【企業分析】日本空港ビルデングの就職難易度・採用大学・選考対策を徹底解説

【企業分析】日本空港ビルデングの就職難易度・採用大学・選考対策を徹底解説

2024年6月20日更新

はじめに

日本空港ビルデング株式会社は東京都大田区羽田空港に本社を置く東京国際空港(羽田空港)旅客ターミナルビルの建設や運営、管理を行う運営会社になります。

日本空港ビルデングは、日本で最も歴史の長い空港会社です。

また旅客ターミナルビルの保守管理や旅客サービス業務、ターミナル内の物販や飲食、店舗管理運営業務、警備業務など、空港に関わる多くの業務を担っています。

「公共性と企業性の調和」の理念のもと創業され、約70年にわたり長年のノウハウを活かしながら、民営ターミナルビル経営のパイオニアとして、航空業界の発展に尽力しています。

また、「羽田空港」を世界を代表する空港にするという大きなミッションも掲げています。

さらに長期ビジョンである「To Be a World Best Airport」を実現するため、全社員が常に進化する姿勢を持ち、「オール羽田」で旅客ターミナルビルの機能向上に取り組んでいます。

空港利用者に安心して利用していただけるように、防災や防犯対策に限らず感染症対策やサイバーセキュリティ―などあらゆる面での安全対策を徹底的に行う「絶対安全の確立」を常に意識して取り組んでいます。

今回はそんな二本空港ビルデングの企業研究を行うための基礎知識や社風、選考対策などをご紹介していきます。

この記事では日本空港ビルデングへの就職に興味がある以下のような就活生を対象に、企業分析を行っています。ぜひ最後までご覧ください。

対象
  • 日本空港ビルデングの仕事内容が気になる
  • 日本空港ビルデングの就職難易度を知りたい
  • 日本空港ビルデングの選考対策として何をすれば良いかわからない

また、空港以外の業界については、以下の記事で概観しているので、ぜひご覧ください。

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この記事の結論

先にこの記事の結論からお伝えすると、日本空港ビルデングの就職難易度は、平均的な難易度と考えています。

以下の参照記事で詳しく解説している就職偏差値を参考にすると、標準難易度といえるでしょう。

また、採用大学は非公開とされているものの、選考対策をしっかり行えば内定を獲得できる可能性は十分に有り得ます。

次の章から各内容や、その他就活に役立つ情報を紹介しますので、ぜひ最後まで読んでください。

日本空港ビルデングについて

日本空港ビルデング

出典元:日本空港ビルデング公式サイト

会社概要

日本空港ビルデングは、東京国際空港(羽田空港)旅客ターミナルビルの建設や運営、管理を行う運営会社です。

日本空港ビルデングは、羽田空港を中心として顧客の安全で快適な旅をサポートする施設管理運営業をはじめ、顧客の多様化するニーズに対応する物品販売業、飲食業を展開しています。

日本の空の玄関口として顧客に楽しんでいただけるターミナル作りを目指しているのです。

さらに、羽田空港で培ったノウハウを活用し、より高品質のサービスを国内外の各空港に展開しています。

各事業別の売上規模

日本空港ビルデング 各事業別の売上規模

日本空港ビルデングの2023年3月期の総売上高は2,175億円で、経常利益は272億円でした。

商業売上高や施設利用料収入等が増加し、売上高は全てのセグメントについて前期を上回りました。

また、4期振りの黒字転換に加え、営業利益と経常利益は過去最高益を更新しました。

それぞれの事業分野での売上高は以下の通りです。

なお、各事業ごとの営業利益等は公開されておりませんでした。

売上高
  • 施設管理運営業:売上高は917億円で、前年同期比284億円増となりました。
  • 物品販売業:売上高は1,111億円で、前年同期比698億円増となりました。
  • 飲食業:売上高は146億円で、前年同期比62億円増となりました。

 

各事業セグメントの解説

日本空港ビルデングの主な事業セグメントは以下の通りです。

詳しく知りたい方は、企業説明会などに参加し積極的に質問をしてみましょう。

事業部門活動内容
施設管理運営業旅客ターミナルの建設・管理運営
不動産賃貸
駐車場の管理運営
旅客案内 他
物品販売業物販店舗の運営(業務受託を含む)
卸売り
飲食業飲食店舗の運営
機内食の製造・販売

 

施設管理運営業においては、旅客ターミナルという公共性の高い事業の運営会社として、絶対安全の確立とともに、サービスレベルの更なる向上を目指しています。

物品販売業においては、顧客第一主義をモットーとし、より魅力のある充実した品揃えをもって顧客を迎えることとしています。

さらに飲食業においては、物品販売業と同様に、顧客第一主義のもと、日本ならではの「和のおもてなし」により顧客に対して食の場を提供することとしています。

以下参照ページを紹介するのでぜひ確認してみてください。

日本空港ビルデングで働いている社員は?

平均勤続年数は?

日本空港ビルデングの平均勤続年数は10.8年です。

企業全体の平均勤続年数は12.4年となっているので、日本空港ビルデングは、やや職場の出入りが多い企業と言えるでしょう。

平均年収は?

2023年度の日本空港ビルデングの平均年収は、684万円でした。

全国平均の年収が458万円であることを考えると、 全国平均よりも高い水準となっています。

平均残業時間は?

日本空港ビルデングの従業員の平均残業時間は、1ヵ月あたり20時間でした。

厚生労働省が2023年2月に発表した「毎月勤労統計調査 令和4年分結果確報」によれば、月平均残業時間は13.8時間なので、日本空港ビルデングの場合、平均よりも残業時間が多い職場といえます。

平均ボーナス額は?

日本空港ビルデングのボーナスは、125万円でした(年2回計)。

どんな文化なの?

日本空港ビルデングは、グループ会社を含めて「公共性と企業性の調和」を基本理念として掲げています。これは、日本空港ビルデンググループが公共性の高い旅客ターミナルの建設・管理運営を担う企業であるためです。

そして、「To Be a Best Airport~世界で最も評価される空港、すべてのステークホルダーの満足の追求~」を実現すべく、自ら掲げるサステナビリティ基本方針に基づき、経済社会の発展に貢献しながら持続可能な事業活動を推進しています。

就職偏差値・難易度および業界での立ち位置

日本空港ビルデング 年間売上高

空港施設業界の中での日本空港ビルデングの立ち位置をご紹介します。

業界内における2023年3月期の売上高を見ると、成田国際空港(1,313億円)がトップであり、日本空港ビルデング(1,130億円)が第2位となります。第3位以降が新関西国際空港(563億円)、中部国際空港(245億円)となります。

※2024年3月期については、本記事作成時点において決算資料の公開が出揃っていないため、正確な順位付けをすることができませんが、日本空港ビルデングが2,175億円を記録し、成田国際空港の2,169億円を上回ったことが明らかとなりました。

 

参考までに競合4社の情報もまとめてみたので、ご紹介します。

会社名売上高(2023年3月期)平均年収就職偏差値・難易度社風
成田国際空港1,313億円770万円59社員同士の仲が良い
日本空港ビルデング1,130億円684万円54公共性と企業性の調和
新関西国際空港563億円756万円62地域貢献への想いが強い
福岡国際空港312億円469万円50進取の気性
中部国際空港245億円659万円53風通しが良い

 

日本空港ビルデングの新卒募集要項について

以下に日本空港ビルデングの新卒募集要項についてまとめました。

各項目詳細
職種総合職
(1)東京国際空港(羽田)におけるターミナルビルの建設、管理・運営、物品販   売、案内業務、警備業務など
(2)成田国際空港、関西国際空港、中部国際空港島における物品販売、免税品の   卸売りなど
初任給(2024年4月予定) 大卒:265,000円
賞与年2回(6月、12月)会社の業績に応じて支給
研修制度企業にとって最も大切なものは「人」であり、企業がお客様に信頼され、成長していくには、企業自体が仕事の能力と心身のバランスのとれた 「信頼される人」の集団である必要があると考え、多様な教育・研修制度を設けています。
階層別研修
選抜研修
出向研修(国内・海外)
CS研修
手話・語学研修
PCスキルアップ研修 など
福利厚生社会保険(健康保険、厚生年金保険、雇用保険、労災保険)、企業年金基金、財形貯蓄制度、各種融資制度、通信教育制度、各種表彰制度、従業員持株会制度、福利厚生施設、独身寮、社宅、契約保養施設など

 

求める人材

日本空港ビルデング 求める人材

日本空港ビルデングでは求める人材として下記のものを公表しています。

グループ会社の1つであるため、他のグループ会社でも共通になっている可能性が高いです。

日本空港ビルデングは、企業業績の向上と貢献度に即した適正処遇を目的とした人事制度を導入しています。

このため、以下の人材を求めています。

  1. 主体的に考え行動し、目標を達成しうる能力を持つ人」
  2. 「創造力のある人」など既成概念にとらわれない、変革の時代に的確に対応できるバイタリティあふれる人材

 

以上の2つは日本空港ビルデングの企業理念である「公共性と企業性の調和」につながっていきます。

すなわち、日本空港ビルデングは、空港を利用する顧客、航空会社、株主、従業員、そしてコミュニティーと、あらゆるステークホルダーに対する適切な還元を常に心がけ、バランスのとれた経営を行うことに力を注いでいます。

そのうえで、「訪れる人に安らぎを、去り行く人にしあわせを」をCS理念とし、お客様に愛され、信頼される企業を目指しています。

エントリーシートや面接中にこれらの意識を持っている人材かどうかを見られるので、ぜひ意識して選考に臨むといいでしょう。

新卒採用のフロー

日本空港ビルデングの選考は、下記の通りの選考フローとなっています。

面接では志望動機などのスタンダードな質問の他、人柄をチェックする質問も多いのが特徴です。

選考対策として、入社意欲や将来のプランが明確であるかどうかが重視されます。

今後のキャリアを形成していく上で必須事項なので、明確にしておきましょう。

①新卒エントリー

日本空港ビルデング公式サイト(マイナビ)の新卒エントリーボタンより必要事項を入力し登録を行います。

②会社説明会・ES

日本空港ビルデングのイメージを具体的に理解するための会社説明会です。

会社説明会は、対面/WEBにて実施されます。

日本空港ビルデングの事業内容をはじめ、福利厚生制度等の説明がなされるほか、先輩社員(リテール営業、マーケティング戦略、子会社出向等)によるパネルディスカッションが行われます。

会社説明会終了後も参加社員が残り、就活生からの質問に真摯に応じる運営がなされており、参加社員の物腰の柔らかさが印象に残るようです。

また、同じタイミングでESを作成します。

質問事項は次のとおりです。

質問事項
  • ゼミ・研究テーマ・得意科目等
  • 部活動・サークル活動
  • アルバイト
  • 趣味・特技
  • これまで困難や失敗をどのように乗り越えてきましたか?その経験から学んだことを教えてください
  • あなた自身をプレゼンテーションしてください
  • ガクチカ
  • 志望動機を教えてください。また、どのような基準で就職先を選びますか?
  • 羽田空港の魅力を高めるためにあなたなら何をしますか?また、10年後の自分は何をしていると思いますか?
  • 自身が実現したい未来の羽田空港について

以下に参考になる記事を紹介します。

③グループディスカッション+適性検査(SPI)

日本空港ビルデングの選考で特徴的なのがグループディスカッションといえます。グループディスカッションは学生7名~9名:社員1名で実施されます。ディスカッション時間は30分です。

特定のテーマ(「理想の働き方とは?」「新事業を考える」)が提示されます(テーマは日程により異なります)。ディスカッションの手順としては、グループ内で様々な角度からの意見提示を行ったうえでグループとしての意見をまとめることになります(司会進行役からはグループとしての意見をまとめることまでは求められなかったものの、意見の取りまとめまで実施した就活生が多い状況でした)。

グループディスカッションの選考通過者は、必ずしも議論に積極的な就活生ばかりではなかった模様であり、ここで問われたのは鋭い主張よりも他の参加者の良いところを引き出したり、議論を整理する等の協調性である可能性があります。

次に、日本空港ビルデングの適性検査は、SPIであり、自宅での受検(1時間程度)となります。計数と言語が取り扱われます。問題数と制限時間は、ともに標準的なものといえます。SPI対策として特別なものまでは要しないと思われますが、不安がある場合には、市販されているSPI対策本1冊を回してみると良いでしょう。

以下のページもぜひ参考にしてください!

④複数回面接(1次面接)

1次面接は、学生1名:面接官2名(中堅社員)で実施されます。面接時間は約10分間です。

1次面接は、提出したエントリーシートに沿って進められます。大学における専攻の内容をはじめ、その専攻分野と会社の事業との繋がりが問われます。

学生からの逆質問も受け付けています。

なお、会社から内定が出た場合における承諾の確率を数字で示すことを求められることもあります。

以下に口コミのあった質問事項(エントリーシート記載事項以外)を紹介します。

質問事項
  • あなたの強みと弱みを教えてください
  • 今の羽田空港に足りないと思うことがありましたら教えてください
  • 自己PR~あなたの当社への想いを聞かせてください~
  • 入社後の具体的なキャリアビジョン
  • 評価されたと感じたポイントや注意したこと

短時間(約10分間)のため、いかに自身をアピールするかを意識することを心がけてください。

⑤複数回面接(最終面接)

最終面接は学生1名:面接官3名(役員を含む)で実施されます。

面接官より「リラックスしてくださいね」という声掛けがあり、穏やかな雰囲気で面接が行われます。

質問事項としては、エントリーシートに記載した事項とこれまでの面接の中で問われた項目を再度問われます。もっとも、最終になるにつれて深堀りする趣旨で質問がなされますので、単にこれまでの面接での回答を繰り返すのではなく、具体例を掲げたり、数字を用いて説明する等、一歩踏み込んだ回答を準備しておくことも念頭に置いておきましょう。

なお、「最近気になったニュース」が問われることもあるので、新聞等にも目を通しておくと良いでしょう。また、合否には直接影響はなりかもしれませんが、入社後の配属先の希望を聞かれることもあります。

以下のページも確認してぜひ内定を勝ち取ってください。

⑤内定

複数回の面接を突破して内定が決まります。

採用大学

日本空港ビルデングの採用大学は非公開とされており、不明です。

エントリーシートや面接での過去の質問内容を見る限り、学歴が原因で不採用になることは考えにくいです。
しっかりとエントリーシートや面接対策をして、内定を獲得できるようにしましょう。

学歴フィルターについては次の記事を参考にしてください。

就職偏差値・難易度

それでは、ここまでの内容を踏まえて、日本空港ビルデングの就職偏差値・難易度を見てみましょう。

結論としては、偏差値・難易度は標準的といえるでしょう。その理由として以下の3点が挙げられます。

理由
  • 採用フローとして特別なステップがない
  • エントリーシートや面接での過去の質問内容を見る限り、学歴フィルターがあるとは考えにくい

よって、頻出質問である「ガクチカ」や「志望動機」など基本的な事項をしっかりと対策をしていれば、難しすぎることはないでしょう。

しっかりと対策を行い内定を獲得してください!

就職偏差値・難易度については、以下の記事も参考にしてみてください。

まとめ

日本空港ビルデングは、日本で最も歴史の長い空港会社です。「公共性と企業性の調和」の理念を掲げ、長年のノウハウを活かしながら、航空業界の発展に尽力しています。そのうえで、「訪れる人に安らぎを、去り行く人にしあわせを」をCS理念とし、お客様に愛され、信頼される企業を目指しています。

日本空港ビルデングは空港施設業界の中でもレベルが高い企業なので、企業研究を行っているか否かで就活での結果は変わってきます。

しかし学歴重視をする企業ではないので、全員に等しくチャンスがあります。対策をしっかり行って選考に望んでください。

ぜひこの記事を参考にして励んでくださいね。

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