【企業分析】NTTビジネスソリューションズの就職難易度・採用大学・選考対策を徹底解説

【企業分析】NTTビジネスソリューションズの就職難易度・採用大学・選考対策を徹底解説

2024/7/23更新

はじめに

NTTビジネスソリューションズ株式会社は大阪府に拠点を置くIT企業であり、西日本電信電話株式会社(NTT西日本)の子会社として事業を展開しています。

システム構築や提案、サポート業務などを行っており、通信サービスや通信機器などを用いた課題解決を進めています。

今回はそんなNTTビジネスソリューションズの企業研究を行うにあたって、企業概要やどういう会社なのか、採用フローや選考対策などを解説していきますので、NTTビジネスソリューションズへの就職を目指している方は参考にしてください。

この記事ではNTTビジネスソリューションズに興味がある就活生を対象に企業分析を行っており、主に下記に該当する方は参考になると考えています。

対象
  • NTTビジネスソリューションズの業務内容を知りたい
  • NTTビジネスソリューションズの選考内容や難易度を知りたい
  • NTTビジネスソリューションズの選考対策を詳しく知りたい

IT業界以外の業界については下記の記事で概観していますので、そちらをご参照ください。

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この記事の結論

この記事の結論をお伝えすると、NTTビジネスソリューションズの就職難易度は高めに設定されていると考えられます。

就活サイトではNTTビジネスソリューションズの就職難易度が5段階評価中4以上となっており、採用倍率も22倍を超えています。

NTT西日本グループ自体が売上高1兆5,016億円ある大企業であるため、そのグループ企業の1つであるNTTビジネスソリューションズも一定の人気があるようです。

採用大学についての情報はなかったため、学歴フィルターがあるかは分かりませんでしたが、適性検査が選考フローにあることから足切りにある可能性は否めません。

適性検査を含めた選考対策をしていかなければ、内定を貰うのは難しいでしょう。

また、必須ではないものの、普通自動車運転免許(AT可)を所有している方が歓迎されるため、免許証を持っているかで就職難易度にも変動があると考えましょう。

職種は技術営業(コンサルティングSE)の募集となっており、未経験でも入社可能です。

コンサルティングを中心とした営業を行い、お客様の課題を解決する提案やマネジメント・サポート業務を手掛けます。

次から各内容や就職活動をするにあたって役立つ情報をご紹介していきます。

NTTビジネスソリューションズ株式会社について

NTTビジネスソリューションズ株式会社とは

出典元:NTTビジネスソリューションズ|情報通信・ICTコンサルティング (nttbizsol.jp)

 

NTTビジネスソリューションズ株式会社についての概要を簡単に紹介します。

会社概要

NTTビジネスソリューションズは、NTT西日本グループの一企業として主に営業を担い、お客様へ最適なシステムの提案やアドバイスを行う企業です。

NTT西日本の技術を用いて地域社会が抱える課題を解決し、街づくりへの貢献を目指しています。

内容も多岐に渡り、電話・通信機器をはじめセキュリティー、業務効率化支援、ITインフラの保守管理、デジタル化推進、生産性向上など様々な事業支援に取り組んでいます。

営業がお客様から課題を聞き出し、解決に向けた計画の立案、具体性のある解決方法の提供とシステム導入のサポートを一環して行うやりがいのある業務内容と言えるでしょう。

1人で業務をこなすわけではなく、チームメンバーで打ち合わせを行い、担当者やお客様とも密接にやり取りをするため、誰かと協力し合ったり、コミュニケーション能力が求められたりします。

NTT西日本のサービスを活用し、お客様により良い提案を行う重要な役割を持つ企業と言えるでしょう。

 

NTTビジネスソリューションズで働いている社員は?

ここではNTTビジネスソリューションズの平均勤続年数、平均年収、平均残業時間、平均ボーナス額、どのような文化なのかを紹介していきます。

NTTビジネスソリューションズの待遇を知り、企業への理解度を深めていきましょう。

平均勤続年数は?

NTTビジネスソリューションズの平均勤続年数は情報がありませんでした。

就活サイトでは平均年齢が37歳という情報があったため、15年ほどの平均勤続年数であることが考えられます。

IT・通信業界の平均勤続年数が約6年のため、業界平均よりは長い勤続年数だと考えて良いでしょう。

また、NTT西日本の平均勤続年数は17年ですので、NTTグループ自体の平均勤続年数が長い可能性もあります。

転職も活発なイメージのあるIT業界ですが、NTTビジネスソリューションズは1つの企業で長く働きたい人にはおすすめです。

平均年収は?

就活サイトにもよりますが、NTTビジネスソリューションズの平均年収は500万円が多いようです。

NTTビジネスソリューションズは契約社員での採用を一環して行っている影響もあり、年収に一定の関係があると言えます。

成果次第で1年以内に正社員登用試験を受けられるため、早ければさらに年収を上げられるでしょう。

転職・求人dodaが2023年に発表した情報によると、日本全体の平均年収は414万円となっているため、全国平均より多い年収です。

また、IT・通信業界の平均年収は446万円であり、IT業界の中でも平均より年収は高くなっています。

NTT西日本の平均年収が800万ということもあり、NTT西日本グループ自体も業界平均よりは高水準であることがうかがえます。

仕事の成果次第で年収も上がっていくため、上昇志向のある就活生の方におすすめだと言えるでしょう。

平均残業時間は?

NTTビジネスソリューションズで働く社員の平均残業時間は、14時間前後でした。

残業時間が制限されていることもあり、残業時間が月30時間を超えることは滅多にないようです。

IT業界は平均残業時間が多いことで知られており、就職サイトの統計によっては平均残業時間が23時間を超える結果も出ています。

厚生労働省が出している毎月勤労統計調査では、全国の平均残業時間が10.1時間となっており、全国平均より少し長い残業時間であることが分かります。

それでもIT業界の中では少ない方であるため、ワークライフバランスは取りやすいでしょう。

その代わり、残業時間で年収を増やすことは難しいと言わざるを得ません。

時間外手当は別途支給されますが、残業時間が少ない以上多くは望めないです。

仕事と私生活の両立をはっきり区別させたいのか、残業をして年収を増やしたいのかを自分で考えておきましょう。

平均ボーナス額は?

NTTビジネスソリューションズの平均ボーナス額は正確な数字は載っていませんでしたが、平均ボーナス額は約80万円であると予想されます。

国税庁の民間給与実態統計調査によると、平均給与に占めるボーナス額の割合は約16%となっているためです。

参考程度であるため、この数値が正しいとは限りませんのでご了承ください。

最新の毎月勤労統計調査に掲載されているボーナスのある企業全体の平均ボーナス額は、従業員500人以上の企業で約66万円、最も少ない5〜29人の企業は平均27万円となっています。

このことから全国平均よりも多いボーナス額を受け取れる可能性は高いでしょう。

NTTビジネスソリューションズのボーナスは年2回支給がされ、継続雇用期間が6ヵ月以上必要です。

どんな文化なの?

NTTビジネスソリューションズの公式採用サイトにある社員インタビューを見る限り、相談しやすい環境が作られており、サポート体制が整っている職場だと考えられます。

入社後の研修制度が豊富であり、eラーニングコンテンツを使った自己学習や、実業務を先輩社員に付き添って習得するなど未経験でも確実にステップアップできる育成体制を整えています。

入社してすぐに大きな案件を任されることはなく、小さな案件を他のメンバーたちと協力しながら業務の幅を広げていくスタイルを取っているため、いきなり責任の重い業務をする必要はないと考えてください。

少しずつステップアップしていくのが合っている人には最適な職場環境ですが、若いうちから大きな案件を任されたいと希望する人には少し物足りなく感じるかもしれません。

自分の能力を大きなプロジェクトで早いうちから発揮したい場合は、正社員登用制度などを使ってキャリアアップしていくことをおすすめします。

 

就職偏差値・難易度および業界での立ち位置

IT業界の中でのNTTビジネスソリューションズの立ち位置

IT業界の中でのNTTビジネスソリューションズの立ち位置を紹介します。

売上高を競合他社と比べると、NTTビジネスソリューションズもトップに肉薄する企業なことがうかがえます。

理由を下記にまとめてみたので紹介します。

NTTグループの一員

NTTビジネスソリューションズはNTT西日本の子会社であり、NTT西日本は売上高1兆5,000億円を超える国内有数の大企業です。さらにNTT西日本が属するNTTグループは総売上高が約13兆円を超えており、国内でもトップクラスの企業グループです。
このNTTグループの一員であることで安定したブランドや事業の継続ができると考えられます。

様々な業界との連携

NTTビジネスソリューションズのカスタマーは製造業、建設業、流通・小売業、サービス業、公共・自治体など多くの業界先と取引をしているため、安定した顧客取引が可能となっています。

豊富なサービスの提供

NTT西日本ならびにNTTグループが持つ技術サービスは11分野に渡り、70種類を超えるサービスを提供しています。
豊富なサービスがあるため、より多くのお客様の要望にお応えし、売上を上げることが可能です。

 

以上の要素により、NTTビジネスソリューションズはIT業界のトップ層にも引けを取らない売上高や実績を生み出していることが考えられます。

参考までにNTTビジネスソリューションズを含めた競合4社の情報を表にまとめましたので、合わせてご紹介します。

会社名売上高(2023年)平均年収就職偏差値・難易度社風
NTTビジネスソリューションズ2020億円8700万円500万円4.1/5.0サポートが厚く、相談しやすい社風
日本総合研究所2196億円850万円4.8/5.0働き方改革を推進する社風
富士ソフト2069億円8400万円620万円3.4/5.0挑戦と創造を重視する社風
日鉄ソリューションズ2916億8800万円679万円5.0/5.0チーム意識が強い社風

NTTビジネスソリューションズの新卒募集要項について

こちらではNTTビジネスソリューションズの新卒募集要項についてまとめました。

所定労働時間が7時間30分となっており、労働時間が少ないのが特徴です。

フレックス制度の導入もあり、個人で働き方を調整できるのはメリットと言えるでしょう。

契約社員として採用のため、最初の給与は低めとなっています。

収入を上げるには正社員登用制度の活用が重要です。

新たにスキルを習得したり、業務に携わって成長したりした方は正社員への登用も検討しており、正社員登用だと転居を伴う転勤もなくなります。

引っ越しを伴う転勤がなくなれば腰を据えて仕事に集中できるため、正社員登用のメリットは大きいと言えるでしょう。

正社員登用は年に1回、4月に行われます。

研修制度はe-ラーニングと資格取得支援制度があり、スキルアップをサポートする環境が整っています。

研修制度を活用して正社員登用を目指すのがおすすめです。

各項目詳細
職種技術営業(コンサルティングSE)
業務内容:コンサルティングを主体として営業・提案・マネジメント業務
給与大阪:183,000円(外勤16日以上、時間外勤務10時間以上の場合218,420円)
兵庫・京都・奈良・滋賀・広島・愛知:176,000円(同条件210,830円)
上記以外の勤務地:168,000円(同条件202,160円)
備考:10時間を超過した場合は別途時間外手当支給、通勤手当・外勤手当・リモートワーク手当支給
賞与年2回(6月、12月雇用時点に応じて支給)
研修制度OJT研修、資格取得支援制度、e-ラーニング
福利厚生各種保険完備(雇用保険、労災保険、健康保険、厚生年金保険)、正社員登用制度、リモートワーク制度、社内制度相談室、社員食堂(一部エリアのみ)

求める人材

NTTビジネスソリューションズの求める人材

NTTビジネスソリューションズの公式サイトでは求める人材像に関しての記載はありませんでした。

しかし、NTT西日本のグループ企業ということを考えると、NTT西日本が求める人材像を意識すればNTTビジネスソリューションズにも必要とされる人材になれるでしょう。

NTT西日本の求める人材像は「夢を持ち、しなやかで、わくわくする未来をともに創りたいと志す人」となっています。

例として変化や困難に対しても柔軟性を持って行動できる人、探求心や好奇心を忘れずにプロフェッショナルを目指す人、自ら課題を探して新しい価値の創造に向けて挑戦できる人の3つを挙げています。

これまでの自分の経験を振り返り、発想力が活かされた場面、探求心を活かして目標を達成した場面、何かにチャレンジした経験がないか探してみてください。

特にチャレンジ精神に関しては、NTTビジネスソリューションズの社員インタビューでも重要なことが記載されていますので、自己分析を実施してアピール材料を見つけていきましょう。

もちろん、上記以外でも自分の強みやアピールポイントがあれば、そちらを選考で伝えていきましょう。

大事なのは自分の強みを業務にどのように活かすのかを、的確に伝えることです。

強みを把握した上で、企業に自分の必要性をアピールしていきましょう。

 

新卒採用のフロー

NTTビジネスソリューションズの採用フローをご紹介します。

現在、公式サイトに掲載されているものは契約社員用の選考フローのため、新卒採用とは一部異なる可能性がありますので、参考程度に確認してください。

エントリーシートの提出からはじまり、適性検査、面接と進んでいきます。

それぞれ対策をして臨んでいきましょう。

①エントリー

公式サイトからエントリーをして応募します。

現在は契約社員専用の採用画面のため、職務経歴書の提出などが求められます。

過去のエントリーシートではNTTビジネスソリューションズで実現したいことや自己PRの質問がされました。

自己分析で自分について知っておくことはもちろん、自分が入社して何をしたいのかも考えておくと良いでしょう。

②適性検査

適性検査はWeb上で受検します。

SPIと同じように書店で参考書を購入して対策するのがおすすめです。

以下の記事も参考にしてください。

 

③面接

面接は原則2回行われますが、場合によっては3回実施されるケースもあります。

1次面接はWeb上で行われ、2次面接ではWebか対面どちらかで行われます。

1次面接は和やかな雰囲気な一方、2次面接は緊迫した雰囲気なことが多いため、異なる雰囲気でも自分のペースで話す練習をしておくと良いでしょう。

面接では自己PRや学生時代に頑張ったことに加え、NTT西日本でやってみたいこと、他社の選考状況、強みなどが聞かれます。

そこまで凝った質問がされることは少ないです。

自分の考え方を明確にして回答していくことが重要です。

以下のページも参考に内定を勝ち取りましょう。

 

④内定

複数回の面接を突破すれば内定が通知されます。

採用大学

NTTビジネスソリューションズの採用大学はインターネット上に情報がありませんでした。

親会社のNTT西日本では全国の大学から採用をしており、最難関レベルの大学から標準レベルの大学まで見受けられます。

そのことを考えると、NTTビジネスソリューションズの採用大学も幅広い採用を実施していると考えられるでしょう。

参考までにNTT西日本の採用大学を下記に掲載します。

〈大学〉

東京大学、近畿大学、大阪大学、神戸大学、東京工業大学、東京理科大学、三重大学、琉球大学、南山大学、早稲田大学、慶應義塾大学、明治大学、中央大学、横浜国立大学、名城大学、山口大学、滋賀大学、信州大学、西南学院大学、甲南大学

 

採用大学のランクに関しては下記の記事もご参照ください。

就職偏差値・難易度

ここまでの内容を踏まえてNTTビジネスソリューションズの就職偏差値・難易度を確認します。

就職偏差値・難易度は標準よりも高いと言えるでしょう。

理由を下記に挙げました。

難易度が高めな理由
  • NTTグループということもあり、レベルの高い学生が応募してきやすい
  • 就職サイトを見るに倍率が高い

グループ企業といえばNTTの影響は多少なりともあると考えられます。

採用枠も数百人単位で募集するNTT西日本と比べると枠が少なくなりがちですので、選考対策をして内定を獲得していきましょう。

就職偏差値・難易度については、以下の記事も参考にしてみてください。

まとめ

NTTビジネスソリューションズは、IT業界の企業の1つであり、NTT西日本のグループ会社としてITサービスの提案、サポート、マネジメントなどを手掛けています。

NTTビジネスソリューションズはもちろんのこと、NTTグループについても企業研究を行い、志望動機の切り口を見つけていきましょう。

自己分析と企業研究をどれだけできるかで選考難易度も変わっていくので、早め早めの対策を心掛けてください。

この記事が内定獲得の手助けになれば幸いです。

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