
【選考で有利に!】全就活生が冬インターンに参加すべき理由!
2022年9月6日更新
はじめに
就活の本格スタートを目前にした学生の中には、以下のような悩みや疑問を抱えている人も多いのではないでしょうか?
- 冬インターンってどんな感じなの?
- 夏インターンとは違うの?
- 冬インターンは内定直結って本当?
この記事を読めば、こういった悩みや疑問はすべて解決できます!
24卒生にとって、冬インターンは内定獲得率を高める重要な要素の一つ。
冬インターンの特徴やメリットを押さえておきましょう!
それでは以下の「もくじ」に沿って解説していきます。
もくじ
1.そもそもインターンとは?
インターンとは、平たく言えば職業体験のようなものです。
学生が興味のある企業の職場に出向き、実際の業務の流れや会社の雰囲気を確かめることができるとても有意義な機会となっています。
インターンシップへの参加は、最近の就活生にとってはもはや当たり前のこと。
ディスコの調査によれば、2023年3月卒業予定の大学3年生と大学院1年生は、2021年10月の時点で83.6%がインターンシップ・ワンデー仕事体験に参加しています。
応募率だけで見ると、なんと91.2%にも上ります。
(出典:マイナビ 「マイナビ 2023年卒大学生インターンシップ調査(中間総括)」)
こういった状況に鑑み、企業側もより良い人材の確保に向けてインターンシップを実施するところが増えています。
またインターンシップの実施内容についても、就活生に選ばれるような魅力的な中身になるよう切磋琢磨している状況です。
さらに、コロナ禍でインターンシップの形式も大きく変わってきており、オンラインのみのインターンシップを行う企業も増加傾向にあります。
就活生側、企業側ともにインターンへの積極性は極めて高く、この傾向は今後も続いていくものと言えるでしょう。
2.冬インターンと夏インターンの違い
インターンシップは、開催時期によって内容の傾向が変わります。
冬インターンと夏インターンの主要な違いは、開催目的と開催期間です。
就活の本格スタートまでまだ時間のある夏インターンでは、企業は自社の知名度・認知度を上げることを主な目的としています。
また学生が夏休み中で時間の都合をつけやすいことから、選考倍率が高い、長期に渡るインターンが多いなどの傾向にあります。
一方冬インターンでは、就活の本格スタートが目前になっているため、企業は就活生により深く自社のことを知ってもらうことを目的としているのです。
冬インターンの時期には既に授業が始まっていることもあり、夏インターンに比べて選考倍率が低い、短期のインターンが多いなどの傾向があります。
夏インターンについてもっと詳しく知りたい方は、ぜひ以下の記事をご覧ください。
また秋インターンに関しては以下の記事で徹底解説しています。
3.【24卒】冬インターンの開催時期、申し込みスケジュール
24卒、つまり2024年3月に卒業予定の就活生が参加することになる冬インターンの開催時期、申込みスケジュールについて見ていきましょう。
冬インターンは概ね9月〜10月頃に募集、申し込みとなります。
申し込めば誰でも参加することができるわけではなく、参加者を絞り込むための選考に通過しなければなりません。
選考に通過することができて初めて冬インターンへの参加権利を得られます。
冬インターンの開催時期は12月〜2月頃。
早めの冬インターンなら年明け前、遅めならば就職活動が本格スタートする3月の直前に参加することになります。
4.冬インターンの参加期間(日数)
「授業が忙しいから1dayインターンがいい」
「実際に働くイメージを掴むためにも長めのインターンに参加したい」
12月〜2月という時期ですので、冬インターンの参加期間について気になっている方も多いかと思います。
冬インターンの参加期間(日数)については、大きく3つのグループに分けることができます。
①短期インターン
②中期インターン
③長期インターン
それぞれの特徴や希望に併せて、自分に合うボリュームの冬インターンに参加しましょう。
①短期インターン
短期インターンは、1日〜数日程度の極短期間で実施されます。
参加するための日程調整が容易で授業との両立もしやすいです。
ただし短期間が故に、インターンの内容は深いものにはならず、基本的に企業説明会のように会社の概要説明等で終わってしまう傾向にあります。
②中期インターン
1週間〜2週間程度の期間で開催されるのが中期インターンです。
短期インターンよりも日程に余裕があるため、参加者同士でのグループワークの実施などプログラムが充実しています。
企業側も参加者一人一人をじっくりと見ることができるため、場合によっては優秀な人材の囲い込みをすることもあります。
中には内定直結型の中期インターンも存在します。
③長期インターン
長期インターンは1ヶ月〜数ヶ月程度に渡って参加することになります。
参加するための日程調整は難しいものの、その分得られるものも大きいのが長期インターンの特徴。
長期インターンへの参加者は、企業から実務を任されるケースがほとんどで、会社の目標達成に向けて実際に働いていきます。
実務を担当するが故に、基本的に長期インターンでは給料が発生。
短期インターン、中期インターンとは比べ物にならないほどの責任感が求められるのはもちろん、参加中の姿勢や成果は細かく評価されることになります。
中期インターンよりも内定直結となっているケースが圧倒的に多いのも、冬の長期インターンの大きなメリットです。
5.冬インターンの選考
他のインターンと同様、冬インターンに参加するためには選考に通過しなければなりません。
主な選考方法は以下のとおり。
- ES
- WEBテスト
- 面接
ESのみでの選考が最も多く、WEBテストまで実施するところは少ない傾向にあります。
ただし人気企業ともなるとWEBテストを課すことがありますので、下記記事を参考に対策するようにしてください。
なお応募者が極めて多い夏インターンと比べると、基本的に選考倍率は低い傾向にあります。
せっかくのチャンスですので逃さないようにしたいですね。
6.冬インターンに参加する就活生の割合
冬インターンに参加する就活生の割合はどの程度なのでしょうか?
ディスコが行った調査によれば、インターンシップの参加時期分布は以下のとおりとおりとなっています。
- 大学1〜2年生:2.3%
- 大学3年生4月〜6月:2.0%
- 7月:3.4%
- 8月:17.8%
- 9月:19.0%
- 10月:8.0%
- 11月:7.7%
- 12月:13.1%
- 1月:10.3%
- 2月:15.3%
- 3月:1.0%
12月に13.1%、1月に10.3%、2月に15.3%といずれも10%を超える学生が冬インターンに参加していることがわかります。
夏休みで比較的日程調整がしやすい8月、9月の夏インターンほどではありませんが、それでも冬インターン時の学生側の意欲の高さが伺えますね。
※調査対象は、2022年3月卒業予定の全国の大学3年生(理系は大学院修士課程1年生含む)のうち、1社以上のインターンシップ参加経験者)
7.就活で有利になりたいなら冬インターンに行くべき!
就活で周囲よりも有利になりたいのであれば、ぜひ冬インターンに参加しておきましょう。
冬インターンには、あなたと内定の距離を近づけてくれる様々なメリットがあります。
ここでは以下3つのメリットをご紹介します。
①企業をより深く知ることができる
②インターンが内定直結のケースが多い
③内定者の3割はインターンシップ参加者
①企業をより深く知ることができる
冬インターンが開催されるのは12月〜2月。
3月の就活本格スタート直前です。
この時期になると企業側の情報発信の仕方もこれまでとは変わってきており、表面的な概要説明だけでなく、就活生とのマッチングを意識した形で情報を提供する傾向にあります。
自社とマッチングし得る就活生を探すために、実際に働くイメージを持ってもらえるような機会を設けているのです。
つまり冬インターンは、夏インターン等と比べて、企業をより深く知ることができる絶好のチャンスと言えます。
②インターンが内定直結のケースが多い
冬インターンの時期において、企業は優秀な人材を早期に確保しようと目を光らせています。
したがってインターンへの参加が内定直結となっているケースは、夏インターンよりも圧倒的に多くなる傾向があるのです。
たとえ内定直結ではなくとも、冬インターン参加時の業務成果や姿勢などが人事担当者の目に留まれば、後の選考において何らかの形で有利になる可能性が高まります。
内定獲得率を少しでも上げたいのであれば、冬インターンに参加しない手はありません。
③内定者の3割はインターンシップ参加者
季節に関わらずインターンシップ全体を通して言えることですが、インターンに参加した企業での最終的な内定獲得率は無視できない高さとなっています。
リクルートの資料によれば、企業が内定を出した学生の内約3割がその企業のインターンへの参加者です。
また内定者の中に自社のインターン参加者が1人以上いたと答える企業の割合は、なんと81.2%にも昇ります。
(出典:リクルート 就職白書2022 就職活動・採用活動の振り返りと今後の見通し)
「インターンに参加すればほぼ内定」とまでは言えませんが、最終的な内定獲得率に対して大きな影響があるのは明らかです。
さらにインターンの中でも最も内定に近いのが冬インターンでしたね。
最低限、志望度の高い企業のインターンには参加することをおすすめします。
8.冬インターンに参加するときの注意事項
冬インターンに参加するときの注意事項についても確認しておきましょう。
以下のポイントに留意しながら臨むことで、あなたの就職活動の成功率は高まるはず。
夏インターンとは意識を大きく変えて参加する必要がありますよ。
①授業との両立を念頭に置く
②夏、秋インターンで選考落ちした企業に応募
③マッチングを意識して参加する
①授業との両立を念頭に置く
冬インターンの実施時期には大学の授業があるため、両立を念頭に置いて参加するようにしましょう。
インターンの日程が授業と重なってしまいそうな場合は、できる限り早く担当教員に相談を。
公休や振替等の対応をしてくれる可能性があります。
いくら就活に力を入れて内定を獲得できたところで、単位が足りず卒業できなければ意味がありません。
常に授業と就活のバランスを意識してくださいね。
②夏、秋インターンで選考落ちした企業に応募
大学3年生にとって、冬インターンは最後のチャンス。
3月からは就活が本格スタートしてしまうため、これ以降インターンに参加することはまずできません。
夏、秋インターンの選考に落ちてしまった企業のインターンにはできる限り応募するようにしましょう。
特に夏インターンと比べると選考倍率は低いため、冬インターンは企業を深く知るための絶好の機会となります。
③マッチングを意識して参加する
冬インターンが開催される12月〜2月、企業側は優秀な人材の早期確保に向けて動いています。
より良い人材を獲得するためにも、最終的なマッチングを意識した情報提供をしたがる傾向が強いです。
就活生側としては、そのことを念頭に置いた上で参加する必要があります。
ただなんとなく参加するのではなく、積極的に行動する姿勢を見せたり、実際に働くイメージを掴むために情報収集したりといった行動が大切です。
9.まとめ
今回は冬インターンについて解説してきましたが、いかがだったでしょうか?
記事の内容を簡単にまとめます。
- 就活の本格スタートが間近となる冬インターンにおいて、企業は就活生により深く自社のことを知ってもらおうとする意識が高い。
- 既に学生の授業が始まっている時期の開催ということもあり、夏インターンよりも選考倍率が低い、短期間のインターンが多いなどの傾向がある。
- 9月〜10月頃に申し込み開始、12月〜2月頃に参加することになる。
- 冬インターンのメリットは非常に大きいため、内定の可能性を高めたいのであれば参加しておくべき。
冬インターンのメリットや注意事項を押さえた上でぜひ参加してみましょう。
最後までお読みいただきありがとうございました!