【企業分析】ポールトゥウィンの就職難易度・採用大学・選考対策を徹底解説
2024/7/26更新
はじめに
ポールトゥウィン株式会社は、東京都新宿区に本社を置くデバッグ・検証事業およびインターネットサポート事業を主力とする企業です。
ゲーム業界やインターネット関連企業向けのサービスを幅広く展開しており、国内外で高い評価を得ています。
今回は、ポールトゥウィンの企業研究に役立つ基礎知識や社風、選考対策などをご紹介していきます。
この記事では、ポールトゥウィンへの就職に興味がある以下のような就活生を対象に、企業分析を行っています。
ぜひ最後までご覧ください。
- ポールトゥウィンの仕事内容が気になる
- ポールトゥウィンの就職難易度を知りたい
- ポールトゥウィンの選考対策として何をすれば良いかわからない
また、ゲーム業界やIT業界以外の業界については、以下の記事で概観しているので、ぜひご覧ください。
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この記事の結論
先にこの記事の結論からお伝えすると、ポールトゥウィンの就職難易度は、やや高めの難易度といえます。
以下の参照記事で詳しく解説している就職偏差値を参考にすると、標準よりも少し高い難易度といえるでしょう。
採用大学も比較的偏差値の高い学校が多いですが、能力重視の採用を行っているため、選考対策をしっかり行えば内定を獲得できる可能性は十分にあります。
選考対策として特に重要なのは、ゲーム業界やIT業界に関する知識と理解度です。
また、デバッグやユーザーサポートに関する基本的な概念を押さえておくことも有利に働くでしょう。
職種としては、主にデバッグ・検証部門とインターネットサポート部門があり、業務内容は配属される部門によって異なります。
次の章から各内容や、その他就活に役立つ情報を紹介しますので、ぜひ最後まで読んでください。
ポールトゥウィン株式会社について
会社概要
ポールトゥウィン株式会社は、1994年に設立された企業で、主にデバッグ・検証事業とインターネットサポート事業を展開しています。
ゲームソフトやアプリケーションの品質向上に貢献するデバッグサービスと、インターネット上のコンテンツモニタリングやカスタマーサポートを提供しています。
グローバル展開も積極的に行っており、アジア、北米、欧州にも拠点を持つ国際的な企業です。
ポールトゥウィンのビジネスモデルは、クライアント企業のニーズに応じて柔軟にサービスを提供することを基本としています。
デバッグ・検証事業では、ゲームソフトやアプリケーションの不具合を発見し、品質向上に貢献します。
インターネットサポート事業では、Web上のコンテンツ監視や顧客サポートを通じて、安全で快適なインターネット環境の維持を支援しています。
さらに、ポールトゥウィンは技術革新に積極的で、AI技術を活用したサービスの開発や、仮想現実(VR)・拡張現実(AR)関連のテストサービスにも注力しています。
これらの先進的な取り組みにより、変化の速いデジタル市場での競争力を維持しています。
各事業別の売上規模
ポールトゥウィン株式会社の2023年1月期の連結売上高は370億2,400万円でした。
純利益は50億7,400万円となっています。
この売上はデバッグ・検証事業、インターネットサポート事業、およびその他の事業からの収益によって構成されています。
それぞれの事業分野での売上高は以下の通りです。
- デバッグ・検証事業:売上高は247億5,600万円で、前年同期比11.4%増。
- インターネットサポート事業:売上高は119億7,800万円で、7.5%増。
- その他の事業:売上高は2億9,000万円で、2.1%減。
デバッグ・検証事業が全体の約67%を占め、主力事業となっていることがわかります。
インターネットサポート事業も着実に成長を続けており、全体の約32%を占めています。
各事業セグメントの解説
ポールトゥウィン株式会社の主な事業セグメントは以下の通りです。
事業部門 | 活動内容 |
デバッグ・検証事業 | ゲームソフトウェア、アプリケーション、Webサイトなどのデバッグ・検証サービスを提供。不具合の発見、機能テスト、互換性テストなどを実施。 |
インターネットサポート事業 | Web上のコンテンツモニタリング、カスタマーサポート、掲示板監視、ユーザーサポートなどのサービスを提供。 |
その他事業 | 3Dグラフィック制作、映像制作、音声収録など、デジタルコンテンツ制作に関連するサービスを提供。 |
ゲーム業界やIT業界に興味がある方にとって、幅広い知識と経験を得られる職場環境だといえるでしょう。
ポールトゥウィンで働いている社員は?
平均勤続年数は?
ポールトゥウィンの平均勤続年数は4.2年です。
IT業界の平均勤続年数が約5.5年であることから、業界平均よりもやや短いといえるでしょう。
これは、技術の進歩が速いIT業界の特性や、若手社員の比率が高いことが影響している可能性があります。
平均年収は?
2022年度のポールトゥウィンの平均年収は、約550万円でした。
全国平均の年収が458万円であることを考えると、全国平均よりも高い水準となっています。
また、同じ「情報・通信業」の上場企業平均年収が約618万円であることを考えると、業界内では平均的な水準といえるでしょう。
平均残業時間は?
ポールトゥウィンの従業員の平均残業時間は、1ヵ月あたり約20時間です。
情報通信業で働く従業員の平均残業時間が約26時間であることを考えると、業界内では平均よりも少ない残業時間といえます。
ただし、プロジェクトの繁忙期には残業が増える可能性があるので、注意が必要です。
平均ボーナス額は?
インターネット上の情報だけでは具体的な金額は分かりませんでした。
しかし、ポールトゥウィンの平均年収から推測すると、平均ボーナス額は約110万円程度と考えられます。
これは、国税庁の民間給与実態統計調査によると、平均給与に占める賞与額の割合が約20%であることを基に算出しています。
ただし、この金額はあくまで推測であり、実際の金額は個人の業績や会社の業績によって変動する可能性があります。
どんな文化なの?
ポールトゥウィンは、「クリエイティブ」「チャレンジ」「グローバル」を重視する社風を持っています。
ゲームやIT技術に関する深い知識と理解を持つ社員が多く、技術革新に対する意欲が高い職場環境です。
また、海外拠点も多いことから、グローバルな視点を持つことが求められます。
社員の成長を重視しており、様々な研修制度や自己啓発支援制度を設けています。
チームワークを大切にしつつも、個人の創造性や挑戦を奨励する文化があり、新しいアイデアや改善提案が歓迎される環境です。
ワークライフバランスにも配慮しており、有給休暇の取得推進や育児・介護支援制度の充実にも力を入れています。
就職偏差値・難易度および業界での立ち位置
競争が激しいIT業界の中でのポールトゥウィンの立ち位置をご紹介します。
売上高を参照し他社と比較してみると、ポールトゥウィンはデバッグ・検証業界では高い企業だということがわかります。
以下の要因が、ポールトゥウィンの業界内での強みとなっています。
- 専門性の高さ:ゲームデバッグやインターネットサポートに特化したサービスを提供し、高度な専門性を持っています。
- グローバル展開:国内だけでなく、海外にも多くの拠点を持ち、グローバルなサービス提供が可能です。
- 技術革新への対応:AI技術やVR/AR関連のサービスなど、最新技術への対応を積極的に行っています。
- 多様なクライアント:大手ゲーム会社からスタートアップまで、幅広いクライアントとの取引があります。
参考までに競合他社の情報もまとめてみました。
会社名 | 売上高(2022年) | 平均年収 | 就職偏差値・難易度 | 社風 |
ポールトゥウィン | 370億円 | 550万円 | 57 | クリエイティブでグローバルな社風 |
デジタルハーツ | 303億円 | 478万円 | 55 | 技術革新を重視する社風 |
HOYA | 208億円 | 630万円 | 58 | 品質と効率性を重視する社風 |
エヌ・ティ・ティ・データ | 2兆5510億円 | 807万円 | 62 | 大規模システム開発に強みを持つ社風 |
ポールトゥウィンは、専門性の高さと国際展開の広さで業界内での競争力を維持しています。
就職難易度は比較的高めですが、ゲームやIT技術に強い興味を持つ学生にとっては、魅力的な就職先の一つといえるでしょう。
ポールトゥウィンの新卒募集要項について
以下にポールトゥウィンの新卒募集要項についてまとめました。
項目 | 内容 |
募集職種 | 総合職(営業・販売)、総合職(商品企画・マーケティング)、総合職(研究開発)、総合職(生産管理・品質管理)、デバッグ・検証事業部門、インターネットサポート事業部門 |
業務内容 | デバッグ・検証事業部門:ゲームソフトウェア、アプリケーション等のデバッグ・検証業務、インターネットサポート事業部門:インターネット上のコンテンツモニタリング、カスタマーサポート業務 |
応募資格 | 4年制大学または大学院を卒業見込みの方(学部・学科不問) |
初任給(2024年4月入社実績) | 大学院卒:240,000円、大学卒:220,000円、短大・専門卒:210,000円 |
賞与 | 年2回(7月、12月) |
研修制度 | 新入社員研修、OJT研修、フォローアップ研修、語学研修など |
福利厚生 | 各種社会保険完備、財形貯蓄制度、社員持株会、社員旅行、各種慶弔見舞金、育児・介護休業制度、社宅・寮制度 |
ポールトゥウィンの特徴として、以下の点が挙げられます。
- 業界平均と比較して、初任給はやや低めに設定されています。
- 賞与は年2回支給されますが、業績連動型の可能性が高いです。
- 研修制度が充実しており、特に語学研修はグローバル展開を重視する企業文化を反映しています。
- 福利厚生は比較的充実しており、特に育児・介護休業制度は働きやすい環境づくりを意識しています。
転勤については、海外拠点が多いことから、将来的に海外勤務の可能性があります。
ただし、新卒採用では基本的に国内勤務からスタートすることが多いようです。
気になる方は面接や説明会などの際に確認をしましょう。
求める人材
ポールトゥウィン株式会社では、求める人材として下記の特性を重視しています。
- 向上心:常に新しい知識や技術の習得に意欲的で、自己成長を目指す人材。
- チャレンジ精神:新しい課題に積極的に取り組み、創意工夫できる人材。
- コミュニケーション能力:チーム内でのコラボレーションや、クライアントとの円滑なやりとりができる人材。
- 論理的思考力:問題を分析し、効率的な解決策を提案できる人材。
- グローバルマインド:国際的な視野を持ち、多様な文化や価値観を理解できる人材。
- 技術への関心:ゲームやITテクノロジーに強い興味を持ち、最新トレンドにアンテナを張れる人材。
- 細部への注意力:デバッグ業務に不可欠な、細かな不具合を見逃さない観察力を持つ人材。
- 柔軟性:変化の速い業界に対応できる柔軟な思考と行動力を持つ人材。
これらの特性は、ポールトゥウィンの企業理念である「クリエイティブ」「チャレンジ」「グローバル」に沿ったものです。
エントリーシートや面接中にこれらの特性を持っている人材かどうかを見られるので、自身の経験や考えを整理し、アピールできるように準備しましょう。
新卒採用のフロー
ポールトゥウィンの選考は、下記の通りの選考フローとなっています。
①エントリー
ポールトゥウィン公式サイトの新卒エントリーページより、必要事項を入力し登録を行います。
エントリー時には、基本情報の他に志望動機や自己PRなどの項目があります。
②適性検査・エントリーシート選考
エントリー後、Web上で適性検査を受けます。
また、より詳細なエントリーシートの提出を求められる場合があります。
この段階で、企業との適性や基本的なスキルのマッチングが行われます。
以下のページもぜひ参考にしてください!
③一次面接
一次面接は通常、人事担当者との1対1の面接形式で行われます。
ここでは主に、志望動機や自己PR、学生時代の経験などについて質問されます。
以下に口コミで確認できた質問事項を紹介します。
- ゲーム業界に興味を持ったきっかけは?
- デバッグ作業についてどのようなイメージを持っていますか?
- チームワークを発揮した経験を教えてください。
- 失敗した経験とそこから学んだことは?
④二次面接
二次面接では、より深い質問や、実務に関連した質問が増えてきます。
場合によっては、グループディスカッションが行われることもあります。
以下に口コミにあった質問事項を紹介します。
- 当社で働く上で、自分の強みをどのように活かせると思いますか?
- 海外勤務の可能性についてどう考えていますか?
- 技術の進歩が速い業界ですが、どのように学習し続けていきますか?
- 当社の競合他社と比較して、どのような特徴があると思いますか?
⑤最終面接
最終面接は、役員クラスの面接官との面接になります。
ここでは、より本質的な質問や、将来のキャリアプランについての質問が多くなります。
- 5年後、10年後の自分のキャリアをどのように描いていますか?
- ゲーム業界の将来についてどのように考えていますか?
- 当社での長期的なキャリアをどのように考えていますか?
⑥内定
全ての選考を通過すると、内定の通知があります。
内定後は、入社前研修や内定者交流会などのイベントがある場合もあります。
以下のページも参考にして、ぜひ内定を勝ち取ってください。
採用大学
ポールトゥウィンの採用大学の実績を以下に掲載します。
偏差値の高い大学から標準的なレベルの大学まで幅広く採用されていますが、比較的偏差値の高い大学からの採用が多い傾向にあります。
<大学院> 東京大学、京都大学、早稲田大学、慶應義塾大学、東京工業大学 <大学> 早稲田大学、慶應義塾大学、上智大学、東京理科大学、明治大学、青山学院大学、立教大学、中央大学、法政大学、同志社大学、立命館大学、関西大学、東洋大学、専修大学、駒澤大学、武蔵大学 |
上記には偏差値が高い大学も多く採用大学にありますが、ポールトゥウィンは能力重視の採用も行っています。
そのため、学歴だけでなく、ゲームやIT技術への興味や適性、コミュニケーション能力なども重視されます。
しっかりとエントリーシートや面接対策をして、自身の強みをアピールできるようにしましょう。
採用大学のランクに関しては以下の記事を参考にしてください。
就職偏差値・難易度
それでは、ここまでの内容を踏まえて、ポールトゥウィンの就職偏差値・難易度を見てみましょう。
結論としては、偏差値・難易度は「やや高め」といえるでしょう。
その理由として以下の3点が挙げられます。
- 採用大学を見ると、比較的偏差値の高い大学からの採用が多い。
- IT業界の中でも専門性の高い分野であり、一定の技術的な知識や適性が求められる。
- グローバル展開を行っている企業であり、語学力や国際感覚も評価される。
ただし、以下の点から、チャレンジする価値は十分にあるといえます。
- 能力重視の採用も行っており、学歴だけでなく個人の適性や熱意も評価される。
- ゲームやIT技術に強い興味を持つ学生にとっては、専門性を活かせる魅力的な職場である。
- 選考プロセスが明確で、準備次第で十分に対策が可能である。
就職偏差値としては、おおよそ57程度と推測されます。
これは、一般的な大手企業の平均よりもやや高めの水準です。
しっかりと対策を行い、自身の強みや熱意をアピールすることで、十分に内定獲得のチャンスはあります。
就職偏差値・難易度については、以下の記事も参考にしてみてください。
まとめ
ポールトゥウィンは、デバッグ・検証事業およびインターネットサポート事業を主力とする企業で、ゲーム業界やIT業界向けのサービスを幅広く展開しています。
グローバル展開も積極的に行っており、国際的な視野を持った人材を求めています。
就職難易度はやや高めですが、ゲームやIT技術に強い興味を持つ学生にとっては、専門性を活かせる魅力的な職場といえるでしょう。
選考対策としては、以下の点に注意しましょう。
- ゲーム業界やIT業界の動向について十分な知識を持つこと。
- デバッグやユーザーサポートの基本的な概念を理解していること。
- 自身のゲーム経験や技術的な興味・関心を具体的に説明できること。
ポールトゥウィンは、技術革新やグローバル化が進む現代社会において、重要な役割を果たしている企業です。
チャレンジ精神を持ち、自己成長に意欲的な方にとっては、大きな可能性を秘めた就職先といえるでしょう。
ぜひこの記事を参考にして、選考対策に励んでください。