【業界研究】メーカー業界の実態とは?就活に役立つ情報を解説

2024/10/24更新

はじめに

就活生であるなら「メーカー」という言葉を一度は耳にしているはず。

しかし、詳しく説明を求められると、困ってしまう方も多いのではないでしょうか?

物を作る業界である「メーカー業界」は、言葉を変えれば製造業とも言われており、物であふれる21世紀には欠かせない業界となっています。

この記事でわかること
  • メーカー業界の基礎情報
  • メーカー業界の魅力
  • メーカー業界の現状と将来性

就職活動であとあと後悔しないためにも、今のうちにしっかりと把握しておきましょう。

そもそも業界研究の仕方は?という方は、こちらの記事をチェックしてみることをおすすめします。

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メーカー業界とは

モノを作る業界であるメーカー業界は、作っている製品の分野ごとに自動車メーカーや鋼鉄メーカー、食品メーカーなどさまざまな種類に分けられます。

製造業は日本のGDP(国内総生産)の二割を占める基幹産業であり、日本の優れたモノづくりの技術が、日本の産業や文化の発展を支えてきました。

このような伝統を後世に伝えるべく、政府主導でさまざまな政策や制度を通し、“モノづくり日本”のさらなる復興を目指しています。

製造現場では、生産工場の海外展開が増える一方、本部機能は国内拠点に集約するなど、海外拠点と国内拠点の役割の明確化を進める企業も多いです。

また「メーカー業界」全体がIoTやAI、デジタル化によって大きな変革期を迎えているため、今後もさらなる事業の拡大が予測されています。

メーカーの仕組みと分類

モノを作るにはさまざまな過程が発生します。

例えば自動車と一口に言っても、さまざまなメーカーが製造して従事することにより、自動車という一つの製品が出来上がるのです。

素材である鉄を作るメーカー、鉄でボディやパーツを作るメーカー、それを組み立てるメーカーなど多岐にわたります。

そのため、自分が目指したいメーカー業界は、製造の流れにおけるどの部分に該当するのか、しっかり把握しておきましょう。

認識が曖昧なままでは、想定している分野や業務内容を担う企業に勤めるのが難しくなってしまいます。

以下の紹介では、「メーカー業界」を大きく構成する「製造」と「顧客」の2つに焦点を絞り、さらに細かく分類していきます。

製造

素材メーカー

素材メーカーは原料を加工して、部品や工業用素材を作り出す企業です。

素材メーカーは、加工メーカーよりも自社製品そのものが注目されることが多くないため、一般の人々にはあまり馴染みがないかもしれません。 

しかし、多様な産業を支えることができるのが素材メーカーであり、質の高い素材があってこそ、加工メーカーが便利な製品を作り出すことができます。

主な種類は鉄鋼、非鉄金属、紙・パルブ、繊維、無機材質、化学などのメーカーが挙げられます。 

加工組立メーカー

加工組立メーカーは素材メーカーの製品を利用して、組み立てを行う企業です。

加工組立メーカーはライン作業によってそれぞれの部品を組み立てたり、加工したりして一つの製品を完成させます。

加工作業や部品の組み立て作業はモノづくりにおいてかかせない仕事です。

業種が非常に多く、車やモーターの輸送用機械器具、携帯電話やパソコンの情報通信機械器具、電子部品・デバイス、食料、飲料、アパレルなどが挙げられます。

自社生産・加工メーカー

自社生産・加工メーカーは素材となる原料の開発や研究から、加工して商品にするまでを全て自社で一貫して行う企業です。

最近では上記に加えて、小売りまで一貫して生産を行う企業も多く出てきました。

化粧品や医薬品が挙げられます。

顧客

製造メーカーの顧客は、製造された製品は企業向け(B to B)なのか、一般消費者向け(B to C)なのか、対象とする顧客によって2つに分けられます。

一般的に就活生からの応募が集まりやすいと言われるのはBtoC製品を扱うメーカーであると言われています。

これは学生への認知度の高さに由来しているものですが、日本にはBtoBにも優れた企業があるという事実も、把握しておいて損はないでしょう。

それぞれの顧客の性質によって、事業の特徴や製品の傾向が異なります。

製造メーカーを選択する際には、顧客がどちらの属性であるか、把握しておくことが重要です。

BtoBの製造メーカー

鉄鋼、非鉄金属、ガラス、セメント、繊維科学、電線、精密機器、工作機械、産業用ロボット、建設機械、半導体、電子部品

BtoCの製造メーカー

食品、清涼飲料・アルコール、化粧品、トイレタリー、自動車、アパレル、家具・家電・生活雑貨、文具、おもちゃ、ペット用品、スポーツ関連、育児関連

メーカー業界の主な職種

ここでは、メーカー業界の主な職種について解説します。

メーカー業界に勤めると一口に言っても、担当する業務内容によって職種が大きく異なります。

職種が違えば、向いている人材や業務の特性もそれぞれ異なってくるでしょう。

メーカー業界を目指そうと志している就活生は、メーカー業界のどの職種に就きたいか、以下の解説を参考に明確にしてみてはいかがでしょうか。

生産管理

「生産管理」は、製造業において製品の生産プロセス全体を管理・最適化する職種です。

業務の目標は、「生産効率の向上と納期遵守、商品の品質を確保する」ことになります。

生産管理の主な業務内容は以下の通りです。

主な業務内容
  • 生産計画の策定
  • 進捗管理
  • 資材調達
  • 品質管理
  • 商品のコスト削減

工程の改善やトラブル対応も含まれるため、部門間の調整やコミュニケーション力が必要になります。

加えて、生産管理にはプロセスの最適化や効率化も求められるため、クリエイティブな発想を持っている人であればあるほど、活躍の機会が増えるでしょう。

生産現場と経営層をつなぐ橋渡し役として、製品の競争力強化の中核を担う職種であると言えるでしょう。

製造スタッフ

「製造スタッフ」とは、工場で製品の製造工程を実行する職種です。

業務の目的は、「品質基準を遵守し、高品質な商品を製造する」ことになります。

製造スタッフの主な業務内容は以下の通りです。

主な業務内容
  • 機械操作
  • 部品の組立
  • 商品の検査
  • 包装
  • 機械のメンテナンス

大半の作業が地道でありながらも、安定した品質が求められるため、几帳面な人が活躍できる職種といえます。

加えて、製造スタッフには生産効率を上げるための提案力や、トラブル発生時の対応をする臨機応変さが求められるでしょう。

製造スタッフは、製品の品質と生産量を確保する現場の最前線で働き、企業の生産活動を支える重要な存在です。

商品企画

「商品企画」とは、市場ニーズを分析し、新製品のアイデアを立案・具現化する職種です。

業務の目的は、「市場での競争力を持ち、顧客に支持される製品を開発する」ことになります。

商品企画の主な業務内容は以下の通りです。

主な業務内容
  • 市場調査
  • 競合分析
  • 顧客のニーズや要望の収集
  • 製品のコンセプト設計

開発チームや生産部門と連携し、製品仕様やコストを調整し、商品化までのプロセスを進行することも多いため、コミュニケーション能力やリーダーシップが必要になるでしょう。

加えて、難易度の高い製品を企画したり、コストダウン案を提案する場面も多いため、戦略的思考や粘り強さも求められます。

商品企画は、製品の成功に直結する重要な役割を担い、企業の成長に貢献する重要な存在です。

品質管理

「品質管理」とは、製品が規定された品質基準を満たすように、製造プロセス全体を監視・管理する職種です。

業務の目的は、「顧客の要求に応じた品質を維持し、クレームや返品を防ぐための品質保証体制を構築する」ことになります。

品質管理の主な業務内容は以下の通りです。

主な業務内容
  • 製品の検査
  • 工程の監視
  • 不良品の分析
  • 改善策の立案

品質データの収集と分析を通じて、工程の改善を図り、生産効率と製品の信頼性を向上させる鍵となっているため、どの生産メーカーにもある職種です。

品質管理の精度が甘いと商品の品質が悪化し、最悪の場合、製品リコールなど企業に大きな損害を与えることも考えられるでしょう。

そのため、品質管理には情報収集能力や強い責任感が求められることが多いです。

品質管理は、企業の信頼性を支える重要な役割を担っている職種です。

営業職

「営業職」とは、自社製品の販売促進と顧客との関係構築を担当する職種です。

業務の目的は、「自社の売上向上と顧客満足度の向上」になります。

主な業務内容は以下の通りです。

主な業務内容
  • 顧客への提案活動
  • 新規顧客の開拓
  • 価格交渉
  • 受注管理
  • アフターフォロー

また、企業によっては市場や顧客ニーズを把握し、製品開発や改善にフィードバックすることも業務に含まれるでしょう。

社内外のコミュニケーションが鍵となるため、コミュニケーション能力に優れ、積極的に行動できる人が求められます。

研究開発職

「研究開発職」とは、新製品や技術の開発、既存製品の改良を行う職種です。

業務の目的は、「場や技術のトレンドを分析し、顧客のニーズに応える革新的な製品や技術を創出する」ことになります。

主な業務内容は以下の通りです。

主な業務内容
  • 材料選定
  • 設計
  • 試作
  • 性能評価

研究開発職は、企業の競争力を高める中核的な役割を担い、持続的な成長と市場での優位性を確保するための重要なポジションです。

そのため、求められる人材にも専門知識が要求される傾向が強いでしょう。

人気のメーカー業界紹介

実はこの「メーカー業界」は、就活生の志望先として大人気です。

「とりあえず聞いたことあるし、志望してみようかな」と考える就活生も多いのではないでしょうか。

大手以外に、いわゆる隙間産業と呼ばれるニッチな分野で活躍し、自社の企業価値を高めているニッチトップメーカーのおすすめ企業が知りたい方は以下の記事も参考にしてくださいね。

食品メーカー

 生鮮物などの原材料を購入し、工場などでそれらを用いて食品・飲料の製造を行い、製造した製品を販売することで収益を得るものを指します。

特徴

原材料・半製品・製品が生ものであるという点が最大の特徴です。

生ものであるため、生産数量が原料の豊凶に左右されることや安全性が厳密に求められることが挙げられます。

主要企業
  • 日本ハム
  • 明治ホールディングス
  • 味の素など

食品メーカーに向いている人

食品メーカーに向いている人の条件として、食が好きであることが挙げられます。

幅広い食への興味は、新商品の企画やマーケティングなど仕事を進めるうえで重要な要素となるでしょう。

そして、ただ食が好きというだけではなく「食を人々に届けたい」という想いがあることが何より大切です。

食品メーカーは「おいしい食を安全に届けること」を使命としています。

そのため、食への情熱はもちろんですが、何よりもそれらを受け取る消費者への想いを持てる人であることも重要でしょう。

また、誠実な人物であることも重要です。

食品業界は一回の不祥事だけでも大きく信頼を損ねてしまう業界です。

安心や安全を常に意識し、真摯に仕事に向き合える誠実な人が、食品メーカーには向いているといえるでしょう。

以下の記事では、食品業界の就活攻略法について解説していますので、ぜひ参考にしてください。

化粧品メーカー

化粧品の開発、製造、販売などを手掛ける企業を指します。

化粧品の種類はスキンケア化粧品からボディケア化粧品までさまざまです。

特徴

化粧品メーカーは大手企業であれば、材料の研究や開発から商品企画、工場での製造、ブランドイメージの確立、販路の開拓までといったすべての工程を、自社で手がけている点が最大の特徴です。

海外進出やECへ積極的な動きを見せていることも特徴として挙げられます。

主要企業
  • 資生堂
  • 花王
  • コーセーなど

化粧品メーカーに向いている人

化粧品メーカーに向いている人は、まず大前提として化粧品やメイク、美容が好きだという人でしょう。

その中でも、自社製品だけではなく世の中のさまざまな化粧品やメイクなど、トレンドに対して高いアンテナを張れる人が化粧品メーカーには求められています。

また、化粧品メーカー社員には「人の美に貢献したい」という気持ちも必要です。

「人の美に貢献したい」という想いを持っているからこそ、消費者側の目線に立つことができ、そのニーズに敏感に気づくことができます。

そして、強い責任感と使命感を持てる人も重要です。

食品と同様に、安心と安全が強く求められる化粧品業界においては、日頃から業務に対して責任をもって向き合うことが求められます。

一見華やかに見える化粧品業界ですが、求められるのは誠実な人柄と真摯に物事に取り組む姿勢だと言えるでしょう。

以下の記事は、化粧品業界の実態について詳しく、解説しています。

具体的な職種なども紹介していますので、参考にしてください。

自動車メーカー

自動車メーカーは、自動車の新規開発とエンジンなどの中核パーツの製造を行う企業を指します。

一方で、多くの下請け業者からの部品供給を受けて、自動車を組み立てることが主な内容になります。

特徴

素材メーカーから販売・サービス、金融までと、関連する業界が多く存在します。

また、グローバル展開もしていることから、各国の景気に大きな影響を及ぼす業界であることが特徴です。

主要企業
  • トヨタ
  • 日産
  • マツダ

自動車メーカーに向いている人

自動車業界は日本が誇る「ものづくり」の頂点ともいえる業界です。 

その中心である自動車メーカーでは社員として、人々の暮らしや社会を変える「ものづくり」への使命感や誇りを持つことが求められます。

「ものづくり」にとことん携わりたいという人は自動車メーカーに向いていると言えるでしょう。

また、自動車メーカーにはマーケティングから経理までさまざまな仕事があるのが特徴です。

理系で入社する人は専門職となるのが一般的ですが、文系の場合だと数年間でいくつもの部署を経験するケースがほとんどです。

そのため自動車メーカーの社員には、自動車メーカー自体に興味を持ち、さまざまな業務に対して積極的に取り組めることが重要になります。

さらに自動車メーカーでは、チームで協力して目標に取り組める姿勢も重要です。

自動車メーカーのほとんどは大企業であり、社内では企画から生産に至るまでさまざまな人と連携してプロジェクトを進める必要があります。

チームプレイが得意な人は自動車メーカーに向いているでしょう。 

自動車メーカーの業界研究を進めていきたい方は、以下の記事も併せてチェックしてみましょう。

製薬メーカー

製薬メーカーは医薬品の製造・販売を事業内容として展開している企業を指します。

特徴

製薬メーカーは潰れる可能性がほとんどない、安定した企業であることが最大の特徴です。

一方で近年の製薬業界は合併や統合、買収などの業界再編が顕著になっています。

したがって、就職活動における、企業の財務状況や市場動向のチェックの重要度が増してきていると言えるでしょう。

主要企業
  • 武田
  • アステラス
  • 第一三共など

製薬メーカーに向いている人

製薬メーカーでは医薬品に関する知識は必ず必要になります。

そのため、研究職・開発職は理系の出身でなければ採用されません。

製品の情報提供や販売をするMRの場合は文系採用もありますが、出身学部に関係なく入社後に医薬品の勉強は必須となります。

「医学」「薬学」や「農学」の分野との結びつきが強いので、こちらの分野に興味がある人にはやりがいのある仕事だと言えるでしょう。

そして製薬メーカーは何よりも人の命に関わるので、真面目さといった面を強く求められます。

一つのミスが重大な問題につながる製薬メーカーでは、何よりもまず確実に仕事を行うことが重要です。

確実に仕事をこなすためには、高い責任感を持ち、真摯に仕事に向き合える人が向いているといえるでしょう。 

さらに、製薬メーカーは高い倫理観を持つことが求められます。

利益ではなく、社会の幸福や患者の健康を常に優先できる人が、この業界で理想的な人物となるでしょう。 

製薬業界に興味のある学生には、以下の記事もおすすめします。

業界研究から試験対策まで解説しています。

メーカー業界の4つの魅力

ここでは、実際に働くうえではどんな魅力があるのでしょうか。

まだ志望業界で悩んでいる人は自分が仕事に求めるものと比較してみてください。

4つの魅力

  • 大きな仕事ができる
  • 携わった商品が世に出る
  • 会社経営が安定している
  • 福利厚生が充実している

大きな仕事ができる

製造業は日本のGDPの約2割を占めることから、市場規模は大きく、大きな仕事に関われるチャンスがあります。

20代のうちから大きな仕事に携わりたい人や、仕事にやりがいを求める人にはおすすめな業界といえるでしょう。

特に、BtoBが中心の素材メーカーや部品メーカーでは、多額のお金と数多くの人が関わります。

規模が大きい分責任感が必要になりますが、他の職種では経験できないような大きな仕事ができるのがメーカー業界ならではの魅力です。

携わった商品が世に出る

メーカー業界では有形商材を取り扱うため、自分の携わった製品が世の中に出ていくのは大きなやりがいといえるでしょう。

製品が店頭に並べられていたり、実際に消費者が使っている姿を見かけたりしたときに強い達成感を得られるのではないでしょうか。

自分の仕事が人々の生活に貢献していることを特に実感しやすいのは完成品メーカーです。

会社経営が安定している

市場規模が大きいということは、会社経営の安定性に繋がります。

会社の経営も他の業界と比較しても安定・落ち着いているケースがほとんどです。

将来に不安を抱かず安心して働くためには、会社経営が安定しているかが重要になります。

メーカー業界で志望企業を選ぶ際は、現時点での会社経営の安定性と、今後の見通しを判断材料にしてみるのもありです。

福利厚生が充実している

現場職の人数が他の業界より多いメーカー業界は、労働組合の力が強い傾向にあります。

労働組合の力が強ければ福利厚生の整備に繋がるため、待遇面の改善が進んだ企業が多いのも魅力です。

有給休暇取得促進や残業時間削減などの取り組みをはじめ、女性の活躍推進(育休・産休)を積極的におこなっている企業が多くみられます。

女性を正当に評価しているということは、性別や年齢によって不当な評価をされない証拠でもあるので、女性の活躍は男性にとっても優良企業を見極める1つのポイントとなるでしょう。

以下の記事では、福利厚生について、様々な視点から解説しています。

福利厚生の充実は、就活を進めていく上でも重要な要素です。

メーカー志望動機例を紹介

メーカーの志望動機の例を2つほど紹介していきます。

同じメーカー業界といっても、食品メーカーや化粧品メーカーなど業種によって特徴が異なります。

志望動機を考える際は、それぞれのメーカーの特徴を理解して業種に適した内容を反映させましょう。

食品メーカーの場合

人の幸せに直結する仕事がしたいと思い、食品メーカーの御社を志望しました。
食品業界に興味を持つようになったのは、大学時代に経験した介護老人保健施設でのボランティアがきっかけです。
思うように体を動かせなかったり、なかなか家族に会えなかったりして悩む入居者が多いなかで、毎日の食事だけは誰もがとても楽しみにしている姿が印象に残りました。
どれだけ年を重ねても食事から得られる幸せは変わらないと知り、食に関わる仕事をしたい気持ちが強くなりました。

ポイント:
食品メーカーの志望動機を考えるときの注意点は、「食べることが好き」「◯◯という商品が好き」などの理由で終わらないことです。

好きだという気持ちは重要ですが、それだけでは消費者の視点でしかありません。

好きな気持ちを志望動機で伝えるなら、好きだから生産者として何を実現したいのか、という観点で考えてみましょう。

化粧品メーカーの場合

見た目にコンプレックスを抱える人の手助けをしたいと思い、化粧品メーカーの御社を志望しました。
私は幼少期からそばかすに悩んでいたのですが、費用の問題や怖さから手術を受ける勇気はありませんでした。様々な化粧品を使ってそばかすをカバーする方法を試すなかで出会ったのが、御社が販売しているファンデーションです。
カバー力がないファンデーションだと上手くカバーできなかったり、厚くなりすぎたりする一方、御社の製品は自然な仕上がりでそばかすをカバーできることに感動を覚えました。
コンプレックスを抱える人が自信をもって生きられるよう、今度は私が化粧品を作る側になって貢献したいと考えています。

ポイント:
どうして化粧品メーカーを選んだのかをしっかり伝えるには、実体験に基づく具体的なエピソードを含めるのが効果的です。

「そばかすの悩みを化粧品が解決してくれた」と述べている例文のように、化粧品に関わるどんな出来事が今の自分にどんな影響を与えたのかを考えてみましょう。

メーカー業界の現状と将来性

メーカー業界で長く活躍するためには業界の動向と将来性を把握しておく必要があります。

現在のメーカー業界ではどんな動きがあるのか、将来的にどう変わっていきそうなのかを見ていきましょう。

グローバル展開の動きが強まっている

近年のメーカー業界では事業をグローバルに展開する動きが強まっているのも特徴です。

国内だけでは見込まれる売上に限りがあることや、人口減少によって売上が減っていく可能性が高いことなどが主な要因となっています。

グローバル展開の事例としては、国内を代表する調味料メーカーのキッコーマンが代表的です。

1970年代に本格的にヨーロッパへ進出したキッコーマンは、その後アジアや南米などの市場を開拓し、今や売上収益の70%を占めるまでに海外事業を成長させています。

デジタルシフトへの取り組み

社会的なIT化の流れが、メーカー業界でも進行しつつあります。

売上高や営業利益の減少・鈍化傾向を考慮して、デジタル技術を駆使して新たなビジネスの形を作り出すためです。

生産管理システムや在庫管理システムなどの構築はもちろんのこと、現場で働く人たちの目線でデジタルシフトを進めているのがメーカー業界の特徴です。

新規事業・イノベーションの推進

モノを作って販売する以外に、サービスを提供して継続的な収益を得るストック型ビジネスに近い側面も見せ始めています。

ストック型ビジネスは、サブスクリプション型ビジネスとも呼ばれるビジネスモデルで、仕組みさえ作ってしまえば継続的に収益を得られるのが特徴です。

例えば、

代表的なトヨタのMaaS(Mobility as a Service)です。

自動車販売だけでは売上に限りがあるため、MaaSのように同じ人から何度も収益を得られるようなビジネスモデルが増えているのです。

新規事業の展開にあたって他業種と提携してイノベーションを推進する動きもあり、メーカー業界では多様な幅広い人材が求められています。

さいごに

今回は「メーカー業界」について研究していきました。

「メーカー業界」がつくるモノは、食品や生活用品といった身近なものである故に、安全性を顧客から求められます。

この安全性を求められる中で、企業が必要としている人材は真面目さや誠実さに加え、顧客と向き合う情熱を持ち合わせている人です。

加えて、全体的にその業界に詳しくあるべきであり、そのモノが好きである人が「メーカー業界」の就職に向いているでしょう。

何か自分もモノを作ってみたい、携わってみたいと思うなら「メーカー業界」も視野に入れることをおすすめします。

この記事をきっかけに、メーカー業界に就職するための参考になれば幸いです。

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