がいるかもしれませんので、暮らしの雰囲気をうかがってみるのも一つの手です。
加えて、住む予定のお部屋もチェックしておいてください。共有スペースの雰囲気がよくても、お部屋の居心地がよくなければストレスが溜まります。
自分が実際に住むイメージをして、納得ができそうかどうかを考えてみてください。
住まいのルールを確認する
シェアハウスひとつ違うだけで、住まいのルールも異なります。内見をするときにあわせてチェックしておくのがおすすめです。
ルールを共有してくれる大家さんもいますが、まれに忘れてしまう方もいるので、入居者が確認するといいでしょう。
自分の生活スタイルとあうのかを確認する
シェアハウスでの暮らしと自分の生活スタイルがそもそもあうのかを確認してください。初期費用や家賃が抑えられるのは嬉しいですが、自分の生活スタイルとあわなければストレスを感じます。
経済的負担が減ることだけに釣られるのではなく、長期的な目線でのライフスタイルを考えておきましょう。お金に余裕がないうちはすぐに引越しも難しいので、長く住む可能性があるからです。