【企業分析】ミズホメディーの就職難易度・採用大学・選考対策を徹底解説
2024/6/21更新
はじめに
株式会社ミズホメディーは、佐賀県鳥栖市に本社を置く医薬品業界・製薬業界に属する企業になります。
株式会社ミズホメディーは妊娠検査薬、排卵日検査薬やインフルエンザウイルスキットなどを製造、販売する体外診断用医薬品メーカーです。
今回はそんなミズホメディーの企業研究を行うための基礎知識や社風、選考対策などをご紹介していきます。
この記事では株式会社ミズホメディーへの就職に興味がある以下のような就活生を対象に、企業分析を行っています。
ぜひ最後までご覧ください。
- ミズホメディーの仕事内容が気になる
- ミズホメディーの就職難易度を知りたい
- ミズホメディーの選考対策として何をすれば良いかわからない
また、医薬品・製薬以外の業界については、以下の記事で概観しているので、ぜひご覧ください。
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この記事の結論
先にこの記事の結論からお伝えすると、ミズホメディーの就職難易度は、平均的な難易度と考えています。
以下の参照記事で詳しく解説している就職偏差値を参考にすると、標準難易度といえるでしょう。
また、選考も単純な流れになっており、提出書類である履歴書(写真付き)と研究テーマ概要書(書式自由)、成績証明書をもとに書類選考が行われます。
よって書類選考後の面接までの敷居が低いと考えられるのです。
注意点として、応募対象者は開発研究職と製造職それぞれに異なっており、開発研究職は、2025年3月に大学卒業見込または大学院修了(修士または博士)見込の方で、学部学科は、医学・薬学・農学・理学・生物学・電気工学などが対象。
製造業は、2025年3月に高専卒業見込または大学卒業見込、大学院修了(修士または博士)見込の方で、学部学科は、農学・理学・生物学・薬学・化学・機械工学・電気工学などを対象にしています。
開発研究職の業務内容としては主に、遺伝子・免疫試薬などの診断薬、または診断用機器の開発となります。
製造職の業務内容は主に、遺伝子・免疫試薬などの診断薬の製造です。
次の章から各内容や、その他就活に役立つ情報を紹介しますので、ぜひ最後まで読んでください。
株式会社ミズホメディーについて
出典元:製品情報|株式会社ミズホメディー
会社概要
株式会社ミズホメディーは1977年に臨床試薬の販売会社として設立し、妊娠検査薬、排卵日検査薬やインフルエンザウイルスキットなどを製造、販売する体外診断用医薬品メーカーです。
臨床検査薬を通して確かな技術力で社会貢献を果たしています。
医家向け体外診断用医薬品の開発・製造・販売、それに付随する学術的・技術的サービス及び情報提供、輸出入、OTC(薬局・薬店)向け検査薬の開発・製造・販売を行っており、ISO13485品質マネジメントを骨格とした企画開発、製造、販売組織による自社一貫体制を構築しています。
中でも、体外診断用医薬品は、めざましく急激に進歩し、高度化・専門化しているのです。
顧客に信頼される製品を提供し続けるため、経営理念である「もっと人のために」をテーマに、企画・開発・製造・販売にあたっています。
グローバルな視野を持ち、医療検査に関する社会のニーズに応じて、技術革新に貪欲な探求を続け、製品面・価格面ともに優れた製品を生産し、世界中に供給することでグローバル市場での事業拡大を目指しています。
その目標実現のために、仕事を愛し、明るく助け合える職場で仕事を軌道に乗せて、その製品に「もっと人のために」という思いが込められるようにすることに注力しているのです。
各事業セグメントの解説
株式会社ミズホメディーの主な事業セグメントは以下の通りです。
事業部門 | 活動内容 |
診断薬事業 | 医家向け体外診断用医薬品と、体外診断用医療機器の開発・製造・販売。 それに付随する学術的・技術的サービス及び情報提供、輸出入。 |
ヘルスケア事業 | OTC(薬局・薬店)向け検査薬の開発・製造・販売 |
アグリ事業 | 植物(カンキツ)のウイルス検出試薬の開発・製造販売 |
医家向け製品では主に、感染症迅速診断システム、遺伝子解析システム、インフルエンザやアデノウイルスなどの免疫学的検査用試薬、研究用試薬を取扱商品としてしており、一般向け製品では主に、妊娠検査薬や排卵日予測検査薬などの一般用検査薬が取扱商品です。
農業分野向け検査薬では主に、温州萎縮ウイルス検出用試薬を取扱商品としています。
ミズホメディーで働いている社員は?
平均勤続年数は?
ミズホメディーの平均勤続年数は11.7年です。
医薬品業界の平均勤続年数は11.7年であることから、平均的な勤続年数の職場であるといえるでしょう。
平均年収は?
ミズホメディーの平均年収は、739万円でした。
全国平均の年収が458万円であることを考えると、 全国平均よりも高い水準となっています。
また、同じ医薬品業界の上場企業平均年収は737万円でした。
平均残業時間は?
ミズホメディーの従業員の平均残業時間は、1ヵ月あたり20.0時間でした。
医薬品業界で働く従業員の平均残業時間は12.1時間のため、業界内では平均よりも多い残業時間といえます。
平均ボーナス額は?
ミズホメディーの平均ボーナス額は110万円でした。
同じ医薬品業界の平均ボーナス額は、122万円であることから、業界内では平均よりも少ないボーナス額といえます。
また、ミズホメディーは年に6月と12月の合計2回ボーナスが支給され、平均実績は月収5ヶ月分です。
どんな文化なの?
ミズホメディーは、その独自の社風「もっと人のために」を掲げています。
開発部で働く社員さんのメッセージによると、互いに助け合うチームワークの良さと、手厚いサポートがあるのが特徴的で、ライフワークバランスも充実しており、女性が働きやすい職場環境だと記載されています。
社内に電気電子工学の専門家がいないため、協力会社の有識者に積極的に質問したり、参考書を読み込んだことも書かれており、意欲的に知識を吸収しようと努力できる人には向いている職場と言えるでしょう。
製造職で働く社員さんのメッセージによると、ライン業務は複雑なものが多く、自分の動きが遅くなってしまうと、全体の工程に影響を与えてしまうため、「シンプルで扱いやすいラインの設計・改善」を実行することが大切だそうです。
また、福利厚生が充実しているため、プライベートも充実できて仕事のモチベーションに繋げられているそうです。
就職偏差値・難易度および業界での立ち位置
競争が激しい医薬品業界の中でのミズホメディーの立ち位置をご紹介します。
売上高を参照し他社と比較してみると、目立った業績はあげていませんが、今後の伸びしろが期待できる企業であるといえます。
理由として以下の要因があると考えています。
- 業績が右肩上がりである:直近大きく業績を伸ばしており、今後にも期待できる。
- 社会貢献度の高い事業内容である:主に一般消費者の自己検査として厚生労働省の承認を得ている一般用医薬品を薬局・薬店へ販売している。
また、インフルエンザから腎・肝機能など幅広く展開しており、新型コロナウイルス検査薬も取り扱っている。 - グローバルな経営視点:世界中に製品を供給するために、グローバルな視野を持ち、企画・開発・製造・販売を行っている。
- 一貫した業務体制を確立している:ISO13485品質マネジメントを軸にした企画開発、製造、販売組織による自社一貫体制を構築している。
以上の要素によりミズホメディーは医薬品業界の中でも、今後の活躍が期待できる企業であると考えられます。
参考までに競合4社の情報もまとめてみたので、ご紹介します。
会社名 | 売上高 | 平均年収 | 就職偏差値・難易度 | 社風 |
ミズホメディー | 109億8900万円 | 739万円 | 55 | 成長意欲を歓迎する社風 |
ジーエヌアイ | 395億6000万円 | 1122万円 | 63 | 患者第一の社風 |
そーせい | 155億円 | 1345万円 | 63 | 「安心・快適・楽しく・共生」をモットーにするする社風 |
有機合成薬品工業 | 128億円 | 582円 | 53 | 挑戦心を歓迎する社風 |
ミズホメディーの新卒募集要項について
以下にミズホメディーの新卒募集要項についてまとめました。
確定拠出年金、育児・介護休業、総合福祉団体定期保険など福利厚生が整っている点は非常に嬉しい点です。
研修制度に関する記載はなく、自主的に知識を吸収していく必要があるでしょう。
勤務地は、開発研究職・製造職ともに、佐賀県鳥栖市にある本社または、福岡県久留米市にある久留米工場・遺伝子研究所となります。
転勤については、新卒に関していえば可能性は低いと言えるでしょう。
気になる方は面接や説明会などの際に確認してみてください。
各項目 | 詳細 |
---|---|
職種 | 開発研究職 業務内容:遺伝子・免疫試薬などの診断薬、または診断用機器の開発 製造職 業務内容:遺伝子・免疫試薬などの診断薬の製造 |
給与 | 経験・能力に応じて当社規定により決定 |
賞与 | 年4回(6月、12月)平均実績は月収5.0ヶ月分 |
研修制度 | ※新卒採用サイトに情報なし |
福利厚生 | 各種社会保険、各種労働保険、財形貯蓄、社員持株会、確定拠出年金、育児・介護休業、総合福祉団体定期保険、慶弔見舞金制度、職務発明制度、提案報奨金制度、自己申告制度、定期健康診断、その他 |
求める人材
ミズホメディーの新卒採用サイトでは、職種ごとに求める人材について記載されています。
開発研究職においては、今後も社会のニーズに対応し続けていくために、新技術による新製品の開発に貢献できる人材を求めており、製造職においては、製造現場の管理体制を強化し、会社と共に成長していける人材を求めているのです。
各採用プロセスにおいても、就活生と求める人材像がマッチングしているか否かをよく確認していることが分かります。
また、入社前に必要な知識やスキルは入社時に必須ではなく、社会に貢献する強い意志を持つことが重視されているのが特徴です。
研修制度についての記載はなく、自ら率先して学んでいく必要がありそうです。
新卒採用サイトでは、開発研究職と製造職それぞれに異なる応募対象を挙げています。
開発研究職は、2025年3月に大学卒業見込または大学院修了(修士または博士)見込の方で、学部学科は、医学・薬学・農学・理学・生物学・電気工学などが対象。
製造業は、2025年3月に高専卒業見込または大学卒業見込、大学院修了(修士または博士)見込の方で、学部学科は、農学・理学・生物学・薬学・化学・機械工学・電気工学などを対象にしています。
新卒採用のフロー
ミズホメディーの選考は、下記の通りの選考フローとなっています。
面接では志望動機などのスタンダードな質問の他、人柄をチェックする質問も多いのが特徴です。
選考対策として、入社意欲や将来のプランが明確であるかどうかが重視されます。
今後のキャリアを形成していく上で必須事項なので、明確にしておきましょう。
①応募
応募方法は、ミズホメディーの公式サイトの中の「採用に関するお問い合わせフォーム」または、郵送の2通りがあります。
郵送の場合は本社宛てに、必要書類である写真付き履歴書と研究テーマ概要書(書式自由)、成績証明書を同封して送ってください。
②書類選考
写真付き履歴書と研究テーマ概要書(書式自由)、成績証明書をもとに、選考が行われます。
書類選考後に面接日時の案内があります。
③面接(1~2回)
一次面接では自己紹介や志望理由、医薬品業界を選んだ理由などが聞かれますので、自分の答えを見つけておきましょう。
和やかな雰囲気の中、キャリアプランや提出書類に記載した事項とその他についての回答が求められます。
面接回数は、個々に合わせて選考を行うため、その方によって異なるでしょう。
最終面接は、自己PRなどの一般的な質問の他に、入社に対する理由や熱意について深く確認がされます。
最終になるにつれて質問が深堀されたり、実務に適性があるのかを確かめるような質問が多くなる傾向があります。
自分が実際に現場で働いている姿を想定したり、イメージトレーニングしておきましょう。
以下に口コミで確認できた質問事項を紹介します。
- 志望動機
- なぜミズホメディーなのか
- なぜ医薬品業界なのか
- 入社したら就きたい仕事
- なぜこの仕事を志望したのか
この他にも、以下の基本的な質問事項に対しても答えられるようにしておきましょう。
- ガクチカ
- 強み・弱み
- 自己PR
- 就職活動の軸
- 他社の選考状況
- 志望度はどのくらいか
以下のページも確認してぜひ内定を勝ち取ってください。
④内定
複数回の面接を突破して内定が決まります。
採用大学
ミズホメディーの採用大学については、公開されていませんでした。
公式サイトの募集要項には、農学・理学・生物学・薬学・化学・機械工学・電気工学といった理系科目の記載があるため、理系出身の学生を積極的に採用していると言えます。
ただし、文系の学生にチャンスがないわけではないとも考えられますので、気になる方は問い合わせをしてみるのもありでしょう。
採用大学のランクに関しては、以下の記事を参考にしてください。
就職偏差値・難易度
それでは、ここまでの内容を踏まえて、ミズホメディーの就職偏差値・難易度を見てみましょう。
結論としては、偏差値・難易度は標準的といえるでしょう。
その理由として以下の3点が挙げられます。
- 採用フローとして特別なステップがない
- 選考フローが簡易的である
- 給与や福利厚生が特筆して良いという訳ではない
よって、頻出質問である「ガクチカ」や「志望動機」など基本的な事項をしっかりと対策をしていれば、難しすぎることはないでしょう。
しっかりと対策を行い内定を獲得してください!
就職偏差値・難易度については、以下の記事も参考にしてみてください。
まとめ
株式会社ミズホメディーは1977年に臨床試薬の販売会社として設立し、妊娠検査薬、排卵日検査薬やインフルエンザウイルスキットなどを製造、販売する体外診断用医薬品メーカーです。
臨床検査薬を通して確かな技術力で社会貢献を果たしています。
医家向け体外診断用医薬品の開発・製造・販売、それに付随する学術的・技術的サービス及び情報提供、輸出入、OTC(薬局・薬店)向け検査薬の開発・製造・販売を行っており、ISO13485品質マネジメントを骨格とした企画開発、製造、販売組織による自社一貫体制を構築しています。
中でも、体外診断用医薬品は、めざましく急激に進歩し、高度化・専門化しているのです。
顧客に信頼される製品を提供し続けるため、経営理念である「もっと人のために」をテーマに、企画・開発・製造・販売にあたっています。
選考は単純な流れになっており、提出書類である履歴書(写真付き)と研究テーマ概要書(書式自由)、成績証明書をもとに書類選考が行われます。
よって書類選考後の面接までの敷居が低いと考えられます。
ただ注意点として、応募対象者は開発研究職と製造職それぞれに異なっており、開発研究職は、2025年3月に大学卒業見込または大学院修了(修士または博士)見込の方で、学部学科は、医学・薬学・農学・理学・生物学・電気工学などが対象。
製造業は、2025年3月に高専卒業見込または大学卒業見込、大学院修了(修士または博士)見込の方で、学部学科は、農学・理学・生物学・薬学・化学・機械工学・電気工学などを対象にしています。
企業研究を行っているか否かで就活での結果は変わってくるでしょう。
対策をしっかり行って選考に望んでください。
ぜひこの記事を参考にして励んでくださいね。