【企業分析】キュービックの就職難易度・採用大学・選考対策を徹底解説
2024/4/20更新
はじめに
株式会社キュービックは、デジタルマーケティング、デジタルメディア、新規事業開発を主な事業とする企業です。
2006年に設立されてから、勢い良く成長しています。
キュービックの強みは、デジタルマーケティングのノウハウと、デザインの力で課題を解決することです。
新規事業開発にも積極的に取り組んでおり、新たな価値を創造することに注力しています。
今回はそんなキュービックの就職に興味がある以下のような就活生を対象に、企業分析を行いました。
ぜひ最後まで読み、参考にしてください。
- キュービックの仕事内容が気になる
- キュービックの就職難易度を知りたい
- キュービックの選考対策として何をすれば良いかわからない
また、デジタルマーケティング業界については、以下の記事で概観しているので、ぜひご覧ください。
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この記事の結論
先にこの記事の結論からお伝えすると、キュービックの就職難易度は、平均より高いと言えます。
以下の参照記事で詳しく解説している就職偏差値を参考にすると、難易度は高めと考えられるでしょう。
実際に採用されている社員は高学歴な大学を卒業しており、学歴フィルターはないものの、適切な対策が必要です。
キュービックが行っているインターンに参加すると就職が有利になるので、対策の一つとして検討してみるといいでしょう。
次の章から各内容や、その他就活に役立つ情報を紹介しますので、ぜひ最後まで読んでください。
株式会社キュービックについて
出典元::キュービック公式サイト
会社概要
株式会社キュービックの事業所は、東京本社、福岡支社の2拠点に展開されています。
キュービック株式会社は、2022年10月に、Great Place to Work® Institute Japanの調査において、働きがいのある会社ランキングで7年連続でベストカンパニーに選出されました。
キュービック株式会社は、デジタルマーケティングの分野で、豊富な実績とノウハウを有する企業です。
新規事業開発にも積極的に取り組んでおり、新たな価値を創造することに注力しています。
参照ページ:
各事業別の売上規模
株式会社キュービックの2022年度の売上高は、以下の通りです。
- 売上高:不明
- 純利益:2億823万円
- 利益剰余金:12億6,006万円
- 総資産:43億7,972万2,000円
売上高が不明であるため、会社の規模や成長性は判断できません。
純利益は2億823万円と、比較的大きいと言えるでしょう。
これは、会社が十分な利益を上げていることを示しています。
利益剰余金は12億6,006万円と非常に大きく、会社の財務状況が健全であることがわかります。
総資産は43億7,972万2,000円と、非常に大きく、会社の規模が大きいことを示しています。
2023年12月現在、非上場企業です。
2022年6月に、上場準備を進めていたことを発表しましたが、その後、上場を延期することを発表しました。
上場延期理由は「上場に向けた準備を進める中で、経営体制の変更及び事業戦略の見直しを行うこととなりました」と説明されています。
現時点では、今後の上場予定は未定です。
参照ページ:
各事業セグメントの解説
キュービック株式会社は、デジタルマーケティング、デジタルメディア、新規事業開発の3つの事業セグメントで構成されています。
セグメント | 概要 |
デジタルマーケティング | 企業のWebサイト制作、Web広告運用、SNSマーケティング、コンテンツマーケティングなど |
デジタルメディア | メディア運営、コンテンツ制作、広告販売 |
新規事業開発 | 新規事業の企画・開発・コンサルティング |
各事業セグメントにおいて、豊富な経験とノウハウ、強み、実績を有しています。
今後も、各事業セグメントの成長を図り、企業価値の向上を目指していくことでしょう。
参照ページ:
キュービックで働いている社員は?
平均勤続年数は?
キュービックの平均勤続年数は、約5年です。
デジタルマーケティング業界全体の平均勤続年数は、約3~5年と言われているため、平均的な数値だと言えます。
平均年収は?
2023年度のキュービックの平均年収は529万円でした。
厚生労働省が発表している「令和3年分民間給与実態統計調査」の結果によると、全国の平均月収は32万9,859円で、年収は約443万円です。
このことから、キュービックは全国平均より高い水準であることがわかるでしょう。
なお、デジタルマーケティング業界の平均年収は約594万円です。
平均残業時間は?
キュービック従業員の平均残業時間は、1ヵ月あたり38時間でした。
デジタルマーケティング業界の平均残業時間は、約30時間のため、平均的な残業時間と言えます。
平均ボーナス額は?
キュービックのボーナス額は、公式に公開されていないため不明でした。
一般的に賞与額は、年収の30~50%といわれています。
この計算でいくと、年収529万円の賞与額は、約200万円~300万円と推測できます。
しかし、企業規模や業種、役職などの要素によって大きく変動するため一概にはいえません。
どんな文化なの?
株式会社キュービックは、「ヒト・ファースト」を経営理念に掲げ、社員を大切にする文化を築いています。
フラットな組織とオープンな情報共有によって、役職関係なく意見を言いやすい風土が根付いています。
多様な働き方や積極的なコミュニケーションを推奨し、社員同士が互いに成長できる環境だといえるでしょう。
1on1ミーティングや社内イベントなどを通じて、社員同士の親睦を深め、コミュニケーションの活性化も図っています。
これらの取り組みを通して、株式会社キュービックは社員のエンゲージメント向上、イノベーションの創出、そして企業の成長を目指している会社です。
参照ページ
就職偏差値・難易度および業界での立ち位置
株式会社キュービックは、デジタルマーケティング業界の中でも独自の立ち位置を築いています。
デジタルマーケティングは、下記の事業の一部として展開されています。
- 比較メディア事業
- Web広告事業
- 人材事業
- 金融事業
キュービックは、幅広い事業領域と独自の情報収集・分析システム、データに基づいた意思決定という強みを持つ一方、知名度が低いという弱みがあります。
今後、知名度向上に注力することで、競合他社との差別化や顧客満足度の向上、事業の成長をさらに加速させることが期待されます。
実際に競合4社の情報をまとめたので、参考にしてください。
会社名 | 売上高(2022年) | 平均年収 | 就職偏差値・難易度 | 社風 |
株式会社電通 | 7,244億円 | 1,050万円 | 67 | 競争が激しい、成果主義 |
株式会社博報堂DYホールディングス | 6,844億円 | 1,000万円 | 66 | 伝統的、安定志向 |
株式会社サイバーエージェント | 7,184億円 | 750万円 | 60 | 自由な雰囲気、ベンチャー企業らしい |
株式会社キュービック | ‐ | 500万円 | 60 | 働きやすい環境、アットホーム |
企業によって特徴や就職難易度は異なります。
キュービックは、デジタルマーケティング業界の中では比較的就職のしやすい企業と言えるでしょう。
キュービックの新卒募集要項について
以下にキュービックの新卒募集要項についてまとめました。
各項目 | 詳細 |
---|---|
職種 | 26卒ビジネス職(サマーインターン) デジタルマーケター職・新規事業開発職・デザイナー職 |
給与 | 300,000円~ 入社時までの取り組みによる評価で決定近接手当あり(1~3万円) |
賞与 | 決算賞与(半期):会社業績により支給 業績連動賞与(決算月):会社業績により支給 |
勤務地 | 東京本社 |
勤務時間 | 10:00~19:00(うち1時間休憩) ※9:00〜18:00勤務の早出早退制度あり ※等級に応じて裁量労働制 / フレックス勤務制の適用あり |
休日休暇 | 年間休日120日以上(2019年度:130日) 完全週休2日制(土曜・日曜)、祝日 年末年始休暇 特別休暇(5日間) 年次有給休暇(初年度10日間)※時間単位での取得可能 結婚、産前産後、育児、介護休暇 慶弔休暇 ウェルカム休暇(4日間) |
福利厚生 | 社会保険完備(厚生年金・健康保険・雇用保険・労災保険) 確定拠出年金 定期健康診断 通勤交通費支給 お昼寝制度(毎日15分自由に昼寝が可能) チーム飲み会補助金制度 リファラル採用報酬制度 勤続手当 近接住宅手当 子ども手当 等 |
キュービックでは、通過率約3%という厳しい選考を通過できた人だけが参加できる「26卒デジタルマーケター職・新規事業開発職内定直結型サマーインターン」を実施しています。
このインターンにはCEOや役員も参加しており、フィードバックを受け得られる環境です。
特別選考直結のため、年内に内定が目指せるというメリットがあります。
キュービックは、福利厚生が非常に充実していて働きやすい企業です。
確実に内定をもらいたい!と考えている就活生は、ぜひ26卒のサマーインターンを受けてみましょう。
求める人材
キュービックが求める人材像は以下の通りです。
- ヒトファースト
ユーザー、顧客、仲間を第一に考え、共感し、貢献できる人。個人の個性や価値観を尊重し、多様性を活かせる人材。
- 積極的にリスクをとって挑戦する
失敗を恐れず、新しいことに挑戦し、変化を創り出す人。常に現状に疑問を持ち、改善策を提案できる人材。
- 批判を恐れず、失敗を歓迎する
失敗から学び、成長につなげる人。建設的な批判を受け入れ、自身の考えをアップデートできる人材。
- 将来価値を創り出す
長期的な視点で考え、未来を見据えた行動ができる人。変化の激しい環境でも柔軟に対応できる人材。
- ベストを尽くし、結果にこだわる
高い目標を掲げ、最後までやり遂げる人。責任感を持って、目標達成にコミットできる人材。
- 好奇心と探究心を持ち学び続ける
常に新しい知識やスキルを学び続ける人。変化に対応し、成長し続ける人材。
キュービックは、常に新しいことに挑戦し、成長することを大切にしている企業です。
エントリーシートや面接では、求める人材像であるかを重視されます。
就活生は自己分析を適切に行い、企業の求める人材像と自分がマッチしているかを理解して選考に挑むと良いでしょう。
新卒採用のフロー
キュービックの選考フローは、下記のとおりです。
キュービックの選考フローは毎年見直されているので、その年によって異なる場合があります。
①新卒エントリー
キュービック公式サイトの「新卒採用ページ」からエントリーをします。
エントリーはラインから行う必要がありますが、アイコンやホーム画像、LINEVOOMなどのプライベートな情報は、企業側に公開されないため安心してエントリーしましょう。
エントリー後のやりとりはラインでできるため、説明会の案内や面接の日程調整などもスムーズにできるでしょう。
②会社説明会
会社説明会は、基本的にオンラインで行われます。
当日の流れは以下の通りです。
予定時間:75-90分程度
- キュービックの大切な価値観
- キュービックの主な事業内容
- 会社概要説明
- 採用についての説明
- 質疑応答
キュービックがどのような企業なのかを具体的に理解するための説明会です。
質疑応答が、採用の判断材料になる可能性もあります。
質疑応答の際に何も発言がないと、「しっかり説明を聞いていたのか?」と思われてしまうので気を付けましょう。
事前に企業理念などをリサーチし、質疑応答の内容を考えておいてください。
③エントリーシート
キュービックのエントリーシートには以下のことが含まれています。
- 志望動機
- 学生時代に頑張ったこと(ガクチカ)
- 自己PR
- 長所・短所
- 過去の失敗談
キュービックにふさわしい人材であることをアピールするために、企業分析を必ず行う必要があるでしょう。
また自己分析を適切に行うことで、さらに深みのあるエントリーシートを作成できます。
エントリーシート対策は、以下ページを参考にしてください。
【就活】自分史とは?書き方・ポイント・3つの作成メリットを解説
キュービックが求める人材は、失敗を恐れずに挑戦し前進できる人です。
過去の失敗談の欄では、失敗をどのように捉えて成長できたのかをアピールする良い機会となるでしょう。
④一次面接(オンライン)
キュービックの一次面接は、原則オンラインで行われます。
面接の所要時間は30分程度。社員1:就活生1で実施され、次のような質問をされるでしょう。
- 過去の経験
- 志望動機
- 自己PR
- 長所・短所
- 学生時代に力を入れたこと(ガクチカ)
- キャリアビジョン
キュービックの面接は、面接官が一方的に、就活生を評価するような方法ではありません。
お互いの短所をさらけ出し、相互理解を深める場だと考えています。
面接を受ける就活生は、自分をどれだけアピールできるかが重要となるでしょう。
以下のページでは、面接のポイントを掲載していますので、ぜひ参考にしてください!
【徹底解説】就活のSPI試験対策マニュアル~おすすめの参考書も紹介~
⑤二次面接(オンライン)
キュービックでは、二次面接もオンラインで行われます。
二次面接は、より深く人間性や考えを理解する場です。
一次面接と比べると、さらに深い質問をされるケースが多くなります。
二次面接で聞かれる可能性の高い質問は、以下の通りです。
- 過去の経験
- 志望動機
- 自己PR
- 長所・短所
- 学生時代に力を入れたこと(ガクチカ)
- キャリアビジョン
- 他社の採用状況
- この業界に興味をもった理由
一次面接と同じ質問をされる場合がありますが、そこからさらに深堀りした質問がされるでしょう。
企業理念に基づいた質問がされる可能性もあります。
二次面接は、一次面接より厳しい内容になると考えておくと良いでしょう。
二次面接の対策は、志望する企業への理解をより深め、自分自身が働いている姿を想像することです。
⑥最終面接(オフィス面接)
キュービックの最終面接は、対面で行われます。
最終面接は、多くの就活生からふるいにかけられた人材を最後に見定める機会となります。
- 具体的にどのように企業に貢献したいと考えているのか
- トラブルに直面した際の解決策
- 他企業の内定状況の確認
一次面接や二次面接で質問されたことを再度聞かれる場合もありますが、さらに具体的な回答が求められます。
企業は、内定を出しても辞退されないかを確認するために、他企業の内定状況を必ず聞きます。
「内定の数を稼ぎたい。」「滑り止めとして応募している。」などと思われないためには、キュービックの何に惹かれて応募しているのか、他企業より優れている部分を挙げて具体的に示す必要があるでしょう。
以下のページも確認して、確実に内定を手に入れられるよう準備をしましょう!
⑦内定
複数回の面接をすべて通過した者に、内定が決まります。
2022年度の採用人数は5名、2023年度は7名の内定が決まりました。
とくに採用人数は決まっておらず、キュービックの理念に共感し、一緒に働きたいという気持ちの強い就活生が選ばれています。
応募から採用までの期間は1~2週間程度で、比較的スムーズに内定が決まると考えられます。
しっかりと対策をとっておきましょう。
採用大学
キュービックは、実際の採用大学を公表していませんが、社員インタビューを確認すると、以下の大学卒業者が多いようです。
早稲田大学・慶應義塾大学・上智大学・東京大学・一橋大学 |
キュービックは学歴よりも、理念に見合った人材かどうかなどの人柄を重視します。
そのため学歴フィルターはないと考えられますが、実際の採用者の学歴は高いと言えます。
それでも、学歴で諦めることはせず挑戦する気持ちが大切です。
就職偏差値・難易度
それでは、ここまでの内容を踏まえて、キュービックの就職偏差値・難易度を見てみましょう。
結論としては、偏差値・難易度は高めと言えます。
その理由として以下の3点が挙げられます。
- インターンによる経験者の採用を行っているから
- 社風と人材のマッチを重要視しているから
キュービックを志望する就活生は、積極的にインターンへ参加をしたり、企業分析を行ったりと事前に対策する必要があります。
この記事を参考に、求める人材の理解を深め、内定を手に入れましょう!
就職偏差値・難易度については、以下の記事も参考にしてみてください。
参照ページ
まとめ
キュービックは、ヒト起点のマーケティング×デザインで事業成長を支援する会社です。
デジタルメディア事業、デジタル集客支援事業、新規事業を展開し、顧客の課題解決と社会貢献を目指しています。
キュービックは、社風とマッチしている人材かどうかを重視して、採用を行っていることが特徴です。
学歴フィルターは無いといわれているものの、高学歴な社員が多く採用は狭き門となるかもしれません。
インターンに参加をすることで、採用される可能性が上がります。
事前対策を行えば、全員にチャンスはあるので、対策をしっかり行い選考に挑んでください。