
10年後になくなる職業ってなんだ!?新しく生まれる職業って??
10年後になくなる職業が存在するってほんと??
最近、このことをよく耳にするようになりました。
社会の様々な変化、特にIT系の発展によって多くのことがなくなると言われてきています。
しかし私たちのほとんどはなぜなくなるのかについて抽象的しか捉えられていません。10年後、就活生は30代を超え、身を固める時期だと言えます。
今回は、なぜなくなる職業が生じているのか、社会のどういった発展が関与しているのか、そしてなくなる職業はあるのか、逆に新しく誕生する企業は存在するのかなどについて解説していきます。
第一に私たちが暮らしている今はどのような時代なのでしょうか??
日本は令和×第4次産業革命の時代に。
2019年以降時代は令和の時代に入り、第4次産業革命を迎えました。
第4次産業革命は、さまざまな新技術の集合です。構成するキーワードして主に4つが取り上げられています。
あらゆるモノがインターネットに接続される世界(Internet of Things = I o T)。
大量・多種多様・高頻度といった特徴をもつデータ(Big Date)。
人工的に作られた人間のような知能(Artificial Intelligence = AI)。
センサー、知能・制御系、駆動系の3つの要素技術を有する知能化した機械システム(Robot)。
IoT, Big Date, AI, Robotの4種類が大きく発達しました。これらの技術によって多くのことが可能となりました。
I o T:社会のあらゆる事業&情報がデータ化され、ネットワークを通じて自由にやりとり可能に
Big Date:収集した大量のデータを分析することで、新しい価値の想像が可能に
A I: 機械に自ら学習する機能が搭載され、人類を超えた高度な判断が可能に
Robot:工数が多い複雑な作業や多様な作業の遂行の自動化が可能に
もう既にやってきている!代替えの流れ。
各項目を並べると、「あんまり関係なさそう」と思われるかもしれませんが、確実にあなたの職の選択肢を奪っていっています。
よく駅の話、特に電車の切符切りがよく挙げられます。
昔は乗車を行う際に皆さんが使用している改札口は、昔には存在していませんでした。乗務員が手作業で切符切りを行っていたのです。
また、改札の近くに黒板がおかれ、恋人や友人同士のやりとり(メモ)を残すなんてことも昔はありました。
今は技術の発達で改札機が発明され、切符切りの需要は無くなりました。
加えてポケットベル、ガラパゴスケータイ、スマートフォンの誕生によってわざわざ駅前の黒板にメモを残す必要もなくなりました。
他にも様々あります。案内係が必要なくなり、エントランスに電話一台のみ置かれている企業が大幅に増加しています。
私たちが気付いていないだけで、時代は技術の発展に沿って進んでいます。
あなたがやりたい職業は大丈夫??
先ほど述べた4種類の技術を軸に世の中は機械化が行われています。
この流れを止めることはできませんし、身を合わせていくことしかできません。
労働環境の向上や生産性の向上など多くのメリットをもたらすでしょう。
しかし、人間の仕事を奪ってしまう側面もあります。これはよく言われている事で耳にしたこともあるかもしれませんが、技術の発達が想定以上より進み、私たちの業務がより奪われていくかもしれません。
いずれはロボットの方が人間よりも働いている未来もそう遠くないのではないでしょうか。
I T市場は拡大を続けている
就活生は時代の流れを読む力を持った上で行動をしなければいけません。
日本のロボット市場は2014年では約9000億円ですが20年には3兆円、25年には10兆円まで増加すると言われています。
そこを見越してI T関係のスタートアップ企業が増え続けています。
「I T×〇〇」という言葉が流行っているように、I Tのメリットは応用が効き、様々な企業&業種に手を出せるという点です。
専門性を伸ばす企業(Adobeなど)と総合力(I B MやG A F A)で勝負する企業の2種に分かれてきました。
私たちは就職を行う際、特にI T企業に就職する際にどういった企業に入ろうと思い、その企業の業界内での特異性を見抜いておく必要があります。
IT化が私たちの生活を助ける!?
先行研究をA Iが代わりに検索してくれたり、研究を行う際の計算を代わりに高速で行ってくれたりすることがよく挙げられています。
つまり、人の補助を行う存在として活用されることが挙げられています。
しかし、まだまだ未知の世界が秘められていることこそがI Tの魅力です。
人々の想像をこえるアイデアを形に落とし込むことができれば、私たちの補助以外の役割を担うかもしれません。
大きく荒れた渦の中で就活を行うために私たちが身につけておくべきこと。
I T化が進み、時代の先を見据える力を持った上で就活を乗り越えるために必要な能力とはなんでしょうか?
1つ目は「情報収集能力」2つ目は「深い思考能力」です。
缶切りも使い方を知ってこそ初めて缶切りとしての機能を発揮できます。
就活に必要な能力を考えていない状態は缶切りの使い方をわからず、缶を開けるようなものなのです。
情報収集能力が必要な理由
では、なぜ情報収集能力が必要なのでしょうか?
就活は身を削るような戦いではありません。情報の収集戦と言えます。
なぜか。手に入れた情報量によって就活を行なっている際の選択肢が増減するためです。
対象となる情報はインターンシップやエントリーシートの締め切りや効力のコツ、業界の情報など様々です。
特に就活の後半戦は前半で手に入れた情報をもとに就活スケジュールを策定することとなります。
途中で気がつき、慌てたところでエントリーの締め切りが終わってしまったものは変わりません。
「すでに募集を締め切っていたことを後から知る→落ち込む→面接等に影響→落ち込む…」
といった風にマイナスの循環に飲み込まれてしまいます。
早期の段階で多くの情報を所有していた場合、あらゆる状況を判断し、豊富な選択肢から自らにとってベストな選択を行うことができます。
深い思考能力が必要な理由
次に必要なのが「深い思考能力」です。
情報が「武器」だとすると、思考能力は「脳」だと言えます。
たとえ多くの情報を収集できたとしても、その情報をどのタイミングで活かすのかまで考えきることができなければ、全く意味がないと言えます。
あらゆる武器の中から何を選び、どう使うのか。
深い思考能力とは未来を想像し、自らのベストな一手を決断するための重要な能力なのです。
就活のGoalは内定ではありません。むしろStartだと言えます。
自らの幸せを定義し、それを手に入れるために就活という選択肢が適切なのかを思考し、どのような業界に自分の身を置くべきかを思考し…などなど多くのことを思考する必要があります。
だからこそ思考をやめてはいけません。それは逃げです。
自らに向き合い続けることは大変苦しいことだとは思いますが、あなたのその行動は一生を決める行為につながりかねないので、めげずに頑張りましょう。
もちろん、これらの思考を行うためにも情報収集能力が必要です。
思考する課題が大きく複雑で混在しているからこそ、思考の段階に到達するために情報収集を行い、テーブルに並べ切る必要があります。
だからこそ前述した「情報収集能力」と「深い思考能力」が必要です。
まとめ
今回は日本の現状に触れた後、I T市場にフォーカスし、強みや市場規模など様々な観点から取り上げました。
その上で、先見の目を持つ重要性、具体的に身につける能力についても解説しました。
「時代の流れは今より失速することはなく、より加速し続けていくだろう。」
これはカナダの大統領が発した言葉です。私たちの想像を超える社会が待っています。
だからこそ、常にアンテナを張り、情報に常に触れることを拒まないでください。