【企業分析】株式会社ファーストロジックの就職難易度・採用大学・選考対策を徹底解説
2024/6/26更新
はじめに
株式会社ファーストロジック(以下ファーストロジック)は、東京都中央区に本社を置く不動産業界に属する企業です。
公正な不動産投資市場を創造することをビジョンに掲げています。
今回は、そんなファーストロジックの企業研究するための基礎知識や社風、選考対策などを紹介していきます。
ファーストロジックの就職に興味がある以下のような就活生を対象に企業分析したので、ぜひ最後までご覧ください。
- ファーストロジックの仕事内容が知りたい
- ファーストロジックの就職難易度がわからない
- ファーストロジックの選考対策として何をすれば良いか知りたい
また、不動産以外の業界については、以下の記事で概観しているので、ぜひご覧ください。
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この記事の結論
先にこの記事の結論からお伝えすると、ファーストロジックの就職難易度は標準です。
以下の参照記事で詳しく解説している就職偏差値を参考にすると、標準難易度といえるでしょう。
また、採用大学も様々な偏差値帯や種類の学校の実績があるので、選考対策をしっかり行えば、内定を獲得できる可能性は十分にあるでしょう。
選考対策として独特なものが、最終面接前の「体験入社」です。
これは、入社後のミスマッチを減らす目的で設けられています。
ほかの企業と比較すると珍しい制度です。
ファーストロジックが就活生を判断するように、自分自身も入社したいと思えるかどうかチェックしましょう。
職種は総合職となり、本人の適性を考慮して、営業、エンジニア、映像クリエイター、記者、デザイナーの中から配属が決まります。
次の章から各内容や、その他就活に役立つ情報を紹介しますので、ぜひ最後まで読んでください。
ファーストロジックについて
出典元:企業情報
会社概要
ファーストロジックは、投資用不動産マッチングサイト、不動産投資新聞、大家向けのリフォーム業者検索サイトの3つをメインに展開している企業です。
ファーストロジックは上記を達成するために、3つのミッションを掲げています。
以下で詳しく解説します。
- 不動産投資家の支援:不動産投資初心者から経験者まで幅広い方に向けて情報を発信する。
- 不動産業界の健全化:不動産投資に関わる全ての人が公正な取引が可能となり、違反者には厳しいペナルティを用意する。
- 不動産情報の透明性向上:不動産投資家と不動産会社の両方にとって透明性のある情報を提供し公平性を保つ。
不動産投資は、情報が複雑で詐欺などの犯罪行為に巻き込まれる可能性があります。
上記のような不動産投資家や不動産会社を減らすため、ファーストロジックは中間に立つことで公平性に貢献しているのです。
各事業セグメントの解説
ファーストロジックの主な事業セグメントは、以下の通りです。
事業部門 | 活動内容 |
投資用不動産マッチングサイト「楽待」 | 投資用不動産に特化した不動産ポータルサイトを運営。 初心者から経験者まで幅広い方々に、不動産投資の知識、不動産の探し方、不動産の売却が効率的に行えるサービスなどを提供。 |
楽待不動産投資新聞 | 不動産投資に取り組む方のために、ウェブサイト『楽待新聞』を開設。 投資家コラムや、専門家によるアドバイス記事、最新トレンドを伝えるニュースなどを無料公開。 不動産投資にまつわる正しい知識の普及に努める。 |
楽待「大家さんの味方」 | 大家が賃貸経営するために必要な管理会社、メンテナンスするリフォーム業者などを紹介。 「大家さんの味方」では、市区郡単位で近くの業者を探せる。 各業者の実績を写真付きで閲覧可能。 |
ファーストロジックは、不動産投資家、不動産会社、大家など、不動産に関わる多くの人々をサポートする事業を展開しています。
不動産と聞くと、難しい、怪しいなどの印象を抱く方もいるでしょう。
しかし、上記の方向けに適切な不動産情報を新聞やサイト、YouTubeを通して発信しています。
以下、参照ページを紹介するのでぜひ確認してみてください。
ファーストロジックで働いている社員は?
平均勤続年数は?
ファーストロジックの平均勤続年数は、4.9年です。
不動産業界の平均勤続年数は10.4年であることから、業界平均よりも社員の出入りが多い職場といえるでしょう。
平均年収は?
2023年度のファーストロジック平均年収は、603万円でした。
全国平均の年収が458万円であることを考えると、全国平均よりも高い水準です。
また、厚生労働省の発表によると、不動産業界の平均年収は355万円でした。
平均残業時間は?
ファーストロジックの従業員の平均残業時間は、1ヵ月あたり27時間でした。
不動産業界で働く従業員の平均残業時間は29.7時間のため、業界内では平均よりも少ない残業時間といえます。
平均ボーナス額は?
インターネット上の情報だけでは分かりませんでした。
しかし、ファーストロジックの平均年収から、平均ボーナス額は96万円程度と推測できます。
理由は、国税庁の民間給与実態統計調査によると、平均給与に占める賞与額の割合は約16%だからです。
あくまで参考程度にしておいてください。
また、ファーストロジックは年に3月と9月の合計2回ボーナスが支給されます。
どんな文化なの?
ファーストロジックの文化は以下の3つです。
- すべてをシンプルに
- フィードバック制度
- 共有の文化
それぞれを解説していきます。
ファーストロジックは、すべてをシンプルにするために定例会議を廃止しました。
無駄な議論を省き、本質的な業務に集中するためです。
次に、フィードバック制度が存在します。
月に1度、部門長と面談します。
目標達成の進捗を確認しつつ、成長を実感できる機会となるでしょう。
最後に、共有の文化です。
タスクの進捗、失敗例、成功例、さまざまな知識を社内SNSで共有しています。
目標達成に向けて、社員一丸となって取り組む文化があるのです。
就職偏差値・難易度および業界での立ち位置
競争が激しい不動産業界の中でのファーストロジックの立ち位置をご紹介します。
売上高を参照し他社と比較してみても、ファーストロジックはこれから成長していく企業だとわかるでしょう。
成長していく理由として、以下の要因が考えられます。
- 自社メディアを運営している:
ファーストロジックは、自社でYouTubeチャンネルを運営しており、2024年6月現在で、65万人を突破しました。
そのため、自社情報や最新の不動産投資情報などを多くの方に届けられます。 - 他部署研修:
配属された部署以外の仕事内容を学ぶことで、企業全体の流れを把握します。
さらに他部署の苦労や、やりがいを知ることで自社について深く理解できるでしょう。 - 拡大中の開発部:
ファーストロジックの開発部は、年々拡大しています。
創業当時は、少数の正社員しかいないため外注業務がほとんどでした。
しかし、最新のAIシステムを導入することで社内で対応しています。
今後は中途エンジニア採用に力を入れ、AIマッチングシステム、サイトのリニューアル、ビックデータの解析が可能になるでしょう。
以上の要素により、ファーストロジックは不動産業界で成長していく企業と考えられます。
参考までに競合4社の情報もまとめてみたので、ご紹介します。
会社名 | 売上高(2023年) | 平均年収 | 就職偏差値・難易度 | 社風 |
ファーストロジック | 20億9300万円 | 603万円 | 55 | シンプル |
アールエイジ | 34億4000万円 | 468万円 | 52 | 少数精鋭 |
グランディーズ | 46億万円 | 411万円 | 53 | 成果はみんなで喜ぶ |
アズーム | 82億7300万円 | 444万円 | 53 | 自主性を重んじる |
ファーストロジックの新卒募集要項について
以下、ファーストロジックの新卒募集要項についてまとめました。
人事考課が3月と9月の年2回あるため、昇進するチャンスがほかの企業より多いのが特徴です。
また、設立記念パーティー(8月23日)や達成記念パーティーが定期的に開かれます。
仕事をこなしつつリフレッシュができる仕組みのため、メリハリを持って働けるでしょう。
さらに、初任給は内定後のアルバイトの成果に応じて再提示されるため、提示以上の金額が支給される可能性があります。
各項目 | 詳細 |
---|---|
職種 | 総合職(以下のどれかに配属) ・営業 ・エンジニア ・映像クリエイター ・記者 ・デザイナー |
給与(2025年4月入社予定) | 月給:290,000円~(基本給・固定残業手当30時間分を含む) *内定後のアルバイトの成果に応じて、再提示 |
賞与 | 年2回(3月、9月) |
研修制度 | 新入社員研修、幹部育成研修、OJT、先輩社員によるマンツーマン指導、ジョブローテーション制度(部署異動の可能性あり) |
福利厚生 | 健康診断、図書購入支援、資格取得一時金(最高70,000円/件)、交通費支給(上限30,000円/月)、コーヒーマシン(デロンギ)完備、設立記念パーティー、達成記念パーティー、全社員懇親会、産休、育休制度(2歳まで)、育児時短勤務、育児時短中はフレックスタイム制(コアタイム11時~15時) |
求める人材
ファーストロジックが求める人材は、以下の3つです。
- 主体性:
自分の行動、意思はしっかり考えた上で、自分の人生に責任を持つこと。
指示を待つよりも、主体性を持って行動する。 - チームワーク:
個人的な成果より、組織の成果を重視すること。
1人で働くよりも、協力する方が多くの成果を得られるため。 - 目標達成意識:
目標を確実に達成するために、目標値を超えるように行動する。
難しい目標でも、達成可能な手段を模索し続けることが成長につながる。
以上の3つは、ファーストロジックの採用メッセージである「公正な不動産投資市場を私たちの手でつくる」につながっていきます。
エントリーシートの作成や面接時の参考にしてください。
新卒採用のフロー
ファーストロジックの選考は、下記の通りの選考フローとなっています。
面接では志望動機などのスタンダードな質問の他、人柄をチェックする質問も多いのが特徴です。
選考対策として、入社意欲や将来のプランが明確であるかどうかが重視されます。
今後のキャリアを形成していく上で必須事項なので、明確にしておきましょう。
①新卒エントリー
ファーストロジック公式サイトの新卒エントリーボタンから必要事項を入力し、登録しましょう。
もしくは、マイナビからのエントリーも可能です。
②会社説明会・エントリーシート
Webにて会社説明会に参加します。
事業内容や募集要項について理解できる機会なので、万全の状態で臨み、必要に応じてメモを取りましょう。
口コミを参考に、エントリーシートで問われる質問事項をまとめました。
- 志望動機
- 第一希望の職種を教えてください。
- 本日の説明選考会の感想を教えてください。
- 今までの人生の中で、最も理不尽だと感じたことを教えてください。
このように基本的なことが聞かれるでしょう。
会社説明会後に書くことになりますので、参加する前に準備して臨んでください。
以下に参考になる記事を紹介します。
自分史の書き方は下記に記載した関連ページを確認してください。
③一次面接
ファーストロジックでは、面接で必ず聞かれる質問があります。
それは「面接にはもう慣れましたか?」です。
アイスブレイクの意味があると予想されるので、その時の素直な気持ちを伝えましょう。
以下、ファーストロジックの新卒採用サイトから確認できた質問事項を紹介します。
- 就職活動の進捗を教えてください
- 人生で一番の成果はなんですか?
- 事前に当社を調べた中で、印象に残っていることはなんですか?
- 今までの経験の中で感じた、一番の環境の変化はなんですか?
事前にどれだけファーストロジックについて研究しているか質問されるため、あらかじめ分析しておきましょう。
以下のページに質問の意図が解説されているため、参考にしてください。
④適性検査・体験入社
ファーストロジックでは、一次面接を突破した方を対象に体験入社を実施しています。
ここで実際にどういう業務をしているのか、職場の雰囲気などを確かめておきましょう。
体験入社は、あくまで選考の途中であることを忘れずに対応してください。
また、体験入社を早く実施することで選考も早く進む傾向にあるため、時間に余裕のある方は近い日程で参加することをおすすめします。
以下は、適性検査について解説したページです。
⑤二次面接
二次面接は東京オフィスで開催されます。
面接は1時間程度で、就活生と面接官は1対1の形式です。
以下に口コミにあった質問事項を紹介します。
- 志望動機
- 自己PR
- どういった人材になりたいのか
- ファーストロジックで生かせるポイント
ファーストロジックと就活生の相性を確かめるような質問が多いです。
嘘をついたり、自分をよく見せようとする行為はミスマッチの原因です。
内定獲得は大切ですが、早期退職にならないよう注意してください。
一方で、質問しないとされている項目があるため紹介します。
- あなたの長所と短所は何ですか?
- 最近の気になるニュースは何ですか?
- なぜ同業他社ではなく当社を選んだのですか?
質問しない理由については採用ウラ話で説明されているので、面接の準備に役立ててください。
⑥内定
複数回の面接を突破して内定が決まります。
採用大学
ファーストロジックの採用大学の実績を以下に掲載します。
最難関大学から標準的なレベルの大学まで幅広く採用されており、いわゆる学歴フィルターはないでしょう。
<大学> 愛知大学、青山学院大学、大阪大学、神奈川大学、国学院大学、国士舘大学、成城大学、専修大学、千葉大学、東京大学、東京農業大学、東京理科大学、同志社女子大学、同志社大学、名古屋大学、弘前大学、明治大学、立命館大学、早稲田大学、筑波大学、東京造形大学、法政大学、国際基督教大学、文教大学、京都大学、慶応義塾大学、東京工業大学、日本大学、東洋大学、上智大学、東京学芸大学、立教大学、関西大学、フェリス女学院大学、学習院女子大学、関西学院大学、神奈川大学、駒澤大学 |
上記には偏差値が高い大学も採用大学にありますが、ファーストロジックは多様な学生層からの就活生を積極的に採用しています。
よって、学歴が原因で不採用になることは考えにくいです。
しっかりとエントリーシートや面接対策して、内定を獲得できるようにしましょう。
採用大学のランクに関しては以下の記事を参考にしてください。
就職偏差値・難易度
それでは、ここまでの内容を踏まえて、ファーストロジックの就職偏差値・難易度を見てみましょう。
結論からいうと、難易度は標準です。
その理由として以下の3点が挙げられます。
- 一般的な採用フローだから
- さまざまな大学から採用しているから
- 給与や福利厚生が特筆して良いというわけではないから
よって、頻出質問である「自己PR」や「志望動機」など基本的な事項をしっかりと対策をしていれば、難しすぎることはないでしょう。
しっかりと対策を行い、内定を獲得してください!
就職偏差値・難易度については、以下の記事も参考にしてみてください。
まとめ
ファーストロジックは不動産業界に属する企業で、不動産投資家と不動産会社が公平に取引できる環境の実現を目指しています。
また、不動産投資家に向けて自社メディアを運営中です。
最新の情報から、詐欺やトラブルに巻き込まれないポイントについて解説しています。
選考フローにおいては、最終面接前に体験入社があるのが特徴です。
実際の業務を体験しつつ、職場の雰囲気を知る良い機会となるでしょう。
ミスマッチを防ぐ目的で実施されています。
自分の想像していた職場環境か、本当に自分の強みが生かせる環境かなどを確認できるでしょう。
皆さんの就職活動が、満足いくものになることを願っています。